1.4MB

日本の水質総量削減制度について
平成24年2月28日
日本国 環境省水・大気環境局
水環境課 閉鎖性海域対策室
本日の発表内容
1.日本の水質総量削減制度の概要
2.水質総量削減基本方針及び削減計画の策定
3.水質総量削減の実施
(1)発生負荷量の削減等
(2)モニタリング
4.目標達成状況の考査と定期的な見直し
2
1.日本の
水質総量削減制度の概要
3
総量削減対策の位置付け
共通の対策
水質汚濁防止法(1970年制定)
−工場排水対策
有害化学物質、重金属、BOD・COD等の排水規制
特定事業場の監視・指導
−生活排水対策
下水道、浄化槽、農業集落排水施設等の整備
−水質の汚濁の状況の常時監視
閉鎖性海域におけ
る特別の対策
水質汚濁防止法等
−CODの総量削減(1979年開始)
−全窒素・全りんの排水規制(1993年施行)[88海域]
−全窒素、全りんの総量削減(2001年開始)
4
環境基準
人の健康の保護に関する環境基準 (公共用水域27項目、地下水28項目)
項目
基準値
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
10 mg / L以下
生活環境の保全に関する環境基準 (河川6項目、湖沼8項目、海域8項目)
利用目的の適応性
基準値
全窒素
全りん
湖沼
Ⅰ
自然環境保全
0.1 mg / L 以下
0.005 mg / L 以下
Ⅱ
水道1,2,3級、水産1種、水浴
0.2 mg / L 以下
0.01 mg / L 以下
Ⅲ
水道3級(特別なもの)
0.4 mg / L 以下
0.03 mg / L 以下
Ⅳ
水産2種
0.6 mg / L 以下
0.05 mg / L 以下
Ⅴ
水産3種、工業用水、農業用水
1 mg / L 以下
0.1 mg / L 以下
利用目的の適応性
基準値
全窒素
全りん
海域
Ⅰ
自然環境保全
0.2 mg / L 以下
0.02 mg / L 以下
Ⅱ
水産1種、水浴
0.3 mg / L 以下
0.03 mg / L 以下
Ⅲ
水産2種
0.6 mg / L 以下
0.05 mg / L 以下
Ⅳ
水産3種、工業用水、生物生息環
境保全
1 mg / L 以下
0.1 mg / L 以下
5
排水基準
有害物質に係るもの
対象:全ての特定事業場
有害物質の種類
アンモニア、アンモニウ
ム化合物、亜硝酸化合
物及び硝酸化合物
許容限度
1 L につきアンモニア性窒素に0.4
を乗じたもの、亜硝酸性窒素及び
硝酸性窒素の合計量100 mg
生活環境項目に係るもの
対象:1日当たりの排出水の量が50 m3以上の特定事業場
項目
窒素含有量
りん含有量
許容限度
120 mg / L(日間平均60 mg / L)
16 mg / L(日間平均8 mg / L)
6
濃度規制と総量削減との違い
濃度規制
総量削減
目的
排出源に近い場所におい
て、水質汚濁による環境
への悪影響を防ぐため
排出水の最終到達地であ
る閉鎖性海域の水質を管
理するため
対象
物質
重金属やVOCなど、人の
健康や生活環境に係る被 主に富栄養化の原因とな
害を生ずるおそれがある る物質
物質全て
長所
排出源の管理が容易
排出源の状況に応じた調
査方法を組み合わせること
が可能
短所
場所によっては濃度規制
の適さない場合がある
排出水の定性的・定量的
な調査を濃度規制よりも厳
密に実施する必要がある
7
総量削減の対象となる主な汚濁負荷発生源
○産業系
工場・事業場
下水処理場(産業系)
○生活系
下水処理場(生活系)
し尿処理場
浄化槽
○その他系
畜産
山林・農地・市街地
廃棄物最終処分場
養魚場
8
