資料2

資料2
財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務
民間競争入札実施要項
(案)
平 成 25年 4月
財
務
省
目
次
1.趣旨 ..................................................................................................................................... 1
2.公共サービスの詳細な内容及びその実施に当たり確保されるべき公共サービスの質に関す
る事項 ......................................................................................................................................... 1
3.実施期間に関する事項 ........................................................................................................ 3
4.入札参加資格に関する事項 ................................................................................................. 3
5.入札に参加する者の募集に関する事項 ............................................................................... 4
6.公共サービスを実施する者を決定するための評価の基準その他の公共サービスを実施する
者の決定に関する事項 ................................................................................................................ 5
7.公共サービスに関する従来の実施状況に関する情報の開示に関する事項 .......................... 6
8.公共サービス実施民間事業者に使用させることができる国有財産に関する事項 ............... 6
9.公共サービス実施民間事業者が、本業務を実施するに当たり、財務省に対して報告すべき
事項、秘密を適正に取り扱うために必要な措置その他の公共サービスの適正かつ確実な実施の
確保のために契約により公共サービス実施民間事業者が構じるべき措置に関する事項 ........... 6
10.公共サービス実施民間事業者が公共サービスを実施するに当たり第三者に損害を加えた場
合において、その損害の賠償に関し契約により当該公共サービス実施民間事業者が負うべき責
任に関する事項 ........................................................................................................................ 11
11.公共サービスに係る法 7 条第 8 項に規定する評価に関する事項 ...................................... 12
12.その他業務の実施に関し必要な事項 ................................................................................. 12
1.趣旨
競争の導入による公共サービスの改革に関する法律(平成 18 年法律第 51 号。以下「法」
という。)に基づく競争の導入による公共サービスの改革については、公共サービスによる利
益を享受する国民の立場に立って、公共サービスの全般について不断の見直しを行い、その
実施について、透明かつ公正な競争の下で民間事業者の創意と工夫を適切に反映させること
により、国民のため、より良質かつ低廉な公共サービスを実現することを目指すものである。
上記を踏まえ、財務省は「公共サービス改革基本方針」
(平成 23 年 7 月 15 日閣議決定)別
表において民間競争入札の対象として選定された「財務省行政情報化LANシステムの運用
管理業務」について、公共サービス改革基本方針に従って、民間競争入札実施要項を定める
ものとする。
2.公共サービスの詳細な内容及びその実施に当たり確保されるべき公共サービスの質に
関する事項
⑴ 財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務の概要
財務省本省内の情報基盤である財務省行政情報化LANシステム及び歳入金連携システ
ムの運用管理業務として、以下の業務を行うことを目的としている。
① 利用者からの問い合わせに対する一次窓口
② 問題等への一時対応割り振り
③ マシンオペレーションに関する定常業務
⑵
財務省行政情報化LANシステム等の概要
財務省行政情報化LANシステム等の概要は、別紙1「財務省行政情報化LANシステ
ム等の概要」を参照すること。
⑶
運用管理業務の内容
民間事業者が実施する運用管理業務の内容は、次のとおりであり、その詳細は、別冊1
「財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」
(以下
「仕様書」という。)を基本とする。
①
運用管理手順書等の作成等
運用管理業務に係る手順書の作成及び更新を行う。
②
問い合わせ業務
職員からの問い合わせに対する一次窓口、問題等への一時対応及び一次割り振りを行
う。
③
申請受付業務
財務省行政情報化LANシステムを利用するためのアカウント申請、機器利用申請等
の各申請業務の一次受付、申請管理、LAN運用事業者への転送、財務省への承認依頼、
回答等を行う。
④
マシンオペレーション業務
歳入金連携システムに係るシステム監視、バックアップ処理の支援及びコンソール端
末のセキュリティアップデートの定常業務を行う。
⑤
その他の運用管理業務
ヘルプデスク業務(上記②及び③に定める業務をいう。以下同じ。)に関するFAQの
作成及び修正、本業務における作業日報・月報及び管理台帳の作成及び報告等を行う。
1
⑷
確保されるべき運用管理業務の質
運用管理業務は、財務省行政情報化LANシステム等の運営に係る業務の確実な実施及
びネットワークシステムの利用者への継続的かつ安定的なサービスの円滑な提供に資する
ものである必要がある。
①
ヘルプデスク利用者満足度調査の結果
ヘルプデスク業務の利用者に対して、次の項目の満足度についてアンケートを実施し、
その結果の基準スコア(75 点以上)を維持又は向上すること。
・
問い合わせから回答までに要した時間
・
回答又は手順に対する説明の分かりやすさ
・
回答又は手順に対する結果の正確性
・
担当者の応対
各項目とも、「満足」(配点 100 点)、「ほぼ満足」(同 80 点)、「普通」(同 60 点)、「や
や不満」
(同 40 点)、
「不満」
(同 0 点)で回答させ、各利用者の 4 つの回答の平均スコア
(100 点満点)を算出する。
②
業務内容
上記「2⑶ 運用管理業務の内容」に示す業務を適切に実施すること。また、本業務
の品質向上並びに円滑化を図ることを目的として、以下のとおり業務目標を定める。
イ.基準時間完了率(電話)
電話による全問い合わせ件数のうち、問い合わせが発生した時刻から 15 分以内に問
題が解決できた問い合わせ件数の割合は、80%以上であること。
※業務範囲外等によりエスカレーションしたものは除外する。
※回答を行ったが、職員不在等の場合は、除外する。
ロ.基準時間完了率(メール)
メールによる全問い合わせ件数のうち、問い合わせが発生した時刻から 1 時間以内
に問題が解決できた問い合わせ件数の割合は、80%以上であること。
※発生時刻は、メールを受信した時刻とする。
※業務範囲外等によりエスカレーションしたものは除外する。
※17 時以降の問い合わせへの対応については、財務省と協議の上決定する。
※対応時間外におけるメール受付は、翌業務日の始業時間から計上する。
ハ.問題解決率
全問い合わせ件数のうち、問題が解決できた問い合わせ件数の割合は、90%以上で
あること。
※業務範囲外等によりエスカレーションしたものは除外する。
※回答を行ったが、職員不在等の場合は、除外する。
ニ.申請引継時間
メールによる申請業務が発生した時刻から、その内容等を確認し、財務省及び財務
省行政情報化LANシステム請負者へ引き継ぐまでの時間は、1 時間以内であること。
※発生時刻は、メールを受信した時刻とする。
※17 時以降の申請への対応については、財務省と協議の上決定する。
※対応時間外におけるメール受付は、翌営業日の始業時間から計上する。
2
ホ.セキュリティ対策
運用管理業務に起因する個人情報等の機微な情報の流出等により業務に多大な支障
を生じるようなセキュリティの重大障害の件数は、0 回であること。
⑸
契約金額の支払いに関する事項
①
契約金額の支払い
イ.契約の形態は、業務請負契約とする。
ロ.財務省は、業務請負契約に基づき、民間事業者が実施する本業務について、契約の
履行に関し、仕様書に基づく監督・検査を実施するなどして適正に実施されているこ
とを確認した上で、適正な支払請求書を受領した日から 30 日以内に契約金額を支払う
ものとする。
②
改善指示
上記「2⑷確保されるべき運用管理業務の質」で定める指標値が達成されていないと
認められる場合、財務省は民間事業者に対して当該業務の実施方法について改善を行う
よう指示することができる。民間事業者は、当該指示を受けて業務の実施方法を改善し、
業務改善報告書を財務省に提出するものとする。
3.実施期間に関する事項
業務請負契約の契約期間は、平成 25 年 9 月 1 日から平成 28 年 12 月 31 日までとする。
4.入札参加資格に関する事項
⑴ 法第 15 条において準用する法第 10 条各号(ただし第 11 号を除く。)に該当する者でな
いこと。
⑵ 予算決算及び会計令(昭和 22 年勅令第 165 号)第 70 条の規定に該当しない者であるこ
と。なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得
ている者は、同条中、特別の理由がある場合に該当する。
⑶ 予算決算及び会計令第 71 条の規定に該当しない者であること。
⑷ 平成 25・26・27 年度財務省競争参加資格(全省庁統一資格)において、
「役務の提供等」
であって、
「A」又は「B」の等級に格付けされ関東・甲信越地域の競争参加資格を有する者、
又は、当該競争参加資格を有していない者で、入札書の受領期限までに競争参加資格審査
を受け、競争参加資格者名簿に登載された者であること。
⑸ 各省各庁から指名停止等を受けていない者(支出負担行為担当官が特に認める者を含む。
)
であること。
⑹ 経営の状況又は信用度が極度に悪化していないと認められる者であり、適正な契約の履
行が確保される者であること。
⑺ 本業務の実施部門が、以下のいずれかに対応していること。
① 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)若しくは同協会が指定した機関に
おいて「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度」の認証を取得
していること。
② プライバシーマークの認定を取得していること。
③ 「JIS Q 15001 個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」と同等以上の個人情
報保護に関する仕組みを確立していること。
3
5.入札に参加する者の募集に関する事項
⑴ 入札手続(スケジュール)
① 入札公告
:平成 25 年
② 入札説明会・資料閲覧
:平成 25 年
③ 質問受付期限
:平成 25 年
④ 提案書の提出期限
:平成 25 年
⑤ 提案書の審査
:平成 25 年
⑥ 入札書の提出期限
:平成 25 年
⑦ 開札及び落札者の決定
:平成 25 年
⑧ 既存事業者からの引継ぎ
:平成 25 年
⑨ 契約の締結
:平成 25 年
⑵
6 月中旬
6 月中旬∼7 月下旬
8 月上旬
8 月上旬
8 月上旬
8 月上旬
8 月上旬
8月
9 月上旬
入札書類
入札参加者は、次に掲げる書類を別に定める入札説明書類に記載された期日及び方法に
より提出すること。
①
入札書
入札金額(契約期間内のすべての運用管理業務に対する報酬の総額の 105 分の 100 に
相当する金額)を記載した書類
②
提案書
別冊2「財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務提案依頼書」(以下、「提案
依頼書」という。)に示した各要求項目について具体的な提案を行い、各要求項目を満た
すことができることを証明する。
③
資格審査結果通知書(全省庁統一資格)の写し
平成 25・26・27 年度財務省競争参加資格(全省庁統一資格)「役務の提供等」「A」又
は「B」の等級に格付けされた関東・甲信越地域の競争参加資格を有するものであること
を証明する審査結果通知書の写し。
④
指名停止等に関する申出書
各省各庁から指名停止等を受けていないことを確認する書類。
⑤
委任状
代理人に委任したことを証明する書類。ただし、代理人による入札を行う場合に限る。
紙による入札への参加について
電子入札システムにより入札を行うことができない旨の理由を示した書類。ただし、
電子入札システムによる入札を行わない場合には不要。
⑦ 法第 15 条において準用する法第 10 条に規定する欠格事由のうち、暴力団排除に関す
る規定について評価するために必要な書類
⑧ 財務状況が確認できる書類
⑨ 主たる事業概要、従業員数、事業所の所在地、代表者略歴、主要株主構成、他の者と
の間で競争の導入による公共サービス改革に関する法律施行令(平成 18 年 7 月 5 日政令
第 228 号)第 3 条に特定支配関係にある場合は、その者に関する当該情報
⑥
4
6.公共サービスを実施する者を決定するための評価の基準その他の公共サービスを実施
する者の決定に関する事項
⑴ 評価方法
対象公共サービスを実施する者(以下「落札者」という。)の決定は、最低価格落札方式
によるものとする。なお、技術の評価に当たっては、入札プロセスの中立性、公正性等を
確保するため、財務省の CIO 補佐官に意見を聴くものとする。
⑵
落札者の決定
①
落札者の決定方法
イ.入札者の入札価格が予算決算及び会計令第 79 条に基づいて作成された予定価格の制
限内で最も低く、提案依頼書に示すすべての要求要件を満たしているものを落札者と
する。ただし、予算決算及び会計令第 84 条の規定に該当する場合は、予算決算及び会
計令第 85 条の基準(予定価格に 10 分の 6 を乗じて得た額)を適用するので、基準に
該当する入札が行われた場合は入札の結果を保留する。この場合、入札者は財務省の
行う事情聴取等の調査に協力しなければならない。
ロ.調査の結果、会計法(昭和 22 年法律第 35 号)第 29 条の 6 第 1 項ただし書きの規定
に該当すると認められるときは、その定めるところにより、予定価格の制限の範囲内
で次順位の者を落札者とすることがある。
(会計法第 29 条の 6 第 1 項ただし書きの抜粋)
・相手方となるべき者の申込みに係る価格によっては、その者により当該契約の内容
