ブレインズタイムズ55号 - ラパンアジル

BRAINS TIMES NO.55 2003 年(平成 15 年)5 月 10 日発行 編集・発行 ㈱ラパンアジル 寺内美知子
東京都練馬区東大泉 7-27-25 〒178-0063 tel 03-5905-1801
fax 03-5905-1802
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言葉使いの笑い話
子どもが不思議に思う…朝でもないのに「オハヨウゴザイ
マス」という挨拶。今日という日のはじめの挨拶なのよ、と
説明しても、納得がいかないみたい。そういう私も最近、納
得のいかない会話に出会い、笑ってしまった。
ロエベ(loewe)にて
評判の皮ジャン見たさに(ブルゾンというべきか…)ロエベ
をひやかしたら、美しい皮製品が並んでいる!う∼ん、あの
バッグ、もっと近くで見てみたい!というものがあって、
(本
当に危険な店でした…)で、ひとつを見せてもらうと、店員
さんは白い手袋を付けて大切そうにバッグを棚から下ろし、
「オカワはコヒツジを使っておりますので、テザワリが良く
てございます」と説明してくれた。私は「オカワ」のところ
で、何?と思考停止状態、ややあって「コヒツジのお皮」と
分かったけれど。
同じような会話がエステティックサロンで行なわれている
と、美容師さんから聞いた。高級エステサロンでは「オカミ」
(髪)、「オメ」(目)などと言うのだそう。
いや∼、「オメ」「オテ」あたりは笑えます。
気がついてみれば、こんな新・丁寧語があらゆる接客業で
使われるようになってきている。ファミレスで注文をし終わ
ると、ウェーターが注文を復唱し、「…で、よろしかったでし
ょうか?」と聞かれるが、これも丁寧なのか、失礼なのか、
疑問に思うところ。大手電気店のレジでは「おためですか?」
とポイントを使うのか、貯めるのかと聞かれる。
そういえば、いぬ業界も面白いらしい。
ペットショップでは、犬をお客さまの娘か息子のように扱う
ので、言葉も坊ちゃん、お嬢さんへの使い方に準じるらしい。
犬のレインコートを「お客様と同じものを着ていただけます」
って、犬に着ていただけるのか、お客様が犬と同じものを着
ていただけるのか??
さて、ロエベに話が戻るが、ロエベは、ドイツ人エンリケ・
ロエベがマドリードに皮革製品の工房を開いたのが始まり。
1997年にナルシソ・ロドリゲスがクリエイティヴ・ディレク
ターとなってブランドに新風を吹き込んで以降の商品が面白
いのだが、その少し前からLVMHグループ(モエ・ヘネシー・
ルイ・ヴィトン・グループ)に属している。LVMHグループの
ファッション部門には、セリーヌ、ジバンシィ、E.プッチ、
フェンディ、D.キャラン、M.ジェイコブスなど高級ブランド
があるが、これらの日本店での日本語が微妙に面白いので
は?と私はアタリをつけたので、いくつかの店へ出かけてみ
ようと思っている。
石につくもの
磯の生き物 塀のスミレ
子供たちは石垣や岩壁
の前にしゃがみ込んで、
生物を探すのが大好き。
私も子供の頃は、石につ
くものをのぞき回った
ものです。
六本木ヒルズ 人の
集まるところとして
消費分野で活発な
人達がどのような人
なのか、目で確かめ
たければ、六本木ヒ
ルズへ行ってみると
いい。昼11時を過ぎ
ると、六本木駅方向
から大勢の人がやっ
てきて、案内図を確
かめて入っていくの
は、わいわい楽しそ
うな中高年女性の2、
3人連れが圧倒的に
多い。
丸ビルも汐留も楽し
かった、という人達。
シニア夫婦も結構い
るが、女性が主役で、
男性はおまけ的に見
えてしまう。
幼児を連れたお母さん同士、幼児と母と祖母の組み合わせも
多い。
六本木ヒルズ 建物として
感想は「印象的な風景のない街」。六本木ヒルズは、さまざ
まなジャンルの人気店が集合して「回遊する楽しみのある街」
になっている。しかし、並んだ人気店を回遊するだけで、無
意味にほっつき歩いて楽しい、わけの分からん危なさなどは
ない、屈託のない街に見える。森ビルのHPによると、
「六本木
ヒルズは、東京に文化の核をつくり、日本を代表する文化都
心を創出するために計画された」というが、概観から感じる
のは、新しいものを生み出すエネルギーよりは、人々にサー
ビスし、サービスによって潤う街という印象。ヒルズの中に
住んで、自ら東京の核になろうとする人には違う印象を与え
るのだろうか。
六本木ヒルズ お客様は2種類
建物の概観デザインに期待していたので、期待外れに感じ
たのだが、住宅棟の設計デザインにはコンランの名前があが
っている。都会的なコラボレートが持ち味のコンランのイン
テリアにを好む、新しい東京のリッチ層がヒルズの住民なの
だろう。ルイヴィトン等のLVMHグループでも都会型新リッチ
へのサービスを強化しているが、六本木ヒルズのVIPサービス
を甘受するのも同じ層のようだ。