Ⅲ 企業立地促進資金要綱・様式 福井県企業立地促進資金融資要綱 (目的) 第1条 この要綱は、福井県内において、新たに工場等の新設、増設または移転(以下「新設等」 という。)を行う企業に対して必要な資金の一部を融資することにより、企業の立地を促進し、 もって雇用の増大と地域産業の振興に資することを目的とする。 (定義) 第2条 この要綱において次の各号に掲げる用語の意義はそれぞれ当該各号に定めるところによる。 (1)企業 製造業、情報サービス業、試験研究所、道路貨物運送業、倉庫業および卸売業を営むもの をいう。 (2)工場等 企業が事業の用に供する工場(製造の事業の用に供するものに限る。以下同じ。)、情報 サービス業、試験研究所、道路貨物運送業、倉庫業および卸売業を営むための事業所をいう。 (3)中小企業 企業のうち、資本の額または出資の総額が1億円以下または常用労働者の数が300人以 下のものをいう。 (4)発電用施設の周辺地域 発電用施設(発電用施設周辺地域整備法(昭和49年法律第78号)第2条に規定する発 電用施設をいう。)の周辺地域(発電用施設の設置がその区域内において行われている市町 の区域及びこれに隣接する市町の区域をいう。)又はこれに隣接する市町(知事が特に必要 であると認めるものに限る。)の区域をいう。 (5)新規雇用者数 工場等の新設等に伴い、新たに雇用する予定のある常用労働者の数をいう。 ただし、情報サービス業にあっては、電子計算機を利用した情報の整理、加工、蓄積、検 索または提供等に関する専門的業務に専ら従事する者を、試験研究所にあっては、自然科学 に関する専門的かつ科学的な試験研究の業務に専ら従事する者をいう。 (融資対象者) 第3条 この要綱に基づき融資を受けることができる者は、次の各号に掲げるすべての要件に該当 する企業とする。ただし、原則として中小企業を優先とする。 (1)知事または市町長の誘致により、工場等の新設等を行うこと。 (2)工場等の新設等に伴い、発電用施設の周辺地域の住民を、原則として3人または新規雇用 者数の10分の2のいずれか多い人数以上を、新たに雇用する予定があること。 (3)県税の全税目に滞納がないこと。 (融資の対象経費) 第4条 融資の対象となる経費は次の各号に掲げる設備資金とする。 (1) 工場等の新設等を行うための土地の取得および造成に要する資金。ただし、当該土地の 取得または造成後1年以内に工場等の新設等を行うものに限る。 (2) 工場等および機械設備等の設置に要する資金 - 149 - (3) 工場等の設置とあわせて行う附属施設の設置に要する資金 (融資の条件) 第5条 融資の条件は、次の各号に定めるところによる。 (1)融資額 融資対象経費に相当する額とし、限度額は1設備(土地、建物を含む)当たり5億円 (特に知事が必要と認めた場合は10億円)とする。 ただし、融資対象経費に対し補助金の受給が見込まれる場合には、その相当額を融資対 象経費から差し引くものとする。 (2)融資期間 15年以内(据置期間2年以内を含む。) (3)融資利率 年1.50パーセント (4)担保および保証人 取扱金融機関の定めるところによる。 (5)返済方法 取扱金融機関の定めるところによる。 (6)取扱金融機関 銀行、信用金庫、商工中金とする。 (原資の預託) 第6条 知事は、第1条の目的を達成するため、取扱金融機関に対し原資を預託するものとする。 2 知事が取扱金融機関に対して預託する原資の利率は無利子とする。 (協調融資) 第7条 取扱金融機関は、前条に規定する預託額の3倍以上の額を協調融資するものとする。 (融資手続) 第8条 融資を受けようとする者(以下「申込者」という。)は、次の各号に掲げる書類を知事に 提出しなければならない。 (1)福井県企業立地促進資金融資申込書(様式第1号) (2)設計書および仕様書 (3)見積書(土地購入について売買契約書または売買予約書の写し) (4)工場等の平面図および附近見取図(機械設備については工場等内配置図) (5)この要綱に定める融資以外の資金(自己資金を除く)を併用する場合は、これらの資金借 入れに伴う決定書または契約書(これがない場合は内定書) (6)その他知事が必要と認める書類 (融資の協議) 第9条 知事は、申込者から前条に基づく申込があったときは、その内容について審査し、適当と 認めたときは、取扱金融機関と協議するものとする。 2 前項により協議を受けた取扱金融機関は速やかに様式第2号による承諾書により、融資の適否 を知事に報告するものとする。 - 150 - (計画内容等の変更) 第10条 申込者は、第8条に規定する書類を提出した後計画の内容を変更する場合は、直ちに様 式第1号に準じた様式により、変更の理由を附して変更申込書を提出しなければならない。 (融資の内定) 第11条 知事は、第9条の規定により取扱金融機関との協議を経て適当と認めた場合は申込者に 対し、様式第3号による融資内定通知書を交付するとともに、その写しを添えて取扱金融機関あ て通知するものとする。 (施設等の設置完了届) 第12条 前条の規定により融資内定通知書を受けた者(以下「内定者」という。)は、融資対象 となる土地、建物、または機械設備等(以下「施設等」という。)の設置が完了したときは、様 式第4号による施設等設置完了届を速やかに知事に提出しなければならない。 2 知事は、前項の完了届を受理したときは、所属職員をして実地検査を行わせ、完了状況を確認 しなければならない。 (融資の決定) 第13条 知事は、前条第2項の規定により完了を認めたときは、内定者に対し、様式第5号によ る融資決定通知書を交付するとともに、その写しを添えて取扱金融機関あて通知するものとする。 (資金の借入れ) 第14条 前条の規定により融資決定通知書を受けた者は、取扱金融機関が定める手続きにより借 入れを行うものとする。 (歩積み両建預金の禁止) 第15条 取扱金融機関は、この制度の貸付にあたって歩積み両建預金を徴求してはならない。 (貸付実行報告書の提出および預託時期等) 第16条 取扱金融機関は、資金の融資を行った場合はその状況を様式第6号による貸付実行報告 書により、遅滞なく知事に報告するものとする。 2 知事は、取扱金融機関に対して融資実行時に預託を行うものとし、翌年度以降においては、前 項の報告書に基づき、償還計画に定める当該年度の融資平均残高について毎年度預託するものと する。 3 知事は、第1項の報告書に記載された事項について、取扱金融機関の取扱状況を調査すること ができる。 (雇用実績報告書の提出) 第17条 融資を受けた者は、施設等の設置が完了した後、知事が別に定める日までに様式第7号 により雇用実績報告書を知事に提出しなければならない。 (繰上償還) 第18条 融資を受けた者は、貸付実行時に設定された償還計画に基づく償還期日前に償還を行う - 151 - (以下「繰上償還」という。)ときは、取扱金融機関の同意を得て、あらかじめ繰上償還承認申 請書(様式第8号)を知事に提出し、その承認を受けなければならない。 2 取扱金融機関は、融資を受けた者から貸付金の繰上償還を受けたときは、直ちに当該償還額に 応じた預託金を返還しなければならない。 (融資の取消し等) 第19条 知事は、融資を受けた者が次の各号の1に該当するときは、融資額の全部もしくは一部 の取消しを行うものとする。 (1)資金の使途がこの要綱に定める融資の目的に反すると認められるとき。 (2)虚偽の申請等により不正の事実が判明したとき。 2 取扱金融機関は、前項の規定により融資の取消しを受けた者に対し、その取消しに係る金額に ついて、直ちに返還の措置をとるものとする。 (その他) 第20条 この要綱に定めるもののほか、この要綱の実施に関し必要な事項は別に定める。 附 則 1 この要綱は、平成23年4月1日から施行する。 2 この要綱施行の際、既融資資金については、なお従前の例による。 - 152 - 様式第1号 平成 福井県知事 年 月 日 様 住所 申込者 氏名 ㊞ 福井県企業立地促進資金融資申込書 上記資金の借り入れをしたいので、福井県企業立地促進資金融資要綱第8条 の規定により、関係書類を添えて下記のとおり申込みいたします。 記 1 2 借入申込み (1) 金 額 円 (2) 借入期間 (3) 返済方法 (4) 借入希望金融機関名 平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日まで 企業の概要(申込み時点) (1) (2) 名称および所在地 ( ℡ ) ( ℡ ) 工場の名称および所在地 - 153 - (3) 法人設立年月日(創業年月) (4) 資本金 (5) 事業内容 月( 年 月) 千円 イ 主な生産品目 ロ 年間出荷額 従業員数 イ 職 員 男 女 計 (常用労働者) ロ 工 員 男 女 計 イ 敷 地 ㎡(うち借地棟 ㎡) ロ 工場棟 ㎡(うち借家棟 ㎡) ハ 主要機械設備 (6) (7) (8) 3 年 事業用設備 事業実績 千円 過去3ケ年の貸借対照表および損益計算書 立地計画の概要 (1) 工場立地所在地(付近見取図を添付のこと。) (2) 新設、増設、移転の別 (3) 生産計画 イ 製造品名(生産工程図を添付のこと。) ロ 生産数量および生産額(年) ハ (4) 雇用計画 事業収支見込書 別 紙(様式第1-1号) - 154 - (5) 施設計画 施設名 土 地 工 場 仕様 数量 単価 金額 備考 その他の 構築物 機械設備 その他 計 (注)他の融資制度の適用を受けるものにあっては、備考欄にその旨記入のこと。 (6) 4 予定工期 着工 平成 操業開始 平成 年 年 月 月 日~完了 平成 年 月 日 日 資金調達計画 金 融 機 関 金 額 千円 福井県企業立地促進資金 政府系金融機関 その他の融資制度資金 その他 小 自 己 計 資 金 計 (注) 備 備考欄には、融資対象施設を記入のこと - 155 - 考 - 156 - 計 女 男 計 女 男 工場の新設等 以前における 常用労働者数 A 新規採用 (予定)者数 B ( %)内は、新規雇用者数に占める割合を表す。 うち 発電用施設 の周辺地域 の住民 総雇用者 (常用労働者) 雇用計画 別紙 様式第1-1号 解雇 (予定)者数 C 他の工場から 当該工場から 当該工場への 他の工場への 転勤(予定)者 転勤(予定)者 および出向(予定) および出向(予定) 者数D 者数E 工場の新設等に伴う異動内訳 増減 F=(B-C)+(D-E) 工場の新設等 以後における 常用労働者数 (予定) G=A+F ( ( ( %) %) %) 新規雇用 (予定)者数 H=B-C ↓ 月 月 年 年 月 ↓ 月 年 年 月 ↓ 年 月 月 年 年 月 年 ↓ 月 年 月 ↓ 年 月 月 ↓ 年 年 所在市町の 内訳および雇用(予 定)時期 様式第2号 平成 福井県知事 年 月 日 様 取扱金融機関 ㊞ 福井県企業立地促進資金融資承諾書 平成 年 月 日付け企誘第 号で協議のありました福井県企 業立地促進資金の融資について、下記の通り承諾致します。 記 1 融資承諾先住所・氏名 2 融資承諾額 円 3 融資期間 年 4 償還方法 5 据置期間 6 取扱金融機関名 年 - 157 - 様式第3号 企 誘 平成 融資内定者 第 年 号 月 日 様 福井県知事 福井県企業立地促進資金融資内定通知書 平成 年 月 日付けで借入申込のあった福井県企業立地促進資金に ついて、下記のとおり融資を内定したので通知します。 