第1661回例会 - 別府東ロータリークラブ

第1661回例会
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O
L
.
3
5
-№ 2
0
2
0
1
3
年 1
1
月 2
1
日
-ロータリー財団月間-
■ 点 鐘 1
2
時3
0
分
■ ロータリーソング 君が代・それでこそロータリー
■ 唱 和
四つのテスト
言行はこれに照らしてから
1.真実か どうか
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるかどうか
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■ ビジター 林 昭三、植村伸児、日名子祐一(大分
中央)
、安藤康夫、大薮久憲、堀 秀史、染原浩二、
阿部清治、後藤謙治、西岡 透、権藤和雄、柴田
泰明、後藤龍哉、中村由美(別府)
、渡辺純一、鈴木
義孝、三ヶ尻英明、マルコム・クーパー、畑 洋一、
メイルマノフ・セリック、花田力三、小野哲也、
下郡 隆、萩尾憲司、佐藤秀男、堀高志、岡田豊和
(別府北)
、堀 由美、大島由美子、木村きぬゑ、
河村貴雄、森 宗明、髙宮勝美(別府中央)
■ うめゲき ス たかトのり
梅木 孝範氏(別府税務署 署長)
■ 会長の時間
会長 箕作 昭宣
皆さん、こんにちは。
1
6
日の土曜日、熊本に職業奉仕セミナーを別府RC
■ 出席報告
本
日
会員総数
3
9
名
ゲ ス ト
1名
出 席 数
2
1
名
ビジター
3
3
名
欠 席 数
1
1
名
出 席 率
6
5
.
6
3
%
前々回の出席率 7
2
.
2
2
%
修正出席率
1
0
0
%
1
0
0
% 連続
1
0
0
% 通算
1
5
6
4
回
4
4
回
出 席 免 除:千壽、岩瀬、樽谷、黒岩、野田、
加藤、西
■ メイクアップ
事後(第1
6
5
9
回例会)
持永(東京練馬西)
、中塚、坂本、髙橋、
但馬(別府北)
、安部、笠木、孫、梅津
(RAC)
し
れ
ま
せ
ん
。
慈
愛
の
心
か
も
奉
仕
の
原
点
は
し
れ
ま
せ
ん
。
宗
教
の
原
点
か
も
慈
愛
は
す
べ
て
の
慈
愛
に
み
ち
て
母
と
子
の
瞳
は
み
つ
め
あ
う
■ 欠 席
荒金、安部、笠木、久保、持永、長野、中塚、
岡本、孫、但馬、梅津
小野会長に同乗させてもらい、勉強してきました。
演題『中国古典にみる職業奉仕の理念』でした。
小野会長と帰りに話をしたのですが、皆さんに
内容を報告するのには難しいものがあります。
そこで、RI会長メッセージにこういう話があり
ましたので、ご紹介いたします。
『職業奉仕の考え方というのは私達の仕事は社会に
奉仕する一つの手段だということです。顧客への
サービスであろうと、学生の指導であろうと、患者
の治療であろうと私達は能力と高潔さをもって行う
自らの仕事に誇りをもっています。それぞれの職業
がニーズを満たし、自分たちの任務を遂行すること
で、私達は地域や社会に貢献しているのです。
』
私自身職業を通じて、ロータリアンとしての誇りを
もって地域社会に奉仕をやっていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
■ 幹事報告
幹事 梅野 保
1.1
1
月1
6
日1
3
:3
0
~熊本学園大学1
2
号館に於い
て「RI第2
7
2
0地区職業奉仕セミナー」が開催
され、箕作昭宣会長が出席されました。
2.1
1
月1
6
日1
7
:3
0
~壷中の天地に於いて「RI
第2
7
2
0
地区米山奨学委員会カウンセラー研修会」
が開催されました。研修会終了後は1
9
:0
0
~懇親
会が開催されました。
研修会参加者:加藤兼司カウンセラー、
一力秀次カウンセラー
懇親会参加者:加藤兼司カウンセラー、
一力秀次カウンセラー、
梅野 保幹事
3.1
1
月2
0日1
8
:3
0~百膳の夢に於いて「歴代
会長・幹事会」が開催されました。
出席者:西村駿一、杉本邦弘、加藤兼司、東保
房雄、神田 剛、木村健三、坂本 敦、
幸 光喜、瑞木一博、桝田 浩、荒金
信治、孫 在 奉、竹内孝夫、箕作昭宣、
梅野 保 各会員
4.例会変更のお知らせ
中津中央RC:1
1
月2
6
日の例会は『IM』の
為、1
1
月3
