第119期事業報告書 - Citizen

第119 期 事業報告書
2003年4月1日∼ 2004年3月31日
株主のみなさまへ
連 結 中 間 決 算 ハイライト
売上高
4,000
株主のみなさまへ
営業利益
通期
中間期
(単位:億円)
400
3,757
経常利益
3,572
3,275
(単位:億円)
通期
中間期
355
500
300
203
128
162
72
3,000
353
400
196
200
100
200
210
146
160
68
0
229
101
100
81
58
(単位:億円)
03年
3月期
04年
3月期
05年
06年
3月期 3月期(中間)
お喜び申し上げます。第121期上半期の事
下半期につきましては、経済情勢は回復基
業の概況をご報告いたしますにあたり、ひと
調にあるものの、原油価格の高騰やテロの脅
ことご挨拶申し上げます。
威、加えて携帯電話関連の競争激化進行など
当上半期の世界経済は、原油価格の高騰や
テロ、大型ハリケーン等の自然災害による影
02年
3月期
03年
3月期
04年
3月期
05年
06年
3月期 3月期(中間)
響が懸念されましたが、総じて安定して推移
いたしました。
2,000
1,808
1,836
1,619
中 間( 当 期 )純 損 益
1,671
通期
中間期
1,547
250
194
株主資本比率
(単位:億円)
202
1,000
61.7
50
0
-50
76
58
100
115
8
△126
このような情勢のもと、当社グループは、
(単位:%)
63.0
65
200
150
60
55.7
55
28
-100
0
-150
02年
3月期
03年
3月期
04年
3月期
05年
06年
3月期 3月期(中間)
50
02年
3月期
03年
3月期
04年
3月期
05年
06年
3月期 3月期(中間)
当中間期の業績は、時計事業においてはムーブメン
トの低迷により時計事業全体で減収となったものの、
エコ・ドライブ電波時計の好調等による製品ミックス
の改善により増益を確保いたしましたが、電子デバイ
ス事業において、LEDやバックライト、液晶デバイ
ス等の携帯電話部品が、競争激化や高機種品の伸び悩
み、中国市場の回復遅れ等の影響により大幅な減収減
益となりました。この結果、売上高は1,619億円
(前年同期比11.9%減)、営業利益は128億円(同
36.6%減)、経常利益は146億円(同36.2%減)、
中間純利益は76億円(同34.4%減)と減収減益と
なりました。
このような情勢のもとで、当社は本格的な
グループ再編に取り組み、本年10月1日を
もって主要子会社5社を完全子会社化いたし
ました。今後も更なる「グループ企業価値の
子機器製品事業と液晶事業をそれぞれ統合す
向上」に努め、「高付加価値創造型グループ
る等、グループ再編に努めてまいりましたが、
への転換」を目指してまいります。
02年
3月期
03年
3月期
04年
3月期
05年
06年
3月期 3月期(中間)
当社グループが大きく依存している携帯電話
また、企業理念である“For the citizen
関連の事業における競争激化による製品価格
−市民に愛され市民に貢献する−”のもと、
の下落等、当初の予想と大きく異なる状況と
CSR(企業の社会的責任)活動にも積極的
なりました。
に取り組み、地域社会や地球環境と調和した
は1,619億円(前年同期比11.9%減)、経
収益について
あります。
グループの効率化・総合力を高めるべく、電
この結果、当上半期の連結業績は、売上高
決算の
POINT
の懸念材料があり、予断を許さない状況下に
57.4
56.1
83
き7円50銭とさせていただきます。
83
0
02年
3月期
株主の皆様には、ますますご清栄のことと
401
370
300
3,339
通期
中間期
財務構成について
当中間期末の総資産は前期末に比べ99億円増加し
4,005億円となりました。流動資産では有価証券が
27億円増加し、季節要因により棚卸資産が34億円
増加いたしました。固定資産では、時価評価等により
投資有価証券が39億円増加いたしました。
負債は、短期借入金で12億円減少し、未払法人税
等で14億円減少しましたことから、前期末に比べ
25億円減少し1,173億円となりました。
資本は、利益剰余金で57億円の増加、その他有価
証券評価差額金で保有株式の時価評価による42億円
の増加等で、前期末に比べ113億円増加し、2,522
億円となりました。
企業活動を行ない、経営基盤の強化と業績の
向上に努める所存でございます。
常利益は146億円(同36.2%減)、中間純
株主の皆様におかれましては、今後とも格
利益は76億円(同34.4%減)となりまし
別のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申
