高崎工場 総 説・経 済 概要 ●所在地 群馬県高崎市岩鼻町239番地 ●工場長 若海 弘幸 ●連絡先 管理部 027-346-1011 ●従業員数 275名(2008年5月末現在) 沿革 社 会 環 境 安 全 高崎工場は、1946年に「岩鼻作業所」として発足し、 室の維持管理技術、省エネルギー設備を積極的に導入す 黒色火薬等の産業用火薬の製造を始めました。1971年 る等、環境に優しい最新鋭の注射剤工場です。 に「高崎工場」と改称し、火薬の製造を終了して、当社医薬 敷地面積56 万㎡の内、約50%が緑地という恵まれ 事業本部の生産拠点として生まれ変わりました。その後 た環境の中で、これと調和のとれた医薬品工場を目指し、 FDA( アメリカ食品医薬品局 )やMHRA( 英国医薬品庁 ) 1985年より工場緑化の整備活動を進めてきました。こ 等の許可を受けて全世界に医薬品を輸出しています。 の結果、1994 年( 平成6年 )に緑化優良工場「関東通商 2007 年に竣工した製剤第 2 工場は、グローバルな 産業局長賞」 、 1997年(平成9年)には同 「通商産業大臣賞」 GMP 基準への適合、抗がん剤専用設備、高品質/高効率、 を受賞しました。2000年には環境マネジメントシステム DDS製剤対応をコンセプトに、ハザード物質の高度な封 の国際規格ISO14001の認証を取得し、これに基づく環 じ込め技術、化学殺菌剤を使用しない安全で無害な無菌 境保全活動を計画的に推進しています。 主な事業内容 抗がん剤、 循環器系用剤、 ビタミン剤等の医療用医薬品、 醗酵・合成による医薬原薬・中間体、体外診断用医薬品等 を製造しています。 サ イ ト 紹 介 周辺の環境 高崎市岩鼻町は、古くは徳川幕府の関東代官所岩鼻陣屋 系の一級河川に囲まれ、更に北側の殆どを県立公園「群馬の がおかれていました、現在の社宅や研修センターはこの跡 森」と境界を接しています。この付近は鳥獣保護区にも指定 地に建っています。 されており、足を一歩奥に踏み入れると手付かずの自然が 工場は北に粕川、東に井野川、南に烏川と三方を利根川水 そのまま残り、多くの野生動物の生息地ともなっています。 地域とのかかわり 高崎工場の「ふれあい祭」は22年目を迎え、毎年5月 の第2日曜日には大勢の皆様が来場され、すっかり地域の イベントとして定着しました。 地元、岩鼻町最大の伝統行事である8月の「子育観世音 大祭」には工場の御輿を繰り出し大いに祭りを盛り上げて います。また岩鼻町と高崎工場とで共催する 「納涼盆踊り」 は地元の皆さんと工場従業員との相互理解と交流を深め る絶好の場となっています。 42 製剤第2工場 Nippon Kayaku Corporate Social Responsibility Report 2008
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