平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート一覧表 - 春日井市

平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート一覧表
(平成22年度事務対象)
担当部局
No.
1
2
教育委員会学校教育課
施策
地域療育の推進
いじめの防止
教育環境の整備
学校適正規模に関すること
教育環境の整備
児童生徒及び教職員の健康 小中学校嘱託医等
保持に関すること
学校保健結核対策委員会
児童生徒保健
教職員保健
保健室整備
教育環境の整備
要保護及び準要保護就学援 要保護及び準要保護就学援助
助に関すること
教育内容・指導の充実
特色ある学校づくりに関する 教育研究指定校
こと
創意と活力のある学校づくり
教育内容・指導の充実
総合学習の推進と学力の向 総合学習推進
上に関すること
あいち・出会いと体験の道場推進事業
少人数指導支援
日本語教育講師派遣
外国語指導助手配置
教育内容・指導の充実
教職員の資質向上に関する 教職員研修
こと
教育内容・指導の充実
教育による心と体の健康づく 野外教育推進
りに関すること
中小学校教育文化連盟
吹奏楽コンクール
中学高校吹奏楽ジョイントコンサート
中小学校体育連盟
中学校総合体育競技大会等派遣
部活動専門講師派遣
柔剣道専門講師派遣
学校評議員に関すること
学校評議員
6
7
8
10
11
12
13
特別支援教育就学奨励に関 特別支援教育就学奨励
すること
いじめ・不登校に関すること いじめ・不登校対策協議会
いじめ・不登校相談員
教育や心の悩み相談に関す 就学指導委員会
ること
適応指導教室カウンセラー
スクールカウンセラー
心の教室相談員
相談室「ひまわり」
5
9
事務事業
教育相談・支援の充実
3
4
説明
地域に開かれた学校づくり
小中学校の適正規模等に関する基本方
針策定
子どもの居場所づくり
子どもの居場所づくりに関す 放課後なかよし教室
ること
都市間交流の推進
国内都市間交流に関するこ
と
-8-
小学生男鹿市交流
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
1
No.
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標1 誰もが安全安心に、いきいきと暮らせるまち
基
策
6 障がい者が暮らしやすいまちにする
策
⑷ 地域療育の推進
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(特別支援教育就学奨励)
・小中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒の保護者の経済的負担を軽減するため、特別
支援学級への就学に必要な経費の一部を援助している。
・対象者は、特別支援学級に在籍する児童生徒の保護者とする。
※ 毎年度国が定める基準の2.5倍以上の所得がある世帯には通学費のみ支給
・扶助費の種類は次のとおり。
学用品費、学校給食費、修学旅行費、校外活動費、新入学児童生徒学用品費、通学費
3 事業費及び成果
特別支援教育就学奨励
小学校児童(対象148人)
中学校生徒(対象69人)
計
4,551,209 円
3,305,609 円
7,856,818 円
4 自己評価
対象とする保護者に対し一定の援助を行うことにより、特別支援学級に在籍する児童生徒の保
護者の経済的負担を軽減できました。
5 事務点検評価委員の意見 生活困窮世帯が増加するなか、家計の実情に合わせた支援になるよう努力するとともに、制度
について市民へのPR、利用呼びかけをていねいに行い、大いに活用し、効果を上げてほしい。
6 今後の課題と新たな取り組み
・今後も、特別支援学級に在籍する児童生徒の保護者の経済的負担を軽減するため、就学に必
要な経費の一部を援助していきます。
・平成24年度稼働予定のシステム開発に合わせて、事務手続きの見直しを行います。また、他シ
ステムとのデータ連携を行うことで申請時の添付書類を減らし、申請者の負担軽減と事務効率化
を図ります。
-9-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
2
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
13 いじめや虐待から子どもを守る
策
⑴ いじめの防止
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(いじめ・不登校対策協議会)
・児童生徒のいじめ・不登校の発生防止、早期発見等について協議し、その対策を検討してい
る。
(いじめ・不登校相談員)
・いじめ・不登校児童生徒の指導、防止のあり方と家庭での指導方法や、不登校の様々な要因に
関する保護者からの相談に応じることにより、児童生徒の生活や自立を援助し学校復帰を図って
いる。
