NO. 慶應義塾大学信濃町メディアセンター(北里記念医学図書館) DEC. 2004 開館時間 平日 8:45-21:00 土曜 8:45-18:00 日曜 12:00-17:00 12 2004 Sun Mon Tue Wed 1 Thu Fri Sat 2 3 4 学部生長期 貸出開始 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 31 2005/1/1 休館 天皇誕生日 休館 26 27 28 29 短縮開館 ∼16:30 休館 2 3 休館 30 4 休館 5 休館 6 休館 7 休館 8 休館 信濃町メディアセンター企画による「電子リソース活用講座」のほか、 カスタムメイドのオリエンテーション、セミナーも承ります。 医局、研究グループなどでお気軽にレファレンス係 (内62755または[email protected])までご相談ください。 ・館内ツアー、サービス紹介 ・臨床支援のための検索ツールと情報源 ・データベース検索から論文入手まで 目 次 カレンダー ………………………………………………………………………………………………1 掲示板 ……………………………………………………………………………………………………2 年末年始の開館予定 冬季長期貸出のお知らせ スタッフの窓 ……………………………………………………………………………………………3 図書館実習を終えて(立教大学文学部 母里馨容子) 図書館実習を終えて(慶應義塾大学文学部 中尾茉莉子) 雑誌の動き ………………………………………………………………………………………………4 寄贈図書 日誌 ………………………………………………………………………………………………………5 きたさとニュース no. 274(2004. 12) 1 掲示板 冬季長期貸出のお知らせ 年末年始の開館予定 学部生を対象に、下記の要領で長期貸出を実 年末年始の信濃町メディアセンター(北里記 施します。長期貸出をした資料は返却期限の更 念医学図書館)の開館日程および時間は、以下 新ができませんので、期限日までに必ずお返し の通りです。 ください。同じ資料を再度借りたい場合は、一 度書架に戻ってからご利用ください。 12月28日(火)まで通常どおり開館 ※ただし、12月26日(日)は休館 対象者:学部生 12月29日(水)8:45∼16:30(短縮開館) 対象資料:通常2週間貸出のもの(図書など) 12月30日(木)∼1月4日(火) 休館 実施期間:12月1日(水)∼12月28日(火) 1月 5日(水)より通常どおり開館 返却期限:2005年1月12日(水) 大学院生・教職員については、通常どおりの 貸出となります。 2 きたさとニュース no. 274(2004. 12) スタッフ の窓 図書館実習を終えて 図書館実習を終えて 立教大学文学部 日本文学科3年 母里馨容子 慶應義塾大学文学部 図書館・情報学専攻3年 中尾茉莉子 私は、他大学の大学図書館はどのようなサービス 信濃町メディアセンターに、図書館実習で参りま を行っているのだろうかと関心がありました。信濃 町メディアセンターが医学図書館であると知り、大 学図書館として位置付けられながら、医学という専 門分野をサービスの対象としている点にとても興味 を持った為、信濃町メディアセンターでの実習を希 した。以前より、医学図書館が発行する「きたさと ニュース」や、伝統ある北里記念医学図書館は、図 書館情報学専攻の私にとって関心の高いものでし た。 このセンターは、医学部・看護医療学部の学生を 望しました。図書館が、医学の研究目的としてだけ でなく、実際に病院で働いていらっしゃる医師や看 護婦の方々も利用されており、医療の現場からの高 いニーズがあることを知り、とても新鮮な印象を受 けました。 実習中、非常に印象に残ったのは、今まさに図書 主な対象にした図書館ではなく、医師や教員・研究 者の利用が著しかった事に驚きました。日吉や三田 の図書館は、ここと比較すると蔵書数も膨大であり、 利用者数の多くを学生が占めています。一方ここは、 利用者数は日吉・三田には及ばないものの、慶應義 塾大学の一図書館であるばかりでなく、日本を代表 館サービスの転換期であるということです。特に電 子ジャーナルの導入により、利用者の方が図書館に 来館しなくても文献を手に入れることが可能となり つつあります。しかし、著作権の問題、契約の問題、 エンドユーザーへの対応など、課題はまだ残されて する医学図書館である事を実習で学びました。 それを最も感じたのは、信濃町メディアセンター における、文献複写提供業務です。