総量規制制度の概要(1978年水質汚濁防止法改正) 総量削減基本方針(環境大臣) 目標年度、削減目標量、削減の関連基本事項
総量削減計画 (都府県知事) 生活、産業及びその他の削減目標量、方法等
総量規制基準
削減指導等
•日平均排水量50m3以
上特定事業場
•濃度×流量=負荷量
•負荷量測定義務
•小型事業場対策
•未規制事業場対策
•農業、畜産、漁業等
•一般家庭
•底泥除去や覆砂等の底
質改善対策
事業実施
•下水道と浄化槽等の
整備
•高度処理
9
総量削減の対象水域及び対象地域
東京湾
瀬戸内海
東京
大阪
伊勢湾
凡例
県境
総量削減対象地域
10
2.水質総量削減基本方針
及び総量削減計画の策定
11
水質総量削減対策の経緯
基本方針策定
目標年度
対象項目
第1次
1979年6月
1984年度
COD
第2次
1987年1月
1989年度
COD
第3次
1991年1月
1994年度
COD
第4次
1996年4月
1999年度
COD
第5次
2001年12月
2004年度
COD、窒素、りん
第6次
2006年11月
2009年度
COD、窒素、りん
第7次
2011年6月
2014年度
COD、窒素、りん
12
第7次総量削減基本方針(東京湾)
(2011年6月15日策定)
1 削減の目標
○発生源別の削減目標量
(単位:トン/日)
化学的酸素要求量
窒素含有量
りん含有量
削減
目標量
(参考)2009
年度における量
削減
目標量
(参考)2009
年度における量
削減
目標量
生活排水
119
124
118
122
8.5
9.0
産業排水
36
36
25
26
1.4
1.4
その他
22
23
38
37
2.2
2.5
総 量
177
183
181
185
12.1
12.9
○都県別の削減目標量
(単位:トン/日)
化学的酸素要求量
削減
目標量
(参考)2009
年度における量
(参考)2009
年度における量
窒素含有量
削減
目標量
りん含有量
(参考)2009
年度における量
削減
目標量
(参考)2009
年度における量
埼玉県
66
69
52
55
3.2
3.5
千葉県
33
35
33
33
1.9
2.0
東京都
53
54
66
67
4.8
5.1
神奈川県
25
25
30
30
2.2
2.3
177
183
181
185
12.1
12.9
総 量
13
第7次総量削減基本方針(東京湾)
(2011年6月15日策定)
2 目標年度
目標年度は2014年度とする。
3 汚濁負荷量の削減の方途
(1) 地域の実状に応じ、下水道整備を促進するほか、浄化槽、農業集落排水施設、コ
ミュニティ・プラント等各種生活排水処理施設の整備を進めるとともに、生活排水
処理の高度化及び適正な維持管理の推進等の生活排水対策を計画的に推進す
ること。
加えて、合流式下水道の改善の取組を推進すること。
(2) 指定地域内事業場について、これまで行われてきた汚濁負荷削減の取組実績、
難易度、費用対効果、除去率の季節変動等に配慮した適切な総量規制基準を定
め、その遵守を図ること。
また、小規模特定事業場、未規制事業場等について、引き続き、上乗せ排水基準
の設定等による排水規制、汚濁負荷の削減指導等を行うこと。
(3) 過剰な化学肥料の使用を抑えること等による環境負荷の軽減等に配慮した環境
保全型農業の推進、家畜排せつ物の適正管理及び高度利用の推進、養殖漁場
の環境改善等の施策を推進すること。
(4) 情報発信、普及・啓発等を通じて広範な理解と協力を得ること。
14
第7次総量削減基本方針(東京湾)
(2011年6月15日策定)
4 その他汚濁負荷の総量の削減に関し必要な事項
(1) 残された干潟・藻場を保全するとともに、失われた干潟・藻場の再生の推進