に適合した履行がされないおそれがあると認められるとき、又はその者と契約を締
結することが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあって著しく不適当であ
ると認められるとき
ハ.落札者となるべき同価の入札をした者が二人以上あるときは、直ちに当該入札者に
くじを引かせ、落札者を決定するものとする。また、競争加入者のうち出席しない者
又はくじを引かない者があるときは、入札執行事務に関係のない職員がこれに代わっ
てくじを引き落札者を決定するものとする。
ニ.契約担当官等は、落札者を決定したときは、その翌日から 7 日以内に、落札者を決
定したこと、落札者の氏名及び住所並びに落札金額を、落札とされなかった入札者に
書面により通知する。ただし、開札に参加した者については、開札場での発表をもっ
てこれに代えるものとする。
⑶
落札決定の取消し
落札者が、契約担当官等から求められたにもかかわらず契約書の取り交わしを行わない
ときは、落札者の決定を取り消す。ただし、契約担当官等が、正当な理由があると認めた
ときはこの限りでない。
⑷
落札者が決定しなかった場合の措置
イ.初回の入札において入札者がなかった場合、必須項目をすべて満たす入札者がなか
った場合又は再度の入札を行っても、なお、落札者が決定しなかった場合、原則とし
て、入札条件等を見直した後、再度公告を行う。
ロ.再度の入札によっても落札者となるべき者が決定しない場合又は本業務の実施に必
5
要な期間が確保できないなどやむを得ない場合は、自ら実施する等とし、その理由を
官民競争入札等管理委員会に報告するとともに公表するものとする。
7.公共サービスに関する従来の実施状況に関する情報の開示に関する事項
従来の運用管理業務の詳細な実施状況は、別紙3「従来の実施状況に関する情報の開示」
のとおりである。
⑴ 従来の実施に要した経費
⑵ 従来の実施に要した人員
⑶ 従来の実施に要した施設及び設備
⑷ 従来の実施における目的の達成の程度
⑸ 従来の実施方法等
8.公共サービス実施民間事業者に使用させることができる国有財産に関する事項
民間事業者は、次のとおり財務省の財産を使用することができる。
⑴ 国有財産の使用
民間事業者は、本業務の遂行に必要な施設、設備等を適切な管理の下、無償で使用する
ことができる。
① 財務省本省内の執務室及び業務に必要な電気、省内ネットワーク設備
② その他財務省と協議し承認された業務に必要な施設、設備等
⑵ 使用制限
① 民間事業者は、運用管理業務の実施及び実施に付随する業務以外の目的で使用し、又
は利用してはならない。
② 民間事業者は、あらかじめ財務省と協議して、財務省業務に支障を来たさない範囲内
において、本省内に運用管理業務の実施に必要な設備等を持ち込むことができる。
③ 民間事業者は、設備等を設置した場合は、設備等の使用を終了又は中止した後、直ち
に原状回復を行う。
④ 民間事業者は、既存の建築物及び工作物等に汚損、損傷等を与えないよう十分注意し、
損傷(機器の故障等を含む。)が生じるおそれのある場合は養生を行う。万が一損傷が生
じた場合は、民間事業者の責任において速やかに復旧するものとする。
9.公共サービス実施民間事業者が、本業務を実施するに当たり、財務省に対して報告す
べき事項、秘密を適正に取り扱うために必要な措置その他の公共サービスの適正かつ確
実な実施の確保のために契約により公共サービス実施民間事業者が構じるべき措置に関
する事項
⑴ 民間事業者が財務省に報告すべき事項、財務省の指示により講じるべき措置
① 報告等
イ.民間事業者は、仕様書に規定する業務を実施したときは、当該仕様書に基づく各種
報告書を財務省に提出しなければならない。
ロ.民間事業者は、請負業務を実施したとき、又は完了に影響を及ぼす重要な事項の変
更が生じたときは、直ちに財務省に報告するものとし、財務省と民間事業者が協議す
るものとする。
ハ.民間事業者は、契約期間中において、②以外であっても、必要に応じて財務省から
6
報告を求められた場合は、適宜、報告を行うものとする。
②
調査
イ.財務省は、本業務の適正かつ確実な実施を確保するために必要があると認めるとき
は、法第 26 条第1項に基づき、請負者に対し必要な報告を求め、又は財務省の職員
が事務所に立ち入り、当該業務の実施の状況若しくは記録、帳簿書類その他の物件を
検査し、又は関係者に質問することができる。
ロ.立入検査をする財務省の職員は、検査等を行う際には、当該検査が法第 26 条第1
項に基づくものであることを民間事業者に明示するとともに、その身分を示す証明書
を携帯し、関係者に提示するものとする。
③
指示
財務省は、本業務の適正かつ確実な実施を確保するために必要と認めるときは、民間
事業者に対し、必要な措置を採るべきことを指示することができる。
⑵
秘密を適正に取り扱うために必要な措置
①
民間事業者は、運用管理業務の実施に際して知り得た財務省の情報を、第三者に漏ら
し、盗用し、又は運用管理業務以外の目的のために利用してはならない。これらの者が
秘密を漏らし、又は盗用した場合は、法第 54 条により罰則の適用がある。
②
民間事業者は、財務省から提供された個人情報及び業務上知り得た個人情報について、
個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 57 号)に基づき、適切な管理を行わな
ければならない。
③
民間事業者は、請負業務の開始時に本業務に係る情報セキュリティ確保のための措置
を講じ、実施方法及び管理体制等について財務省大臣官房文書課情報管理室に書面で提
出しなければならない。
④
民間事業者は、財務省大臣官房文書課情報管理室から要機密情報が提供された場合に
は、当該情報の機密性の格付けに応じて適切に取扱うための措置を講じること。また、
運用管理業務において民間事業者が作成する情報については、財務省大臣官房文書課情
報管理室からの指示に応じて適切に取り扱わなければならない。
⑤
民間事業者は、次のいずれかに該当するときは財務省の行う情報セキュリティ対策に
関する監査を受け入れなければならない。
イ.本業務に係る情報セキュリティ確保のための措置が不十分とみなされるとき
ロ.民間事業者において運用管理業務に係る情報セキュリティ事故が発生したとき
ハ.財務省が定期的に実施している情報セキュリティ監査を行うとき
ニ.その他財務省が必要と認めるとき
⑥
民間事業者は、財務省大臣官房文書課情報管理室から提供された要機密情報が業務終
了等により不要になった場合には、確実に返却し、又は破棄すること。また、運用管理
業務において民間事業者が作成した情報についても、財務省大臣官房文書課情報管理室
からの指示に応じて適切に破棄しなければならない。
⑶
契約に基づき民間事業者が講じるべき措置
①
運用管理業務の開始
民間事業者は、運用管理業務の開始日から確実に業務を開始すること。
②
権利の譲渡
7
民間事業者は、契約によって生じる権利又は義務の全部若しくは一部を財務省の承諾
を得た場合を除き第三者に譲渡し、又は承継させてはならない。ただし、信用保証協会
及び中小企業信用保険法施行令(昭和 25 年政令第 350 号)第 1 条の 2 に規定する金融機
関に対して売掛債権を譲渡する場合にあっては、この限りではない。
③
再委託
イ.民間事業者は、運用管理業務の全部を一括して再委託してはならない。
ロ.民間事業者は、原則として運用管理業務の一部を第三者に委託し、又は請け負わせ
てはならない。ただし、あらかじめ書面により財務省と協議し、承認を得た場合はこ
の限りではない。
ハ.民間事業者は、契約締結後やむ得ない事情により再委託を行う場合には、再委託先
等を明らかにした上で、財務省の承認を受けなければならない。
ニ.民間事業者は、ロ又はハにより再委託を行う場合には、民間事業者が財務省に対し
て負う義務を適切に履行するため、再委託先の事業者に対して、「(2)
取扱うための措置」及び「(3)
秘密を適正に
契約に基づき民間事業者が講じるべき措置」に規定す
る事項その他の事項について、必要な措置を講じさせるとともに、再委託先から必要
な報告を聴取することとする。
ホ.イからニまでに基づき、民間事業者が再委託先の事業者に義務を実施させる場合は、
すべて民間事業者の責任において行うものとし、再委託先の事業者の責に帰すべき事
由については、民間事業者の責に帰すべき事由とみなして、民間事業者が責任を負う
ものとする。
ヘ.ロただし書にかかわらず、民間事業者は、⑤イⅹⅳからⅹⅹⅱのいずれかに該当す
る者(以下「解除対象者」という。
)を下請負人等(下請負人(下請が数次にわたると
きは、すべての下請負人を含む。)
、受任者(再委任以降のすべての受任者を含む。
)及
び下請負人若しくは受任者が当該契約に関して個別に契約する場合の当該契約の相手
方をいう。以下同じ。)とすることができない。
ト.民間事業者は、契約後に下請負人等が解除対象者であることが判明したときは、直
ちに当該下請負人等との契約を解除し、又は下請負人等に対し契約を解除させるよう
にしなければならない。なお、この場合において、民間事業者は、財務省に対して損
害賠償その他名目のいかんを問わず金銭を要求することができないものとする。
チ.財務省は、民間事業者が次のいずれかに該当するときは、本契約を解除することが
できる。
ⅰ
下請負人等が解除対象者であることを知りながら契約し、若しくは下請負人等の
契約を承認したとき。
ⅱ
正当な理由がないのに前項の規定に反して当該下請負人等との契約を解除せず、
若しくは下請負人等に対し下請人等が締結した契約を解除させるためにとりうる措
置を講じないときは、本契約を解除することができる。
④
契約内容の変更
イ.財務省は、必要があると認められるときは、民間事業者と協議して業務内容を変更
することができる。
ロ.財務省及び民間事業者は、経済情勢の変動、天災地変の発生、法令の変更又は改廃
その他著しい事情の変更により当該業務を実施することが不適当と認められる場合に
は、協議して契約を変更することができる。
8
⑤
契約の解除
イ.財務省は、民間事業者に次のいずれかに該当するときは、財務省がこれにより民間
事業者による本契約上の義務の履行に重大な支障が生じると認められたときは、財務
省は、何らの通知又は催告を要せず、直ちに本契約の全部又は一部を解除することが
できるものとする。
ⅰ
本契約に違反し、相当の期間を定めて催告しても違反事実が是正されないとき。
ⅱ
相当な理由なく、期間内に本契約を履行する見込みがないと認められるとき。
ⅲ
財務省に重大な損害又は危害を及ぼしたとき。
ⅳ
財産状態が著しく悪化し、又はそのおそれがあると認められる事由があるとき。
ⅴ
秘密の保持を遵守しないとき。
ⅵ
著しい遅延のあったとき。
ⅶ
再検査を経ても検査に合格する見込みがないと認められるとき。
ⅷ
監督官庁から営業許可等の取消、停止等の処分を受けたとき。
ⅸ
自己の財産について、差押え、仮差押え、仮処分、強制執行、担保権の実行とし
ての競売等の申立てがあったとき。
ⅹ
破産、民事再生手続開始若しくは会社更生手続開始の申立てがあったとき又は清
算に入ったとき。
ⅹⅰ
手形、小切手の不渡等、支払停止、支払不能等の事由が生じたとき。
ⅹⅱ
解散の決議をしたとき。
ⅹⅲ
役員等(個人である場合はその者、法人である場合は役員又は支店若しくは営
業所(常時契約を締結する事務所をいう。)の代表者、団体である場合は代表者、理
事等、その他経営に実質的に関与している者をいう。)が、暴力団(暴力団員による
不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号)第2条第2号に規定する
暴力団をいう。以下同じ)又は暴力団員(同法第2条第6号に規定する暴力団員を
いう。以下同じ。)であるとき。
ⅹⅳ
役員等が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的、又は第三者に
損害を加える目的をもって、暴力団又は暴力団員を利用するなどしているとき。
ⅹⅴ
役員等が、暴力団又は暴力団員に対して、資金等を供給し、又は便宜を供与す
るなど直接的あるいは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、若しくは関与してい
るとき。
ⅹⅵ
役員等が、暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれを不当に利用する
などしているとき。
ⅹⅶ
役員等が、暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると
き。
ⅹⅷ
自ら又は第三者を利用して、暴力的な要求行為をしたとき。
ⅹⅸ
自ら又は第三者を利用して、法的な責任を超えた不当な要求行為をしたとき。
ⅹⅹ
自ら又は第三者を利用して、取引に関して脅迫的な言動をし、又は暴力を用い
る行為をしたとき。
ⅹⅹⅰ
自ら又は第三者を利用して、偽計又は威力を用いて財務省の業務を妨害する
行為をしたとき。
ⅹⅹⅱ
その他、上記ⅹⅸからⅹⅹⅰに準ずる行為をしたとき。
ロ.民間事業者が本契約上の規定に違反した場合には、財務省は、上記イの規定により
9
本契約を解除するか否かにかかわらず、民間事業者に対して、契約金額の 100 分の 10
に相当する金額を違約金として請求することができるものとする。
ハ.財務省は、合理的な必要がある場合には本契約の内容を変更し、又は本契約を一時
中止し、若しくは打ち切ることができるものとし、財務省は、次に掲げる場合の区分
に応じ、契約金額を変更するものとする。
ⅰ
本契約の内容変更の場合
変更内容に応じた合理的な金額
ⅱ
本契約の一時中止又は打切の場合
当該時点までに民間事業者が完了した業務に
応じた合理的な金額
⑥
談合等不正行為
イ.財務省は、次のいずれかに該当するときは、契約の全部又は一部を解除することが
できる。
ⅰ
公正取引委員会が、民間事業者又は民間事業者の代理人に対して私的独占の禁止
及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年法律第 54 号。以下「独占禁止法」と
いう。)第 7 条又は第 8 条の 2(同法第 8 条第 1 項第 1 号若しくは第 2 号に該当する
行為の場合に限る。)の規定による排除措置命令を行ったとき、同法第 7 条の 2 第 1
項(同法第 8 条の 3 において読み替えて準用する場合を含む。)の規定による課徴金
の納付命令を行ったとき、又は同法第 7 条の 2 第 13 項若しくは第 16 項の規定によ
り課徴金の納付を命じない旨の通知を行ったとき。
ⅱ
民間事業者又は民間事業者の代理人(民間事業者又は民間事業者の代理人が法人
にあっては、その役員又は使用人)が刑法(明治 40 年法律第 45 号)第 96 条の 6
若しくは第 198 条又は独占禁止法第 89 条第 1 項若しくは第 95 条第 1 項第 1 号の規
定により刑法の容疑により公訴を提起されたとき。
ロ.民間事業者は、次のいずれかに該当するときは、財務省が契約の全部又は一部を解
除するか否かにかかわらず、契約金額の 100 分の 10 に相当する金額を違約金として支
払わなければならない。
ⅰ
公正取引委員会が、民間事業者又は民間事業者の代理人に対して独占禁止法第 7
条又は第 8 条の 2(同法第 8 条第 1 項第 1 号若しくは第 2 号に該当する行為の場合
に限る。)の規定により排除措置命令を行い、当該排除措置命令又は同法第 66 条第
4 項の規定による当該排除措置命令の全部を取り消す審決が確定したとき。
ⅱ