た。
し上げます。
配当につきましては、連結業績との連動と
安定配当のバランスを勘案し、本年11月
15日開催の取締役会決議により、1株につ
2005年12月
代表取締役社長
事 業 別( 連 結 )の 概 況 をご 報 告します
連結売上高
時 計 事 業
電子機器製品事業
584億円
32.2
(前年同期比 1.1%減)
連結営業利益
36.1
%
%
7.3
7.1
%
89億円
%
(前年同期比 2.2%増)
腕時計は、国内市場では、エコ・ドライブ電波時計の積極的
な新商品の開発・発売により、増収となりました。商品群の動
向としては、“エクシード”“アテッサ”“クロスシー”の基幹
ブランドが、女性用電波時計を投入したこともあり、全体の売
上を牽引いたしました。中価格帯ブランドの一部である“フォ
ルマ”“クレティア”は、デザインバリエーションの追加等が
功を奏し回復に向かっております。ライセンスブランド商品に
ついては、価格の下落傾向に歯止めがかからず、厳しい状況が
続いておりますが、若年層に人気の“ポールスミス”は好調に
推移し、売上を拡大いたしました。
海外市場では、継続して推進しております高付加価値政策の
もと、主力のエコ・ドライブ商品群を強化することにより、販
売単価の向上を実現し、また、シチズンブランドのイメージア
ップに繋げることができました。この結果、北米、欧州のみな
らず、中国を含む世界各地の市場において売上を拡大し、増収
となりました。
“Q&Q”ブランドは、国内市場における電波時計の新モデル
導入や海外市場での商品の拡充に努めた結果、販売数量は増加
し、増収となりました。
バイヤーズブランドは、主力の欧州市場で市況の不振が続い
ており、高付加価値商品の販売努力をいたしましたが、減収と
なりました。
ムーブメント単体販売は、中国製の低価格帯商品の台頭が進
み価格下落傾向の厳しい状況の中、市場価格維持を最優先とす
る戦略を堅持する一方、多針ムーブメントの販売強化に努めま
したが、減収となりました。
クロックは、店頭販売の停滞及び特注品需要の減少等の影響
を受け、減収となりました。
連結売上高
連結営業利益
115億円
8億円
(前年同期比 14.4%減)
(前年同期比 34.1%減)
産業用機械事業
9.3
%
電子デバイス
事
業
連結売上高
574億円
(前年同期比 23.6%減)
連結営業利益
47億円
41.0
%
35.5
連結売上高
%
連結営業利益
176億円
23億円
10.9
%
(前年同期比 3.2%増)
(前年同期比 4.2%減)
(前年同期比 58.6%減)
オプトデバイスが大きく依存する世界の携帯電話市場における
需要は低価格端末を中心に増加したため、端末あたりの部品点数
の減少や部品市場の競争激化による価格の下落を招きました。当
社グループでは、カメラフォン向けの超高輝度補助光源用LED
(フ
ラッシュライト)
や既存製品の置き換えを狙った超薄型・狭額縁のバ
ックライトユニット等、当社グループ固有の技術を活かした新製品
を続々と市場投入し、拡販と同時に製品の高付加価値化を図って
まいりましたが、国内市場の低迷に加え、世界市場におけるフラッ
シュライト搭載機種の伸びが想定を大きく下回ったことにより、主
力のチップLEDランプは大きく減収となりました。バックライトも競
争激化により、売上、利益ともに苦戦いたしました。この結果、オプ
トデバイスは大幅な減収となりました。
液晶デバイスは、昨年来低迷している中国の携帯電話市場が過
剰在庫のため依然として回復しないことや欧米大手顧客向け製品
の減産などにより、主力の携帯電話用製品が大きく減収となりまし
た。一方、当社グループ独自のDVDピックアップ用収差補正素子
は増収となりました。
水晶デバイスは、デジタルカメラや携帯電話等の在庫調整が尾
を引き、小型新製品が売上に寄与したものの、TCXOの販売価格
が予想以上に下落し、産業用・民生用ともに減収となりました。
携帯電話向けの平面スピーカーやマルチファンクション発音体は
増収となり、新製品のキーシートモジュールも売上に大きく貢献い
たしました。
電子ビューファインダーは、CRT方式の業務用と強誘電液晶を
搭載したビデオカメラ用は堅調に推移いたしましたが、デジタルカ
メラ用は市場が低調だったこともあり、売上は伸び悩みました。
そ の 他 の 事 業
10.2
%
連結売上高
連結営業利益
168億円
2億円
10.4
%
電子機器製品事業は、当中間期より、製販一体と、より迅速な
経営を目指し、シチズン・システムズ株式会社に事業主体を集約
しております。プリンタ等の情報機器は、中国向け大型ドットプ
リンタとBRICs諸国向けミニプリンタが堅調に推移いたしました
が、POS関連商品と電卓用ミニプリンタは主要顧客の在庫調整と
大口案件の減少により、減収となりました。
電卓等の電子機器は、アジア市場に偽物が氾濫したことなどによ