を図ること。
(2) 水質改善に資する取組として、自然にある栄養塩や餌を利用して行う藻類
養殖、貝類養殖等を推進するとともに、水生生物の安定的な漁獲を一層推
進すること。
(3) 浚渫や覆砂等の底質改善対策の推進を図ること。
(4) その他汚濁負荷量の総量の削減に関し必要な諸施策を講ずること。
15
総量削減計画の構成例
発生源別の汚濁負荷量の削減目標量
COD(生活系、産業系、その他)
窒素含有量(生活系、産業系、その他)
りん含有量(生活系、産業系、その他)
削減目標量の達成の方途
○生活系排水対策
・ 下水道の整備等
・ 下水道以外の生活排水処理施設の整備
・ 一般家庭における生活排水対策
○産業系排水対策
・ 総量規制基準の設定
・ 総量規制基準が適用されない
工場又は事業場に対する対策
○その他の汚濁発生源に係る対策
その他汚濁負荷量の総量の
削減に関し必要な事項
・
・
・
・
・
・
・
・
底質汚泥の除去等
中小河川の河川直接浄化施設
河川の流量確保等
水辺の自然環境の保全・再生
水質汚濁の監視等
汚濁発生源の監視
調査研究の推進
その他
・ 農地からの負荷削減対策
・ 畜産排水対策
・ 養殖漁場の改善
○普及及び啓発等
16
3.水質総量削減の実施
(1)発生負荷量の削減等
17
生活系の負荷削減対策
1.下水道、合併処理浄化槽等生活排水処
理施設の整備
2.下水道終末処理場の処理の高度化
3.合流式下水道からの越流負荷対策
4.合併処理浄化槽による雑排水処理 等
18
下水道普及率
(x10000)
総人口(x10000)
普及率(%)
2005
2000
1995
1990
1985
1980
1975
1970
1965
1961
普及人口(x10000)
水質総量規制
(1979)
排水規制(1971)
総量削減開始時点には28%の下水道普及率が約70%に増加
19
産業系の負荷削減対策
1.事業場への総量規制基準の適用
2.小規模事業場などの規制対象外事業
場への排出適正化への指導
3.排水処理施設の適正管理
4.排水処理施設の高度化
等
20
総量規制基準の算出式
都道府県知事による総量規制基準の設定
総量規制基準は、以下の算式により設定される
L = Σ(C・Q×10−3)
L:排出が許される汚濁負荷量(単位:kg/日)
C:都府県知事が業種・施設(大きく分けて215種)ごとに、
COD(窒素、りん)について定める値(単位:mg/L)
Q:業種・施設(大きく分けて215種)ごとに
分けた特定排出水の量(単位m3/日)
21
総量規制基準の業種区分毎の範囲例
環境大臣が総量規制基準に係る業種その他の区分(全215区
分)及びその区分毎の範囲を設定(下表は窒素の設定例:一部)
第7次におけるC値の幅
項
番
号
業種その他の区分
Cno
下限
Cni
上限
下限
上限
畜産農業
60
120
60
70
備考(総面積50㎡以上の豚房施設を有するもの)
60
200
60
70
3
天然ガス鉱業
60
150
60
70
4
非金属鉱業
10
15
10
15
5
部分肉・冷凍肉製造業又は肉加工品製
造業
25
50
10
25
2
都道府県知事は、環境大臣が定める範囲内で自県の
22
事業場に適用されるC値を設定
総量規制基準の遵守
※法:水質汚濁防止法
測定手法の届出
(法第14条第3項)
立入検査
報告徴収
汚濁負荷量の測定・記録・保
存義務(法第14条第2項)
記録・保存
義務違反
(法第33条)
総量規制基準遵守義務
(法第12条の2)
罰則
総量規制基準不適合のおそれ
改善措置命令
(法第13条第3項)
改善措置命令違反
(法第30条)
23
その他の負荷削減対策
1.家畜排泄物リサイクル法に基づく畜産
廃棄物対策の推進