公正取引委員会が、民間事業者又は民間事業者の代理人に対して独占禁止法第 7
条の 2 第 1 項(同法第 8 条の 3 において読み替えて準用する場合を含む。)の規定に
より課徴金の納付命令を行い、当該納付命令又は同法第 66 条第 4 項の規定による当
該納付命令の全部を取り消す審決が確定したとき。
ⅲ
公正取引委員会が、民間事業者又は民間事業者の代理人に対して独占禁止法第 7
条の 2 第 13 項若しくは第 16 条の規定による課徴金の納付を命じない旨の通知を行
ったとき。
ⅳ
民間事業者又は民間事業者の代理人(民間事業者又は民間事業者の代理人が法人
にあっては、その役員又は使用人)刑法第 96 条の 6 若しくは第 198 条又は独占禁止
法第 89 条第 1 項若しくは第 95 条第 1 項第 1 号の規定による刑が確定したとき。
ハ.民間事業者は、上記ロ.ⅳに規定に該当し、かつ次のいずれかに該当するときは、
上記ロの違約金とは別に、契約金額の 100 分の 5 に相当する額を違約金として支払わ
なければならない。
10
ⅰ
公正取引委員会が、民間事業者又は民間事業者の代理人に対して独占禁止法第 7
条の 2 第 1 項又は第 6 項の規定による納付命令を行い、当該納付命令又は同法第 66
条第 4 項の規定による当該納付命令の全部を取り消す審決が確定したとき。
ⅱ
当該刑の確定において、民間事業者が違反行為の首謀者であることが明らかにな
ったとき。
ⅲ
民間事業者が財務省に対し、独占禁止法等に抵触する行為を行っていない旨の誓
約書を提出しているとき。
⑦
損害賠償
民間事業者は、民間事業者の故意又は過失により財務省に損害を与えたときは、財務
省に対し、その損害について賠償する責任を負う。
⑧
不可効力免責・危険負担
財務省及び民間事業者の責に帰すことができない事由により契約期間中に物件が滅失
し、又は毀損し、その結果、財務省が物件を使用できなくなくなったときは、民間事業
者は、当該事由が生じた日の翌日以降の契約期間に係る代金の支払いを請求することが
できない。
⑨
記録及び帳簿類の保管
民間事業者は、運用管理業務に関して作成した記録及び帳簿類を、運用管理業務を終
了し、又は中止した日の属する年度の翌年度から起算して 5 年間、保管しなければなら
ない。
⑩
運用管理業務の引継ぎ
民間事業者は、運用管理業務が適正かつ円滑にできるよう現行の請負業者から当該業
務の開始日までに運用管理手順書等を使用して必要な事務引継ぎを受けなければならな
い。また、業務の請負期間満了の際、民間事業者は次回の運用管理業務請負者に対し、
当該業務の開始日までに運用管理手順書等を使用し必要な事務の引継ぎを行わなければ
ならない。
なお、運用管理業務の開始前及び期間満了の際の事務引継ぎに必要な民間事業者に発
生した経費は民間事業者の負担となる。
⑪
紛争又は疑義の解決方法
イ.この契約について、協議が必要なものにつき協議が整わないとき、又は紛争が生じ
たときは、財務省と民間事業者が協議して解決するものとする。
ロ.この契約に関して疑義が生じたとき、又は契約に定めのない事項については、財務
省と民間事業者が協議して定めるものとする。
10.公共サービス実施民間事業者が公共サービスを実施するに当たり第三者に損害を加え
た場合において、その損害の賠償に関し契約により当該公共サービス実施民間事業者が
負うべき責任に関する事項
運用管理業務を実施するに当たり、民間事業者、その職員その他の当該公共サービスに従
事する者が、故意又は過失により、当該業務の受益者等の第三者に損害を加えた場合は、次
のとおりとする。
⑴ 財務省は国家賠償法(昭和 22 年法律第 125 号)第 1 条第 1 項等に基づき当該第三者に対
する賠償を行ったときは、財務省は民間事業者に対し、当該第三者に支払った損害賠償額
(当該損害の発生については、財務省の責に帰すべき事由が存在する場合は、財務省が自
11
ら賠償の責に任ずべき金額を超える部分に限る。)について求償することができる。
⑵ 民間事業者が民法(明治 29 年法律第 89 号)第 709 条等に基づき当該第三者に対する賠
償を行った場合であって、当該損害の発生について財務省が責に帰すべき理由が存すると
きは、当該民間事業者は財務省に対し、当該第三者に支払った損害賠償額のうち自らの賠
償の責に任ずべき金額を超える部分について求償することができる。
11.公共サービスに係る法 7 条第 8 項に規定する評価に関する事項
⑴ 本業務の実施状況に関する調査の証明
財務省は、本業務の実施状況について、内閣総理大臣が行う評価の証明(平成 27 年 2
月を予定)を踏まえ、本業務の実施状況については、各年末時点における状況を調査する。
⑵
調査項目及び実施方法
①
ヘルプデスク満足度調査の結果
ヘルプデスクを利用した者に対して、年 1 回実施するアンケート(ヘルプデスク満足
度調査)の実施結果により調査
②
業務内容
月次報告資料により調査
⑶
意見聴取等
①
財務省は、必要に応じ、民間事業者から意見の聴取等を行うことができるものとする。
②
財務省は、平成 27 年 2 月を目途として、本業務の実施状況等を内閣総理大臣及び官民
競争入札等監理委員会へ提出する。
12.その他業務の実施に関し必要な事項
⑴ 事業者実施状況等の監理委員会への報告及び公表
財務省は、民間事業者の運用管理業務の実施状況について、官民競争入札等監理委員会
へ報告するとともに、公表する。
⑵
民間事業者の責務
① 刑法(明治 40 年法律第 45 号)その他の罰則の適用については、法令により公務に従
事する職員とみなされる。
②
民間事業者は、法第 55 条の規定に該当する場合は、30 万円以下の罰金に処されるこ
ととなる。なお、法第 56 条により、法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人
その他の従業員が、その法人又は人の業務に関し、法第 55 条の規定に違反したときは、
行為者を罰するほか、その法人又は人に対して同条の刑を科する。
③ 民間事業者は、会計検査院法(昭和 22 年法律第 73 条)第 23 条第 1 項第 7 号に規定す
る者に該当することから、会計検査院が必要と認めるときには、同法第 25 条及び第 26
条により、同院の実地の検査を受けたり、同院から直接又は財務省を通じて、資料又は
報告等の提出を求められたり、質問を受けたりすることがある。
⑶
著作権
①
民間事業者は、運用管理業務の目的として作成される成果物に関し、著作権法(昭和
12
45 年法律第 48 号)第 27 条及び第 28 条を含む著作権のすべてを財務省に無償で譲渡す
る。
② 民間事業者は、成果物に関する著作者人格権(著作権法第 18 条から第 20 条までに規
定された権利をいう。)は行使しないものとする。ただし、財務省が承認した場合は、こ
の限りでない。
③
①及び②にかかわらず、成果物に民間事業者が既に著作権を保有しているもの(以下
「民間事業者著作物」という。)が組み込まれている場合は、当該民間事業者の著作物に
ついてのみ、民間事業者に帰属する。
④
提出される成果物に第三者が権利を有する著作物が含まれる場合には、民間事業者が
当該著作物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続きを行うも
のとする。
⑷
財務省の監督体制
①
本契約に係る監督は、支出負担行為担当官が自ら又は補助者を命じて、立会い、指示
その他の適切な方法において行うものとする。
②
本業務の実施状況に係る監督は、以下のとおり。
イ.監督職員
大臣官房会計課課長補佐(契約第一係、契約第二係、契約第三係担当)
大臣官房会計課契約第一係長
ロ.検査職員
大臣官房文書課課長補佐(情報管理第一係担当)
大臣官房文書課情報管理第二係長
⑸
情報システム運用管理業務請負仕様書
運用管理業務を実施する際に必要な仕様は、別冊1「財務省行政情報化LANシステム
運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」に示すとおりである。
13
資 料 目 次
別紙1
財務省行政情報化LANシステム等の概要
別紙2
運用管理業務のフロー
別紙3
従来の実施状況に関する情報の開示
別紙4
ヘルプデスク利用者満足度アンケート調査
別紙5
財務省組織図
別冊1
財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務民間競争入札による
調達仕様書
別冊2
財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務提案依頼書
14
(別紙1)
財務省行政情報化 LAN システム等の概要
(1) 財務省行政情報化 LAN システム
大臣官房文書課情報管理室が設置した端末、サーバ、プリンタ及びその他の情報機
器を接続し、財務省職員等が作成した情報資産を共有するネットワークシステムであ
り、財務省の基幹システムとなっている。
【主な機能等】
①
構成
・サーバ(約 100 台)
・端末(約 2,000 台)
・プリンタ(約 120 台)
・複合機(約 150 台)
②
オペレーティングシステム
・Windows7 Enterprise SP1
③
業務処理のための各種アプリケーションソフトウェア
・Microsoft Office2010
(Microsoft Word2010、Excel2010、Access2010、PowerPoint2010、Outlook2010)
※
財務省行政情報化 LAN システムの更改(平成 25 年 1 月)により Microsoft Office
が 2003 から 2010 へバージョンアップされたことに伴い、当該事項の問い合わせが
一時的に増加している。
・Acrobat X Standard(一部の端末は Acrobat X Pro)
・一太郎 Pro
・DocuWorks7.3
・圧縮解凍ソフト FileCompact
④
等
霞が関の各省庁等を専用線で繋いだ広域ネットワークである「政府共通ネットワー
ク」と接続されており、インターネットを介さずに他省庁等との情報交換が可能とな
っている。
⑤ グループウェア(Outlook2010)を利用することにより、情報の共有、情報伝達の迅
速化、作業の効率化が可能となっている。
⑥
・
電子メール:連絡・報告関係
・
電子掲示板:職員への周知関係
・
スケジュール管理
本省にファイルサーバが集約され、各職員の権限を管理した上で、情報の共有化が
図られている。
⑦
三田共用会議所(三田)、国会連絡室(永田町)、九段第三合同庁舎(九段)、財務総
合政策研究所研修部等(市ヶ谷)、関税中央分析所(柏)及び税関研修所(柏)の計6
箇所を広域 WAN で結び、情報共有が可能となっている。
15
⑧
アカウント管理機能により、職員の人事異動情報を容易に各局(課)の総務担当者
が入力できるようになっている。
⑨
モバイル端末を利用し、職員が財務省外部からインターネット経由にてセキュリテ
ィトークン(ソフト型)により接続認証を行い、SSL-VPN を使用した暗号化通信により
アクセスし、財務省内イントラネット、共有フォルダ及び個人のメールボックスの閲
覧等が可能となっている。
⑩
スマートフォンを利用し、職員が財務省外部から携帯電話網経由にてアクセスし、
個人のメールボックスの閲覧等が可能となっている。
⑪
執務室に据え置きで使用する端末(デスクトップ端末及びノート端末)の利用認証
において、従来の ID 及びパスワード方式に加え、国家公務員 IC カードを利用した方
式による利用認証が可能となっている。
⑫
ファイル暗号化機能により、ファイルサーバ及び端末のデータは、原則として全て
自動暗号化され、職員は暗号化されていることを意識することなくファイルの作成・
更新が可能となっている。また、同一ネットワーク内におけるメール送受信において
は、グループウェア(Outlook2010)上で職員の選択によるメール本文の暗号化が可能
となっている。
⑬
職員の自宅等の端末からインターネット経由にてセキュリティトークン(ハード型)
により接続認証を行い、シンクライアント方式によりアクセスし、個人のメールボッ
クスの閲覧等が可能となっている。
⑭
WEB 会議機能により、ネットワーク上の複数の利用者が、端末に接続した WEB カメラ
及びヘッドセットを使用して、ブラウザの画面を共有しながら、音声通話やビデオ画
像による会議が可能となっている。
⑮
一部の会議室に設置された省内 Wi-Fi 機能により、モバイル端末やタブレット端末
を持ち込み、メールや共有ファイルの資料を閲覧しながら会議を行うことが可能とな
っている。
⑯ 約 40 の業務システム(業務範囲外)が財務省における情報通信の共通基盤として当該
システムを利用して運用されている。
※
⑪から⑮については、財務省行政情報化 LAN システムの更改により導入された新
機能である。⑪及び⑫は平成 25 年 1 月から試行運用を行っており、平成 25 年 6 月
からすべての新機能の運用を開始する。
したがって、業務量の平常年度(22 年度及び 23 年度)と比較して、当該新機能に関
する問い合わせ等の対応業務が新たに発生する。
※
上記に加え、平成 25 年 10 月を目途に標的型攻撃等に対応するセキュリティ新機
能の運用を開始する予定であり、現在調達手続中である。
したがって、運用開始後は、当該新機能に関する問い合わせ等の対応業務が発生す
ると想定される。
なお、当該新機能の調達仕様書については、所要の手続きに従い閲覧が可能である。
16
(2) 歳入金連携システム(マシンオペレーション業務が中心)
財務省行政情報化 LAN システムに接続された業務システムであり、外部ネットワー
クに位置する会計センターのシステムと内部ネットワークに位置する関税局、理財局
のシステムとの通信を行っている。
【主な機能等】
①
オペレーティングシステム
・サーバ機器:Solaris
・コンソール端末:Windows7
②
ウイルス対策ソフトウェア
・サーバ機器:Sophos Anti-Virus
・コンソール端末:ウイルスバスター
③
バックアップソフトウェア
・NetWorker Power Edition
17
18
運用管理手順書等の更新
運用管理手順書等の作成
運用管理業務請負者
更新内容
手順書等
承認
承認
財務省
:必須作業
:任意作業
※掲題の番号は別冊1「財務省行政情報化LANシステム運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」と同じ。
運
用
管
理
手
順
書
等
の
作
成
及
び
更
新
区分
(別紙2) 運用管理業務のフロー
2.(3)①及び② 運用管理手順書の作成等
19
確認
確認
改善要望・苦情
確認
問い合わせ
利用者
要望・苦情/相談
ポータルサイト案内
問合せ/回答
財務省にエスカレーション
手順書等がない場合
手順書等により財務省行政情報化LAN請負
者にエスカレーション
回答できない場合
③改善要望及び苦情の
相談受付
②FAQの作成等、案内
問い合わせ業務
管理台帳の登録
①操作に関する問い合わせ対応
ハードウェア、ソフトウェアの操作に関する
問い合わせ
月次報告会議
日次/月次報告
運用管理業務請負者
:必須作業
:任意作業
※掲題の番号は別冊1「財務省行政情報化LANシステム運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」と同じ。
2-(7)-②
定
期
報
告
問
い
合
わ
せ
業
務
区分