り減収となりましたが、主力のロシア・東欧向けは堅調に推移いた
しました。健康機器は、国内向けシチズンブランド商品は血圧計の
販売促進活動が功を奏し順調に推移いたしましたが、海外向けOEM
商品が海外勢による低価格攻勢の影響などを受け苦戦いたしました。
CNC自動旋盤は、国内市場では、前期第4四半期からOA、
IT関連の低迷を自動車関連の活況で補ってまいりましたが減収
となりました。海外市場のうち、東南アジアでは、第1四半期
にHDD関連が活況となり、自動車関連も安定的に推移いたしま
した。また、市場ニーズを取り込んだ新製品の早期投入、ロー
カル顧客への販売網の構築も進展し、増収となりました。中国
では、金融引締め政策などの不安定な環境でしたが、市場の拡
大傾向は続いており、販売網の拡大と中国・東南アジア向けの
増産体制の確立が相乗し、増収となりました。北米市場は、米
国の活況と、新製品が市場の買い替えニーズを捉え、医療関連
を中心に需要が拡大し増収となりました。欧州では、地域によ
る市況のばらつきがありほぼ横這いとなりました。
計測機器は自動車、ベアリング関連の好調を受け、組立機械
は電子部品挿入機が自動車関連の需要に支えられ、いずれも増
収となりました。
宝飾製品は、その特性上、需要回復が最も遅いことに加え、
金・プラチナの高騰と婚姻組数の減少が更に進み、厳しい状況
が続きました。
球機用機器は、前年の新札発行に伴う直接・間接需要の反動
による減益を、新製品の電子認証方式の台間玉貸機でカバーす
る計画でしたが、市場認知には至らず減収となりました。
(前年同期比 10.5%減)
(前年同期比 46.8%減)
※1.従来の「情報・電子機器事業」を「電子デバイス事業」と「電子機器製品事業」とに区分して表示しております。
※2.各事業別連結営業利益の合計と連結営業利益128億円との差額41億円は、当社本社管理部門及び基礎研究に係る配賦不能費用です。
連結中間決算の概況
個別中間決算の概況
連 結 中 間 貸 借 対 照 表( 要 約 )
連 結 中 間 損 益 計 算 書( 要 約 )
(単位:百万円)
勘定科目
前中間期
当中間期
前 期
(2004年9月30日現在)
(2005年9月30日現在)
(2005年3月31日現在)
(資 産 の 部)
流
動
資
産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
有 価 証 券
棚 卸 資 産
そ
の
他
固
定
資
産
有 形 固 定 資 産
無 形 固 定 資 産
投資その他の資産
資
産
合
計
279,273
113,822
78,711
16,867
53,883
15,988
121,269
79,097
1,019
41,152
400,542
285,150
110,280
86,428
13,736
56,653
18,051
116,695
78,574
1,040
37,080
401,846
273,126
113,577
78,229
14,093
50,469
16,757
117,438
76,929
1,099
39,410
390,565
(負 債 の 部)
流
動
負
債
支払手形及び買掛金
短 期 借 入 金
そ
の
他
固
定
負
債
新株予約権付社債
長 期 借 入 金
退職給付引当金
そ
の
他
負
債
合
計
99,297
42,839
10,276
46,180
38,102
23,000
58
10,908
4,135
137,399
80,111
37,261
5,326
37,524
37,259
23,000
2
10,214
4,042
117,370
82,820
36,845
6,559
39,416
37,095
23,000
2
10,156
3,935
119,916
29,026
30,919
29,760
32,648
39,026
166,204
5,822
△ 2,757
△ 5,524
235,420
401,846
32,648
39,027
178,920
11,601
△ 1,804
△ 8,141
252,252
400,542
32,648
39,027
173,173
7,357
△ 3,185
△ 8,133
240,888
390,565
(資 本 の 部)
資
本
金
資 本 剰 余 金
利 益 剰 余 金
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
自
己
株
式
資
本
合
計
負債、少数株主持分及び資本合計
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
中 間 貸 借 対 照 表( 要 約 )
勘定科目
売
上
高
売
上
原
価
売 上 総 利 益
販売費及び一般管理費
営
業
利
益
