混合品種組立ラインにおける製品投入順序づけ問題

………州……川l川IlllllIll………ll……州州…㈱‖l………………………l川州川…Ill…l……………………………………ll州=……………l…………lllll…l………………………l…州…州…川
混合品種組立ラインにおける製品投入順序づけ問題
田村 隆善
Il…川川州l…川…州…………川…l………ll…………………………ll…………■■■…■I……●……=l………………ll川…川川……州…l……州川…州…州…州刷Il…
1.はじめに
投入方式(触ed ratelaunching)と可変サイクル投
種少量生産に適合した組立ラインといえる.この生産
方式は,ライン切替方式に比べて製品在庫と段取り替
入方式(variableratelaunching)の2方式がある.
固定サイクル投入方式は,製品を一定時間間隔でライ
ンへ投入する方式であり,投入の時間間隔をサイクル
タイム(cycletime)という.この方式において特に,
作業負荷を平準化する投入順序づけが重要となる.固
定サイクル投入方式におけるサイクルタイムcは,
Tを計画期間中の稼働時間,d‘を品種グの計画期間
中の生産量とするとき,次式が満たされるように設定
えが不要になる反面,品種による作業時間の違いによ
する.
混合品種組立ライ ン(mixed−mOdelassembly
line)は,複数品種の製品が1本の組立ライン上を混
流し,同時平行して組み立てられていく生産方式であ
る.基本となる製品モデルをベースとして,それにオ
プションを付けることで製品の多様化に対応する多品
って起こる生産効率の低下を防ぐため,製品投入順序
(・≦7ソ∑(/∫
(1)
l
を決める問題が重要となる.
混合品種組立ラインにおける製品投入順序づけ問題
(2)作業域
品種ごとに作業時間が異なることから,各工程に作
に対する研究の歴史は古い[13,34].ジャストインタ
業域が設定される.この指定された作業域の境界外に
イム(JIT)生産方式が広く利用されるようになるま
出て作業を行うことができる場合を開ステーション
での研究は,組立ラインの効率を高く維持するために,
(openstation),境界外に出ることができない場合を
閉ステーション(closed station)と呼ぶ.一方の境
作業負荷平準化を評価尺度とした研究が主であった.
JITシステムでは,組立部品を後工程引き取り方式
で調達し,前工程は引き取られた分を補充する.この
方式においては,製品組立ラインにおける部品消貿速
度の変動が生産システム全体の作業効率や在庫量に大
きく影響するため,部品消費速度を平準化する製品投
入順序づけ問題が提起され研究されるようになった
[23:pp.253−278].自動車の最終組立ラインにおい
ては,部品の種類が多様で容積の大きい部品も多い.
界が開で,他方が閉である工程も考えられる.開ステ
ーションにおいては,時間のかかる品種のときは作業
域を越えて作業を行い,時間の短い品種のときに本来
の作業域に戻るといった方法で,品種間の負荷バラン
スをとることができる.
開ステーションが隣り合っていると,隣り合った作
業者の作業域が重複し,隣接する2つの工程の作業者
が同時に同一ワークに対して作業ができる可能性が生
このため,作業スペース確保の上からも部品消費速度
まれる.自動車生産では製品が大きいため,隣接作業
の平準化が重要となる.
者が作業を同時実行することが可能であり,実際,
本稿では,これら混合品種組立ラインにおける投入
順序づけ問題について簡単なレビューを行う.
2.問題を規程するいくつかの要素
JITシステムでは隣接した作業者間の助け合いが行わ
れている.
(3)作業遅れと手待ち
閉ステーションにおいて,指定された作業城内で作
(1)投入方式とサイクルタイム
ラインヘの製品投入の時間間隔には,固定サイクル
たむら たかよし
愛知工業大学経営情報科学部
業が終了できない状態を作業遅れと呼ぶ.作業遅れが
生じると,残りの作業時間を補助作業者(utility
worker,nOater)に割り当てて作業を終了させるか,
さもなくばライン停止が起こる.補肋作業者が行う作
〒470−0392豊田市八草町八千草1247
2002年4月号
(9)213
(3)閉ステーションで隣接した作業域は重ならない
(4)utilityworkerによってライン停止はない
(5)歩行時間は考慮しない
前提条件(3)より,1つのワークを終了したとき,次
のワークが作業域に到着してなければ,そのワークを
待つ手待ちが生じる.
問題の入力データと決定変数に関する記号を以下の
とおりに設定する.
入力データ
J:品種数
図1UtilityworkとIdletime
〟:二[程数
c :サイクルタイム(製品の投入間隔)
業遅れをutilityworkと呼んでいる.
