グリーン購入法 <<ドコモの対応状況>> (第1版) 平成 24 年 8 月 6 日 改版履歴 更新日 版数 主な変更内容 2012 年 8 月 6 日 1版 初版発行 頁 1 1.はじめに NTTドコモは 2007 年 6 月 1 日(2010 年 12 月 13 日改定)に、「ドコモ地球環境憲章」を制定し、サービス・製品を通し て人々のくらしやすい社会環境を創造するとともに、モバイルマルチメディアを活用した社会の環境負荷の低減に取り 組んでいます。 3.グリーン購入法とは 2001 年 4 月 1 日から施行された法律で、「国 等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」が正式名称です。 グリーン購入法では、国等の機関に、製品やサービスを購入する際に、環境に考慮して、必要性をよく考え、環境へ の負荷ができるだけ小さいものを選んで購入する「グリーン購入」を義務づけるとともに 、地方公共団体や事業者・ 国民にもグリーン購入に努めることを求めています。 4.本資料の目的 「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(2000 年制定。以下「グリーン購入法」と記す)および「環境物 品等の調達の推進に関する基本方針」(以下、両者を含めて「グリーン購入法等」と呼ぶ)が要求する基準へのNTTド コモの対応状況に関する情報を提供します。 5.適用範囲 NTTドコモが提供する携帯電話およびその付属品を適用範囲とします。 6.見直し 本資料に記載の内容は法律の改正、NTTドコモの取り組み状況に応じて適宜改定いたします。 2 5.「判断基準」への対応状況 グリーン購入法等の「判断基準」へのNTTドコモの携帯電話等の対応状況は、以下の通りです。 判断の基準 ドコモの対応 ①次のいずれかの要件を満たすこと ア)搭載機器・機能の簡素化がなされてい ること。 お客様の多様なニーズに対応し、通話と防犯ブザーと GPS あ んしん機能にしぼったキッズケータイをご提供しています。 イ)機器本体を交換せずに、端末に搭載 するアプリケーションのバージョンアップ が可能となる取組がなされていること。 対応機種に関しては、ネットワークを利用してソフトウェア更新 が必要かどうかを確認して、必要なときに更新できる機能をご 提供しています。 ウ)分解が容易である等部品の再使用又 は材料の再生利用のための設計上の 工夫がなされていることなど、表に掲げ る評価基準に示された環境配慮設計が なされていること。環境配慮設計の実施 状況については、その内容がウェブサ イトをはじめ環境報告書等により公表さ れ、容易に確認できること。 メーカーと協力し、製品は可能な限り再使用可能な部品、再生 可能な材料ごとに容易に分解可能な構造にするよう努めていま す。 ②使用済移動電話の回収及びマテリアル リサイクルのシステムがあること。 メーカーと協力し、製品は可能な限り再使用可能な部品、再生 可能な材料ごとに容易に分解可能な構造にするよう努めていま す。 電気通信事業者協会と連携して、自社・他社製品を問わずに回 収する「モバイル・リサイクル・ネットワーク」を構築し、使用済み 携帯電話等の回収、リサイクルの推進に努めています。 ア)自主的回収ルートの構築 ドコモショップ等での回収の際は、携帯電話本体、バッテリー毎 に分別して回収しております。また、お客様が安心してリサイク ルにご協力いただけるよう、個人情報保護のため、回収した携 帯電話本体を専用工具にて破砕しております。 イ)移動電話本体への製品名及び事業者 名等の記載) 携帯電話本体への本体もしくは銘板(電池パックを外した本体 側)に製品名、ブランド名が記載されております。 ウ)使用済移動電話等の回収に関する具 体的な情報の提供 ドコモホームページにドコモショップでの回収をお伝えしておりま す。 http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/csr/ecology/resources /index.html#p01 3 判断の基準 ドコモの対応 エ)金属やプラスチック等のリサイクル 金属やプラスチックについてリサイクルの取組みを実施しており ます。 オ)部品の素材情報の記載 本体、電池パック、充電器については、回収窓口にお持ちいた だくだけで、適切に分別を行いますので、お客様に素材情報を 意図いただく必要はありません。また箱等については、容器包 装リサイクル法に基づき、適正な表示を行っております。 (基準②つづき)回収及びマテリアルリサ イクルのシステムについては、取組効果 の数値が製造事業者、通信事業者又は 販売事業者等のウエブサイトをはじめ環 境報告書等により公表され、容易に確認 できること。 携帯電話本体、電池、付属品等のリサイクル実績は「モバイル・ リサイクル・ネットワーク」ホームページ、およびドコモの CSR 報 告書に記載しております。 ・モバイル・リサイクル・ネットワーク http://www.mobile-recycle.net/result/index.html ・CSR レポート 2011 http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/csr/report/environmen t/management/impact/index.html ③回収した移動電話部品の再使用又は 再生利用できない部分については、製造 事業者、通信事業者又は販売事業者に おいて適正処理されるシステムがあるこ と。 回収した携帯電話のリサイクル処理によって再生された資源 (金・銀・銅・パラジウムなど)は、工業原料として再利用していま す。リサイクル工程から生じる残りかすはセメント原料として、プ ラスチック部材は補助燃料や再生プラスチックとして有効利用さ れています。 また、携帯電話に使われたプラスチックを熱分解し、A 重油相 当の燃料油の精製に取り組んでいます。 ④バッテリー等の消耗品について、製造 事業者、通信事業者又は販売事業者に おいて修理するシステム、及び更新する ための部品を保管するシステムがあるこ と(製品製造終了後6年以上保有)。 「補修用性能部品(機能を維持するために必要な部品)の最低 保有期間は、製品製造終了後6年間を基本としています。 ⑤特定の化学物質が含有率基準値を超 えないこと。 対応機種については、特定化学物質の含有基準値を超えてお りません。 4 6.「配慮事項」への対応状況 グリーン購入法等の「配慮事項」へのNTTドコモの携帯電話等の対応状況は、以下の通りです。 配慮事項 ドコモの対応 ①製品の省電力化や充電器の待機時消 費電力の低電力化等による省エネルギー 化がなされていること。 携帯電話等メーカーと協同で、平均消費電力、最大消費電力、 発熱量について、可能な限り少なくするよう努めています。 ②筐体又は部品に希少金属類が使用さ れている場合、希少金属類を可能な限り 減量または代替する取組がなされている こと。 携帯電話等メーカーと協同で改善に努めています。 ③機器本体や消耗品以外の部品につい ても、修理するシステム、及び更新するた めの部品を保管するシステムがあること。 対応機種に関しては、ネットワークを利用してソフトウェア更新 が必要かどうかを確認して、必要なときに更新できる機能をご 提供しています。 ④筐体部分におけるハロゲン系難燃剤の 使用が可能な限り削減されていること。 携帯電話等メーカーと協同で改善に努めています。 ⑤筐体又は部品(充電器含む)にプラスチ ックが使用される場合には、再生プラスチ ックが可能な限り使用されていること。 携帯電話等メーカーと協同で改善に努めています。 ⑥製品の包装は、可能な限り簡易であっ て、再生利用の容易さ及び廃棄時の負荷 低減に配慮されていること。 環境負低減と輸送効率向上のため、省スペースとなるよう配慮 しています。 5 表 移動電話にかかる環境配慮設計項目(基準①ウ) 目的 リデュース 配慮設計 評価項目 評価基準 製品等の省資源化 (小型化、軽量化) 製品の容積や質量を、削減抑制し ていること。 製品の消費電力を抑制しているこ と。 製品の省電力化 ドコモの対応 携帯電話等メーカーと協同で改善 に努めています。 また、低消費電力技術等の開発に 取り組んでいること。 リユース 配慮設計 製品の長寿命化 製品の信頼性、耐久性が維持又 は向上していること。 共有化設計 充電器等について、リユースが容 易な設計になっていること。 共通で利用可能な AC アダプタを 製品化しています。 分離・分解しやすい 設計 リユースのための分離・分解が容 易であること。 携帯電話等メーカーと協同で改善 に努めています。 リサイクル時の環境 負荷低減 希少な材料を含む部品や鉄、銅、 アルミニウム等汎用金属類の種類 が把握できていること。 携帯電話等メーカーと協同で改善 に努めています。 複合材料の使用やリサイクルを阻 害する加工等を削減していること。 再資源化原料として利用が可能な 材料、部品にするための分離・分 解が容易であること。 リサイクル 配慮設計 分離・分解が容易な 構造 異種材料の分離が容易な構造で あること。 使用する部品の削減、統一化等に 取り組み、携帯電話等メーカーと協 同で改善に努めています。 リサイクルのための分離・分解が 容易であること。 リサイクルのための材料、部品等 の材料判別が容易であること。 分別の容易性 製品の筐体に使用するプラスチッ クの種類、グレードが可能な限り 統一されていること。 6 使用するプラスチック材料の種類の 削減、識別表示等に取り組み、携帯 電話等メーカーと協同で改善に努 めています。 対応機種一覧 【2012 年夏モデル】 メーカー名 機種名 Samsung SC-06D 富士通 F-09D 富士通 F-10D 富士通 F-11D 富士通 F-12D TOSHIBA T-02D パナソニック P-06D パナソニック P-07D SHARP SH-07D SHARP SH-09D LG 電子 L-05D NEC N-07D Huawei HW-01D Sony Ericsson SO-05D ●今後の発売機種に関しては、順次更新してまいります。 7
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