営 業 外 収 益
受取利息及び配当金
為 替 差 益
そ
の
他
営 業 外 費 用
支 払 利 息
そ
の
他
経
常
利
益
前中間期
当中間期
前 期
(2004年4月1日∼2004年9月30日) (2005年4月1日∼2005年9月30日) (2004年4月1日∼2005年3月31日)
183,690
127,449
56,240
35,906
20,334
3,185
627
1,430
1,128
613
122
491
22,906
161,922
112,072
49,849
36,966
12,883
2,175
597
535
1,042
436
30
406
14,621
357,288
247,075
110,212
73,120
37,092
4,257
1,072
622
2,562
1,231
194
1,037
40,118
(単位:百万円)
特
別
利
益
特
別
損
失
税金等調整前中間(当期)純利益
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
少 数 株 主 利 益
中間(当期)純利益
178
972
22,111
7,033
933
2,555
11,589
224
515
14,331
4,327
1,168
1,228
7,605
879
2,946
38,051
11,094
2,501
4,221
20,233
前中間期
勘定科目
当中間期
前 期
(2004年4月1日∼2004年9月30日) (2005年4月1日∼2005年9月30日) (2004年4月1日∼2005年3月31日)
資本剰余金期首残高
39,023
39,027
39,023
資本剰余金増加高
2
0
3
自己株式処分差益
2
0
3
資本剰余金中間期末(期末)残高
39,026
39,027
39,027
利益剰余金期首残高
156,517
173,173
156,517
利益剰余金増加高
11,591
7,652
20,235
中間(当期)純利益
11,589
7,605
20,233
連結範囲の変更等による増加高
2
46
2
(利益剰余金の部)
利益剰余金減少高
1,903
1,905
3,578
金
1,670
1,655
3,341
与
233
249
237
利益剰余金中間期末(期末)残高
166,204
178,920
173,173
配
当
員
賞
(単位:百万円)
前中間期
勘定科目
当中間期
前 期
(2004年9月30日現在) (2005年9月30日現在) (2005年3月31日現在)
(資 産 の 部)
(資本剰余金の部)
役
(少 数 株 主 持 分)
少 数 株 主 持 分
連 結 中 間 剰 余 金 計 算 書( 要 約 )
(単位:百万円)
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
流
固
資
動
定
産
資
資
合
産
産
計
112,855
88,081
200,937
107,349
102,105
209,455
107,048
95,463
202,512
28,563
24,434
52,998
28,474
25,238
53,713
27,807
25,528
53,335
32,648
41,321
73,666
5,707
△ 5,405
147,938
200,937
32,648
42,435
77,325
11,354
△ 8,022
155,742
209,455
32,648
42,435
74,946
7,160
△ 8,014
149,177
202,512
(負 債 の 部)
流
固
負
動
定
債
負
負
合
債
債
計
(資 本 の 部)
資
本
金
資 本 剰 余 金
利 益 剰 余 金
株式等評価差額金
自
己
株
式
資
本
合
計
負債及び資本合計
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
連結中間キャッシュ・フロー計算書(要約)
(単位:百万円)
中 間 損 益 計 算 書( 要 約 )
(単位:百万円)
勘定科目
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増加額
現金及び現金同等物の期首残高
連結範囲変更等による現金
及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の中間期末(期末)残高
前中間期
当中間期
前 期
(2004年4月1日∼2004年9月30日) (2005年4月1日∼2005年9月30日) (2004年4月1日∼2005年3月31日)
17,006
△ 10,716
△ 1,091
987
6,186
112,451
11,804
△ 4,852
△ 3,336
892
4,508
122,869
43
299