閉ステーションの作業者が1つのワークについて作
業を終了したとき,」二程の上流側境界線にまだ次のワ
df:計画期間中の品種才の生産数畳
∬:計画期間中の総生産数量,ただし,.打=∑fd‘
′fm:品種才のエ程桝での作業時間,才=1,2,…,
ークが到着していない場合,作業者はワークの到着を
′;用=1,2,…,〟
待たなければならない.この待ち時間を手待ち(idle
上m:工程∽の作業域の長さ(単位は時間)
time)という.歩行時間を考慮しないときのutility
決定変数
workとidletimeの概念を図1に示す.
Jf鳥:品種ブを投入順序の々番目に投入する場合は
1,そうでない場合は0をとる0−1変数
(4)最適化における評価尺度
混合品種組立ラインにおける製品投入順序づけ問題
ざ加:々番目のワークの工程別における作業開始
の評価尺度は,以下の3つに大別できる.作業負荷は,
他の評佃尺度と加重和することで同時最適化されるこ
位置
Wmh:k番目のワークの工程mにおけるutility
とも多い[2,10,19,20,24].
(1)作業負荷の平準化
WOrk
計画期間中のutility workの総時間を最小化する
(2)部品消費速度の平準化
(totalworkloadの最小化ともいう)投入順序づけ
(3)製品投入速度の平準化
問題は,以下のように定式化される.
3.作業負荷平準化の投入順序づけ問題
UtiIitywork最小化問題
minz=∑∑紺椚々
作業時間に関連した評価尺度は,以下のように分類
できる.
別 々
(2)
S.t.
∑∬葎=1,々=1,… ,打
(1)utility workや手待ち時間の最小化[13,29,
34,40]
(2)ライン長の最小化[1,2,9]
1
∑k歳=df,オ=1,・‥
,J
ぶ如+∑′i椚∬一員一打加−5両+1≦c,
l
(3)ライン停止あるいはそのリスクの最小化[25,
36∼38]
(4)作業負荷累積値の理想値と実現値の偏差最小化
[10,15,19,24]
utility workの総計を最小化する問題は,以下のよ
うに定式化される[27:pp.103−104].ただし,前提
条件ならびに記号を以下のように設定する.
前提条件
(1)固定サイクル投入方式
(2)作業時間は確定的で既知(確率変動をしない)
214(10)
弼=1,…,〝;々=1,…,.打
(5)
ざ如+∑′i爪∬f貞一ぴm鳥≦⊥m
‡
弼=1,…,〟;々=1,・・・,∬
(6)
∫加≧0,附加≧0,エ沌∈(0,1),
椚=1,…,〟;々=1,…,∬
ただし,5m,l=∫∽,〝+1=0.
制約条件(3)と(7)は,投入順序の各位置に1つの品種
を割り当てることを,式(4)は,品種オの総投入数が生
産量d‘となることを保証する.制約条件(5)は,各エ
オペレーションズ・リサーチ
(7)
程,各投入順位々での作業開始位置を,式(6)は,作
小化であり,ん(α)を〟=0で最小値0をとる単嘩な
業城内で作菓が終了しない場合にutilityworkが必要
関数とすると,問題は以下のように与えられる.
となることを表す.問題はNP困難であり,文献
(岬
minz=写写ん(写′fmズ‘々一触躍)
[27]には分枝限定法,ヒューリスティック解法,タブ
s.t.(3),(4),(7),(9).
ー探索法が詳しく議論されている.
この間題は,NP困難であり[15],次節に述べる部
手待ち時間の最小化も類似の定式化ができる.ここ
品消雪速度の平準化と同じ解法が利用できる.
で,αm々をゐ番目に投入されるワークの工程別での
目的関数を品種ごとの和に分解できれば,解法は簡
手持ち時間とするとき,ライン停止が起きなければ,
∑〟加=r−∑Jど爪dバー∑紺椚貞
一
単になる.例えば,㍍の中で品種才が寄与する分の
は)
理想値をc紘椚df/㍍とし,この値とん爪先烏との偏差を
が成り立つから,手待ち時間の最小化はutility work
最小化することが考えられる[15].すなわち,
の最小化と等価である.
minz=∑∑∑ん(gfm(凡々−C々d∫/㍍))
烏
類似の問題が文献[1,5]ほかで解析されており,レ
(ll)
m r
ここで,んは単峰な非負の凸関数とすると,問題は
ビューが文献[31,40]ならびに[27:pp.199−200,
単純な割り当て問題に帰着できる.
205−207]に与えられている.古典的文献といえる[34]
は,専属作業域の前後に隣接した作美者が同時に作業
4.部品消費速度の平準化
できるオーバーラップ領域をもつラインに関して,
JITシステムにおいては,組み立てに使用される部
utility work,オーバーラップ領域での作業時間,な
品の消雪速度平準化が製品投入順序づけの評価尺度と
らびに手待ち時間の加重和(労務費)を最小化する投
して使用されてきた.問題の定式化は,式(川)と類似し
入順序づけ問題に対して簡明なヒューリスティックア
ている.いま,品種才の製品1個を組み立てるのに部
ルゴリズムを提案している.