2.環境保全型農業の推進、農家への施
肥適正化の指導
3.養殖業者への給餌適正化の指導
等
24
3.水質総量削減の実施
(2)モニタリング
25
発生負荷量の集計区分
下水処理場(産業系)
産業排水
指定地域内事業場
小規模事業場・未規制事業場
※
下水処理場(生活系)
処理後
生活排水
未処理
し尿処理場
201人以上浄化槽
200人以下浄化槽
※
雑排水
※
下水処理場(畜産系)
畜産
50m3/日以上の畜舎(牛・馬・豚)
その他(牛・馬・豚)
※
下水処理場(その他系)
その他
土地
養殖
市街地・山林・水田・畑 等
※
廃棄物処分場排水
※
養魚場における給餌 等
※
※:原単位法
により把握
26
発生負荷量調査の調査票
指定地域内事業場 調査票(基本)
都府県:
【事業場名称:
】
様 年 都 事業場
府
式 度 県
番号
(1 (2 (3
(4)
海
特定
市町村
域
排出
(5)
(6)
河川
稼
動
特定施設
(8)
(9
(10)
(7
:報告必須項目
産業
分類
(11)
届出水質A(mg/l)
上乗せ排水基準(mg/l)
COD
BOD
COD
BOD
通常(14) 最大(15) 通常(16) 最大(17) 平均(18) 最大(19) 平均(20) 最大(21)
届出水量A( m 3/日)
通常 (12)
最大 (13)
.
.
.
.
計測
箇所
数
告
示
別
記
二
告示
別記
二の
三
C O D 濃 度
測
定
頻
度
(32) (33) (34) (35)
計測
COD ①
T−N
T−P
T−P
T−N
通常(22) 最大(23) 通常(24) 最大(25) 平均(26) 最大(27) 平均(28) 最大(29)
T-N ②
箇所
数
告示
別記
一の
三
告示
別記
一の
四
計測
箇所
数
⑥
活
性
炭
⑧
⑨
硝
化
脱
窒
膜
分 逆
離 浸
透
膜
等
告
示
別
記
一
告
示
別
記
一
⑫
そ
の
他
告
示
別
記
一
告
示
別
記
一
計測
箇所
数
設
置
台
数
告
示
別
記
一
告
示
別
記
一
告
示
別
記
一
(54) (55)(56)(57)(58) (121)
(その他処理の内容)
(122)
場合は、具体的な処理方式をお書き下さい(複数記入可)
実測水質A(mg/l)
うち希釈水量
COD
推定希
BOD
T−N
釈
(62)
(63)
(64)
.
.
. .
.
.
.
水質
.
.
..
.
.
.
推定希
T−P
釈
(66)
.
.
. .
.
.
.
(67)
.
.
.
.
.
.
水質
..
..
.. . .
..
..
. .
.
.
様 式 2 の み 記 入
番号 合 計 ① 生活系 ② 産業系 ③ 畜産系 ④
(82)
排水量(m 3 /日)
COD (89)
.
.
.
.
負荷量
T−N (96)
.
.
.
.
(㎏/日)
T−P (103)
.
.
.
.
※他都府県分の処理を行っている場合は、別様式「下水処理場・他都府県分処理」に
本都府県分・他都府県分の内訳をご記入、ご提出下さい。
区分(81)
その他系 ⑤
浄化槽
人数 種類
. .
. .
.
.
(115)
(116)
様式8のみ記入
家畜頭数
(頭)
牛 (117)
馬 (118)
豚 (119)
※様式12の家畜頭数
の内数です。
.
.
T-P ③
実測負荷量B(kg/日)
COD
T−N
T−P
(71)
(72)
(73)
(74)
(75)
4
②
5
③
6
④
7
⑤
8
⑥
9
⑦
10
⑧
11
⑨
12
⑩
1
⑪
2
⑫
3
負荷
量
最大
日
.
.
実測水量B
( m 3/日)
COD (77)
様 式 4∼ 7の み 記 入
.
.
.
.
