287 による骨頭壊死のリスクもあるため保存治療としたとこ難な第 5 中手骨頸部骨折に対してわれわれの行っているろリモデリングが得られた. しかし, これは稀なことで治療法についても報告させていただきます. あり, 初期治療でしっかり整復することが必要である. 徒手整復できない場合や整復後に再転位をきたした場合３．当院における指骨骨折の保存的加療の現状については手術治療となるが, 今回のように徒手整復できた場合田鹿毅，後藤には適切な固定法にて保存加療が可能であると長谷川仁，澁澤えられ渉，中島一行（済生会前橋病院る. 一郎整形外科） 2007 年 1 月∼2008 年 9 月における当科での指骨骨折 (手関節, 舟状骨は除く閉鎖性骨折) 受傷の現状と治療方２．手術したくなりそうな手指の骨折整形外科）法について報告し代表症例を供覧いたします. 対象は手指の骨折は比較的遭遇することが多く, 整形外科医 2007 年 1 月∼2008 年 6 月において当科で加療した計であれば誰しも治療経験がある骨折でもあり, 手を専門 144 人 (男性 94 人, 女性 50 人) です. 方法は受傷部位, 受としていないからといって他院へ紹介することもケース傷形態, 治療方法 (手術療法 or 保存療法) をも少ない外傷です. 骨折した手指の X 線像を見たとき即検討しました. 骨折受傷部位頻度では末節骨骨折が比較座に手術を決めることもあるでしょうし, 手術と保存治的多い結果でした. 末節骨骨折受傷形態では骨性療で迷うこともあると思います. 例が最も多く約 9 割の症例が手術加療されておりまし黒沢一也（日高病院類し比較指症手指は骨表面の多くが腱に覆われているため, 鋼線刺た. 中節骨骨折では基部骨折の頻度が多くその受傷形態入により腱の滑走障害が誘発されれば容易に癒着, 拘縮では volar plate付着部骨折が半数を占め, 全例保存的にを招き重大な機能障害をきたします. 手術の時どのくら加療されておりました. 基節骨骨折では基部骨折が基節い注意しているでしょうか. また術後の外固定は関節拘骨骨折症例の 7 割を占めておりました. 基部骨折症例の縮を招かないように行えているでしょうか. しっかり内 7 割が保存的に加療されておりました. 中手骨骨折は骨固定すれば早期に十な自動運動ができるというのは, 頭部, 頸部骨折症例においては全例保存的に加療されてはたして本当でしょうか. 保存治療はしてみたいと思うおりました. 手根骨骨折は有鈎骨骨折の単独もしくは有けれど, 本当にそれでよいのか不安になったことはない頭骨骨折合併症例でありました. 全例 CM 脱臼骨折を呈でしょうか. ギプスがちゃんと巻けるでしょうか. しており手術加療を行いました. 末節骨骨折, 中節骨骨当院では, 中手骨, 基節骨の関節外骨折で徒手整復可折の保存的加療においては主にプライトンシーネを用い能なものに対しては保存治療をほぼ第一選択としていまておりました. 基節骨骨折, 中手骨骨折の保存的加療にす. おいては主にギプス (早期運動可能) を用いておりまし今回は, 中手骨骨折と基節骨骨折に対する保存治療症例 5 例, 手術治療症例 4 例を供覧し, 整復位の保持が困た. 保存的加療は骨折部整復位をいかに維持するかがポイントと思われました.