他 業 種 か ら 介 護 職 場 へ の 就 労 を 支 援 - 岩手県社会福祉協議会

岩手県福祉人材センター主催の
訪問介護員養成研修(2級課程)受講修了者
受講研修者 名 の う ち
8 名が介護 現 場 に 就 労
全国的に他業種から介護職への就
労希望者が増える中、県社協主催の
訪
「 問 介 護 員 養 成 研 修( ホ ー ム ヘ ル
盛岡市および矢巾町などの特別養護
老人ホーム、デイサービス、ヘルパー
ステーションで実施しました。
受 講 者 は 介 護 職 へ の 理 解 と 知 識、
技術について真剣に学び、 月末時
点で受講修了者
名のうち8名の方
この 月に盛岡市の社団医療法人
久仁会が運営する介護老人保健施設
多業種での仕事経験が
介護職場で活かされる
が、介護の現場に就労しています。
20
ヴ
「 ィ ラ 加 賀 野 」に 就 職 し た の は、
盛岡市の矢羽々数馬さん( )。前職
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ングを経て、受講のあっせんを受けた方(詳細は
ハローワークでご確認ください)
を受講対象とし、
延べ 300 時間以上の内容で介護の基本を学び、技
術習得・就職支援をおこなうものです。
※平成23年度も6月から実施する予定です。
いるためか、施設にすっかり溶け込
用者の 口
「腔体操 」に携わるまでに
成長しています。
ています。
の考えが培われているためか、その
ミュニケーションに活かされていま
他分
指導する伊藤介護福祉士は 「
野での仕事経験が利用者さんとのコ
用者から好評です。
300時間を設定しています。
笑顔で”だけに、採用時の基本は人
修で習得してもらう考えです。当施
働きぶりや就労への意欲が職員や利
今年度の研修(6月3日から9月
2日まで)は、多くの面接者から
カリキュラムの内容は 座
「学 (」講
義を中心とした206時間)と、現
座 学 」は、 ふ れ あ い ラ ン ド 岩 手
「
を会場とした講義と、盛岡社会福祉
活かしていきたい と
」話しています。
強みを見極めながら、それを業務に
実
「 習 」 に関わることが好きな方、明るい方
時間)の2つで実施しました。
です。これからは本人の能力や適性、
最近の傾向としては、無資格者が
取得しやすい基礎的ホームヘルパー
専門学校でのパソコンの基本操作を
矢羽々介護員は就労して間もない
にもかかわらず、これまでの倍以上
求職登録をしていたハローワーク
からのあっせんを通じて受講し、採
いという思いから。
とや、将来的に両親の介護を担いた
矢羽々さんの研修受講のきっかけ
は、年齢的に再就職が厳しかったこ
将来的には介護福祉士の
資格取得を目指す
う、 一 緒 に 頑 張 っ て い き た い 」と、
その仕事ぶりを見守っています。
す。自立回復を目指す利用者の方々
が、その人らしい生活が過ごせるよ
場での研修を中心とした
名を選定し、しっかりとした技術を
岩本事務部長は 何
「よりも介護分
野の仕事に対する意識がしっかりし
に人への思いやりや対人サービスへ
ています。これまでの職歴から、既
のカリキュラム時間が自信となって
は製造業(労務管理・営業)やサー
ておらず、ハローワークでキャリアコンサルティ
ビス業でした。
ている中、当研修では失業中で雇用保険を受給し
んでいる様子。先輩職員と一緒に利
〜3カ月の間、130 時間のカリキュラムで実施し
現在は介護員として先輩職員の指
導を受けながら、日勤中心に勤務し
通常のホームヘルパー2級課程では、およそ1
ています。技術面は今後の訓練や研
業能力開発協会の委託を受けて、岩
(
設の理念は“人にやさしく、いつも
手県福祉人材センターが実施してい
2級課程を希望する人が多く、介護
」は、
学 習。 一 方 の 現 場 で の
実
「習
職の就労につなげることを目的とし
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への就労を支援するために、中央職
本会がおこなった訪問介護員養成研修とは…
身につけてもらうために、通常のカ
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リキュラム(130時間)より長い
他業種から
介護職場への就労を支援
笑顔で「口腔体操」を
指導する
矢羽々介護職員
る養成研修です。
パ ー 2 級 課 程 ) 」は、 他 分 野 の 介 護
職未経験者の方々に対して、介護職
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43
「緊急人材育成支援事業基金訓練」
による研修
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10
公正な採用選考を目指して
労働者の採用選考にあたっては、何より「人を人としてみ
る」人権尊重することが大切です。基本的人権の一つである
「職業選択の自由」は、不合理な理由で就職の機会が制限さ
れてはならず、
「就職の機会均等」が成立しなければなりま
せん。
一方雇用主にも、