記 1 融資内定額 円 2 融資対象事業 3 融資期間 4 償還方法 5 利率 % 6 据置期間 年 7 取扱金融機関 年 - 158 - 様式第4号 平成 福井県知事 年 月 日 様 住所 申込者 氏名 ㊞ 福井県企業立地促進資金融資に係る施設等設置完了届 平成 年 月 日付け企誘第 号をもって融資の内定を受けた融 資対象施設等の設置が完了したので、下記のとおりお届けいたします。 記 1 設置場所 2 設置内容 施設名 仕様 数量 金額 単価 予算額 設置完了 決算額 年月日 借入予定額 備考 計 (注 )1 2 融 資 対 象 施 設 等 の 配 置 図 ・平 面 図 ・立 面 図 お よ び 完 成 写 真 等 を 添 付 す る こ と 。 工事請負契約書および仕様書等(写)を添付すること。 上記のとおり相違ないことを確認する。 平成 年 福井県知事 月 日 西 川 一 誠 様 課・職・氏名 - 159 - ㊞ 様式第5号 企 平成 融資決定者 誘 年 第 月 号 日 様 福井県知事 福井県企業立地促進資金融資決定通知書 平成 年 月 日付けで借入申込のあった福井県企業立地促進資金につ いて、下記のとおり融資を決定したので通知します。 記 1 融資決定額 円 2 融資対象事業 3 融資の手続 4 融資期間 5 償還方法 6 利率 % 7 据置期間 年 8 取扱金融機関 取扱金融機関の定める手続きによる。 平成 年 月 日から平成 - 160 - 年 月 日まで - 161 - 所在地 業種 申込 金額 貸付 金額 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 金融機関名 各年度平均融資残高見込(千円) 福井県企業立地促進資金融資貸付実行報告書 当初 貸付 実行日 (注) 備考欄に、貸付期間、貸付利率、返済方法等について記入すること。 事業所 福井県知事 様 様式第6号 年度 平成 年度 年 月 備考 ㊞ 日 - 162 - ( %) %) %) H=B-C 計 2 発電用施設の周辺地域の住民に係る内訳書(付表)を添付のこと。 平成 新規雇用者数 ( G=A+F 工場の新設等 以後における 常用労働者数 女 C B F=(B-C)+(D-E) 増減 企業名 ( 解雇者数 新規採用者数 他の工場から 当該工場から 当該工場への 他の工場への 転勤者および 転勤者および 出向者数 出向者数 E D 工場の新設等に伴う異動内訳 雇用実績報告書 男 計 女 男 工場の新設等 以前における 常用労働者数 A (注)1 ( %)内は、新規雇用者数に占める割合を表す。 うち発電用 施設の周辺 地域の住民 (常用労働者) 総雇用者 福井県知事 様 様式第7号 年 日 ㊞ 備考 月 - 163 - 様式第7号の付表 住 計 所 氏 名 名 年令 性別 職種 雇用年月日 新規雇用者(発電用施設の周辺地域の住民に限る。)内訳書 摘要 様式第8号 平成 福井県知事 年 月 日 様 住所 申込者 氏名 ㊞ 福井県企業立地促進資金融資繰上償還承認申請書 平成 年 月 日付け企誘第 号にて融資決定のありました上 記資金については、借入金の残額を下記のとおり繰上償還したいので、福井 県企業立地促進資金融資要綱第18条の規定により申請します。 記 1 約定借入期間 平成 年 月 日~平成 2 繰上償還希望日 繰上償還希望日 3 取扱金融機関 4 借入金額 円(年利率 5 償還済額 円(平成 年 月 日現在) 6 借入残額 円(平成 年 月 日現在) 7 繰上償還額 円 8 繰上償還の理由 平成 - 164 - 年 年 月 月 日 日 %)
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