開智だより12月号 - kaichigakuen.ed.jp

第 122 号
平成 20 年 12 月2日
開智中学・高等学校
一
貫
部
12 月行事予定
8日(月) 3・4 年午前授業
9日(火) 3・4 年期末考査
1・2 年午前授業
10 日(水)1∼6 年期末考査
11日(木)1∼6 年期末考査
12日(金)1∼6 年期末考査
13日(土)週休
14日(日) 四谷大塚模試
15日(月)自宅学習日
集中授業
16日(火)答案返却・集中授業
17日(水)自宅学習日
集中授業
18日(木) 自宅学習日
集中授業
19日(金) 自宅学習日
集中授業
20 日(土)終業式
22 日(月)冬期講習(全学年)
23 日(火) 天皇誕生日
冬期講習(6 年)
24 日(水) 冬期講習(全学年)
25 日(木) 冬期講習(全学年)
26 日(金) 冬期講習(全学年)
27 日(土) 週休
冬期講習(6 年)
29 日(月)∼1 月 4 日全館閉鎖
学部学科探究を終えて
10月18日(土)に4年生対象の学部学科探究がすでに終わり、今回は5年生対象に、11月10日(月)
と11月17日(月)の2日間で学部学科探究がおこなわれました。10日は芝浦工業大学の小山浩幸先生を、
17日は早稲田大学の三尾忠男先生をお招きしました。小山先生は「工学×医学=医療支援ロボット」とい
う演題で、三尾先生は「『教育学』が目指すもの∼学問として、大学教育として∼」という演題で講演して
いただき、盛会のうちに終了しました。
後日小山先生から感想をお寄せいただきましたので掲載させていただきました。
「工学×医学=医療支援ロボット」
芝浦工業大学
小山浩幸教授
先日は「学部学科探究」にお招きいただきありがとうございました。文系クラスの生徒さんには少し難しい
内容だったのではないかと反省しています。今回、理系希望の生徒さんには、現在勉強している数学・理科が
大学ではどのような分野で使われているかを強調して話させていただきました。文系でも数学を使う分野があ
ることについても話せばよかったと思っています。
現在多くの高校で、大学の模擬授業・出前授業が行われていますが、そのほとんどが文系・理系に分けて実
施されています。今回のように、高校2年生全員に、文系・理系両方の分野の話を聞かせるという貴校の試み
は、大変興味深いものでした。高校2年生の段階では、文系・理系を問わず幅広く知識を身につけることが大
切なのではないかと思います。
帰りの電車の中で、文系クラスの女子生徒さんから質問を受けました。文系でも数学を使う分野の具体例や、
レポートや論文を書くときの国語の重要性について話をしました。大変熱心な生徒さんが多いので、こちらと
してもやりがいがあります。今後も機会があれば、ご協力させていただければ幸いです。
* 先生からいただいたメールより一部抜粋しました。
購買部からのお知らせ
制服採寸日は下記の通りです。
12 月 12 日(金)12:30∼
生徒の感想
5年 D 組 今井 哲
今回の学部学科探究では、芝浦工業大学の小山教授が、最先端の医療用ロボットについての講義をしてくださいました。今年は、志望学
部ごとに分かれて講義を受けた昨年とは違い、学年で一つの講義を受けるという形式でした。そのため、聞く前は多少の不安もありました
が、教授の講義がとても面白く、また個人的にも興味のある分野だったため、大変有意義な時間にすることができました。
小山教授が研究されている医療用ロボットは、人間だと手が震えてしまうような細かい手術でも、医師の思ったとおりに動くため、格段
にミスを減らせるという画期的なものです。
今回の講義を聞いて最も驚いたのは、一言でロボットを作ると言っても、数学や物理はもちろん、ロボットのレイアウトに関係する芸術
など、さまざまな分野の研究が必要だということです。僕はまだ明確に進路が決まっているわけではないので、今回の講義を参考に、もう
一度考えてみたいです。
5年D組 岡本 沙也
一回目の学部学科探究では、芝浦工業大学の小山先生から医工学についての講義を受けました。昨年は、興味のある講義を個人で選択す
ることができましたが、今年は学年全員で同じ話を聞く形式ということで、あまり興味のない分野の話だったら…と当初は少し不安でした。
しかし、最先端の技術についてお話してくださったので、とても興味深く聞くことができました。
講義では、医療用ロボットの研究・開発に関する話はもちろん、高校で学習する内容は大学で勉強するための基礎になるということを聞
き、今の勉強の大切さを学びました。また、講義後に、大学の研究室について詳しいことを聞くと、芝浦工業大学の研究室のことだけでな
く、他の大学の情報も教えて下さいました。志望校を決めるときに、自分が学びたい分野を大学で研究しているかどうかは重要なので、直
接足を運んで聞かなければならないことも知ることができ、昨年と同様にとても有意義に過ごすことができました。
5年 G 組 福本 響子
先日の学部学科探究で、早稲田大学教育学部の三尾忠男先生のお話を聞きました。一口に教育学と言っても様々な分野があり、先生のご
専門は「教育工学」でした。教育工学とは、教育をより効率的に行う方法を研究することで、これにはゴールがなく、アンケートとその結
果に対するフィードバックを繰り返し、常に「より効率的」なものを追究するのだそうです。教育と工学、まったく別のものに見える学問
がこのようにつながりをもっていることに素直に驚きました。教育学とは教育を受ける者、つまり私たち生徒や学生のためだけのものでは