118,594
127,677
△
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
40,393
△ 21,183
△ 9,307
558
10,461
112,451
△
43
122,869
勘定科目
営
業
収
益
営
業
費
用
営
業
利
益
営 業 外 収 益
営 業 外 費 用
経
常
利
益
特
別
利
益
特
別
損
失
税引前中間(当期)純利益
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
中間(当期)純利益
前 期 繰 越 利 益
中 間 配 当 額
中間(当期)未処分利益
前中間期
当中間期
前 期
(2004年4月1日∼2004年9月30日) (2005年4月1日∼2005年9月30日) (2004年4月1日∼2005年3月31日)
78,871
75,580
3,291
3,397
1,211
5,477
31
393
5,115
265
1,261
3,588
15,773
−
19,361
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
76,069
72,936
3,133
3,574
956
5,751
101
226
5,626
12
1,513
4,100
18,924
−
23,024
155,650
149,267
6,382
6,082
2,519
9,946
157
1,496
8,607
50
2,019
6,538
15,773
1,670
20,641
CITIZEN
ITIZEN SPECIAL
PECIAL REPORT
EPORT
CITIZEN GROUP TAKES OFF
いま、世界の人々と夢を共有し、感動の最先端を彫り起こす
もっと 小さく、すごく わくわく。
シチズン、マイクロ・ヒューマンテック。
シチズンは今年、創立75周年を迎えました。これも、ひとえにシチズン製品を愛してくだ
さるお客様、シチズンのものづくりを支えてくださる株主、お取引先、社会の皆様のご指
導・ご支援の賜物と、深く感謝しております。
近年、私たちのものづくりを取り巻く環境は急激に変化し、私たちの業容も、75年の時を
経て、時計事業からマイクロエレクトロニクスを駆使した電子デバイス事業、電子機器製品
人々の期待やあこがれの中に眠る新しい可能性や
事業、産業用機械事業等へと広がっています。
この時にあたって、私たちはシチズングループとして改めて事業運営体制を見直し、シチ
ズンのものづくりが拠って立つ原点に帰り、時代が求める新しい価値を創造していくための
活動を開始します。そして、その思いを内外に宣言する意味を込めて、シチズンのものづく
りを象徴する言葉、「Micro HumanTech」を、新しいブランドロゴマークとして掲げます。
「次のカタチ」を、世界をリードする小型化・精密技術
で的確に彫り起こし、確かな価値を創造していく ―
この想像力とテクノロジーの躍動感あふれる出会いが
シチズングループの「Micro HumanTech」です。
新たなグループブランド・システムは、想像力と創造
力を融合した独自のものづくりがもつ躍動的な姿勢を
グループ内外に分かりやすく発信し、求心力とコミュ
マイクロ、それは私たちのドメインです。
ニケーションの基礎となるものです。
ヒューマン、それは私たちの理念です。
テクノロジー、それは私たちの基盤です。
この「Micro HumanTech」を、改めてグループ全体で共有し、求心力と革新力をいっそ
う高めつつ、世界の皆様の期待に応え、心を打つものづくりに邁進してまいります。
未来に向かって輝きを増し続け、お客様をはじめあらゆるステークホルダーの皆様と末永
く共有できるブランド価値の創造へ。
いま、ここに、新たな歩みを始めたシチズングループに、より大きなご期待とご支援をお
寄せいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 梅原 誠
CITIZEN SPECIAL REPORT
会社の概要
創
立
1930年5月28日
資
本
金
32,648,891,137円
従
業
員
1,459名
主 要 営 業 品 目
株式の状況
2005年9月30日現在
子会社
1. 時計及び部分品
2. 情報・電子機器及び部分品
3. 産業用機械及び機器
株式の状況
本 社
〒188−8511 東京都西東京市田無町六丁目1番12号
(0424)66−1231(代表)
発行する株式の総数
978,979,000株
● 主要な連結子会社
発行済株式の総数
311,503,050株
● 非連結子会社数 47社
シチズン精機株式会社*
星辰表(香港)有限公司
シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.