2.(4)①-1 問い合わせ業務 ハードウェア、ソフトウェアの操作に関する問い合わせ
回答
確認
出席及び報告確認
財務省行政情報化LAN請負者
報告確認
回答
確認
協議
財務省
20
利用者
問い合わせ業務
管理台帳の更新
②財務省にエスカレーション中
の案件の確認
問い合わせ業務
管理台帳の更新
①財務省行政情報化LAN請負者に
エスカレーション中の案件の確認
エスカレーション中の案件の確認
月次報告会議
日次/月次報告
運用管理業務請負者
※掲題の番号は別冊1「財務省行政情報化LANシステム運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」と同じ。
:必須作業
:任意作業
定
期
報
告
2-(7)-②
問
い
合
わ
せ
業
務
区分
確認/回答
2.(4)①-2 問い合わせ業務 ハードウェア、ソフトウェアの操作に関する問い合わせ(エスカレーション中の案件)
確認/回答
確認
出席及び報告確認
財務省行政情報化LAN請負者
報告確認
確認
財務省
21
端末を
ネットワークから隔離
通報
利用者
通報/ヒアリング
問い合わせ業務
管理台帳の登録
③端末の隔離等依頼
問い合わせ業務
管理台帳の登録
②財務省行政情報化LANシステム
請負者にエスカレーション
緊急を要すれば
即隔離等依頼
①状況確認
ウイルス検知及び不審メールに関する問い合わせ
運用管理業務請負者
相談
月次報告会議
日次/月次報告
※掲題の番号は別冊1「財務省行政情報化LANシステム運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」と同じ。
:必須作業
:任意作業
定
期
報
告
2-(7)-②
問
い
合
わ
せ
業
務
区分
2.(4)② 問い合わせ業務 ウイルス検知及び不審メールに関する問い合わせ
調査
回答
出席及び報告確認
財務省行政情報化LAN請負者
報告確認
情報共有
財務省
22
対応
障害連絡
利用者
対応日調整
③回答
②財務省行政情報化LAN請負者
にエスカレーション
問い合わせ業務
管理台帳の登録
①機器等の障害対応
障害対応
保守依頼/対応日連絡
月次報告会議
日次/月次報告
運用管理業務請負者
※掲題の番号は別冊1「財務省行政情報化LANシステム運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」と同じ。
:必須作業
:任意作業
定
期
報
告
2-(7)-②
問
い
合
わ
せ
業
務
区分
2.(4)③ 問い合わせ業務 障害対応
保守
情報共有
財務省
報告確認
障害が長期化
又は影響が広範囲にわたる場合
出席及び報告確認
財務省行政情報化LAN請負者
23
承認内容の確認
申請書の作成
申請者
送付(メール)
⑤承認通知
④作業依頼
承認の場合
②承認依頼
①受理
申請管理台帳
への登録
申請管理台帳
への登録
申請受付業務
月次報告会議
日次/月次報告
運用管理業務請負者
※掲題の番号は別冊1「財務省行政情報化LANシステム運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」と同じ。
:必須作業
:任意作業
定
期
報
告
2-(7)-②
申
請
受
付
業
務
区分
2.(5) 申請受付業務
作業完了通知
システムへの
登録等作業
依頼/承認又は不許可
出席及び報告確認
財務省行政情報化
LANシステムへの登録
データ登録等
財務省行政情報化LAN請負者
報告確認
承認又は不許可
財務省
マ
シ
ン
オ
ペ
レ
区分
ョ
24
月次報告会議
日次/月次報告
結果報告/指示
出席及び報告確認
歳入金連携システム請負者
※掲題の番号は別冊1「財務省行政情報化LANシステム運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」と同じ。
:必須作業
:任意作業
定
期
報
告
2-(7)-②
ン
業
務
シ
作業結果報告
運用管理業務請負者
2.(6) マシンオペレーション業務
ー
報告確認
作業指示
財務省
25
運用管理手順書等の更新
運用管理手順書等の更新
システム構成変更に伴う運用管理手順書等更新
作業未了案件の引継
運用管理業務時間外引継
運用管理業務請負者
システムの運用変更
(夜間休日の問い合せ等受付者)
作業未了案件の引継
財務省行政情報化LANシステム請負者
※掲題の番号は別冊1「財務省行政情報化LANシステム運用管理業務民間競争入札による調達仕様書」と同じ。
:必須作業
:任意作業
そ
の
他
の
運
用
管
理
業
務
区分
2.(7) その他の運用管理業務
システムの運用変更
歳入金連携システム請負者
財務省
(別紙3)
従来の実施状況に関する情報の開示
1 従来の実施に要した経費
人件費
(単位:千円)
22年度
23年度
24年度
常勤職員
−
−
−
非常勤職員
−
−
−
−
−
−
物件費
請負費等
役務
13,479
︵
︶
b
8,647
機器・回線リース料
−
−
−
設計・構築費
−
−
−
その他
−
−
−
計(a)
参
考
値
13,230
13,479
13,230
8,647
減価償却費
−
−
−
退職給付費用
−
−
−
間接部門費
−
−
−
(a)+(b)
13,479
13,230
8,647
(注記事項)
1
2
3
4
財務省では、民間競争入札の対象である運用管理業務の全部を請負契約により実施している。
各欄の金額は、請負契約の合計支払額(単年度契約の契約金額)である。
24年度については、12月までの9ヶ月間の費用である。
請負契約のため、請負費の詳細な内訳の開示は受けられない。
2 従来の実施に要した人員
(単位:人)
22年度
23年度
24年度
運用責任者
−
−
−
運用員
2
2
2
運用業務従事者
(注記事項)
1
2
上記は受託者における人数である。
人事異動期である7月においては、1名増員を行い3名体制としている。
(業務従事者に求められる知識・経験等)
1 問い合わせ業務等
Microsoft Office Specialist(MOS)等本業務の問い合わせの中心となるアプリケーションソフト
ウェアに関する資格を保有していること、又は同等以上の能力を有すること。
サービスデスク等窓口業務の経験を直近5年間で2年以上従事しているなど、職員と直接接するため
の十分なコミュニケーション能力を有すること。
次の業務経験を1年以上有していること。
・Windows XP、Windows Vista又はWindows 7を使用したオペレーティングシステムに関するサポー
ト業務
・TCP/IPを用いたネットワークに関するサポート業務
・Microsoft Office等のアプリケーションソフトウェアのサポート業務
・Microsoft Exchange Server及びOutlookを使用したグループウェアシステムのサポート業務
・ウイルス対策ソフトウェアのサポート業務(ウイルス駆除、ウイルス隔離、定義ファイルの更新
等のサポート)
・リモート操作ソフトウェア等を使用した遠隔操作のサポート業務
2 マシンオペレーション業務
次の業務経験を1年以上有していること。
・上記1に記載する全ての項目の業務
・Solaris等のUNIX系システムを使用したオペレーティングシステムの運用業務
・DAT記憶装置等バックアップ媒体の交換作業業務
26
(業務の繁閑の状況とその対応)
1 問い合わせ件数
平成22年度
対応件数
4月
326
5月
231
6月
309
7月
661
8月
272
9月
233
10月
237
11月
194
12月
201
1月
223
2月
227
3月
合計(件)
252
3366
5月
273
6月
341
7月
710
8月
353
9月
313
10月
259
11月
279
12月
271
1月
270
2月
309
3月
合計(件)
279
3949
5月
325
6月
321
7月
1202
8月
509
9月
389
10月
601
11月
410
12月
548
1月
970
2月
615
3月
−
平成23年度
対応件数
4月
292
平成24年度
対応件数
4月
351
合計(件)
6241
上記の内訳及び構成割合
問い合わせ区分
割合
概要
0.8% 財務省ポータルサイトの閲覧及び同サイトへの掲載に関するもの
アカウント
10.0% 端末へのログイン方法、パスワード忘失に係る初期化依頼等に関するもの
モバイル端末
4.6% モバイル端末へのログイン方法、省外からのVPN接続方法等に関するもの
行政情報化LAN
スマートフォン
0.3% 携帯情報端末の使用方法に関するもの
パブリックフォルダ
0.7% パブリックフォルダへの掲載及び閲覧権限等に関するもの
Exchange
2.2% メール(Outlook)の送受信(メール不達・転送設定)に関するもの
その他行政LAN
5.1% 上記以外(端末内ドライブのアクセス権限、ファイルの保存先等)
Word
4.5% Wordの使用方法に関するもの
Excel
3.6% Excelの使用方法に関するもの
MS Office
Outlook
12.5% Outlookの使用方法(送受信に関するもの以外)に関するもの
その他Office
0.9% 上記以外(PowerPoint・Access)の使用方法に関するもの
その他ソフトウェア
10.6% AdobeAcrobat、DocuWorks、圧縮解凍ソフト、暗号化ソフト等の使用方法に関するもの
端末
4.3% 端末本体・キーボード・マウスに関するもの
ハードウェア
プリンタ
3.0% プリンタに関するもの
その他ハードウェア
0.7% 上記以外(外付けDVDドライブ等)
個別業務システム関連
1.7% 個別業務システムに使用方法等に関するもの(調達範囲外)
ウイルス関連
7.5% アンチウイルスソフトの検知画面報告、不審メールの調査依頼等に関するもの
申請業務関連
2.2% 申請書の記載方法等に関するもの
その他
OS関連
4.8% 端末のフリーズ、起動時エラー等に関するもの
サーバ関連
16.7% ファイルサーバのアクセス権限・データ復旧、プロファイル領域の整理等に関するもの
その他
3.2% 上記のいずれにも属さないもの
※平成25年1月以降、行政情報化LANシステム更改に伴い導入された新機能に関する問い合わせが発生している。
(新機能の詳細については、別紙1「財務省行政情報化LANシステム等の概要」を参照のこと。)
ポータルサイト
2 申請業務
平成22年度
対応件数
4月
130
5月
6月
110
7月
111
8月
103
9月
142
10月
125
11月
132
12月
88
91
1月
117
2月
126
3月
合計(件)
186
1461
5月
145
6月
187
7月
171
8月
146
9月
206
10月
197
11月
162
12月
142
1月
142
2月
183
3月
合計(件)
220
2076
5月
165
6月
148
7月
174
8月
198
9月
204
10月
176
11月
136
12月
1月
168
2月
157
3月
−
平成23年度
対応件数
4月
175
平成24年度
対応件数
4月
250
75
合計(件)
1851
上記の内訳及び構成割合
申請業務区分
割合
概要
ユーザID等登録申請書
10.8% 一般職員以外の職員(非常勤職員等)のユーザID登録を申請するもの
特定業務ID等登録申請書
2.9% 課・室・係等の組織単位で使用するユーザID登録を申請するもの
モバイル端末利用申請書
55.8% モバイル端末の貸出を申請するもの
LAN機器障害等報告書
1.8% 端末等の損傷・忘失等があった際に報告するもの
LAN機器増設等申請書
7.0% 職員の増減に伴い端末の増設又は撤去を申請するもの
ソフトウェアインストール申請書
9.9% 業務上必要なソフトウェアを端末にインストールする際に申請するもの
電子掲示板等登録等申請書
0.1% ポータルサイト・パブリックフォルダに新たに情報を掲載する際に申請するもの
LAN機器利用者交替報告書
2.6% 端末等の利用者が変更になった際に報告するもの
個別業務システム接続等申請書
0.0% 個別業務システムを行政情報化LANシステムに接続する際に申請するもの
URLフィルタリング解除申請書
6.4% 閲覧規制されているサイトを業務上使用する場合に解除を申請するもの
プリンタトナー要求
2.9% プリンタのトナー(レーザープリンタのインク)が無くなった際に要求するもの
※平成25年6月以降、行政情報化LANシステム更改に伴い導入された新機能に関する申請書が追加される予定である。
(新機能の詳細については、別紙1「財務省行政情報化LANシステム等の概要」を参照のこと。)
3 マシンオペレーション業務
作業頻度 内容
・前日システム日次ジョブの正常動作確認
日次
・システム監視の状況(アラート)確認
業務
・歳入金連携サーバ納付情報通知状況確認
週次
業務
・歳入金連携のサーバテープ交換及びラベリング
(週の初めの開庁日)
月次
業務
・歳入金連携のサーバログバックアップ
(月の初めの開庁日)
(注記事項)
1 平成22年度運用期間:平成22年4月∼平成23年3月 2名/11月 3名/1月(人事異動期7月)
2 平成23年度運用期間:平成23年4月∼平成24年3月 2名/11月 3名/1月(人事異動期7月)
3 平成24年度運用期間:平成24年4月∼平成25年3月 2名/11月 3名/1月(人事異動期7月)
4 平成24年度の問い合わせ件数が多い原因は、ウイルス感染事案(7∼8月)、IMF・世銀年次総会の
東京開催(9∼10月)及び財務省行政情報化LANシステムの更改(11月∼2月)に伴うものであり、
いずれも一過性のものである。
5 申請業務が増加傾向にあるのは、国内外出張等における庁舎外での業務用PC利用のニーズが年々
増加しており、それに対応してモバイル端末の利用申請が増加しているためである。
27
3 従来の実施に要した施設及び設備
(施設)
施設名称:財務省本庁舎
使用場所:大臣官房文書課情報管理室別室
(設備)
財務省貸与
キャビネット×1、OAデスク(複数人用)×1、電話×3、椅子×3、PC×6、
シュレッダー×1、複合機×1
(注記事項)
本業務を実施する上で必要な庁舎建物の一部及び物品については、財務省が無償で使用させるもの
1
とし、光熱費及び電話回線使用料についても財務省が負担するものとする。なお、民間事業者は、
これらを本業務以外の目的に使用してはならない。
本業務を実施する上で必要となる機器等で、現に財務省が保有するもの以外(運用業務上使用する
2
事務機器及び消耗品等)は民間事業者において準備する。
拠点情報は、以下のとおり。ただし、原則として運用管理要員が財務省本庁舎以外に赴いて作業す
3
ることはない。
拠点名
三田共用会議所
国会連絡室
九段第3合同庁舎
財務総合政策研究所研修部
関税中央分析所
税関研修所
中央合同庁舎第4号館
データセンター
4 従来の実施における目的の達成の程度
22年度
23年度
24年度
基準時間完了率
(電話)
目
標
80%以上
80%以上
80%以上
実
績
90%
87%
88%
基準時間完了率
(メール)
目
標
80%以上
80%以上
80%以上
実
績
95%
90%
88%
目
標
−
−
−
実
績
99%
99%
99%
目
標
1時間以内
1時間以内
1時間以内
実
績
100%
100%
93%
目
標
0件
0件
0件
実
績
0件
0件
0件
−
−
−
問題解決率
申請引継時間
セキュリティの重大
障害の件数
アンケート調査
(注記事項)
1
問題解決率については、現行サービスでは目標を設定していない。
2