3 事業費及び成果
(1)いじめ・不登校対策協議会
委員数 13人、協議会開催 2回
(2)いじめ・不登校相談員
(3)いじめ・不登校対策
計
85,200 円
4人
3,501,000 円
414,260 円
4,000,460 円
4 自己評価
多くの不登校児童生徒やいじめの問題がある中、その対策は喫緊の課題となっています。いじ
め・不登校対策協議会を構成する関係機関が、情報の共有と課題への対応について共通理解を
図り、連携し行動することは、大きな効果があります。
また、悩みを抱える子どもや保護者の相談に応じることは、いじめ・不登校の解消、解決には欠
かせないものであり、継続して実施することが重要です。
5 事務点検評価委員の意見 いじめの実態把握は難しく、かつ教育上最大の課題のひとつであるが、家庭、警察、児童相談
所などが緊密に協力して実態にあった指導を希望する。学校教育において多くの課題が山積す
るなか、学校、行政、関係機関が現実を直視し、少しでもいじめが減少するよう一層の努力をお願
いしたい。とりわけ、いじめ対策において相談員の役割は重要であるが、人数が少ないように思
う。児童生徒と膝つきあわせた活動を望みたい。
6 今後の課題と新たな取り組み
(いじめ・不登校対策協議会)
・協議会の関係各機関が他自治体の状況等を踏まえて対策を協議するとともに、協議した結果に基づき活
動の改善、充実を図っていく必要があります。
(いじめ・不登校相談員)
・市内の不登校児童生徒数はここ数年減少傾向にあるものの、未だ400人を超えています。悩みを抱えてい
る多くの人が利用できるよう、相談事業について周知を図る必要があります。
-10-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
3-1
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
14 学校や教育に関する相談体制を充実する
策
⑴ 教育相談・支援の充実
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(就学指導委員会)
・障がいがあるため教育上特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒の適切な就学指導につ
いて調査及び審議を行い、教育委員会に報告している。
・委員の構成は次のとおり。
市学校保健会長、春日井保健所長、専門医師、小中学校の校長・教頭・教諭、特別支援学校
の校長、市社会福祉事務所長、障がい児の保護者、学識経験者
3 事業費及び成果
就学指導委員会
委員会開催 3回
15 人
92,300 円
4 自己評価
障がいのある子どもの状況を相談や聞き取り調査で的確に把握するとともに、保護者の意向を
十分把握することにより、教育的な支援が必要な子どもへの適正な就学指導を実施することがで
きました。
5 事務点検評価委員の意見 保護者には特別支援学級を敬遠する傾向が見られるので、教育効果についてきめ細かい説
明、説得を行い、また、幼稚園、保育園、小学校の連携を密にし、就学前の児童に適正な就学指
導を実施してほしい。
6 今後の課題と新たな取り組み
・適正就学に向けた相談活動の充実を図ります。
・一人ひとりの教育的ニーズのさらなる把握及び保育園・幼稚園と小学校との連携を推進する必
要があります。
-11-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
3-2
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
14 学校や教育に関する相談体制を充実する
策
⑴ 教育相談・支援の充実
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(適応指導教室カウンセラー)
・適応指導教室に入級している児童生徒と保護者を対象として、カウンセラーが教育相談を行っ
ている。
(スクールカウンセラー)
・いじめや不登校の実態に応じた対応をするため、専門的な知識と経験を有するスクールカウン
セラーが、派遣を希望する小中学校を巡回、カウンセリングを行っている。
(心の教室相談員派遣)
・全小学校に相談員を配置し、子どもの話し相手となり、ストレスを和らげ、安らぎを感じさせる第三
者的な立場として活動している。
(相談室「ひまわり」)
・発達障がいを有する児童生徒の学校生活及び学習状況を改善するため、専門的な相談員が適
切な指導助言を行い、児童生徒の健全な育成を支援している。
3 事業費及び成果
(1)適応指導教室カウンセラー
1人
386,250 円
5人
4,805,000 円
(2)スクールカウンセラー (3)心の教室相談員
39 人
13,729,090 円
(4)相談室「ひまわり」
4人
1,345,000 円
計
20,265,340 円
4 自己評価
適応指導教室カウンセラーやスクールカウンセラーが、専門的な立場で適切な指導助言を行