採用方針 ・ 採用基準 ・ 採否の決定など「採
用の自由」が認められています。しかし「採用の自由」は、
応募者の基本的人権を侵してまで認められてはありません。
これらを実現させるためには、雇用側が応募者に広く門戸を
開いたうえで、差別のない合理的な基準による採用選考をお
こなわなければなりません。
差別のない公正な採用選考の実施にむけて積極的な取り組
みをお願いします。
1. 採用選考の基本
用に結びつきました。
護・リハビリテーションの業務を通
じて、利用者に最善のサービスを提
めています。
供できるよう、その環境づくりに努
日でも早く仕事で恩返しをし
介 護 職 員 が、 い き い き と 自 信 を
「
持って働けるようサポート体制を整
まだ不慣れです
矢羽々さんは 「
が、採用していただいたことに感謝
し、
た い。 将 来 的 に は 介 護 福 祉 士 を 目
えています。また資質向上のための
平成22年度
携帯サイト
QRコード
◆県北地区
◆県南地区
◆沿岸地区
久慈市旭町7-127-3
久慈市総合福祉センター
☎080-1651-6203
(担当専門員)
奥州市水沢区横町2-1
水沢メイプル東館地階
☎080-1651-6205
(担当専門員)
釜石市大渡町3-15-26
釜石市総合福祉センター
☎080-1651-6204
(担当専門員)
パートナー 2010 12月号
指 し た い 」と 話 し、﹁ 通 常 よ り 長 い
300時間のプログラムで熱心に指
う え で、 矢
「 羽々介護員が積み重ね
てきた人生経験が、高齢者の自立を
独自の研修も行っています 」とした
支援する介護現場で活かされるはず
導してもらったおかげで、多くの技
友達づきあいもできました。最近は
術を習得できました。同じ受講者と
利用者さんの喜ぶ笑顔が、自分の喜
福祉・介護人材マッチング支援等事業
福祉のしごと地域就職フェア開催
1月16日(日)
13:00~16:00
北上市 ホテルシティプラザ北上
①₁₂:₃₀~ 受 付
②₁₃:₀₀~ オリエンテーション
③₁₃:₁₀~ 就職に役立つ面接対策講座
④₁₄:₀₀~ 参加施設・事業所PRタイム
⑤₁₄:₃₀~ 面談
(求人案内、施設・事業所等の事業案内)
(参加費無料、入退場自由、履歴書不要)
参加事業所を募集しています
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お知らせ
岩手県盛岡市三本柳8ー1ー3ふれあいランド岩手2F
TEL 019ー637ー4522 FAX 019ー637ー9612
E-MAIL [email protected]
県 北 地 区・県 南 地 区・沿 岸 地 区の 求 人につ いて
は、県内3拠点駐在のキャリア支援専門員も相談
に応じます。
びにつながっています﹂と意欲的。
岩手県社会福祉協議会岩手県福祉人材センター
です 」と話し、その成長に期待して
います。
福祉の求人・求職は岩手県福祉人材センターへ
月から1月をめどに、夜勤など
のローテーションにも加わることに
詳しくは厚生労働省のホームページをご覧下さい。
http://www.hgsc.go.jp/kigyo/kyujin/tool.html
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岩手県福祉人材センターとしても
引き続き受講修了者の就労支援に取
あらかじめ定められた基準により、様々なデータを総合
的に評価して最終判断をすることが必要です。採否(内定)
の決定は速やかに本人に通知しましょう。特に不採用とし
た場合は、応募者の立場に十分配慮をし、その理由を聞か
れたときに明確な回答ができるように判断基準について整
理しておく必要があります。
り組むこととしています。
3. 採否の決定
(内定)
は速やかに
吉 田 看 護 部 長 は 職 員 が 看 護・ 介
職務遂行のために必要となる適性・能力を評価する観点
から、あらかじめ質問項目や評価基準を決めておき、適性
と能力に関係のない事項を尋ねないよう留意しましょう。
また、応募者の基本的人権を尊重する姿勢、応募者の潜
在的な可能性を見いだす姿勢で臨み、できるだけ客観的か
つ公平な評価を行うようにしましょう。
◦面接試験実施要領の作成 ◦面接評価シートの作成
介護老人保健施設とは病状が安定し、病院での治療や入院の
必要がなく、看護・介護やリハビリテーションなどが必要な方
に、自立支援や家庭復帰を支援する施設です。
入所定員は100名。職員数は70名。療養室は個室(12室)、
4人室
(22室)
で構成され、通所リハビリテーション
(定員20名)
の相談も受け付けています。
盛岡市加賀野3ー1ー 6 ☎ 019ー626-5411
なっています。
2. 面接は公正採用選考の基本内容を踏まえて
岩本 宏己 事務部長
メモ 介護老人保健施設ヴィラ加賀野 ◦応募者の基本的人権尊重
(
「人を人としてみる」人間尊重の精神)
◦応募者に広く門戸を開く
(求人条件に合致するすべての人が応募できるよう「就
職の機会均等」実現)
◦採用基準の明確化
(適性・能力に関係のない事項を除く〈心理的打撃を与えな
い〉)
吉田 敬子 看護部長