0
日 1
2
:3
0
~小楠コミュニティー
センターに開催日時・場所変更
大分臨海RC:1
2
月2日の例会は『職場訪問
例会』の為、同日1
2:3
0~ホルトホール大分
会議室に場所変更
中津平成RC:1
2
月5日の例会は『向笠公園清
掃例会』の為、同日1
2
:3
0
~向笠公園に場所変更
5.次週の(1
1
月2
8
日)例会予定
「ゲスト卓話」 別府警察署生活安全課長 小野公弘氏
6.本日の回覧 ① 年次総会(1
2
月5日)出・欠席
② 忘年会(1
2
月1
3
日)出・欠席 *開催日が変更
になりましたので、再度回覧いたします。出・
欠席をご記入ください。
/③
「全国あまもサミット
2
0
1
3i
n みやぎ」お礼状並びに当日プログラム/
④ 中津中央RC週報
7.本日の配布 ① 週報№ 1
6
6
0
■ ニコボックス
西村駿一PG 昨夜の会長・幹事会でニコボッ
クスが少なすぎるということでした。過日の
釜山釜星RCとの交流会に参加できず途中で
帰国しましたが、体調不良の時、同行のクラブ
会員の心からの友情に感謝します。おかげで
帰国でき、病院での各種検査の結果、全て異常
なしで今日も生きています。RCの皆さんの
友情に感謝して3口。
歴代会長・幹事会終了後の2次会で杉本会員、
坂本会員、幸会員の3人、大いに盛り上がりま
した。
3人共 各10口ずつ。計30口。
桝田会員、竹内会員も大いに盛り上がったよう
です。各会員5口ずつ。
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別府税務署 署長 梅 木 孝 範
別府税務署長の梅木です。
本年7月の定期異動で延岡税務
署から着任しました。
本日は例会にお招きいただ
き、また、卓話の機会をいた
だき、感謝いたしております。
RCは、シカゴRCを起源
とする、職業倫理を重んずる
実業人、専門職業人の集まりであり、幅広い奉仕活動
を行い、多方面に多大の貢献をされていると伺って
おります。そのような皆様を前に、話をすること自体
おこがましいのですが、せっかくの機会ですから、
税務官署の職員としての経験談をさせていただきます。
私の略歴ですが、税務職員の長男として、昭和2
8
年
に生まれました。出身は豊後大野市の犬飼町で、転勤
の多い家庭でしたので福岡の飯塚や行橋で育ち、小
学校4年2学期から中学校3年の1学期までの間、
別府の青山小学校、山の手中学校に在籍していました。
中学校3年の2学期から竹田中学、竹田高校を卒業
して現在の勤務先に奉職することとなりました。
熊本国税局は、国税局と3
6
の税務署で構成されて
いまして、税務署の勤務は、大分県が大分・別府・
臼杵の3署、宮崎県は宮﨑・延岡の2署、鹿児島県
は大島1署です。熊本県は国税局のみの勤務で、
調査関係の部署に従事していました。
大口悪質事案を強制調査する査察部門、同様な事案
を任意調査で実施する資料調査課、資本金1億円以上
の大規模法人を調査する調査課に在籍していました。
本日は時間の都合もありますので、簡単に「マルサ」
の話をさせていただきます。国税査察官に限らず、
資料「国税査察制度のあらまし」
国家公務員には、国家公務員法で守秘義務が重く
課せられていますので、お手元に配りました「国税
査察制度のあらまし」に沿った内容で進めていきた
い思いますので、ご了承いただきたいと思います。
わが国の税金は納税者の方々が自ら各税法等に従っ
ていただき、適正な申告納税を行う申告納税制度を
採用しております。申告納税制度を維持するために
は、故意に不正な手段で税金を免れようとする者の
責任を厳しく追及する必要があります。
このため、一般の税務調査とは別に、大口・悪質
な脱税をした者に対して、単に税金を納めさせるだ
けでなく、検察官への告発を通じて懲役または罰金
という刑罰を科すという「一罰百戒」の効果を通じて
納税道義の高揚を図ることを目的とし、同時に申告
納税制度を守り維持するための「最後の砦」の役割
を果たすのが「査察制度」です。昭和2
2
年に法人税・
所得税に申告納税制度が導入され、昭和2
3
年に査察
制度は発足し、5
0
0
名より全国でスタートしました。
現在、国税庁と国税局に設置されています国税査察
官は、約1
,
3
0
0
人いまして、内女性が約7
0
名です。
ところで、1
9
8
7
(昭和6
2