品ノがαu個必要とする(ノ=1,…,′).ここで,部品ノ
補助作業者がいなければ,作業遅れの発生はライン
の平均消雪速度れは
停止を起こすことになる.utility workを考慮せず,
れ=∑恥d‘匿
【
作業遅れの最大値をライン停止リスクの尺度として最
3引監
小化する問題が文献[25,35]で議論されている.ライ
で与えられる.一方,々番目までに投入された製品の
ン停止のコストや影響についての精毒致な定式化とその
組み立てに必要な部品ノの累積数は,
最小化に関しては,文献[7,36∼38]において考察さ
∑〝いV∫吏
t
れている.
となる.この値と理想値々れとの偏差を最小化するよ
各工程での作業時問を平準化できれば,作業域は短
うに投入順序を決めることが部品消費速度平準化を評
くなり,必要なライン長は短くなる.このため,ライ
価尺度とする製品投入順序づけ問題である.問題は以
ン長最小化は,作業負荷平準化の代用尺度として利用
下のように定式化される.
できる.ライン長最小化を対象にした研究には,文献
部品消費速度平準化間遠
[1,2,9]がある.
作業負荷の累横値について,理想値と投入順序で決
minz=写写め(写αむ凡々−れ
まる実現値との偏差を最小化することで負荷の平準化
s.t.(3),(4),(7),(9).
ここで,関数動(㍑)は,〟=0で最小値0をとる単
をはかることができる[10,12,15,19,24].
峰な関数である.この問題もNP困難[15]であり,
工程別での総作業時聞古爪は,
最適解法[3,22]とともに多くのヒューリスティック
㍍=∑㍍d
アルゴリズムが提案されている[3,10,11,29].な
で計算され,エ程偶において々個の品物を処理し終
お,目的関数として
えた時点での負荷の理想値は,烏′m躍で与えられる.
一方,負荷の実現値は
z=∑
々
々
(9)
∑tEmXi々 Where Xi員=∑xLE
(用
)
l
ぞ=1
となる.目的関数は,理想値と実現値の間の偏差の最
写(写恥凡々−れ
(14)
)2
も使用される.
トヨタ自動車㈱では,投入順序を決定するために,
目標追跡法(goalchasing)とその発展形である目標
2002年4月号
(11)215
調整法と呼ばれるmyopicなヒュー
リスティックアル
ゴリズムを開発している[23:pp.253−278,pp.383−
.T‥、、=−
芳.トl+1:f=♪
&,hLl:otherwise
(川
と変更した後,k←k+1とおき,Step2へ戻る.
395].目標追跡法の基本形は以下のステップからなる
上記のアルゴリズムを表1のデータに対して適用し
[23:p.256].
目標追跡法の基本ステップ
た結果を表2に示す.ただし,め(α)=〝2とする.こ
Stepl:・k=1,X,々一1=O
の例の生産比は単純であるから,容易に推察されるよ
Step2:次式によって,k番目に投入する品種bを
うに,得られた解は,次に述べる製品投入速度平準化
を評価基準とした問題の最適解となっている.
決定する.
βた(カ)=min(β烏(f)l才:ズi,た_1<払)
(l勃
目標追跡法に関連した研究は多く[3,6,14,39],
遺伝的アルゴリズムとの効率比較も行われている[14].
ただし,
β烏(f)=∑
J
)(咽
助
Step3:k=Kならばアルゴリズムを終了する.そ
なお,各部品はどこか1つの工程のみで消費されると
いうときは,式(用や式(14)による評価尺度は妥当である.
しかし,同一部品が複数の工程で消費される場合,こ
うでなければ,
れらの定式化は適切といえない.
部品の生産工程を意識した多段階工程モデルに対す
表1例題
る解析も多い[21,30].そこでは,後工程の消費速度
に合わせて前工程が部品を生産するとの前提のもとで,
富 di αり αi,2
1 5
2 5
2
1
0
3 10 0
rJ
全品目の平準化を考慮した製品投入順序づけ問題が考
1
察されている.
組み立てに必要な部品の種類と数量が製品間であま
り違いがない場合,部品消雪速度の平準化は,部品レ
1
0.5
ベルまで展開する必要はなく,各品種の製品を平準化
1
して生産すればよい.すなわち,
凡=dざ躍,オ=1,…ノ
表2 目標追跡法による結果
鬼
た品種
1
3
2
1
3
2
4
3
5
3
6
1
7
2
8
3
9
3
10
1
11
2
12
3
13
3
14
1
15
2
とするとき,製品投入速度平準化問題(PRV:prod・
J=2
J=1
割当て
uct ratevariation)は,次のように定式化される.