い、子どもたちの健全な育成に資することは必要不可欠で効果的な取り組みです。また、心の教
室相談員は、子どもたちの心の安らぎが得られる場、いわゆる「心の居場所」としての機能を十分
に発揮できています。相談室「ひまわり」は、様々な障がいを有する児童生徒や保護者の相談に
応じ、専門家として適切な指導助言を行っています。
5 事務点検評価委員の意見 心の教室相談員の役割は重要である。指導内容の詳細な報告により実態を把握し、今後に活
用してほしい。相談業務も極めて重要であるため、カウンセラーや相談員を増やし、児童生徒だけ
でなく、保護者の積極的な活用を促すよう、上手にPRしてほしい。
6 今後の課題と新たな取り組み
・スクールカウンセラーについては、相談活動の質の維持向上を図ります。
・心の教室相談については、様々な問題が寄せられているため、より充実した相談ができるように
します。
・相談室「ひまわり」では、相談員に児童精神科医を加えるなど今後も適切な指導助言に努め、児
童生徒の健全な育成を支援していきます。
-12-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
4
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち 基
策
15 良質で快適な教育環境を整える
策
⑴ 教育環境の整備
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
・小中学校の適正規模等に関する基本方針の策定(平成21年12月)
・藤山台中学校区における小学校規模適正化に向けた意見書(平成23年3月)
基本方針に基づき平成22年度に藤山台中学校区の小学校の規模適正化に向けた具体的な
方策について協議するため、春日井市藤山台中学校区学校規模適正化地域協議会を設置、
平成23年3月に意見書を受け取った。
【意見書の概要】
○適正化の考え方
○取組内容
○残された課題
○当協議会の願い~「夢のある学校づくり」を目指して~
3 事業費及び成果
学校規模適正化地域協議会
委員19名
404,700 円
4 自己評価
過小規模校の解消をはじめ、子どもたちにとってよりよい教育環境を確保するため、春日井市
藤山台中学校区学校規模適正化地域協議会において、学識経験者、関係する町内会等の代表
者、小学校長、PTA関係者、幼稚園関係者、保育園関係者及び主任児童委員による協議が重ね
られ、具体的な方策について意見をとりまとめていただきました。
5 事務点検評価委員の意見 藤山台中学校区学校規模適正化の問題は、極めて重要な課題であり、早急により詳細な方策
について取りまとめてほしい。
6 今後の課題と新たな取り組み
教育委員会は、意見書の内容を踏まえ、具体的な取組方法及び時期を定めた「藤山台中学校
区における小学校規模適正化に向けた基本計画(案)」を作成します。計画(案)の内容について
説明会を開催し、地元関係者の理解を得た後、基本計画を決定します。
-13-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
5-1
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
15 良質で快適な教育環境を整える
策
⑴ 教育環境の整備
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(小中学校嘱託医等)
・学校保健安全法に基づき、学校保健活動を推進し、児童生徒の健康の保持、学校環境衛生の
向上を図るため、小中学校に学校医、学校歯科医及び学校薬剤師を配置している。
(学校保健結核対策委員会)
・小中学校の全学年を対象に、問診調査及び内科検診による結核診断の結果をもとに、専門家
が精密検査の対象者の選定、対応の検討等を行っている。
3 事業費及び成果
(1)小中学校嘱託医等
254 人
110,751,926 円
(内科医 97人、眼科医 11人、耳鼻咽喉科医 14人、歯科医 97人、薬剤師 35人)
(2)学校保健結核対策委員会
10 人
90,000 円
計 計
110,841,926 円
4 自己評価
医師及び歯科医師による健康診断は児童生徒の健康を保つために、そして、薬剤師による学
校環境衛生の点検等は適切な学校運営のために必要不可欠なものです。 また、結核の精密検
査対象者の検討は、正確かつ効果的になされています。
5 事務点検評価委員の意見 医師による健康診断は児童生徒にとって、最も大切なことであり、基準を落とさないように継続し
てほしい。
6 今後の課題と新たな取り組み
(小中学校嘱託医等)
・健診結果のお知らせの書式について、学校医・学校歯科医・養護教諭からの提案を踏まえ、今
後、医師会や歯科医師会などと改善していきます。
-14-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
5-2
No.
