「自然と文化」ご案内 - 高知大学

平成23年度
高知大学公開講座
「自然と文化」ご案内
主
催
高知大学国際・地域連携センター生涯学習部門
共
○日
時
○場
所
催
大豊町教育委員会
第1回
8月19日(金)
第2回
9月 2日(金)
第3回
9月 9日(金)
第4回
9月16日(金)
第5回
9月30日(金)
大豊町総合ふれあいセンター
午後7:00~8:45
午後7:00~8:30
午後7:00~8:30
午後7:00~8:30
午後7:00~8:45
3階多目的ホール
○講座タイトルと講師
第1回 ブリ(鰤)を食べたら柚子の香りがするって、本当ですか?
農学部
第2回
農学科
国際支援学
ふかだ
はるひさ
いちかわ
まさひろ
深田
陽久
教授
市川
昌広
~ロコ・トレを行って、元気で長生き~
リハビリテーション部
准教授
いしだ
石田
けんじ
健司
地球にやさしいバイオマス
農学部
第5回
農学科
要介護にならないための運動法
医学部附属病院
第4回
准教授
大豊町の高齢集落での高知大学の取り組み
農学部
第3回
海洋生物生産学
農学科
森林科学
准教授
いちうら
市浦
ひであき
英明
血圧について
医学部
医学科
老年病・循環器・神経内科学
講師
ふるの
古野
たかし
貴志
○募集人員
30人
受講される方にはテキストを頒布し、3回以上出席された方には修了証書を授与します。
○お申し込み
大豊町教育委員会
(TEL0887-72-0450)へ、
8月10日(水)までにお申し込みください。
○受講料
1,200円
○少しだけ、高知大学国際・地域連携センター、生涯学習部門のコマーシャル
高知大学国際・地域連携センター、生涯学習部門では、いろいろな学習の場を提供してい
ます。なんでも、お気軽にご相談下さい。
お問い合わせ先:高知大学国際・地域連携センター生涯学習部門
TEL:088-844-8555 FAX:088-844-8556
*ホームページも見てね
E-mail:[email protected]
URLは →
http://www.kochi-u.ac.jp/~wwwlife/index.html
講座題目・講師一覧
月
日
講座の内容と講師
時間
19:00
~
19:15
開
講
式
ブリ(鰤)を食べたら柚子の香りがするって、本当ですか?
深田 陽久
題目に対する答えは YES!です。こんな話、信じられないと思います。香りがする科学的なデー
8月19日(金)
タを見せても納得いただけないこともしばしばです。でも、ちょっとした工夫をブリの餌にするだけ
19:15
~
20:45
で、ブリから柚子の香りがするようになります。しかも使っている柚子は、「JA 土佐れいほく」から
購入していますので、皆さんが育てて収穫してくれた柚子かもしれません。
近年、養殖漁業の技術改良は進んでおり、上記の様なブリを生産することも可能になってきて
います。今回は農林水産物を利用して、養殖魚の餌と養殖魚の身質の改良を行ってきた話をし
たいと思います。
9月
2日(金)
19:00
~
20:30
大豊町の高齢集落での高知大学の取り組み
市川 昌広
皆さんもご存じのように、大豊町では全国的にみても過疎・高齢化が進んでいます。このまま
では人びとの数はさらに減り、高齢になって、近いうちに廃れてしまう集落も出てくるでしょう。そう
なってもいいのかと問われれば、「それは誰もが望んではいないが、今のご時勢ではどうしようも
ならん」と応えるしかないのかもしれません。高知大学はこの時の勢いに掉をさす取り組みをして
います。集落が持っていた働きを少しでも活性化させ、継続するよう考えた取り組みをしていま
す。今回は、そのような取り組みをなぜ始め、どのようなことをしているのかをご紹介します。
要介護にならないための運動法 ~ロコ・トレを行って、元気で長生き~
石田 健司
「ロコモ」って聞いたことがありますか?「ロコモ」とは、「ロコモティブシンドローム」を略した言葉
で、「腰・膝などの運動器の障害」により「要介護になる」危険の高い状態の事です。日本整形外
9月
9日(金)
19:00
~
20:30
科学会が、2007 年に新しく提唱した考え方です。2007 年日本は 65 歳以上の高齢者が 22%に
なり、世界に先駆けて『超高齢社会』を迎えました。
最近、腰部脊柱管狭窄症(長い距離が一度に歩けない:途中何度も休みが要る)や変形性膝
関節症(膝が痛い・水がたまる・O脚(がに股)になった)といった運動器の疾患で要介護になる
方が急増しているのです。今回どういう方が「ロコモ」になりやすいかを説明し、「ロコモ」の診断
法と対策(ロコ・トレ)の方法を指導します。適切な運動を行い、要介護認定を受けないように心
がけ、元気で長生きしましょう。
9月16日(金)
19:00
~
20:30
地球にやさしいバイオマス
市浦 英明
“バイオマス(biomass)”は、「生物の生命活動によって太陽エネルギーが化学物質に変換・貯
蔵されたもの」で、材料としてだけでなく、エネルギーとしても利活用されています。木材は、バイ
オマスの代表格といわれています。バイオマスは、石油等の化石資源と違い、再生可能資源・再
生可能エネルギーと呼ばれています。木材を例に挙げると、木材を伐採したとしても植林すれ
ば、もう一度再生産することができます。一方、化石資源は一度使用すると再生産されることはな
く、枯渇が心配されています。また、バイオマスは、環境汚染物質を排出する化石資源と違い、
環境に影響を及ぼしません。このことから近年、バイオマスは地球にやさしい資源およびエネル
ギーとして大変注目されています。本講座では、このバイオマス特徴および利用について、お話
をします。
血圧について
古野 貴志
現在、本邦では約 4000 万人の方が高血圧患者であると推測されています。そして今後も、高
齢化の進行により患者数の増加が予想されています。高血圧は、糖尿病や高脂血症などと並び
9月30日(金)
19:00
~
20:30
生活習慣病の代表格ですが、一方でこれと言った特有の症状に乏しいため、自覚の無い方も少
なくありません。放置すれば、血管の合併症を伴って、脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる病
気をもたらすことがあり、管理が大変重要と考えられています。本講義では、血圧の意味、血圧
測定の歴史から測定方法、最近の高血圧診療の取り組み、心臓や血管の合併症とその治療、
そして生活習慣の改善などについてお話しいたします。
20:30
~
20:45
閉
講
式
(修了証書授与)