アンケート調査については、現行サービスでは実施していない。
3
24年度の実績については、24年4月から25年2月までのものである。
5 従来の実施方法等
1
従来の実施方法
(別紙2)運用管理業務のフローのとおり
(注記事項)
1
2
3
現行財務省行政情報化LANシステム等運用管理業務に関する詳細な情報は、別途情報開示を行
う。なお、閲覧可能な資料は調達仕様書、各種運用ドキュメント及び各種報告書とする。
詳細な実施方法等については、「9.⑶⑩運用管理業務の引継ぎ」により契約後速やかに説明する。
1に示す資料のほか、情報セキュリティに関わる情報は、契約後速やかに開示する。
28
(別紙4)ヘルプデスク利用者満足度アンケート調査
財務省行政情報化LANシステムのヘルプデスクに
関する満足度アンケート
財務省行政情報化LANシステムのヘルプデスクのサービス向上のため、ご利用いただ
いた方を対象に満足度アンケートを実施させて頂くこととなりました。
つきましては、次の4つの質問に対して、それぞれ「満足」から「不満」までのいずれ
かの項目を選択してください。
(1)お問い合わせから回答までに要した時間について満足されましたか。
□満足
□ほぼ満足
□普通
□やや不満
□不満
(2)回答又は手順に対する説明の分かりやすさについて満足されましたか。
□満足
□ほぼ満足
□普通
□やや不満
□不満
(3)回答又は手順に対する結果の正確性について満足されましたか。
□満足
□ほぼ満足
□普通
□やや不満
□不満
(4)担当者の応対(言葉づかい、親切さ、丁寧さ等)について満足されましたか。
□満足
□ほぼ満足
□普通
ご意見、ご要望等ございましたら以下にご記入ください。
ご協力ありがとうございました。
29
□やや不満
□不満
30
調査課
税制第一課
税制第二課
税制第三課
参事官
司計課
法規課
給与共済課
調査課
主計官(11)
主計監査官
文書課
会計課
地方課
総合政策課
政策金融課
信用機構課
厚生管理官
総務課
主税局
総務課
主計局
内部部局
財務省本省
秘書課
大臣官房
(別紙5)
財務省組織図(平成24年7月現在)
調査課
業務課
監視課
関税課
管理課
総務課
関税局
計画官(2)
管理課
国有財産業務課
国有財産調整課
国有財産企画課
開発機関課
開発政策課
為替市場課
地域協力課
国債業務課
財政投融資総括課
国際機構課
調査課
総務課
国際局
国債企画課
国庫課
総務課
理財局
税関研修所
関税中央分析所
会計センター
財務総合政策
研究所
施設等機関
財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務
民間競争入札による調達仕様書
(案)
平 成 25年 4月
財
務
省
目
次
1.概要 ..................................................................................................................................... 1
⑴
⑵
⑶
⑷
⑸
⑹
目的............................................................................................................................ 1
用語の定義 ................................................................................................................. 1
財務省行政情報化LANシステム等の概要 .............................................................. 1
本調達の概要 ............................................................................................................. 2
業務(契約)期間 ...................................................................................................... 2
納入............................................................................................................................ 2
2.運用管理要件 ....................................................................................................................... 2
⑴
⑵
⑶
⑷
⑸
⑹
⑺
本業務の全般的要件 .................................................................................................. 2
本業務の役割 ............................................................................................................. 4
運用管理手順書等の作成 ........................................................................................... 4
問い合わせ業務.......................................................................................................... 4
申請受付業務 ............................................................................................................. 5
マシンオペレーション業務........................................................................................ 5
その他の運用管理業務 ............................................................................................... 6
3.引継要件 .............................................................................................................................. 6
⑴
⑵
契約期間前における引継ぎ........................................................................................ 6
請負期間満了時における引継ぎ ................................................................................ 6
4.体制及び方法 ....................................................................................................................... 7
⑴
⑵
体制............................................................................................................................ 7
その他 ........................................................................................................................ 8
5.特記事項 .............................................................................................................................. 9
⑴
⑵
⑶
⑷
⑸
⑹
再委託 ........................................................................................................................ 9
業務の実施に関する留意事項 .................................................................................... 9
情報セキュリティ ...................................................................................................... 9
著作権 ...................................................................................................................... 10
賠償及び復旧 ........................................................................................................... 10
瑕疵担保責任 ........................................................................................................... 10
⑺
その他 ...................................................................................................................... 11
1.概要
⑴
目的
本業務は、財務省内の情報基盤である財務省行政情報化LANシステムの運用業務機能
として、利用者からの問い合わせに対する一次窓口を担い問題等への一時対応及び一次割
り振りを行うこと、また、マシンオペレーションに関する定常業務の支援を行うことによ
り、円滑な業務運営を行うことを目的としている。
⑵
用語の定義
以下に、本調達仕様書で使用される主要な用語を説明する。本文中では、以下の用語を
略称として使用する。
表
№
1
用語
義
(2012 年 4 月 26 日 情報セキュリティ政策会議)
セキュリティ統 政 府 機 関 の 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 対 策 の た め の 統 一 技 術 基 準
一技術基準
3
定
セキュリティ統 政 府 機 関 の 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 対 策 の た め の 統 一 管 理 基 準
一管理基準
2
用語一覧
(2012 年 4 月 18 日 情報セキュリティ対策推進会議)
財務省行政情報 大臣官房文書課情報管理室が設置した端末、サーバ、プリンタ
化LANシステ 及びその他の情報機器を接続し、財務省職員等が作成した情報
ム
資産を共有するネットワークシステムであり、財務省の基幹シ
ステムとなっている。
4
運用管理業務請 本業務の受注者をいう。
負者
5
運用管理要員
本業務を遂行するにあたり、財務省本庁舎に常駐して作業する
要員をいう。
6
財務省行政情報 財務省行政情報化LANシステムを構築し、運用業務を実施し
化LANシステ ている事業者をいう。運用管理要員は、財務省行政情報化LA
ム請負者
Nシステム請負者の指示を受け、又は連携して本業務を遂行す
ることとなる。
7
歳入金連携シス 財務省で受け付けている電子申請手続きのうち、行政手数料等
テム
の納付が必要な手続きにおいて、会計センターが管理運営する
歳入金電子納付システムと連携して、電子納付に係る処理を行
っているシステムである。
8
歳入金連携シス 歳入金連携システムを構築し、運用業務を実施している事業者
テム請負者
をいう。運用管理要員は、歳入金連携システム請負者の指示を
受け、又は連携して本業務を遂行することとなる。
9
運用管理手順書
財務省から提供される財務省行政情報化LANシステム等の
運用設計書及びその他の実施手順書等を元に、本業務の受注者
が作成する運用ドキュメントである。
⑶
財務省行政情報化LANシステム等の概要
本業務の対象とするシステムの概要は、実施要項「別紙 1 財務省行政情報化LANシス
テム等の概要」を参照すること。
1
⑷
本調達の概要
公共サービス改革法に基づく、民間競争入札により運用管理業務を行う。
⑸
業務(契約)期間
平成 25 年 9 月 1 日から平成 28 年 12 月 31 日まで
⑹
納入
①
運用管理業務請負者は、以下の納入物件について、それぞれの期限までに最終版を納
入すること。また、平成 28 年 12 月 31 日にそれまでの納入物件をとりまとめて、原本一
式及び複本一式(紙及び電子媒体)を提出すること。
№
納
入
物
件
期
1
業務実施計画書
平成 25 年 9 月 1 日
2
運用管理手順書
平成 25 年 9 月 1 日
限
(変更があった場合には、速やかに)
3
オペレーション作業日報
作業日当日
4
問い合わせ業務作業日報
作業日当日
5
問い合わせ業務管理台帳
作業日当日
6
申請管理台帳
作業日当日
7
端末管理台帳
作業日当日
8
オペレーション作業月報
翌月報告日前まで
(平成 28 年 12 月分は、平成 28 年 12 月 31 日)
9
問い合わせ業務作業月報
翌月報告日前まで
(平成 28 年 12 月分は、平成 28 年 12 月 31 日)
10
月間作業時間報告書
翌月報告日前まで
(平成 28 年 12 月分は、平成 28 年 12 月 31 日)
②
11
引継計画書
平成 28 年 12 月 1 日
12
その他関連資料
随時
納入部数は、紙媒体 2 部と電子媒体(CD 又は DVD)1 部とする。なお、電子媒体に記
録する文書ファイルの類は、以下のアプリケーションソフトウェアにより作成すること。
イ.Microsoft Word 2010
ロ.Microsoft Excel 2010
ハ.Microsoft PowerPoint
2010
ニ.Acrobat X Standard と同等の機能を持つ PDF 作成ソフト
③
納入場所
財務省
④
東京都千代田区霞が関 3 丁目 1 番 1 号
検査と検収
財務省の立会いのもと行われる最終版の納入物件の検査をもって検収とする。
2.運用管理要件
⑴
本業務の全般的要件
①
本業務は、2⑵に示す通常業務のほか、財務省からの要請により実施する調査(アン