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
15 良質で快適な教育環境を整える
策
⑴ 教育環境の整備
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(児童生徒保健)
・学校保健安全法に基づき、児童生徒の定期健康診断、環境衛生検査及び就学時健康診断等
を実施している。
(教職員保健)
・学校保健安全法に基づき、小中学校教職員の定期健康診断等を実施している。
(保健室整備)
・学校保健安全法に基づき、保健室に必要な医薬品及び備品等を整備している。
3 事業費及び成果
(1)児童生徒保健
(2)教職員保健
(3)保健室整備
計
23,008,923
11,658,350
12,221,439
46,888,712
円
円
円
円
4 自己評価
児童生徒や教職員の健康の維持のため、健康診断や各種検査を適切かつ計画的に実施して
います。
5 事務点検評価委員の意見 教職員の健康管理は大切であり、継続してほしい。保健室の医薬品及び備品等は常に管理し、
期限切れのないように注意が必要である。
6 今後の課題と新たな取り組み
・健康診断や各種検査、検診に関連する最新情報を入手し適正に実施するともに、必要な改善を
行います。
-15-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
6
No.
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
15 良質で快適な教育環境を整える
策
⑴ 教育環境の整備
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(要保護及び準要保護就学援助)
・経済的理由で就学が困難な児童生徒の保護者に対し必要な援助を行っている。
・対象者は、世帯収入が生活保護基準額の1.2倍を超えない児童生徒の保護者
・扶助費の種類は次のとおり。
学用品費、学校給食費、修学旅行費、校外活動費、新入学児童生徒学用品費、通学費、医療
費
3 事業費及び成果
要保護及び準要保護就学援助
小学校児童(対象891人)
中学校生徒(対象596人)
計
47,168,289 円
47,373,855 円
94,542,144 円
4 自己評価
経済的に困窮する世帯に対し一定の援助を行うことにより、経済的負担の軽減が図られました。
5 事務点検評価委員の意見 生活保護世帯が増加しているなか、児童生徒の将来のために、教育の機会が公平に保たれるこ
とは極めて重要なことである。また、援助については保護者とよく話し合い、意義を知ってもらう必
要がある。
6 今後の課題と新たな取り組み
・経済的理由で就学が困難な児童生徒の保護者を的確に把握し、必要な援助を行います。
・平成24年度稼働予定のシステム開発に合わせて、要綱・手順書等の整備及び見直しを行いま
す。また、他システムとのデータ連携を行うことで申請時の添付書類を減らし、申請者の負担軽減
と事務効率化を図ります。
-16-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
7
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
16 子どもの確かな学力と豊かな心をはぐくむ
策
⑴ 教育内容・指導の充実
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(教育研究指定校)
・各種の教育及び指導等の教育効果を高めるため、モデル校への研究委嘱を行っている。指定校は、教育
内容の研究を深め、児童生徒の個に応じた指導の充実を図るとともに、道徳的な心情や学習意欲の高揚と
確かな学力の向上を図っている。
(創意と活力のある学校づくり)
・児童生徒の実態や地域の特性を生かし、地域に誇れる「創意と活力のある学校づくり」を支援し、教育水準
の向上を図るものである。実施校は、地域と連携した交流学習、実践的な外国語活動、今日的な課題である
食育など、創意と活力に満ちあふれた特色ある学校づくりを進めている。
3 事業費及び成果
(1)教育研究指定校
・食育推進モデル地域事業(不二小学校)
・健康推進学校事業(八幡小学校)
(2)創意と活力のある学校づくり
計
500,000 円
10 校
1,000,000 円
1,500,000 円
4 自己評価
・教育研究指定校は、道徳教育、理科学習支援、健康教育等の今日的な課題に取り組み、指導の充実、学
習意欲の高揚、確かな学力の向上などを図ることで、教育及び指導の教育効果を高めています。
・創意と活力のある学校づくりは、道徳教育を通した子どもと地域の人とのネットワーク化を図る取り組みや食
生活の改善をめざした体験活動の取り組み、主体的・自律的・継続的に追究活動を進める子どもの育成をめ