.
.
月
①
水質
.
.
.
.
推定希
釈
(69)
.
.
.
.
.
.
※「②その他生物処理」「⑪その他高度処理」「⑫その他」に該当する
実測水量A
(m 3 /日)
.
.
T − P 濃 度
(49) (50)(51)(52)(53) (120)
⑩
⑪
膜 そ高
分
の度
離生 他処
物
理
.
.
)
⑦
油
水
分
離
設
置
台
数
.
.
)
⑨
⑩
以
外
⑤
オ
ゾ
ン
処
理
)
他
生
物
処
理
④
砂
ろ
過
告
示
別
記
一
(
そ
の ①
③
凝
集
沈
殿
(
②
(
処理施設の有
無
告
示
別
記
一
(36) (37)(38)(39)(40)(41)(42)(43)(44)(45)(46) (47) (48)
①
活
性
汚
泥
.
.
T − N 濃 度
告
示 計 測 器 COD計 測 器 TOC計 測 器 TOD 計 測 器 UV
別
設
設
設
設
記
置
置
置
置
一
台
台
台
台
.
.
総量規制基準値
(kg/日) 運用開
始
(30)
.
.
.
.
流 量
用紙番号:
T-N (78)
T-P (79)
排水量最大日(80)
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
稼
動
日
数
(76)
27
汚濁負荷量の自主測定
汚濁負荷量自主測定義務
総量規制基準が適用されている事業場から排出水を排出
する者は汚濁負荷量を測定・記録・保存しなければならな
い。また、その測定手法をあらかじめ知事に届け出なけれ
ばならない
測定頻度
事業場日平均
排水量
50m3以上
100m3未満
1回以上/30日
100m3以上
200m3未満
1回以上/14日
200m3以上
400m3未満
1回以上/7日
400m3以上
毎日
28
対象水域の環境モニタリング
1.負荷削減による水質改善効果を把握・
検証するため、対象項目(COD、T-N、
T-P)に関する水質モニタリング
2.対象項目以外の富栄養化の指標項目
(Chl-a濃度や底層DO濃度など)につい
ても、モニタリングにより水質改善効果
を把握
29
指定水域における水質監視
調査項目
COD、T−N、T−P、DO、透明度、
クロロフィルa、シリカ、水温、塩分、
pH、植物プランクトン、底生生物
調査地点数
海域
東京湾 伊勢湾 瀬戸内海
公共用水域水質測定調査
(環境基準点)
49
32
449
広域総合水質調査
21
33
127
30
4.目標の達成状況の考査と
定期的な見直し
31
定期的な見直し
・負荷削減状況の分析及び評価
・水質改善状況の分析及び評価
5年ごとの見直し
・総量削減基本方針
・総量削減計画
・総量規制基準
32
削減目標量と実績値の比較
1.CODにおける比較
(単位:t/日)
東京湾
生活排水 産業排水
目標
第1次
(1984)
実績
実績/目標
目標
第2次
(1989)
実績
実績/目標
目標
第3次
(1994)
実績
実績/目標
目標
第4次
(1999)
実績
実績/目標
目標
第5次
(2004)
実績
実績/目標
目標
第6次
(2009)
実績
実績/目標
386
290
75%
249
243
98%
203
197
97%
179
167
93%
153
144
94%
128
124
97%
180
83
46%
78
76
97%
69
59
86%
52
52
100%
49
42
86%
41
36
88%
伊勢湾
その他
合 計
94
40
43%
38
36
95%
36
30
83%
32
28
88%
26
25
96%
24
23
96%
660
413
63%
365
355
97%
308
286
93%
263
247
94%
228
211
93%
193
183
95%
生活排水 産業排水
179
150
84%
140
141
101%
127
134
106%
119
118
99%
102
99
97%
84
81
96%
208
101
49%
98
97
99%
91
83
91%
82
76
93%
76
65
86%
63
57
90%
その他
39
35
90%
34
34
100%
33
29
88%
28
27
96%
25
22
88%
20
20
100%
瀬戸内海