ケートを含む)及び対応等を含むこととする。
2
②
運用管理要員は、重大な障害、情報セキュリティインシデント等の発生時においては、
財務省に報告を行うとともに財務省行政情報化LANシステム請負者と連携し、適切な
対応をとること。
③
運用管理要員は、大規模災害、サイバー攻撃による予期せぬシステム停止等の突発的
事象又は当該事象に係る財務省からの要請があった場合においては、本要件に限らず財
務省行政情報化LANシステム請負者等と連携し、適切な対応をとること。
④
原則として財務省本庁舎内の執務室に常駐し、業務を遂行すること。なお、本業務に
必要となる机、椅子、端末、ロッカー等の備品類、電話(電話回線を含む)、水道光熱費
等は財務省の負担とする。上記以外の消耗品等は運用管理業務請負者の負担において準
備すること。
⑤
運用管理業務に係る基本的な作業は、財務省から貸与する職員用端末で行うこと。ま
た、作成する電子データについては、財務省が指定する場所に保存すること。
⑥
運用管理要員は、財務省行政情報化LANシステム等の請負者と密接に連携協力して
業務を遂行すること。
⑦
運用管理要員は、運用管理業務の問題点及び改善策等について、財務省に報告し、速
やかに対応すること。
⑧
本業務の品質向上並びに円滑化を図ることを目的として、以下のとおり業務目標を定
める。
№
項目
1
基準時間完
目標値
80%以上
了率(電話)
説明
電話による全問い合わせ件数のうち、問い合わせ
が発生した時刻から 15 分以内に問題が解決でき
た問い合わせ件数の割合
※業務範囲外等によりエスカレーションしたも
のは除外する。
※回答を行ったが、職員不在等の場合は、除外す
る。
2
基準時間完
80%以上
メールによる全問い合わせ件数のうち、問い合わ
了率(メー
せが発生した時刻から1時間以内に問題が解決
ル)
できた問い合わせ件数の割合
※発生時刻は、メールを受信した時刻とする。
※業務範囲外等によりエスカレーションしたも
のは除外する。
※17 時以降の問い合わせへの対応については、財
務省と協議の上決定する。
※対応時間外におけるメール受付は、翌業務日の
始業時間から計上する。
3
問題解決率
90%以上
全問い合わせ件数のうち、問題が解決できた問い
合わせ件数の割合
※業務範囲外等によりエスカレーションしたも
のは除外する。
※回答を行ったが、職員不在等の場合は、除外す
る。
3
4
申請引継時
1 時間以内
間
メールによる申請業務が発生した時刻から、その
内容等を確認し、財務省及び財務省行政情報化L
ANシステム請負者へ引き継ぐまでの時間
※発生時刻は、メールを受信した時刻とする。
※17 時以降の申請への対応については、財務省と
協議の上決定する。
※対応時間外におけるメール受付は、翌営業日の
始業時間から計上する。
5
⑨
セキュリテ
セキュリティ
運用管理業務に起因する個人情報等の機微な情
ィ対策
の重大障害の
報の流出等により業務に多大な支障を生じるよ
件数 0 回
うなセキュリティの重大障害の件数
運用管理業務請負者は、1か月ごとに上記⑧に定める業務目標の達成状況の確認を行
い、4⑴⑥イに定める月次報告会において財務省へ報告を行うこと。また、目標値に達
していない項目がある場合は、当該項目に対する改善策を提示し、財務省の承認を得た
上で対策を講じること。なお、そのために必要となる作業等は運用管理業務請負者の負
担において行うこと。
⑩
⑵
その他、本調達の要件に準じて運用管理業務を実施すること。
本業務の役割
運用管理業務に係る業務分担は、以下のとおりとする。なお、業務の流れについては実
施要項「別紙 2
運用管理業務のフロー」に示す。また業務の内容については、2⑶∼⑺
に示す。
①
運用管理手順書等の作成
②
問い合わせ業務
③
申請受付業務
④
マシンオペレーション業務
⑤
その他の運用管理業務
⑶
運用管理手順書等の作成
①
運用管理要員は、実施要項「別紙 2
運用管理業務のフロー」及び2⑷∼⑺要件に準
じ、作業手順やルール等を記載した運用管理手順書を作成すること。また、作成した運
用管理手順書については、業務開始日までに財務省に提出しなければならない。
②
運用管理手順書の作成後、作業手順等に変更が発生した場合は、速やかに更新し財務
省の承認を得ること。
⑷
問い合わせ業務
①
ハードウェア、ソフトウェアの操作に関する問い合わせ
運用管理要員は、機器等の利用に係る職員等からの問い合わせについて、以下のとお
り対応すること。
イ.受付時間
ⅰ
電話による対応(回線は 1 回線)
9:00∼18:00(土日、休日等閉庁日を除く。)
4
ⅱ
電子メールによる対応
365 日 24 時間(システム保守等によるサービス停止時間を除く。)
ロ.問い合わせに対する対応(回答)時間
電話・電子メールとも 9:00∼18:00(土日、休日等閉庁日を除く。)
ハ.対応(回答)方法
原則として、受け付けた方法と同様の方法をもって行う。
ニ.作業内容
ⅰ
一般的なパソコン操作等、財務省行政情報化LANシステム等の操作方法に関す
る問い合わせの回答及び対応内容の記録等を行う。
ⅱ
業務範囲外の問い合わせについては、一次割り振りを行い、財務省及び財務省行
政情報化LANシステム等の請負者に回答を依頼する。
ⅲ
問い合わせのあった職員に対して、当該業務に関する満足度調査を年 1 回実施す
る。
②
ウイルス検知及び不審メールに関する問い合わせ
イ.受付及び対応時間は、上記①と同じ。
ロ.運用管理要員は、職員等から不審メール及びウイルスの検知に係る通報があった場
合について、状況等を確認し、運用管理手順書等に基づき適切に対応する。
③
障害対応
イ.受付及び対応時間は、上記①と同じ。
ロ.作業内容
ⅰ
運用管理要員は、職員等からのインシデントの受付及び対応内容の記録等を行う
こと。また、一次切り分けを行い、適切に対応する。
ⅱ
運用管理要員は、財務省行政情報化LANシステムにより検出された機器等の障
害について、財務省行政情報化LANシステム等の請負者の指示・支援のもと適切
に対応する。
⑸
申請受付業務
①
受付及び対応時間
2⑷と同じ。
②
作業内容
イ.財務省行政情報化LANシステムを利用するためのアカウント申請、機器利用申請
等の各申請業務の一次受付、申請管理、財務省行政情報化LANシステム請負者への
転送、財務省への承認依頼、回答等を行う。
ロ.申請内容に不備等があれば、申請者に訂正等を依頼する。
ハ.財務省の承認を得たときは、財務省行政情報化LANシステム請負者と連携し、申
請者に対して作業完了報告をする。
⑹
マシンオペレーション業務
①
対応時間
9:00∼18:00(土日、休日等閉庁日を除く。)
②
作業内容
イ.システム監視
ⅰ
歳入金連携システムについて、目視等による死活監視を実施する。
5
ⅱ
歳入金連携システムのウイルス対策ソフトの稼働確認及び同ソフトの定義ファイ
ルの更新に関する確認作業を行う。
ロ.バックアップ処理の支援
歳入金連携システムのバックアップ媒体交換等、バックアップ処理の支援を行う。
ハ.コンソール端末環境維持作業
コンソール端末に導入されているウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新に関す
る作業を行う。
⑺
その他の運用管理業務
①
頻度の高い問い合わせに関して、財務省内のイントラネットに電子掲示板機能を用い
て掲示しているヘルプデスク業務(2⑵②及び③に定める業務をいう。
)に関するFAQ
の作成及び修正を行う。
②
本業務における作業日報、月報及び管理台帳の作成を行い、1⑹①に定める期限まで
に財務省に報告する。
③
2⑷に定める受付及び対応時間に本業務を完了できない場合には、財務省行政情報化
LANシステム請負者に対して、適切に業務の引継を行う。また、財務省行政情報化L
ANシステム請負者は、夜間(18:00∼翌 9:00)や閉庁日の時間外に職員からの問い合わ
せを受け付けているため、業務開始時には問い合わせ内容の引き継ぎを受ける。
④
財務省行政情報化LANシステム及び歳入金連携システムの構成変更等に伴い、運用
手順等の変更がある場合には、それぞれのシステム請負者と連携して、運用管理手順書
等の更新を行う。
⑤
その他本業務を円滑に運営するために必要な付帯作業を行う。
3.引継要件
⑴
契約期間前における引継ぎ
①
運用管理要員は、財務省行政情報化LANシステム請負者から本業務を実施するにあ
たり必要な専門知識やノウハウ等の引継等を行い、職員等の業務に支障をきたさないこ
と。
②
財務省は、当該引継ぎが円滑に実施されるよう、現行運用管理業務請負者及び財務省
行政情報化LANシステムの請負者に対して必要な協力を行うものとする。
③
⑵
当該引継ぎに必要となる経費は、運用管理業務請負者の負担とする。
請負期間満了時における引継ぎ
①
本業務の請負期間満了の際、引継計画書を1⑹①に定める期限までに財務省に提出し
なければならない。
②
運用管理要員は、引継計画書に基づき、次期運用管理業務請負者の運用管理要員に対
し、次期運用管理業務の開始日までに業務の引継ぎを行わなければならない。
③
運用管理要員は、別途財務省が指示する期限までに次期財務省行政情報化LANシス
テム請負者に業務の引継ぎを行わなければならない。
④
財務省は、当該引継ぎが円滑に実施されるよう、次期運用管理業務請負者及び次期財
務省行政情報化LANシステムの請負者に対して必要な協力を行うものとする。
⑤
業務の引継ぎに必要となる運用管理業務請負者に発生した費用は、運用管理業務請負
者の負担とする。
6
4.体制及び方法
⑴
体制
①
体制
イ.財務省行政情報化LANシステム等の体制は以下のとおり。
財務省
運用管理業務請負者
運用管理要員
財務省行政情報化LANシステム請負者
総括責任者
運用管理要員
歳入金連携システム請負者
総括責任者
保守要員
保守要員
保守要員
保守要員
ロ.運用管理業務請負者は、運用管理要員を 2 名以上配置し、運用管理業務を実施する
こと。
ハ.人事異動期(7 月)及び情報セキュリティ訓練日(年 1 回 2 週間程度)においては、
問い合わせ件数及び申請業務が増加するため、財務省においてコールバック用の電話
回線を 1∼2 回線増設するので、当該期間においては、運用管理要員を増員するなど適
切に対応すること。なお、業務の繁閑とその対応に係る実績については、実施要項「別
紙 3 従来の実施状況に関する情報の開示」を参照すること。
②
運用管理業務請負者に必要な要件
イ.IT 関連のサービスデスク業務を直近 5 年間で 2 年以上実施している事業者であるこ
と。
ロ.本業務の実施部門が、次のⅰからⅲのいずれかに対応していること。
ⅰ
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)若しくは同協会が指定した機
関において「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度」の認
証を取得していること。
ⅱ
プライバシーマークの認定を取得していること。
ⅲ
「JIS Q 15001 個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」と同等以上の個
人情報保護に関する仕組みを確立していること。
ハ.再委託を行う場合においては、再委託先についても上記ロと同等の取り組みを実施
させること。
③
運用管理要員に必要な要件
イ.本業務の遂行において、財務省と日本語により円滑かつ適切なコミュニケーション
が図れること。
ロ.Microsoft Office Specialist(MOS)等本業務の問い合わせの中心となるアプリケ
ーションソフトウェアに関する資格を保有していること、又は同等以上の能力を有す
ること。
ハ.サービスデスク等窓口業務の経験を直近 5 年間で 2 年以上従事しているなど、職員
と直接接するための十分なコミュニケーション能力を有すること。
ニ.職員からの問い合わせに対して、問題を理解し、原因を切り分け、的確な解決策を
提示できる問題解決能力を有すること。
7
ホ.次のⅰからⅵの業務経験を 1 年以上有していること。なお、ⅰからⅵに加えてⅶ及
びⅷの業務経験を 1 年以上有している者が運用管理要員に 1 名以上含まれていること。
ⅰ Windows XP、Windows Vista 又は Windows 7 を使用したオペレーティングシステ
ムに関するサポート業務
ⅱ
TCP/IP を用いたネットワークに関するサポート業務
ⅲ Microsoft Office 等のアプリケーションソフトウェアのサポート業務
ⅳ Microsoft Exchange Server 及び Outlook を使用したグループウェアシステムの
サポート業務
ⅴ
ウイルス対策ソフトウェアのサポート業務(ウイルス駆除、ウイルス隔離、定義
ファイルの更新等のサポート)
ⅵ
リモート操作ソフトウェア等を使用した遠隔操作のサポート業務
ⅶ Solaris 等の UNIX 系システムを使用したオペレーティングシステムの運用業務
ⅷ
④
DAT 記憶装置等バックアップ媒体の交換作業業務
業務実施計画書の作成
業務実施計画書には、次の事項を必ず定めなければならない。
イ.財務省から貸し出された資料又は支給を受けた物品等については、善良なる管理者
の注意をもって保管及び管理するものとし、紛失又は破損の場合は直ちに財務省に報
告し、財務省の指示に従って措置を講ずること。
ロ.責任者を定めること。
ハ.業務体制及び運用管理要員を明確にすること。
ニ.運用管理要員の担当範囲を明確にすること。
ホ.作業場所等に関して、情報の漏えい等の防止及び情報システムのセキュリティ確保
のための措置を講ずること。
⑤
運用管理の実施状況の管理
運用管理要員は、作業日報や管理台帳等によって、運用管理業務の実施状況を把握し、
円滑な推進を図ること。
⑥
会議体等
イ.月次報告会
ⅰ
運用管理要員は、運用管理業務報告会を毎月 1 回開催し、財務省に報告すること。
ⅱ
月次報告事項については、
「2.運用管理要件」に基づく内容とするが、詳細は財
務省と事前に協議し、決定すること。
ロ.その他
ⅰ
運用管理業務請負者は、障害発生時等の報告や本調達に実施にあたり協議又は報
告は、すべて資料を作成し、論理的かつ効率的に行うこと。
ⅱ
運用管理業務請負者は、本業務の実施にあたり、財務省及び関係事業者と打合せ
を行った場合は、打合せ議事録を 2 営業日以内に作成し、財務省の承認を得ること。
⑵
その他
①
運用管理業務請負者は、常に作業場所を整理・整頓し、安全に留意して事故の防止に
努めるとともに、労働基準法及び労働安全衛生法を遵守して安全の徹底を図り、作業を
行うこと。
②
運用管理業務請負者は、受注期間において運用管理要員を変更する場合は、その 1 か
8
月前までに財務省に報告し、変更の許可を得ること。この場合、後任の担当者に対して
十分な業務引継を行い、本業務に支障を与えることなく変更すること。
③
運用管理業務請負者は、運用管理要員が病気・事故等により業務に従事することがで
きない場合は、遅滞なくその旨を財務省へ報告するとともに、当日の業務に支障を来た
さないよう代行する運用管理要員を業務に従事させること。この場合、代行する運用管
理要員の経歴、保有資格等担当者として十分な要件を有していることを書面により提示
し、財務省の承認を得るものとする。
5.特記事項
⑴
再委託
①
運用管理業務請負者は、本業務の全部を一括して再委託してはならない。
②
運用管理業務請負者は、原則として本業務の一部を第三者に委託し、又は請け負わせ
てはならない。ただし、あらかじめ書面により財務省と協議し、承認を得た場合はこの