ざした有意義な取り組みを行いました。また、平成22年度は、平成21年度から予算を25%増としたほか対象校
を倍増し、援助の範囲を広げることができました。
5 事務点検評価委員の意見 創意と活力ある学校づくりのテーマの魅力が弱いように思う。地域に密着したテーマに取り組んでほしい。
モデル校の研究だけにとどまらず、他校においてもその研究内容を深め、学習意欲の高揚と確かな学力の
向上を図ってもらいたい。
6 今後の課題と新たな取り組み
(教育研究指定校)
・来年度以降の新学習指導要領の本格実施、また、食育やモラル教育など学校教育の課題は複
雑化、多様化しており、今後ますます今日的な教育課題に関して追究する必要があります。
(創意と活力のある学校づくり)
・学校に課される社会的ニーズはますます大きくなっており、より密接に地域と連携した教育活動
が望まれていることから、今後も地域の教育力の向上及び創意と活力に満ちた特色ある学校づく
りを進めます。
-17-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
8-1
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
16 子どもの確かな学力と豊かな心をはぐくむ
策
⑴ 教育内容・指導の充実
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(総合学習推進)
・各学校では、地域や学校、子どもの実態を踏まえて作成したカリキュラムに基づき、特色ある教育活動を実
践している。この中で、環境、国際理解、情報、福祉、健康などの課題に対して、教科の枠にこだわることな
く、広い視野から課題を追求する学習を行っている。
(「あいち・出会いと体験の道場」推進事業)
・地域社会を中学生の社会性を育む道場(教室)として位置づけ、地域の商店、企業、公的施設などで職場
体験学習を実施している。
(少人数指導支援)
・少人数指導は、担任と非常勤講師が協力して、基礎、基本の確実な定着など、個人の学習意欲や習熟度
などに応じて指導している。
・ティーム・ティーチング(TT)を活用し、多様な学習形態を取り入れており、特に発達障がいなど、特別な支
援を要する子どもの在籍する指導困難学級において、効果的な実践を行っている。
3 事業費及び成果
(1)総合学習推進
3,407,985
(2)「あいち・出会いと体験の道場」推進事業 参加中学校15校・76クラス
2,184,000
(3)少人数指導支援
143,379,726
(少人数指導 12人、TT 57人、養護教諭TT 5人、特別支援学級 6人)
計
148,971,711
円
円
円
円
4 自己評価
・総合学習推進では、各学校で教育活動に地域の人材・校外施設の活用や、学習に必要な教材教具の購
入など、創造性に富んだ実践が行われています。
・「あいち・出会いと体験の道場」は、心身ともに大きく成長する過程にある中学生が、職場体験学習を通じて
社会の成り立ちや労働の意義、責任などを感得したり、一般社会で求められる、身なり、挨拶、言葉遣いなど
を身に付けるうえで、大きな成果を上げています。
・少人数指導支援は、非常勤講師の少人数指導対応への配置のほか、発達障がい(多動傾向)などの児童
生徒が通常学級に在籍する指導困難学級への配置によって、学習及び指導をきめ細かく行うことができ、落
ち着いた授業、学級づくりの実現に資することができました。
5 事務点検評価委員の意見 中学生の社会性を育む場としての職場体験学習は、受入れ先である地域の商店、企業、公的施設の都合
もあるが、全員参加の中身の濃い活動をお願いしたい。少人数指導支援は是非続けるよう期待したい。
6 今後の課題と新たな取り組み
(あいち・出会いと体験の道場推進事業)
・事業所の生徒の受け入れがさらに円滑に行われるよう、商工会議所や公共施設への協力を要請し、できる
限り各校区内に受け入れ事業所を確保していくとともに、有意義な職場体験学習ができるように支援していき
ます。
(少人数指導支援)
・非常勤講師の少人数指導対応として学級人数に応じた配置や「学級がうまく機能しない状況」に陥るおそ
れのある学校への配置のほか、養護教諭の複数配置に準ずる規模の学校への養護教諭の配置や特別支援
学級への配置などを進めていくとともに、よりいっそうの支援に必要な教諭(講師)を配置するため、必要な予
算を要求していきます。
-18-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
8-2
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
16 子どもの確かな学力と豊かな心をはぐくむ
策
⑴ 教育内容・指導の充実