なく、教育者を教育する学問でもあり、今まで教育学についてあまり考えたことのなかった私はこの学問がいかに幅広く奥深いものか、強
く感銘を受けました。先生の熱心なお話の中で私が最も心打たれたことは、「夢をもつことが大切である」ということです。決して妥協せず、
夢を追いかけて生きたいと思います。
3年 関西フィールドワーク
11 月 10 日(月)から 13日(木)の 4 日間、3 年生が関西
においてフィールドワークを行いました。
3年E組
劉正橋
11 月 10 日(月)から 13日(木)まで僕たちは関西フールドワー
ク合宿に行ってきました。今回の FW では僕は、交通をテーマにして
「3 空港の関係について」
、探究を行いました。
この探究では、各自でアポイントメントを取る必要がありました。
何度も FAX を送ってスケジュールを割ってもらい、やっとのことで
関西空港、伊丹空港、大阪航空局の三箇所にアポイントメントをとる
ことができました。いくら事前に準備しても大阪にいくのは初めての
ことですし、知らない人に話を聴くのでとても緊張しました。しかし、
実際に行ってみると空港の方々がとても親切で特別に資料を作成し
てくれたり、空港内を案内してくれたり、そして最後には普通では入
れてもらえない管制塔やレーダー室にまで入れてもらいました。レー
ダー室内は想像と違い、思ったより明るかったです。自分の知らない
世界がまだまだあることを思い知らされました。結果、今回の探究で
は、3 つの空港がそれぞれ国内線、国際線を担当して連携を取ってい
る様子がよく分かりました。
僕に丁寧に対応してくれた方々、サポートしてくれた先生方に、心
から感謝をしています。ありがとうございました。
部活動報告
【男子バスケットボール部】
5―E 大槻 陵平
男子バスケ部は、フットワーク、シューティング、速攻など様々な
練習をしています。また、公式戦が近くなると、5対5など実践的な
練習をしています。本年度は新しい顧問の先生からフットワーク、速
攻などの練習方法を改善していただき、ディフェンス、体力面を大幅
に鍛えることができました。本年度は行うことができませんでした
が、例年夏休みには合宿を行い、体力面、精神面、技術面の飛躍的な
向上に努めています。日頃の練習の成果もあり、公式戦では2年連続
で、1回戦を2度突破することができました。しかし、2回戦突破、
県大会出場という夢は果たすことができませんでした。引退試合は、
前半は40対32と8点リードしていたのですが、後半は相手に攻め
たてられてしまい、最終的には74対94、20点差で破れてしまい
ました。その時は悔しくもありましたが、ある種の充実感がありまし
た。来年度以降は後輩たちに、僕たちが果たせなかった県大会出場と
いう目標をぜひ達成してほしいです。
《1年生・6年生の保護者の方へ》
保健室
神尾 薫
麻しん(はしか)罹患歴及び予防接種状況の調査について、ご協
力いただきありがとうございました。本校の麻しん(はしか)の予
防接種率は1年生55.9%、6年生56.0%でした。また、す
でに麻しんに罹っていた生徒は、全体で25名でした。
【剣道部】
昨年の麻しんの流行では、ワクチン未接種または、ワクチン1回の
11 月 15 日(土)に行われた第 53 回剣道大会高等学校部(新人大会
みの接種者の10代、20代の罹患例が、多く報告されております。
個人戦)において 4 年 B 組吉田可菜さん、4 年 E 組徳田恵莉香さんが
平成6年の予防接種法改定により、集団接種から個別接種への移行
代表で出場しました。吉田さんは 4 回戦まで勝ち進み、ベスト 36 に
となり、接種する機会が少なくなってきているのが流行の原因の一
入りました。高校 2 年生の出場選手が多い中において健闘しました。
つではと推測されます。今まで麻しんに罹っていない、または麻し
んの予防接種を受けられていない場合は、かかりつけの医師にご相
談なさるか、各市町村の保健所または保健センターにお問い合わせ
【女子バレーボール部】
していただき接種されるようお勧め致します。
11 月 22 日 ( 土 ) 南 部 支 部 高 校 秋 季 バ レ ー ボ ー ル 大 会
また、本校では5年生で海外へのFWに行きます。現地で発症者
が行なわれ、上尾高校と対戦しました。2-25,525 と敗戦しましたが、
が出た場合は、参加者全員が現地保健当局の管理下におかれ、「行動
初めての公式戦出場ということで今後につながる良い経験となりま
制限のみならず、全員の採血、抗体陰性者へのガンマグロブリンの
した。
注射、世界中への情報発信、疑わしい症状が認められた場合には、
飛行機への搭乗拒否、帰国延期となる可能性」や「国際問題に発展
【女子バスケットボール部】
する可能性」があるとのことですので、予防接種を受けられていな
11 月 15 日(土)に行われた南部地区新人大会において川口総合高校
い場合は、合わせてご検討の程、宜しくお願い致します。
と対戦しました。16−157 で敗戦しましたが、5 年生にとっては最後
の試合でしたので、5 年生の熱い思いが後輩に伝えられました。
先端クラス設置について
【サッカー部】
新人大会南部支部予選の試合結果を報告します。11 月 15 日(土)対岩
すでにホームページ等で御覧になっているかと思いますが、来年度新
槻高校2−0敗戦、11 月 22 日(土)対岩槻商業高校2−1敗戦、
入生対象に先端創造クラスをつくります。それにつきましては開智だ
11 月 23 日(日)対大宮武蔵野高校1−1引き分け
より1月号でお知らせします。