限りではない。
③
運用管理業務請負者は、契約締結後やむ得ない事情により再委託を行う場合には、再
委託先等を明らかにした上で、財務省の承認を受けなければならない。
④
運用管理業務請負者は、②又は③により再委託を行う場合には、運用管理業務請負者
が財務省に対して負う義務を適切に履行するため、再委託先の事業者に対して、実施要
項「9⑵
秘密を適正に取扱うための措置」及び「9⑶
契約に基づき民間事業者が講
じるべき措置」に規定する事項その他の事項について、必要な措置を講じさせるととも
に、再委託先から必要な報告を聴取することとする。
⑤
①から④までに基づき、運用管理業務請負者が再委託先の事業者に義務を実施させる
場合は、すべて運用管理業務請負者の責任において行うものとし、再委託先の事業者の
責に帰すべき事由については、運用管理業務請負者の責に帰すべき事由とみなして、運
用管理業務請負者が責任を負うものとする。
⑵
業務の実施に関する留意事項
貸与された資料又は支給を受けた物品等については、財務省が指示した場合を除き、財
務省が指定した作業場所からの持ち出しを禁止する。
⑶
情報セキュリティ
①
セキュリティ統一管理基準及びセキュリティ統一技術基準を踏まえた財務省情報セキ
ュリティポリシー等に準拠すること。
②
業務の実施に際しては、財務省情報セキュリティポリシー等の説明を受けた上、事故・
不正行為対策を講ずること。
③
運用管理業務請負者は、本業務の実施時において知り得た情報の取り扱いに十分留意
し、他に漏えい等が行われないようにすること。
④
本業務に従事する全員と個別に守秘義務契約を締結していること。
⑤
会社全体としてセキュリティポリシーの策定・運用・教育を行い、適切な文書管理・
情報管理が行われていること。
⑥
財務省が必要と判断した場合、財務省が行う情報セキュリティ監査を受け入れること。
⑦
財務省より提供した情報については、台帳管理を徹底するとともに業務の終了に伴い
9
不要となった場合、また、財務省から廃棄・返還の指示があった場合には、財務省の指
示する方法により速やかに廃棄・返還を行うこと。
⑧
本業務を遂行するにあたり、運用管理業務請負者の所有する物品、パソコン、電磁的
記録媒体等を使用する場合は、あらかじめ財務省の許可を得ること。
⑨
運用管理業務請負者は、受注業務を履行するために財務省から引き渡された情報及び
受注業務履行のために自ら収集した情報を第三者に提供してはならない。
⑩
⑷
上記以外にも、財務省の提示する規程、ルール等に沿って、各種作業を進めること。
著作権
①
本調達における納入物の原著作権及び二次的著作物の著作権は財務省に帰属するもの
とする。また、財務省はこれら納入物について、自由に複製し、改変等し、及びそれら
の利用を第三者に許諾することができるとともに任意に開示できるものとする。なお、
運用管理業務請負者は財務省に対し、一切の著作者人格権を行使しないこととし、また、
第三者をして行使させないものとする。
②
納入物に第三者が権利を有する著作物(以下「既存著作物」という。)が含まれている
場合は、財務省が特に使用を指示した場合を除き、運用管理業務請負者は当該著作物の
使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約に係る一切の手続きを行うこととする。この
場合、運用管理業務請負者は当該契約等の内容について事前に財務省の承認を得ること
とし、財務省は既存著作物について当該許諾条件の範囲内で使用するものとする。
⑸
賠償及び復旧
①
本調達に関連して起きた一切の事故、障害及び諸設備の破損等は、財務省の指示に従い
運用管理業務請負者が責任をもって当該設備を修理、修復又は交換を速やかに行うこと。
②
運用管理業務請負者が本調達に違反したことを起因として、財務省が損害を被った場
合には、財務省は運用管理業務請負者に対して損害賠償を請求し、かつ財務省が適当と
考える必要な措置をとることを請求できるものとする。
③
財務省は国家賠償法第 1 条第 1 項等に基づき当該第三者に対する賠償を行ったときは、
財務省は運用管理業務請負者に対し、当該第三者に支払った損害賠償額(当該損害の発
生については、財務省の責に帰すべき事由が存在する場合は、財務省が自ら賠償の責に
任ずべき金額を超える部分に限る。
)について求償することができる。
④
運用管理業務請負者が民法第 709 条等に基づき当該第三者に対する賠償を行った場合
であって、当該損害の発生について財務省が責に帰すべき理由が存するときは、当該運
用管理業務請負者は財務省に対し、当該第三者に支払った損害賠償額のうち自らの賠償
の責に任ずべき金額を超える部分について求償することができる。
⑹
瑕疵担保責任
財務省は、納入物件の引渡し後に発見された瑕疵について、引渡し後 1 年間は運用管理
①
業務請負者に請求できるものとし、必要な費用はすべて運用管理業務請負者が負担する。
②
納入物件の瑕疵が運用管理業務請負者の責に帰すべき事由によるものである場合は、
財務省は、前項の請求に際し、これによって生じた損害の賠償を併せて請求することが
できる。
10
⑺
その他
本仕様書に記載されていない事項又は仕様について疑義が生じた場合は、財務省と運用
管理業務請負者双方が協議して決定するものとする。
11
ああ
財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務
提案依頼書
(案)
平 成 25年 4月
財
務
省
目
次
1.目的 ............................................................................................................................... 1
2.提案要件 ........................................................................................................................ 1
3.提案書作成要領等 .......................................................................................................... 1
⑴
提案書作成要領.................................................................................................... 1
⑵
提出部数 .............................................................................................................. 2
⑶
提出期限 .............................................................................................................. 2
⑷
提出先 .................................................................................................................. 2
4.留意事項等 .................................................................................................................... 2
⑴
資料閲覧及び質問 ................................................................................................ 2
⑵
留意事項 .............................................................................................................. 3
1.目的
本提案依頼書は、
「財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務民間競争入札による調
達仕様書」(以下「仕様書」という。)で規定された調達を実施するにあたり、応札者に提案
書の作成を依頼することを目的としている。
2.提案要件
①
提案書は、以下の要領で作成すること。
イ.業務要件等に関する提案
ⅰ
全体要件に関する資料
本件の業務目的、業務内容を踏まえ、業務を実施するに当たっての基本方針を具
体的に記載すること。
ⅱ
業務要件に関する資料
仕様書の2に示す運用管理要件、4.⑴①に示す体制、4.⑴④に示す業務実施
計画書の作成、4.⑴⑤に示す運用管理の実施状況の管理、4.⑴⑥に示す会議体
等、4.⑵に示すその他について、業務の実施方法等を、2.⑴本業務の全般的要
件を踏まえ創意工夫し、上記項目毎に具体的に記載すること。
ロ.受注要件に関する証明
ⅰ
請負者に関する証明
仕様書4.⑴②に示す請負者に必要な要件について、具体的に記載し、証明書の
写し等を添付すること。
ⅱ
運用管理要員に関する証明
仕様書4.⑴③に示す要件を満たしていることを具体的(業務従事者の氏名、ア
プリケーションソフトウェアに関する資格、実務経験、実績等)を記載し、証明書
の写し等を添付すること。
②
提案者は、単なる意思表示でなく、詳細かつ具体的な実現方法を示していること。
③
仕様書は、運用管理業務として求める最低限必要とされる要件を示したものである。
従って、仕様書の要件をすべて満たした上で、仕様書に記載されていない事項であって
も、運用管理業務を実施するに当たり、必要と思われる事項については提案書に記載す
ること。
④
提案書において記載された内容は、本調達範囲の対象として実施するものとする。
⑤
応札の意思がある場合は、事前に財務省行政情報化LANシステム等に係る資料を閲
覧し、構成、運用状態等について十分理解を深め、本作業を確実に履行できることを確
認した上で、提案書を作成すること。
⑥
本調達の一部でも再委託する場合は、仕様書の5.⑴に示す再委託の内容を示すこと。
⑦
会社概要のパンフレットがある場合には、添付すること。
⑧
別紙 2「提案細目」の「提案書記載箇所」欄に対応する提案書の記載箇所を記載する
こと。なお、
「提案書記載箇所」欄以外は、財務省が記載する。
3.提案書作成要領等
⑴
提案書作成要領
①
提案書の印刷用紙は、原則としてA4判縦長横書きとする。ただし、図表等について
はA3判も可とする。添付する説明資料やパンフレット等がある場合にはこの限りでは
ない。
1
②
提案書本文は日本語で記載し、分りやすい構成を心がけ、目次及び通しページ番号を
付与すること。なお、必要に応じて用語解説等を添付すること。
③
提案書本文の各章タイトル(見出し)部分に、該当する仕様書の項番を記載すること。
④
応札者の名称、所在地、代表者氏名等を記載すること。また、提案書に対する照会先
(連絡担当者名、所属、電話番号、ファクシミリ等、E−mail アドレス)を記載するこ
と。
⑤
⑵
提案書は、Microsoft Office2003 又は Adobe Acrobat にて閲覧可能な形式であること。
提出部数
①
別紙 1「提案書鑑」、提案書、別紙 2「提案細目」の印刷物 4部(各部ごとにファイ
ルにまとめること)
②
提案書(カタログ等を除く)、別紙 2「提案細目」の電子ファイルを格納した記録媒体
(CD-ROM 又は DVD-ROM) 1式
⑶
提出期限
① 平成 25 年 8 月●日(●) 17:30(必着)
②
⑷
持参又は郵送とする
提出先
財務省大臣官房会計課契約第一係
〒100-8940 東京都千代田区霞が関 3-1-1
Tel
03-3581-4111(内線 2139)
4.留意事項等
⑴
資料閲覧及び質問
①
財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務に係る資料の閲覧については、セキ
ュリティ上の理由から、財務省内の指定する場所でのみ閲覧できることとし、複製及び
撮影、省外への持ち出しは認めないこととする。
②
財務省行政情報化LANシステム等運用管理業務に係る施設及び設備についても、閲
覧できることとし、撮影は認めないこととする。
③ 閲覧を希望する場合には、別紙 3「技術資料閲覧願」に必要事項を記載の上、平成 25
年 6 月●日(●)∼平成●年 7 月●日(●)に下記担当者宛に提出すること。先着順に
て閲覧日時を決定した後、折り返し、担当者より確定した閲覧日時及び必要事項を連絡
する。なお、閲覧に際しては、別紙 4「機密保持に関する誓約書」を閲覧者ごとに記入
押印し、全員分を提出すること。
イ.資料閲覧期間:平成 25 年 6 月●日(●)∼平成 25 年 7 月●日(●)10:00∼18:00
(①10:00∼12:00、②13:30∼15:30、③16:00∼18:00)
ロ.閲覧可能人数:1 回あたり 3 名程度
ハ.閲覧可能時間:1 回あたり 2 時間
ニ.閲覧可能資料:調達仕様書、各種運用ドキュメント及び各種報告書
ホ.担当者:財務省大臣官房文書課情報管理室(担当:有馬、井上)
Tel
03-3581-4111(内線 5634)
2
④ 提案に際して質問事項がある場合は、別紙 5「質問書」を別に定める入札説明書類に
記載された期日及び方法により提出すること。
⑵
留意事項
①
提案内容が要求要件を満たしているか否かの判定は、本提案依頼書で求める提出資料
の書面審査により行う。
②
提案に係る経費は、応札者の負担とする。
③
提出された提案書について、ヒアリングや資料要求を行うことがある。
④
2.提案要件に従った提案書ではないと財務省が判断した場合は、提案書の確認を行わ
ないことがある。また、一旦提出された提案書の差し替えや再提出は、一切認めない。
⑤
提案の内容が不明確、質問に対して未回答、説明が不十分で技術審査に重大な支障が
あると判断した場合は、要求要件を満たしていないものとする。
⑥
要求要件を満たしていないと判断された場合には、不合格となり落札決定の対象から
除外する。
⑦ 提案書及び別紙 2「提案細目」は、応札者の許可なく公表することはない。
⑧ 提案書及び別紙 2「提案細目」は、返却しない。
⑨ 提案書、別紙 2「提案細目」及びその複製は、本調達の選定作業以外に応札者に無断
で使用しないものとする。
⑩
応札者が提出した提案書は、低入札価格調査を行う場合の資料とする。
3
(別紙 1)
平成
年
月
日
支出負担行為担当官
財務省大臣官房会計課長
殿
住
会
所
社
名
代表者氏名
印
「財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務」
に係る提案書の提出について
標記について、別添のとおり提出します。
【提案書問い合わせ窓口】
部署名
:
担当者名
:
連絡先電話番号
:
連絡先 FAX 番号
:
連絡先メールアドレス
:
4
(別紙2)提案細目
項番/提案内容
要求仕様
1.業務要件に関する提案内容
1−1.全体要件に関する内容
提案の基本方針
本件の業務目的、業務内容を踏まえ、業務を実施するに当たっての基本方針
を具体的に記載すること。
1−2.業務要件に関する内容
2.⑶運用管理手順書等の作成
運用管理要員は、実施要項「別紙2 運用管理業務のフロー」及び仕様書2.