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(日本語教育講師派遣)
・日本語が理解できない外国人児童生徒や海外帰国児童生徒に対して、適切な日本語指導を行
い、学校生活や学習活動への適応を支援している。
(外国語指導助手配置)
・児童生徒のコミュニケーション能力をはじめとした英語力の向上と、外国文化に対する理解を深
め、国際理解の力を高めるために外国語指導助手を小中学校に配置している。
3 事業費及び成果
(1)日本語教育講師派遣
6人
派遣校 38校(小学校 28校、中学校 10校)
(2)外国語指導助手配置
13 人
9,813,480 円
46,874,100 円
計
56,687,580 円
4 自己評価
・外国人児童生徒が増加している中、日本語教育講師は有効に活用されています。
・外国人指導助手により、小学校では外国語にふれたり外国の生活文化に慣れ親しむこと、中学
校ではネイティブスピーカーによる英会話を体験させることができ、英語教育の充実が図られてい
ます。
5 事務点検評価委員の意見 外国人児童生徒が増加傾向の中、6人で十分な日本語を指導できるのか疑問である。外国人
児童生徒などに疎外感を持たせないよう配慮が必要である。国際社会の中で活躍できる人材を
育てるため、外国語指導に今後も多いに期待する。
6 今後の課題と新たな取り組み
(日本語教育講師派遣)
・外国人児童生徒や海外帰国児童生徒は、本市においても増加することが予想されることから、
日本語教育講師の増員など教育環境の充実を図る必要があります。
(外国語指導助手配置)
・国際社会の中で活躍していく子どもたちを育てるために、子どもたちにネイティブの英語にふれ
る機会が強く求められています。また、平成23年度より完全実施される小学校学習指導要領に小
学校外国語活動が加えられるなど、その重要性は増していくことから、外国語指導助手の増員な
ど事業の充実を図る必要があります。
-19-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
No.
名
9
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
16 子どもの確かな学力と豊かな心をはぐくむ
策
⑴ 教育内容・指導の充実
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(教職員研修)
・教職員の資質を向上させるとともに、使命感の高揚と自覚を促し、学校教育の充実を図るため、
各種の専門的、技術的な研修及び研究を行っている。
3 事業費及び成果
教職員研修
(内訳)
講師謝礼
研修用図書・研究論文集等
研修事業委託料(教職員研修委員会に委託)
研修・研究大会等参加費負担金
その他
9,834,228
877,640
1,736,978
4,815,000
1,794,950
609,660
円
円
円
円
円
円
4 自己評価
子どもの基礎学力と活用能力の向上をめざした授業づくり、子どもの健やかな成長を保障する
学級経営、いじめ・不登校対策やモラル向上をめざした生徒指導など普遍的な教育的課題に対
応するとともに、食育や小学校外国語活動、情報モラル教育、さらには特別支援教育など新たな
課題への取り組みに対応するための教職員に対するきめ細かな研修は効果的です。
5 事務点検評価委員の意見 IT化など時代の変化に積極的な対応が望まれる。教員の資質向上にむけ、研修内容は真に効
果のある研修を行うべきである。学校教育の現場は課題が山積し、教員の研修時間がなかなか取
れないのが現状であるが、内容の濃い教員研修に期待したい。
6 今後の課題と新たな取り組み
・学校と子どもだけでなく、家庭、地域を巻き込んだ教育に関する今日的課題が山積しており、
学校に対する社会的ニーズが多様化する中、教職員の力量向上は最も重要な課題であり、研修
内容より一層の充実を図る必要があります。
-20-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
10-1
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
16 子どもの確かな学力と豊かな心をはぐくむ
策
⑴ 教育内容・指導の充実
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(野外教育推進) 児童生徒が、豊かな自然環境にある少年自然の家で規律ある集団生活を体験
し、人間的ふれあいや自然とのふれあいを深めている。
(中小学校教育文化連盟) 小中学校における文化活動の振興、充実を図るため、春日井市中小
学校教育文化連盟に対し補助を行っている。
(吹奏楽コンクール) 吹奏楽コンクールの県大会上位入賞者が、東海大会、全国大会に出場し、