これは通称「ILL サービス」と呼ばれています。ILLサービスは、学 内・学外を問わずに依頼され、複写業務を担当する いるということも知りました。それと共に、日々進 化する電子媒体に対して司書自身も勉強し続けてい く必要があると知り、現実的な問題として今後を見 据えた、先進的なサービスが行われていることを実 感しました。また、相互貸借サービスを代表として、 職員の方は、毎日依頼される文献複写依頼に「迅速」 かつ「正確」に対応なさっていました。専門図書館 としての豊富な蔵書のみならず、こうした姿を見る につけ、更に医学図書館に魅力を感じるようになり ました。 塾内に限らず、学外に幅広くサービスを提供してお り、“社会に貢献している”という意識が根底にあ 洋雑誌の受け入れ数は、ILLへの依存や、予算的 な制約、スペース的な制約のために減少しつつあり ることが分かり、図書館の元来の存在意義を実行さ れていることに、感銘を受けました。 ます。これは、医学図書館員にとっても、利用者に とっても悩ましい事態です。こうした状況の下で、 実習が始まる前は、実習への期待の反面、知識不 利用者ニーズにどこまで応えてゆけるのか、図書館 足で迷惑をかけたりしないだろうか、2週間実習が 務まるだろうかと不安と緊張が入り混じった気持ち でしたが、日を追うごとに、それは自然と解消され ていきました。毎日様々な業務に携わることができ ましたが、皆様のプロフェッショナルな意識がうか がえ、それぞれの業務は全て関連しており、図書館 の選書能力が問われていると感じました。「選書」 は図書館にとって一大イベントで、私の実習中にも 取り組まれていました。 私自身、図書館司書を目指す一人として「利用者 サービス」に大変関心があります。この実習では、 利用者をかげながらサポートする職員の皆さんの サービスを支えているのだと分かりました。また、 皆様にお忙しい中時間を割いて頂き、熱心にご指導 して下さったため、大変有意義な実習となり、改め て図書館で働くことに対して魅力を感じました。短 い間でしたが、本当にありがとうございました。 日々の業務に参加させていただき、丁寧に教えてく ださった事を感謝しております。これから、図書館 情報学専攻の学生として、司書を目指す一人として、 「利用者」に視点を当てて研究して行こうと思いま す。ありがとうございました。 きたさとニュース no. 274(2004. 12) 3 雑誌の 動き 2004年9 −10月 [新規] 日本骨代謝学会学術集会プログラム抄録集 東京:日本骨代謝学会 22(2004)− Oral science international Tokyo : Japanese Stomatological Society 1(2004)− [誌名変更] MOOK肺癌の臨床 annual review 東京:篠原出版新社 2003(2003)− (継続前誌 : 肺癌の臨床) NPO法人日本医学図書館協会会員名簿 東京 : 日本医学図書館協会 H16(2004)− (継続前誌 : 日本医学図書館協会加盟館員名 簿) 寄贈 図書 千野 直一 殿 ADL・IADL・QOL 大橋正洋、木村彰男、 蜂須賀研二編集 千野直一、安藤徳彦編集 主幹 金原出版 2004.9(リハビリテーショ ンMOOK;9) 武田 純三 殿 麻酔科学スタンダード Ⅳ.関連領域 小 川節郎[ほか]編集 克誠堂出版 2004.10 宮川 義隆 殿 アメリカ医療改革へのチャレンジ ウォルタ ー・ツェルマン、ロバート・ベレンソン著 宮 川路子、宮川義隆訳 東洋経済新報社 2004.9 近藤 誠 殿 データで見る抗がん剤のやめ方始め方 近 藤誠著 三省堂 2004.9 新・抗がん剤の副作用がわかる本 近藤誠 著 三省堂 2004.9 がん治療総決算 近藤誠著 文藝春秋 2004.9 黒坂 大次郎 殿 白内障手術核分割完全マスター 黒坂大次郎、 白神史雄編集 メジカルビュー社 2004.11 (眼科インストラクションコース;No.1) 澤口 聡子 殿 法医学と看護 澤口聡子著 鹿島出版会 2004.10 2004年9−10月 池田 康夫 殿 血栓症:やさしく・くわしく・わかりやすく 後藤信哉、浅田祐士郎共著 池田康夫監修 南江堂 2004.9 白血病はこわくない:臍帯血でつなぐ命のき 4 ずな 幸道秀樹編集 浅野茂隆、池田康 夫監修 アドスリー 2004.10 日本内科学会 殿 より良い生活習慣のために:医師が支える行 動変容 日本内科学会認定内科専門医会編 集 日本内科学会 2004.9 以上、蔵書に加えさせていただきます。あり がとうございました。 きたさとニュース no. 274(2004. 