⑷∼⑺要件に準じ、作業手順やルール等を記載した運用管理手順書を作成す
ること。また、作成した運用管理手順書については、業務開始日までに財務
省に提出すること。
運用管理手順書の作成後、作業手順等に変更が発生した場合は、速やかに更
ロ
新し、財務省の承認を得ること。
イ
2.⑷問い合わせ業務
①ハードウェア、ソフトウェアの
一般的なパソコン操作等、財務省行政情報化LAN システム等の操作方法
イ
操作に関する問い合わせ
に関する問い合わせの回答及び対応内容の記録等を行うこと。
業務範囲外の問い合わせについては、一次割り振りを行い、財務省及び財務
ロ
省行政情報化LANシステム等の請負者に回答を依頼すること。
問い合わせのあった職員に対して、当該業務に関する満足度調査を年1回実
ハ
施すること。
運用管理要員は、職員等から不審メール及びウイルスの検知に係る通報が
②ウイルス検知及び不審メールに
イ あった場合について、状況等を確認し、運用管理手順書等に基づき適切に対
関する問い合わせ
応すること。
運用管理要員は、職員等からのインシデントの受付及び対応内容の記録等を
②障害対応
イ
行うこと。また、一次切り分けを行い、適切に対応すること。
運用管理要員は、財務省行政情報化LAN システムにより検出された機器
ロ 等の障害について、財務省行政情報化LANシステム等の請負者の指示・支
援のもと適切に対応すること。
2.⑸申請受付業務
財務省行政情報化LANシステムを利用するためのアカウント申請、機器利
イ 用申請等の各申請業務の一次受付、申請管理、財務省行政情報化LANシス
テムの請負者への転送、財務省への承認依頼、回答等を行うこと。
ロ 申請内容に不備等があれば、申請者に訂正等を依頼すること。
財務省の承認を得たときは、財務省行政情報化LANシステム請負者と連携
ハ
し、申請者に対して作業完了報告をすること。
2.⑹マシンオペレーション業務
①システム監視
②バックアップ処理の支援
③コンソール端末環境維持作業
イ 歳入金連携システムについて、目視等による死活監視を実施すること。
歳入金連携システムのウイルス対策ソフトの稼働確認及び同ソフトの定義
ロ
ファイルの更新に関する確認作業を行うこと。
歳入金連携システムのバックアップ媒体交換等、バックアップ処理の支援を
イ
行うこと。
コンソール端末に導入されているウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新
イ
に関する作業を行うこと。
2.⑺その他の運用管理業務
頻度の高い問い合わせに関して、財務省内のイントラネットに電子掲示板機
イ 能を用いて掲示しているヘルプデスク業務に関するFAQの作成及び修正を
行うこと。
本業務における作業日報、月報及び管理台帳の作成を行い、仕様書1.⑹①に
ロ
定める期限までに財務省に報告すること。
仕様書2.⑷に定める受付及び対応時間に本業務を完了できない場合には、財
務省行政情報化LANシステム請負者に対して、適切に業務の引継を行うこ
ハ と。また、財務省行政情報化LANシステム請負者は、夜間(18:00∼翌
9:00)や閉庁日の時間外に職員からの問い合わせを受け付けているため、業
務開始時には問い合わせ内容の引き継ぎを受けること。
財務省行政情報化LANシステム及び歳入金連携システムの構成変更等に伴
ニ い、運用手順等の変更がある場合には、それぞれのシステム請負者と連携し
て、運用管理手順書等の更新を行うこと。
ホ その他本業務を円滑に運営するために必要な付帯作業を行うこと。
4.⑴①体制
運用管理業務請負者は、運用管理要員を2名以上配置し、運用管理業務を実
施すること。
人事異動期(7月)及び情報セキュリティ訓練日(年1回2週間程度)におい
ては、問い合わせ件数が増加するため、財務省においてコールバック用の電
ロ
話回線を1∼2回線増設するので、運用管理要員を増員するなど適切に対応
すること。
イ
4.⑴④業務実施計画書の作成
財務省から貸し出された資料又は支給を受けた物品等については、善良なる
イ 管理者の注意をもって保管及び管理するものとし、紛失又は破損の場合は直
ちに財務省に報告し、財務省の指示に従って措置を講ずること。
ロ 責任者を定めること。
ハ 業務体制及び従事者を明確にすること。
ニ 運用管理要員の担当範囲を明確にすること。
作業場所等に関して、情報の漏えい等の防止及び情報システムのセキュリ
ホ
ティ確保のための措置を講ずること。
5
提案書記載箇所
合否
項番/提案内容
要求仕様
4.⑴⑤運用管理の実施状況の管理
イ
運用管理要員は、作業日報や管理台帳等によって、運用管理業務の実施状況
を把握し、円滑な推進を図ること。
4.⑴⑥会議体等
①月次報告会
②その他
運用管理要員は、運用管理業務報告会を毎月1回開催し、財務省に報告する
こと。
月次報告事項については、「2.運用管理要件」に基づく内容とするが、詳細
ロ
は財務省と事前に協議し、決定すること。
運用管理業務請負者は、障害発生時等の報告や本調達に実施にあたり協議ま
イ
たは報告は、すべて資料を作成し、論理的かつ効率的に行うこと。
運用管理業務請負者は、本業務の実施にあたり、財務省及び関係事業者と打
ロ 合せを行った場合は、打合せ議事録を2営業日以内に作成し、財務省の承認
を得ること。
イ
4.⑵その他
運用管理業務請負者は、常に作業場所を整理・整頓し、安全に留意して事故
イ の防止に努めるとともに、労働基準法及び労働安全衛生法を遵守して安全の
徹底を図り、作業を行うこと。
運用管理業務請負者は、受注期間において運用管理要員を変更する場合は、
その1か月前までに財務省に報告し、変更の許可を得ること。この場合、後
ロ
任の担当者に対して十分な業務引継を行い、本業務に支障を与えることなく
変更すること。
運用管理業務請負者は、運用管理要員が病気・事故等により業務に従事する
ことができない場合は、遅滞なくその旨を財務省へ報告するとともに、当日
ハ の業務に支障を来たさないよう代行する運用管理要員を業務に従事させるこ
と。この場合、代行する運用管理要員の経歴、保有資格等担当者として十分
な要件を有していることを書面により提示し、財務省の承認を得ること。
2.受注要件に関する証明
2−1.請負者に関する証明
IT関連のサービスデスク業務を直近5年間で2年以上実施している事業者であ
ること。
本業務の実施部門が、次のⅰからⅲのいずれかに対応していること。
ⅰ 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)若しくは同協会が
指定した機関において「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合
ロ 性評価制度」の認証を取得していること。
ⅱ プライバシーマークの認定を取得していること。
ⅲ 「JIS Q 15001 個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」と同
等以上の個人情報保護に関する仕組みを確立していること。
再委託を行う場合においては、再委託先についても上記ロと同等の取り組み
ハ
を実施させること。
イ
2−2.運用管理要員に関する証明
イ
ロ
ハ
ニ
ホ
本作業の遂行において、財務省と日本語により円滑かつ適切なコミュニケー
ションが図れること。
Microsoft Office Specialist(MOS)等本業務の問い合わせの中心となるア
プリケーションソフトウェアに関する資格を保有していること、又は同等以
上の能力を有すること。
サービスデスク等窓口業務の経験を直近5年間で2年以上従事しているなど、
職員と直接接するための十分なコミュニケーション能力を有すること。
職員からの問い合わせに対して、問題を理解し、原因を切り分け、的確な解
決策を提示できる問題解決能力を有すること。
次のⅰからⅵの業務経験を1年以上有していること。なお、ⅰからⅵに加え
てⅶ及びⅷの業務経験を1年以上有している者が運用管理要員に1名以上含ま
れていること。
ⅰ Windows XP、Windows Vista又はWindows 7を使用したオペレーティン
グシステムに関するサポート業務
ⅱ TCP/IPを用いたネットワークに関するサポート業務
ⅲ Microsoft Office等のアプリケーションソフトウェアのサポート業務
ⅳ Microsoft Exchange Server及びOutlookを使用したグループウェアシ
ステムのサポート業務
ⅴ ウイルス対策ソフトウェアのサポート業務(ウイルス駆除、ウイルス
隔離、定義ファイルの更新等のサポート)
ⅵ リモート操作ソフトウェア等を使用した遠隔操作のサポート業務
ⅶ Solaris等のUNIX系システムを使用したオペレーティングシステムの運
用業務
ⅷ DAT記憶装置等バックアップ媒体の交換作業業務
6
提案書記載箇所
合否
(別紙 3)
平成
財務省大臣官房文書課情報管理室長
年
月
日
殿
住
会
所
社
名
代表者氏名
印
技術資料閲覧願
標記について、「財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務」の調達仕様書の閲覧
資料を閲覧したいので申請します。閲覧にあたっては財務省の指定する場所で行い、別途
機密保持に関する誓約書の内容を遵守した上で、亡失、汚損等のないように取り扱うもの
とし、閲覧終了後、直ちに返却します。
連絡先
(会社名)
(部署名)
(担当者氏名)
(電話番号)
(e-mail)
7
(別紙 4)
財務省大臣官房文書課情報管理室長
殿
機密保持に関する誓約書
標記について、「財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務」における機密情報の
取り扱いについて、下記の事項の遵守を誓約いたします。なお、本誓約書に規定の事項は、
私が作業に従事しなくなった場合にも、適用されるものとし、本誓約書に違反し、第三者
に開示・漏洩、若しくは無許可に使用した場合には、貴省は、私の所属する会社に対し、
当該行為の差し止め、及び損害賠償を請求することに異存はありません。
記
1 機密情報とは、
(1)本作業に関する電子データ、その他有形な媒体により提供された情報で、かつ
財務省が機密であると指定したもの
(2)財務省から口頭で開示された情報で、かつ財務省が機密であると指定したもの
2
本作業によって知り得た機密情報について、財務省の承認がない場合は、第三者に開
示・漏えいしないこと。
3
情報媒体による持ち出し、インターネットによる持ち出しを行わないこと。
4
本作業によって知り得た機密情報は、見積作成のために使用する以外の目的では使用
しないこと。
5
財務省からの書面による要求があった場合には、機密情報を返還、又は財務省立会い
の下で破棄すること。
以
平成
年
月
日
(会社名)
(役職)
(連絡先)
(署名)
8
上
(別紙 5)
質
入札件名
:
問
書
財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務
(平成
質
会
社
問
事
項
回
名
担 当 者 氏 名
連絡先(TEL)
連絡先(FAX)
9
答
年
事
項
月
日)