練習の成果を発揮するための派遣費用について、春日井市中小学校教育文化連盟に対し補助
を行っている。
(中学高校吹奏楽ジョイントコンサート) 市内の中学校と高等学校との吹奏楽部の交流を通じて学
校間の技術の向上を図るとともに、発表会を開催することで音楽文化の振興に寄与している。
(中小学校体育連盟) 小中学校における体育活動の振興、充実を図るため、春日井市中小学校
体育連盟に対し補助を行っている。
(中学校総合体育競技大会等派遣) 中学校総合体育大会の愛日大会、県大会の上位入賞者
が、東海大会、全国大会に出場し、練習の成果を発揮するための派遣費用について、春日井市
中小学校体育連盟に対し補助を行っている。
3 事業費及び成果
(1)野外教育推進
(2)中小学校教育文化連盟
(3)吹奏楽コンクール
(3)中学高校吹奏楽ジョイントコンサート
(4)中小学校体育連盟
(5)中学校総合体育競技大会等派遣
計
5,134,500
1,460,000
231,460
1,243,866
6,000,000
491,070
14,560,896
円
円
円
円
円
円
円
4 自己評価
野外教育推進については、普段とは異なる環境での野外活動が、様々な面で児童生徒によい
影響を与えています。文化連盟及び体育連盟の運営を支援することは、小中学校の文化活動及
び体育活動の振興と充実を図るうえで重要であり、また、ジョイントコンサートの開催や吹奏楽コン
クール及び総合体育大会への派遣は、それぞれの分野で日ごろの練習の成果を発揮する機会を
提供しており、効果的です。
5 事務点検評価委員の意見 いずれの事業も有意義であり、さらに時代に応じた事業を期待している。少年自然の家での野
外教育は、豊かな自然環境の中で集団生活を体験でき、児童生徒に良い影響を与えている。
6 今後の課題と新たな取り組み
・少年自然の家を利用した野外教育の実施は、児童生徒にとって貴重な体験となっており、今後
も継続的に実施する必要があります。
・小中学校における文化活動、体育活動を推進するため、活動の中心的役割を担う文化連盟、体
育連盟やコンサート、体育大会などに対する支援を続ける必要があります。
-21-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
10-2
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
16 子どもの確かな学力と豊かな心をはぐくむ
策
⑴ 教育内容・指導の充実
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(部活動専門講師派遣)
・文化、体育等の指導体制の充実、技術の向上、部活動の活発化など、部活動の振興を図るた
め、専門的な技術指導力を備えた指導者を中学校に派遣している。
(柔剣道専門講師派遣)
・柔道及び剣道の部活動の充実を図るため、柔道及び剣道の専門的な技術指導者がいない中学
校に指導者を派遣している。
3 事業費及び成果
(1)部活動専門講師派遣
延べ
(派遣校 体育系 14校、文化系 14校) (2)柔剣道専門講師派遣
(派遣校 剣道 10校、柔道 1校) 計
56 人
25,239,190 円
10 人
2,811,050 円
28,050,240 円
4 自己評価
・中学校の部活動専門講師の派遣は、専門的な指導を行うことができる教員の不足に対応してお
り、安心・安全な部活動環境を確保するうえで重要かつ効果的です。
・柔剣道専門講師の派遣は、極めて専門性が高いことから、教員では十分な指導を行うことができ
ない部分を補っています。さらに、安全・安心の確保という点においても重要で効果が高いもので
す。
5 事務点検評価委員の意見 いずれの事業も有意義であるが、部活動専門講師の派遣は教員不足の対応であり、教員と専
門講師のかかわりを緊密にして、専門講師へのお任せにならないよう教員の適切なかかわりが必
要である。子どもたちの安全、安心の確保を忘れないでいただきたい。
6 今後の課題と新たな取り組み
専門的な部活動と、それに応えられる教員の不足に対応するため、また、安心、安全な部活動環
境を確保するために、部活動指導者のさらなる増員が必要です。
-22-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
11
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標2 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
基
策
16 子どもの確かな学力と豊かな心をはぐくむ
策
⑵ 地域に開かれた学校づくり
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(学校評議員)
・平成13年度より、地域の状況を把握している学校評議員から学校運営に関する意見を聴き、開