シチズン・ウオッチ・ヨーロッパGmbH
新星工業有限公司
冠潤実業有限公司
株
主
数
33,204名
● 関連会社数
7社
(うち持分法適用会社なし)
変更前
株式会社シチズン電子
シチズン電子株式会社
ミヨタ株式会社
シチズンミヨタ株式会社
シメオ精密株式会社
シチズンファインテック株式会社
東京営業センター
〒164−8726 東京都中野区本町一丁目32番2号
(03)5354−1900(代表)
河口湖精密株式会社
シチズンセイミツ株式会社
株式会社平和時計製作所
シチズン平和時計株式会社
シチズン精機株式会社
シチズンマシナリー株式会社
日 本 生 命 保 険 相 互 会 社
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4)
外国人 318名
88,238千株(28.3%)
金融機関 106名
147,473千株
(47.3%)
取
締
役
1,600
専 務 取 締 役
永井 庸夫
取
締
役
平石 久人
専 務 取 締 役
金森 充行
取
締
役
枡澤
常 務 取 締 役
古河 利夫
監査役(常勤) 栗山 健男
常 務 取 締 役
山田
監査役(常勤) 今井 輝道
常 務 取 締 役
上田 幹郎
監査役(常勤) 山
常 務 取 締 役
杉本 健司
監
修
査
役
経済社会のグローバル化が進み、企業のステークホルダーの
0
2月
6月
10月
2月
(2004年)
6月
10月
2月
(2005年)
6月
1.95
10月
シチズン 企 業 行 動 憲 章
わたしたちは、あらゆる法令、社内規則を守り、
企業行動憲章に従って行動します。
1.安全と品質に十分配慮した製品とサービスを顧客に提供します。
2.商取引においては、公正、透明、自由な競争を行い、また政治、行政とは健全
な関係を保ちます。
3.企業情報を積極的かつ公正に開示するとともに、適切な情報管理を行います。
4.地球環境を大切にし、環境方針に従って行動します。
5.良き企業市民として、地域社会との共生を大切にし、社会貢献活動に努めます。
6.安全で働きやすい職場環境を確保するとともに、従業員の能力、活力を引き
出し、人格、個性を尊重します。
7.反社会的勢力及び団体には、毅然たる態度で対応します。
8.海外においては、その文化や慣習を尊重し、現地の発展に貢献するよう努め
ます。
(2003年10月23日制定)
(単位:円)
を果たすことが求められています。当社では企業倫理・行動
規範を定めた「シチズン企業行動憲章」を制定、2004年1月
6,000
800
10月
6,085
の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)
」
1日より社長、役員はもとより、当社で働く全従業員がこの
(2002年)
(2003年)
エイチエスビーシーフアンドサービシイズ
スパークスアセツトマネジメントコーポレイテツド
9.98%
7.36
4.23
2.86
2.79
2.69
2.67
2.52
2.11
シチズンは、“市民に愛され市民に貢献する”企業理念のもと、
行動憲章に従い事業活動に取り組んでいます。
安弘
(注)監査役のうち栗山健男及び大川康 の両氏は、「株式会社の監査等に関する商
法の特例に関する法律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
朝 日 生 命 保 険 相 互 会 社
31,096千株
22,940
13,189
8,905
8,690
8,364
8,306
7,855
6,568
安全性や環境負荷などの社会的・環境的側面を含めた「企業
14,000
敬
大川 康
ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー505025
個人・その他
32,472名
56,609千株(18.2%)
CSR活動への取り組み
日経平均株価(右目盛)
白崎 雄三
株式会社みずほコーポレート銀行
出資比率
※当社は自己株式を10,446千株保有しております。
株 価 チャート ( 月 足 )
梅原 誠