)年公開の映画で宮本信子
主演の「マルサの女」と、2
0
1
0
(平成2
2
)年1
0
月2
1
日
から同年1
2
月9日までテレビ朝日系列で放送された
米倉涼子主演の「ナサケの女」がありましたが、この
「マルサ・ナサケ」は査察が常用する隠語でして
「マルサ」は査察部門を指し、国税査察官は「サカン」
といいます。また「ナサケ」は国税査察官の中でも、
情報収集を担当する国税査察官を指す隠語であり、
「ジッシ」は査察調査を行う部門を指しています。
ですから「マルサの女」で宮本信子が屋根の上で
社長の会話を聞いているシーンがあったと思えば、
相手である犯則嫌疑者に質問調査を行うシーンも
あり、少し事実とは異なっています。
裁判所の許可状を所持し踏み込み捜索をすること
を「ガサ」
、脱税の証拠を「ブツ」
、現金や預金、貴金
属などを「タマリ」と呼んでいます。私は「ナサケ」
担当でしたので、情報収集から裁判所への許可状の
交付までが担当の仕事でした。
まず「ナサケ」の仕事ですが、お手元の資料の
「脱税の情報収集」に書いてありますように、テレ
ビ・新聞・雑誌やインターネットなどで情報収集を
行います。税務署などにいろんな形で寄せられる投書
なども有効な情報となる場合もあります。また、行列
のできる店とか、かなり流行っているのに申告金額
が低いのでは? など同業者との比較検討を行う場合
もあります。数ある情報の中から数件を絞り込み、
様々な方法で脱税の規模を確定させるための作業を
行います。
2,
3年の長期間に渡り収集した様々な情報を基に、
脱税の規模や脱税を誰が主体となって実行している
のかなどの検討を行います。各税法や刑事訴訟法との
整合性を検討することとなります。収集した情報を
基に、検討会において「脱税の規模・内容の検討」
を行い、故意に不正な手段で税金を免れているとか、
偽りの不正の行為で消費税の課税を免れたり、還付
を不正に受けているなどと疑いが濃厚となった場合
には、訴明資料を万全に作成し「裁判所への許可状
の請求」を行います。
ふだ
この許可証が俗にいいます「お札」のことです。
先程説明しました「故意に不正な手段で税金を免れ
ている」の具体例な例としまして、日々の売上を日計
表に記載することなく除外していく方法、特定の取引
先の売上を計上しない方法、仕入先と共謀し、一旦
支払いをしたかのように装い、架空の請求書、領収
書を作成し、後日現金のバックを受ける方法など、
過去いろんな脱税事件がありました。また「偽り不
正の行為で消費税の課税を免れたり、還付を不正に
受けている」事件としまして、実態のない、いくつ
ものダミー法人を設立し、外注費の支払いを装い、
消費税の課税を免れていた事件、給料賃金を外注費
と仮装し、消費税の仕入税額控除を適用し、消費税
の還付を受けていた事件などがありました。
国税査察官が裁判所の許可状の交付を受けて、嫌疑
者の事業所や居宅などへ強制調査に入ることができ
るのは、国税犯則取締法の規定によるものです。国税
犯則取締法を通称「国犯法」といいますが、その第
1条には「収税官吏は」の文言からはじまります。
収税官吏とは、国税庁、国税局または税務署の職員
のうち、国税犯則取締法上の調査権限を与えられた
者を指します。国税犯則取締法上の調査権限には
「国犯法第1条」の規定による任意調査と「同法2条」
の規定による強制調査があります。強制調査では犯
則事件を調査する必要がある場合に、管轄する地方
裁判所または簡易裁判所の裁判官の許可(令状)を
得て、臨検、捜索または差押をすることができます。
事務所、居宅などの強制捜査は「国犯法第8条」に
「収税官吏は日没より日出までの間、臨検、捜索又は
差押を為すことを得ず」と規定されており、日の出
以降日没までの着手しか認められておりませんので、
日没まで事務所に臨場し許可状を行使すれば事件
着手ができるということです。
また「国税徴収法1
4
3
条」にも「国犯法」と同じ内容
の捜索の時間制限があります。国税徴収法では滞納
者が財産を引き渡さない場合に、同法1
4
2
条の規定
により捜索ができることとされています。
次に「国犯法3条の2」に「収税官吏は臨検、捜索
又は差押を為すに当たり、必要あるときは錠を外し
戸扉又は封を開く等の処分を為すことを得」とあり、
これは鍵や窓ガラスなどの破壊処分ができるという
ことです。破壊した場合には、後日原状回復の措置