かれた学校づくりを進めている。
・設置根拠 学校教育法施行規則等を改正する省令(平成12年4月施行)
3 事業費及び成果
学校評議員
226 人
4,746,000 円
4 自己評価
学校が学校評議員から学校運営に関する意見を聞き、開かれた学校づくりに取り組むことは学
校の活性化に役立っています。
5 事務点検評価委員の意見 制度が形骸化しないよう、意見をきめ細かく聞き、提案には積極的に対応し、実現させる努力を
してほしい。活動自体がマンネリ化しつつあり、この制度の位置づけと活用方法の再検討が重要
であると思われる。
6 今後の課題と新たな取り組み
学校が地域住民の信頼に応え、一体となって子どもの健やかな成長を目指し、地域の状況を把
握している学校評議員の意見を聴く機会の充実を図ります。
-23-
平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
12
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標3 つながりと信頼を深め、みんなの力で地域社会をつくるまち
基
策
20 地域で子どもを育てる環境やしくみを整える
策
⑴ 子どもの居場所づくり
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(放課後なかよし教室)
・放課後の子どもたちの安全で安心な居場所づくりのため、「放課後なかよし教室」を小学校の施
設内に設置している。
・「放課後なかよし教室」では、子どもたちは運営スタッフの見守る中、午後4時30分まで学習や読
書、遊び、スポーツなどで過ごしている。
3 事業費及び成果
放課後なかよし教室
開設数 39小学校
登録児童数(3月末) 4,767人
1日当たりの平均利用者数(年間) 696人
89,940,064 円
4 自己評価
平成22年度から利用児童を小学校1~3年生から小学校1~6年生に、開設時間も16時から16時
30分までにそれぞれ拡大し、充実しました。
登録児童数に対して利用者数が少ないことは、必要なときにはいつでも利用できるという制度の
趣旨が反映されたものと理解しています。
5 事務点検評価委員の意見 終了時刻を17時まで拡大できないか。また、利用料については、母子、父子家庭等に配慮しつ
つ、きちんと徴収するべきである。「子どもの家」との統合を検討すべきである。
6 今後の課題と新たな取り組み
・運営指導費を500円から2,100円に変更します。新たに、週1回、親子でなかよし教室に参加
する親子ふれあいデイを実施、月1~2回程度、子どもの家の子どもたちとの交流事業を実施しま
す。
・同様に国の「放課後子どもプラン」に位置付けられている「子どもの家」との連携や、地域ボラン
ティアの活用等について検討を進めます。
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平成23年度教育委員会事務事業点検評価シート
平成
(平成22年度事務対象)
課
名
No.
13
学校教育課
1 総合計画の位置づけ
施 策 の 大 綱
目標3 つながりと信頼を深め、みんなの力で地域社会をつくるまち
基
策
26 国内外の都市間交流を活発化する
策
⑴ 都市間交流の推進
本
施
施
2 事務事業の名称及び内容
(小学生男鹿市交流)
・市内小学校児童と秋田県男鹿市の小学校児童とが互いに交流を深め、社会的視野を広げるこ
とを目的に、男鹿市への訪問及び男鹿市からの受け入れを行っている。
3 事業費及び成果
小学生男鹿市交流
(訪問児童数 39人、受入児童数 23人)
3,434,618 円
4 自己評価
小学校の児童が、普段とは異なる環境のなかで生活することにより、人々の優しさに触れ、家族
や友達との関わり、そして他の地域の自然や異なった文化に触れることは、交流を深めるとともに
「ふるさと春日井」を見つめ直すまたとない機会となっています。
さまざまな体験を通じて多くのことを学び、それが子どもたちの心の糧になり、その後の学校生活
にも生かされると考えます。
5 事務点検評価委員の意見 有意義な事業であるが、ホームスティの受け入れ等に係る両市の負担軽減などの意見があり、
ホームスティの重要性について保護者啓発を図るべきである。男鹿市だけでなく他都市との交流
など、交流活動は拡大が望ましい。
6 今後の課題と新たな取り組み
小学校の児童が他の地域の児童や住民と交流することにより、多くのことを学び、体験することが
子どもたちの心の糧となるもので、継続して事業を実施していく必要があります。
ただし、ホームステイの受け入れ等に係る両市の負担軽減などの意見があり、事業の一部見直
しを検討します。
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