目標 実現値 目標 実現値
0.5
1
1.5
2
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
6
6.5
7
7.5
製品投入速度平準化問題‘
0
1
1
1
2
3
2
3
3
2
4
4
2
5
5
3
6
7
4
7
7
4
8
8
4
9
9
峰な凸関数とする.この間題は,式(11)の場合と同様,
単純な割り当て問題に帰着され,0(斤3)時間で解け
ることなどが分かっている[4,14].
自執事の製造工程は,プレスライン,ボディー溶接
11
ライン,塗装ラインならびに最終組立ライン(朕装ラ
11
イン)からなる.ここまでに概説したような方法で製
6
12
12
6
13
13
7
14
15
8
15
15
立ラインヘ入る手前で乱される.このため,塗装を終
8
16
16
えた品物を最終組立ラインへ投入する際,再度投入順
8
17
17
序づけを行う必要がある[23:pp.270−274].ここで
9
18
19
の投入順序は,リアルタイムに決定する必要があり,
18
1
19
2
9.5
10
19
19
20
3
10
10
20
20
216(12)
ただし,関数ゐi(祝)は,祝=0で最小値0をとる単
10
3
日酌罰
s.t.(3),(4),(7),(9).
11
3
9
烏 f
5
16
8
minz=∑∑れ(ズfた一々凡)
6
17
8.5
(咽
品投入順序を決定しても,塗装ラインにおける2度塗
りや塗装手直しによって,決定した投入順序が最終組
研究すべき課題が残されている[8,26].
オペレーションズ・リサーチ
●
5.バイパスをもつラインヘの投入順序づ
6.おわりに
け問題
車種ごとの組立時間が大きく異なるトラックや乗用
本稿では,混合品種組立ラインへの製品投入順序づ
車を,一本の混合品種ラインで組み立てる場合,製品
け問題について,基本的モデルのいくつかを紹介し,
投入順序を最適化するだけでは,生産効率の改善が図
それらに関連した文献の一部を紹介した.製品投入順
れない.このようなラインではしばしば,バイパスラ
序づけ問題は多様である.この間題を多様にしている
イン(以下,BLと略す)と呼ばれる補助ラインをメ
一因は,目的関数の多様性にある.また,本文中で紹
インライン(以下,MLと略す)の側に設置し(図2
介した文献の多くは多目的であり,時間に関連した評
参照),エ数のかかる作業の一部をBLで処理して作
佃尺度と部品消費速度に関連した評価尺度の同時最適
業時間の平準化を図る[23:pp.275−277].
化を行っている.前者が作業効率向上,後者がジャス
いま, BLで処理する品種は,MLの工程雛βにお
●
スティックアルゴリズム[33]が提案されている.
トインタイムの実現を目的としたもので,実務上両者
ける作業を終了した後にBLへ移り,BLでの作業終
を同時に最適化する必要がある.アルゴリズムについ
了後にMLの工程(椚β+1)へ戻って作業が続けられ
ての言及は,紙面の関係でほとんどできなかったが,
るものとする.その場合,MLとBLの生産同期化に
組合せ最適化問題を解くのに使用されるあらゆる手法
ついて以下のような点を考慮しなければならない.
の適用が研究されている.
(1)MLからBLへワークを移動させると,ML上
参考文献
のワークの流れに空きができ,作業者に手待ち
が生じる.この手待ちを作らないためには,BL
で作業を終了したワークを同期してMLに戻す
framework for sequencing mixed model assembly
lines,Int.).of Production Research.30−1,pp.35−48
必要がある.
(2)両ラインの間に設置されるバッファサイズは有
限であり,バッファが一
杯となってライン停止
が起きることがないよう同期をとる必要がある.
これらの同期化では,初期条件すなわち,計画時点
においてライン上にあるワークも考慮しなければなら
●
[1]Bard.).F.,E.Dar−Eland A.Shtub:An analytic
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“Heuristics and exact algorithms for Monden prob−
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1em”,EuropeanJ.OperationalResearch,Vol.88,Pp.
今期の計画決定に次期の計画決定が関連する,といっ
101−113(1996).
[4]Bautista.).,R.CompanysandA.Corominas:Note
た困難性が存在することを意味する.
このようなBLをもつラインへの製品投入順序づけ
問題に関して,製品投入速度平準化を評価基準とした
近似解法[32],ならびに部品消費速度と作業負荷の平
準化を評価尺度とした最適化アルゴリズムとヒューり
On the relation between the product rate variation
(PRV)problemandtheapportionmentproblem,J.of
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∈∃ 後バッファ
前′くッフア ∈∃
△ ○ △
バイパスライン
図2 バイパスをもつ混合品種組立ライン
2002年4月号
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