合 計
426
286
67%
272
272
100%
251
246
98%
229
221
97%
203
186
92%
167
158
95%
生活排水 産業排水
517
444
86%
402
400
100%
359
365
102%
334
319
96%
283
261
92%
237
221
93%
666
367
55%
355
356
100%
321
309
96%
305
286
94%
285
245
86%
247
193
78%
その他
100
89
89%
87
82
94%
80
72
90%
78
67
86%
62
55
89%
53
54
102%
合 計
1,283
900
70%
844
838
99%
760
746
98%
717
672
94%
630
561
89%
537
468
87%
33
削減目標量と実績値の比較
2.窒素における比較
(単位:t/日)
東京湾
生活排水 産業排水
目標
第5次
(2004)
実績
実績/目標
目標
第6次
(2009)
実績
実績/目標
163
136
83%
130
122
94%
38
29
76%
29
26
90%
伊勢湾
その他
合 計
48
43
90%
40
37
93%
249
208
84%
199
185
93%
生活排水 産業排水
58
52
90%
50
47
94%
27
26
96%
24
22
92%
瀬戸内海
その他
合 計
52
51
98%
49
49
100%
137
129
94%
123
118
96%
生活排水 産業排水
179
159
89%
152
143
94%
179
117
65%
116
95
82%
その他
合 計
206
200
97%
197
195
99%
564
476
84%
465
433
93%
3.りんにおける比較
(単位:t/日)
東京湾
生活排水 産業排水
目標
第5次
(2004)
実績
実績/目標
目標
第6次
(2009)
実績
実績/目標
12.6
10.4
83%
9.5
9.0
95%
3.2
1.8
56%
1.7
1.4
82%
伊勢湾
その他
合 計
3.4
3.1
91%
2.7
2.5
93%
19.2
15.3
80%
13.9
12.9
93%
生活排水 産業排水
6.1
5.1
84%
4.4
4.3
98%
4.1
2.9
71%
2.8
2.5
89%
瀬戸内海
その他
合 計
3.8
2.8
74%
2.4
2.2
92%
14.0
10.8
77%
9.6
9.0
94%
生活排水 産業排水
15.3
12.4
81%
11.6
11.4
98%
12.8
8.0
63%
7.7
6.5
84%
その他
合 計
10.0
10.2
102%
10.2
10.1
99%
38.1
30.6
80%
29.5
28.0
95%
34
海域の面積当たりCOD負荷量とCOD濃度
35
濃度分布の変化 東京湾 COD 1984年~2008年 1982∼1984
2006∼2008
36
海域の面積当たり窒素負荷量と窒素濃度 37
濃度分布の変化 東京湾 窒素 1984年~2008年 1982∼1984
2000∼2008
38
海域の面積当たりりん負荷量とりん濃度 39
濃度分布の変化 東京湾 りん
1982∼1984
1984年~2008年 2006∼2008
40
将来水質
予測結果
(東京湾)
2004⇒2034 2004
2034
2004
2034
2004
2034
41
窒素・りんの水質総量削減に係る日中共同研究
日本の経験
中国の経験
・30年に渡るCODの総量削減
・2001年からのN,Pの総量削減
・11次五計からのCODの総量削減
日本の専門家チーム
・日本の経験をもとに中国版
技術資料案の取りまとめ
・中国に有益な技術情報の
提供、支援
・中国政府関係者の
キャパシティビルディング
日中共同研究
中国の専門家チーム
情報共有
意見交換
・中国版技術資料案の研究
・中国の国情を踏まえた
N・P総量削減の課題等検討
・総量削減導入指針の検討
・モデル水域でのFS調査
中国の国情に適したN・Pの総量削減導入指針の作成
中 国
第12次五カ年計画におけるN・Pの総量削減の実施
水域の富栄養化の改善
42
ご清聴有難うございました。