12) 日誌 2004年9 −10月 2004. 9. 7 臨時拡大事務長会議 (三田:風間・舘・上原) 9. 9 リソースシェアリング委員会 (三田:上原) 9. 10 看護医療学部図書室見学アテンド (湘南藤沢:園原) ネットワーク推進委員会 9. 15 IMICとの総務会 (システム会議室:風間) (会議室:風間・宮崎・舘) K-RIS打ち合わせ (信濃町:酒井) JMLA認定資格運営委員会 (慈恵医大:舘) 9. 17 部課長・師長会 (中会議室:風間) メディアセンター事務長会議 (三田:風間) 私立大学図書館協会総会 (青山学院大:上原) 図書館活動論(出張講義)打ち合わせ (三田:酒井) 9. 18 シソーラス研究会 (慈恵医大:園原) 9. 19 臨時休館(キャンパス省電体制への協力) 21 RefWoks説明会 (会議室:舘・酒井・園原) 9. 22 解剖諸霊供養法会手伝い 電子リソース活用講座 (芝増上寺:園原) (新教育研究棟:舘・酒井・園原) 9. 24 キャンパス事務連絡会 (ラウンジ:風間) 9. 27 雑誌契約打ち合わせ (三田:風間) 情報資源管理特殊講義Ⅷ 9. 28 防衛医科大学見学対応 女子高等学校見学対応 9. 29 雑誌コンソーシアム打ち合わせ 全塾雑誌担当者会議 9. 30 JMLA雑誌委員会 (レファレンスカウンター:酒井) (風間・舘) (園原) (三田:風間・舘・上原) (三田:上原) (第一会議室:風間) 目録WG (三田:柴田) 図書館活動論Ⅱ (三田:酒井) 10. 4 情報資源管理特殊講義 (図書館:酒井) 10. 6 K-RIS打ち合わせ (三田:酒井) 図書館活動論(出張講義) 10. 8 ネットワーク推進委員会 文部科学省研究調査 (三田:酒井) (システム会議室:風間) (千葉大:酒井) 10. 12 志木高等学校見学対応 (園原) 10. 13 電子リソース活用講座2 (新教育研究棟:舘・酒井・園原) きたさとニュース no. 274(2004. 12) 5 10. 14 図書館活動論(出張講義) SIST分科会 (JST:柴田) リプレースWG (三田:辻・宮崎) 10. 15 部課長師長会 (中会議室:風間) メディアセンター事務長会議 (三田:風間) 10. 18 全塾DB委員会 (三田:舘) 10. 19 電子リソース活用講座3 (新教育研究棟:舘・酒井・園原) 全塾目録WG (三田:柴田) 10. 20 全塾PS事務担当者会議 (三田:原) 10. 21 慶應義塾高等学校見学対応 (舘・原) 図書館活動論(出張講義) (三田:酒井) 10. 22 キャンパス事務連絡会 (ラウンジ:風間) 10. 26 湘南藤沢高等部見学対応 (酒井・辻) 10. 27 IMIC総務会 (IMIC会議室:風間・宮崎・舘) 電子リソース活用講座4 (新教育研究棟:舘・酒井・園原) JMLA関東地区評議員会打ち合わせ (第一会議室:風間) 10. 28 図書館活動論(出張講義) 6 (三田:酒井) (三田:酒井) きたさとニュース no. 274(2004. 12) 編集 後記 猛暑と10月の多雨の後、落ち葉の季節になり、図書館の前にも毎日落ちてきていますが、昨年樹木の 大幅な剪定がありましたので、今はだいぶ減ったようです。以前は大雨の時に排水口を詰まらせ屋上や テラスなどに大きな水溜りを作らせていたのですが、屋上の防水工事および排水口の交換もありかなり 改善されました。とはいえ10月の台風の際には2階のテラスの排水口に落ち葉が詰り雨水が20cmも溜ま りましたが、落ち葉を取り除いて事なきを得ました。落ち葉はこまめに掃除する必要があるとの再認識 をしました。 もうすぐ年末ですが、今年は資料の山中資料センターへの移動およびその後の館内移動作業もあり、 館員一同の頑張りと利用者の皆様のご協力により無事に終了し、書架も少しすっきりしたようです。再 び書架が一杯になる4年から5年後までに書庫の問題が解決されるよう、今後も頑張って行きたいと思い ますのでさらなるご協力をお願いいたします。 (T.M.) 編 集 きたさとニュース編集委員会 [email protected] 発 行 所 慶應義塾大学信濃町メディアセンター 〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地 TEL 03-5363-3723 発 行 日 平成16年12月1日 印 刷 所 ㈱伸樹社 FAX 03-5363-3859 きたさとニュース no. 274(2004. 12) 7
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