指定管理者 平成24年度 総合評価書 <施設名:市之倉公民館> 0.指定管理者 (1)指定管理者名 公益財団法人 多治見市文化振興事業団(多治見市豊岡町1丁目55番地) (2)指定期間 平成23年 4月 1日 ~ 平成28年 3月31日 (3)業務の範囲 (1) 市之倉公民館の施設及び設備の維持管理に関すること。 (2) 市之倉公民館の使用許可に関すること。 (3) 使用料の徴収に関すること。 (4) 公民館事業の実施に関すること。 1.報告書類の提出状況 評価項目 事業計画書 月報 年報 事業評価書 実績、実施状況 提出時期 内容 基準:年度の開始1ヶ月前までに提出 適正 基準:翌月の15日までに提出 適正 基準:毎年度終了後1ヶ月以内に提出 年次報告書として5月31日に提出 適正 ― ― 基準:毎年度終了後1ヶ月以内に提出 年次報告書として5月31日に提出 適正 前年度収支、実績比較表 その他既定の書類 基準:毎年度終了後2ヶ月以内に提出 年次報告書として5月31日に提出 適正 決算報告書 指示及びその対応 指示の内容 対応 ― ― 1 5段階評価 良好 2.運営・利用状況 (1) 利用状況 添付資料:年次報告書 評価項目 実績 分析と指示等 年次報告書P109(利用率・利用人数) 大ホール:39.1%(前年度比+5.2ポイント) 研修室:24.0%(前年度比-0.6ポイント) 施設の利用 和室:14.5%(前年度比+2.4ポイント) ① 率 料理実習室:8.1%(前年度比+3.3ポイント) 陶芸室:13.6%(前年度比-0.5ポイント) 資料室:37.1%(前年度比+9.6ポイント) 5段階評価 利用件数:123件増 利用コマ数:824コマ増 平均利用率:3.3%増 良好 年次報告書P109(利用率・利用人数) 延べ31,882人(H23:29,637人) 利用者総数:2,245人増 ※衆議院選挙・岐阜県知事選挙の関連で利用者が 増加したことも一因と分析。 ② 利用人数 (2) 市の事業の企画・運営・実施状況(仕様書内) 事業名 評価と指示、その対応 指定管理者の意見、対応等 評価及び指示 平成24年度の実績、実施状況 年次報告書P113~117(文化事業一覧) ① 仕様を大幅に上回る事業を企 画し良好に実施されている。 5段階評価 期待以上 (3) 自主事業の企画・運営・実施 事業名 評価と指示、その対応 指定管理者の意見、対応等 評価及び指示 平成24年度の実績、実施状況 年次報告書P113~117(文化事業一覧) 夏休み子ども教室や男性対 象の男塾など魅力ある講座、 ニーズに応じた講座を多数展 開し、良好に実施されてい る。 ① 5段階評価 期待以上 3.施設管理状況 添付資料:年次報告書 (1) 施設管理業務の実施状況 評価項目 ① 清掃 ② 保守・点検 ③ 保安・警備 ④ 小規模修繕 ⑤ 実施状況 適正 年次報告書P111(維持管理業務) ・消防設備保守点検(基準:年2回)・・・年2回実 施 ・空調機器設備保守点検(基準:年4回)・・・年4 回実施 機械警備業務を委託して実施(毎日) 適正 年次報告書P112(有償修理の内訳) 適正 危険箇所の 特になし 把握 ⑥ その他 評価 年次報告書P111(維持管理業務) 施設内清掃(基準:毎日)を実施 指示 対応 適正 5段階評価 良好 ― ― 2 (2) 備品管理の実施状況 評価項目 ① 管理状況 ② 備品台帳 ③ 補充等 実施状況 評価 良好に管理されている 適正 良好に管理されている 適正 破損物品は、買い替え又は修理を実施。 必要に応じて、また利用者の要望により新規に 購入している。 適正 指示 対応 5段階評価 良好 (3) その他管理業務の実施状況 評価項目 実施状況 評価 ① 文書管理 市に準拠した方法で管理している(ファイリング システム) 適正 適正 ② 従業員 名札、服装 勤務状況(出勤簿) 勤務態度 有資格者の配置 指示 対応 5段階評価 適正 適正 適正 ・施設周りの環境美化(施設周辺の清掃・花壇 の整備) ・節水(花壇の水やり等は雨水タンクの水を利 用、トイレに流水音発生器を取り付け、水道料 金のコスト削減に努めた) 環境への配 ・節電(各部屋に節電を促す表示をして協力要 ③ 請をしている。夏場は扇風機を活用。公民館 慮 ホール前の花壇にゴーヤを植え、遮光効果や 冷却効果をもたらす緑のカーテンを作り省エネ に心がけている) ・再利用(印刷物は裏紙を利用し、封筒も再利 用している) ・受付窓口のところに椅子を常時設置してい る。 ④ バリアフリー ・玄関スロープの滑り止めの設置している。 ・2階への階段手摺を握りやすい太さの物を設 置した。 ・灰皿をすべて撤去、ポスター掲示で利用者へ ⑤ 喫煙対策 周知(敷地内全面禁煙を徹底した) 適正 (公財)多治見市文化振興事業団「個人情報保 護に関する方針」に基づいて取り扱う ・ 夜間職員含む全員に個人情報等の取り扱い について指導の徹底 ・ 机上にデスクマットを置かない(机の上に書 個人情報保 類・メモ等置かない) ⑥ ・ パソコンを帰宅時にキャビネットの中に収納し 護 て帰る ・ 裏紙利用のコピーには、個人情報の記載の 有無について確認して利用する ・個人情報が含まれるデータは、必要以上には 保存しない 適正 適正 良好 適正 3 ⑦ 事故等の有 ・特になし 無 適正 ⑧ その他 4.収支状況 添付資料:年次報告書 評価指標 ① 事業収支 分析 平成24年度の実績 収入-支出=2,968,984円(H23:2,088,085円) 収入:20,146,430円(H23:19,864,540円) 支出:17,177,446円(H23:17,776,455円) 前年度比:+42.2% 5段階評価 収入は、1.4%増 事業収入28.6%増 支出は、3.3%減 施設管理費19.8%減 事業費3.4%減 人件費10.7%増 利用料金制ではない。 使用料:2,025,250円(H23:1,654,610円)22.4%増 ※4月より6ヶ月先まで施設予約ができるようになった (以前は2ヶ月先)ことが、使用料増加の一因と分析。 利用料金比 ② 率 良好 支出÷延べ利用者数=539円(H23:600円) ③ 利用者あた 支出:17,177,446円(H23:17,776,455円) り管理コスト 延べ利用者数:31,882人(H23:29,637人) 前年度比:-10.2% 指定管理料÷延べ利用者数=590円(H23:635円) 利用者あた ④ り自治体負 指定管理料:18,805,000円(H23:18,805,000円) 延べ利用者数:31,882人(H23:29,637人) 担コスト 支出が減少し(3.3%)、利用者数が増加した(7.6%)し たため、管理コストが10.2%下がった。 指定管理料は昨年度と同じで、利用者数が増加した (7.6%)ため、負担コストが、7.1%下がった。 前年度比:-7.1% 5.市民・利用者の声の反映 評価項目 アンケート結果、対応記録等 ・資料室の机が重く移動が大変 ・ワイヤレスマイクの調子が悪い ・屋外トイレ、外階段の壁面の劣化が目立つ ・プロジェクター使用時に遮光カーテンが欲しい ニーズの把 ① 握・事業へ ・駐車場の境界線の白線が見えにくくなった の反映 ・高齢者から和室に座椅子が欲しい ・小説を作者別にして本を探しやすくして欲しい ② 苦情対応 対応状況 指示 ・移動が楽で軽量の机に 交換した。 ・新しいマイク、音響装置 にしてトラブルが解消し た。 ・きれいに塗装し、屋外ト イレは明るいイメージと なった。 ・プロジェクターの使用頻 度の多いホール、研修 室、資料室に遮光カーテ ンを取り付けた。 ・白線を引き直し、新たに 障がい者用の駐車スペー スを設けた。 ・座りやすい大き目の座椅 子を設置した。 ・五十音の作者別にし、簡 単に希望の本が見つけら れるようにした。 特になし 4 指示後の対応 5段階評価 良好 ③ その他 6.ヒアリング 指定管理者からの提案・要望 等 対応、回答 等 5段階評価 提 特になし 案 良好 要 特になし 望 7.管理運営(事業執行)に対する全体的な評価 5段階評価 ・毎年右肩上がりで、部屋の利用・使用料収入が上がっているのは、継続的に主催講座をサークルに移行した結果である。 ・平成22年度より「男塾」と称した講座を企画し、その中で自主運営できる講座をサポートした結果、シニア男性中心のサークルが立ち上がっ た。 ・学校5日制への対応が目的で誕生した「ふるさと楽園」が10年目を迎え、地域の方が野外教室をより安全に進行できるよう協力し、企画にも 参加してくれるようになった。 ・ブログやツイッターを利用し、リアルタイムの情報発信をしている。 ・設備の故障等に対しては迅速な修繕を行っている。 ・利用者の意見や要望に真摯な態度で対応し、迅速に処理している。 ・全体的な施設の管理運営については、概ね良好に行なわれている。 8.来年度の管理運営(事業執行)に対する指示事項等 指 示 要 請 ・これからもブログやツイッターを活用し、新規利用者のさらなる拡大を期待する。 ・施設の良好な運営管理が継続できるよう人材育成、後継者育成に留意してもらいたい。 5 良好
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