をとります。
また、臨検、捜索、差押を行う場合には、必ず立会
人が必要となります。事務所へ臨場したけど誰もい
ないとした場合に、警察官に立会い要請を行ったり、
成人に達した通行人などの立会いの要請もできます。
脱税による資金の留保形態は、現金・借名預金・
有価証券などが多かったと記憶しています。近年は、
海外に固定資産を保有していたケースもありました。
「マルサの女」
の一場面で査察官が銀行へ調査に行
き、ホテルの経営者の仮名預金などを銀行の支店長
に白状させる場面がありました。あんなに強引では
ないと思いますが、臨検、捜索、差押の許可状を
示せば、何人も拘束することができますし、人の出
入りを禁止することも可能です。銀行などで許可状
を示し、出入り禁止とした場合には、必然的にシャッ
ターを下ろしてもらう場合があります。
必要がある場合には、証拠物を差押さえること
ができます。差押物の明細としましては、現金・
預金通帳・いろんなカードをはじめとしまして、
犯則事実を立証するものであれば、ありとあらゆる
ものになり、この差押物は、将来、裁判が確定した
段階で還付されることになります。
犯則事実の証拠などをもとに、質問調査がはじ
まります。本人への聞き取り調査は、すべて「質問
顛末書」に記録していきます。また、取引先や金融
機関などの調査も行いすべてを証拠にしていきます。
取引先の関係者や銀行員など調査の結果、重要な
部分は
「質問顛末書」
に記録していきます。
「サカン」
は質問顛末書を「シッテン」と呼んでいます。
強制調査に入って、だいたい全国平均で半年から
7ヶ月後に調査書類ができあがり、検察庁への告発
となります。強制調査に着手したうちの、おおよそ
7割強が告発されています。国税局が検察庁へ告発
してから、検察官による捜査が開始され、犯則事実
と規模が固まったときに、検察官が裁判所へ起訴
するということになります。
か
このころ、何故かしらマスコミが 嗅 ぎ付けて、
脱税内容や脱税した法人名或いは脱税した人の名前、
そして脱税額などが新聞やインターネットに載った
りします。
脱税行為を素直に認めたケースで、裁判は2~3
回行われ、判決が言い渡されるわけですが、平成1
8
年度の判決件数は1
6
0
件/1
6
0
件、1
9
年度は1
8
9
件/
1
8
9
件、2
0
年度は1
5
4
件/1
5
4
件、2
1
年度は1
4
1
件/1
4
1
件、2
2
年度は1
5
2
件/1
5
2
件、2
3
年度は1
5
0
件/1
5
0
件、
と全ての犯則嫌疑者が有罪判決を受けていましたが
2
4
年度は1
2
0
件/1
1
9
件の9
9
.
2
%と低下しましたが、
執行猶予のつかない実刑判決事件は増加している
傾向にあります。また、罰金が数千万円となります。
脱税にかかわらず、犯罪には認識や動機などが
問われます。脱税者の多くは、税金は正しく計算し
て納めなければならないという認識は十分にある
と思います。しかし、脱税した動機は、老後のため
や儲かっているうちに蓄財しておきたかったなど、
身勝手な理由が多いようです。脱税した額を正当に
訂正したところの本税、そして重加算税、延滞税、
地方税、それに先程の罰金を納めますと、脱税した
て もと
額以上となりまして、全く手許に残らない結果となり、
多くの日時が調査に裂かれ、精神的苦痛を味わい、
また、名誉も信用も失墜すると思います。
直接的には関係ありませんが、私は釈迦の言葉で
ある「因果具時」を座右の銘にしております。この
言葉は「現在の果を知らんと欲すれば過去の因を
見よ、未来の果を知らんと欲すれば現在の因を見よ」
とのことで、原因と結果は必ず一致するものである
と自分なりに解釈しています。
脱税がいかに重罪で社会悪か、その行為への裏返し
は必ず自分に降りかかってくるものであり、私たち
も日本国民から負託されている「内国税の適正かつ
公平な賦課及び徴収」の実現のために、国税庁発足
の式典においてGHQの内国歳入課長ハロルド・
モス氏が国税庁に贈った「正直者には尊敬の的、悪徳
者には畏怖の的」の精神を踏襲しながら、これから
の税務行政に携わっていきたいと考えております。
また、その一方法として不公平な課税をなくす
ために、そして、脱税者を摘発するために、全国の
国税査察官は国民の皆さんのご理解とご支援を得て
日夜努力しているのです。