ビル用マルチVe-upシリーズ 2008/01発行 138p オプション 耐塩害仕様

潮風から本体をしっかりガード。海浜地区におすすめの
室外ユニット《耐塩害・耐重塩害仕様シリーズ》。
●標準仕様と耐塩害仕様との比較(ビル用マルチVe-upⅢの場合)
標準仕様
耐塩害仕様
外 観(注1)
(アイボリー)
(
ライト
キャラメル
)
比較箇所
処理内容
天板・ファン保護網 耐候性ポリプロピレン樹脂
腐食雰囲気に
溶融亜鉛メッキ鋼板+
直接触れる箇所 側板・前板・支柱・ 溶融亜鉛メッキ鋼板+
粉体ポリエステル樹脂内外面32μ以上
防食用粉体ポリエステル樹脂内外面64μ以上
基礎脚
ガルバリウム鋼板
溶融亜鉛メッキ鋼板+
底フレーム
(アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板)
防食用粉体ポリエステル樹脂内外面64μ以上
紫外線吸収剤入り樹脂コーティング
クロスフィン保護網 樹脂コーティング
亜鉛ニッケル合金メッキ
SUS410+ジンロイ+ダクロ処理+防錆剤塗布
ネジ・ボルト
Cu管−A フィン
標準仕様+特殊アクリル樹脂コート
熱交換器
腐食空気が
樹脂製
ファン
通過する箇所
標準品
標準品+防錆剤塗布
ファン電動機
溶融亜鉛メッキ鋼板+
ファン電動機置台・
溶融亜鉛メッキ鋼板
防食用粉体ポリエステル樹脂内外面64μ以上
フレーム・電装品箱
熱間圧延鋼板+常乾燥
熱間圧延鋼板+防錆剤塗布
圧力容器
標準品
標準品+両面樹脂コート
内蔵P板
(注1)JRA耐塩害仕様(E仕様)
・重塩害仕様(H仕様)の塗装色は、アイボリー(標準機)からライトキャメル(2.5Y6.5/1.5)に変わります。
★機種により、耐(重)塩害の仕様が上表と異なっているものがあります。発注の際にご確認ください。
■耐
(重)
塩害仕様シリーズ・機種一覧
機種シリーズ・タイプ
ビル用マルチVe-upⅢ 室外ユニット
氷蓄熱ビル用マルチ
Ve-up G
高COPシリーズ
専用機
室外ユニット
氷蓄熱ユニット
ビル用マルチ
Ve-upQG
室外ユニット
氷蓄熱ユニット
機種名
耐重塩害仕様
RXYP140AH
RXYP160AH
RXYP224AH
RXYP280AH
RXYP335AH
RXYP400AH
RXYP450AH
RXYP504AH
RXYP280AKH
RXYP335AKH
耐塩害仕様
RXYP140AE
RXYP160AE
RXYP224AE
RXYP280AE
RXYP335AE
RXYP400AE
RXYP450AE
RXYP504AE
RXYP280AKE
RXYP335AKE
RSXYP224PE
RSXYP280PE
RSXYP335PE
RSXYP400PE
RSXYP450PE
TSSP560PE
TSSP850PE
TSSP1174PE
RRXYP224PE
RRXYP280PE
RRXYP335PE
RRXYP450PE
TSRP560PE
機種シリーズ・タイプ
室外ユニット 8∼16馬力用
冷暖フリー
ビル用マルチ
Ve-upⅢR
18∼48馬力用
更新用
個別運転マルチ
Ve-upQ
室外ユニット
ご注文により
製作いたします。
機種名
耐塩害仕様
REYP224AE
REYP280AE
REYP335AE
REYP400AE
REYP450AE
REMP224AE
REMP280AE
REMP335AE
REMP400AE
REMP450AE
RQYP140AE
RQYP224AE
RQYP280AE
RQYP335AE
RQYP400AE
RQYP450AE
RQYP504AE
耐重塩害仕様
REYP224AH
REYP280AH
REYP335AH
REYP400AH
REYP450AH
REMP224AH
REMP280AH
REMP335AH
REMP400AH
REMP450AH
RQYP140AH
RQYP224AH
RQYP280AH
RQYP335AH
RQYP400AH
RQYP450AH
RQYP504AH
●当該仕様機は受注より約45日で工場出荷となります。
ご注文により
製作いたします。
《耐塩害仕様》
《耐重塩害仕様》は、
日本冷凍空調工業会標準規格JRA9002に基づいています。
据付場所について
据付上の注意(維持管理について)
耐塩害仕様機は、室外設置機を塩害および、大気汚染の影響を受ける場所に設置
可能な仕様になっています。
種類
JRA耐塩害仕様
潮風には当たらないが
その雰囲気があるような場所
JRA耐重塩害仕様
潮風の影響を受ける場所。
ただし、塩分を含んだ水が
直接機器にはかからない場所
JRA耐塩害仕様機・耐重塩害仕様機は前述のように素材や塗装内容を強化して
いますが、腐食に対して万全ではありません。このため、次のような据付計画と保守を
行うことで防食効果を高める必要があります。
(1)海水飛沫および潮風に直接さらされることを極力回避するような場所へ設置してください。
●機械の設置は建物の風下にしてください。
●やむを得ず海岸面に機械を設置する場合でも、防風板を設けて直接潮風が当たることを避け
てください。
●据付方向に注意してください。
(海岸線に平行と直角では腐食度合いが異なります)
(2)外装パネルに付着した海塩粒子が、雨水によって十分洗浄されるように配慮してください。
据付場所
潮風
海
潮風
海
(3)室外ユニット底板内への水の滞留は、著しく腐食作用を促進させるため、底板内の水抜け性を
損なわないよう傾きなどに注意してください。
(4)海岸地域への据付品については、付着した塩分等を除去するために定期的に水洗いを行って
ください。
(5)水はけの良い場所に設置してください。特に基礎部分の排水性を確保してください。
機種選定の目安※1 ※2
1.室外ユニットの設置場所から海までの
距離が約300mを超え1km以内の場所
1.室外ユニットの設置場所から海までの
距離が約300m以内の場所
2.室外ユニットが建物の影になる場所
2.室外ユニットが建物の表(海岸面)に
なる場所
3.室外ユニットが雨で洗われる場所
3.室外ユニット設置場所のトタン屋根、ベ
ランダの鉄製部の塗り替えが多い場所
4.室外ユニットに雨があまりかからない場所
※1.耐塩害仕様、耐重塩害仕様の選択は、設置環境により条件が変わる場合(例えば季節風、台風
の影響の強い地域)
を除いたときの目安です。
※2.沖縄や離島地域に設置される場合は、
JRA耐重塩害仕様(H)
を使用してください。
(6)据付け、
メンテナンス等にて付いた傷は、必ず補修してください。
(7)機器の状態を定期的に点検してください。
(必要に応じて再防錆処置や部品交換等を実施してください)
メンテナンス時の留意事項
●機械のメンテナンスを十分に行ってください。
(水をはじくグリスやワックス等の防錆塗装を据付時、
および3ヵ月毎に塗布する)
●シーズンオフなど長期間機械を停止する時は、機械にカバーをかける等の処置をしてください。 ※なお、特殊な雰囲気に機械を設置する場合は、別途充分考慮する必要があります。
●この紙面に掲載の商品の価格には消費税は含まれておりません。
耐
塩
害
仕
様