カリヨンパリオーデイナリーアカウント
東京海上日動火災保険株式会社
その他国内法人
265名
16,040千株(5.2%)
意識や価値観が変化している中、経済的側面だけではなく、
代表取締役社長
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
所有者別株式分布
変更後
所沢事業所
〒359−8511 埼玉県所沢市下富840番地
(04)2942−6271(代表)
当社への出資状況
持 株 数
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
*印の会社は10月1日をもって下記のとおり商号を変更しております。
役員
株 主 名
証券会社 43名
3,141千株(1.0%)
(うち持分法適用会社なし)
東京事業所
〒188−8511 東京都西東京市田無町六丁目1番12号
(0424)61−1211(代表)
大株主
連 結 子 会 社 数 58社
シチズンシービーエム株式会社
株式会社シチズン電子*
ミヨタ株式会社*
シメオ精密株式会社*
狭山精密工業株式会社
河口湖精密株式会社*
株式会社平和時計製作所*
本社及び事業所
2005年9月30日現在
『2005CSR報告書』を発行しました。
このたび、シチズン時計およびシチズン
グループのCSR(企業の社会的責任)に
対する取り組みと現状をまとめた、
「2005CSR報告書」を発行しました。
本書では、環境管理活動の実績報告はも
とより、企業倫理やお客様・従業員との
関わりに対するシチズンの考え方と取り
組みについて、新たに報告しています。
この企業行動憲章を遵守するために、会社と従業員は、不断の努力を行います。
万一、本憲章に反するような事態が発生したときは、会社は自ら問題解決と再発
防止にあたり、社会に対して適切な報告を行います。また、権限と責任を明確化
した上で厳正な処分を行います。
株主メモ
情報満載の当社HPもご覧ください。
決 算 期
3月31日
定 時 株 主 総 会
6月下旬
配 当 金 支 払
株 主 確 定 日
利益配当金 3月31日
中間配当金 9月30日
基 準 日
3月31日
その他必要あるときは、あらかじめ公告いたします。
公 告 掲 載 新 聞
日本経済新聞
なお、貸借対照表及び損益計算書を、決算公告に代え
て、当社のホームページに掲載しております。
貸借対照表及び損益計算書掲載のホームページアドレス
http://www.citizen.co.jp/kessan/index.html
名義書換代理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
同事務取扱場所
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
連絡先・送付先
〒171-8508
東京都豊島区西池袋一丁目7番7号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120-707-696(フリーダイヤル)
〔受付時間:土・日・祝祭日を除く9:00∼17:00〕
自動音声応答サービス 0120-86-4490
住所変更、配当金振込指定・変更に必要な各用紙及び株
式の相続手続依頼書のご請求を24時間承っております。
同
取
次
所
http://www.citizen.co.jp/
http://www.citizen.co.jp/
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会社概要・事業内容・業績概況などのIR情報が
携帯電話からご覧いただけるようになりました。
また、株価自動配信システム「終値くん」にご
登録いただくと株価終値を毎日お届けいたしま
す。お手持ちの携帯電話から是非ご利用ください。
三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店
1単元の株式の数
100株
単元未満株式の
買 取 請 求 及 び
買 増 請 求 場 所
上記の名義書換代理人、同事務取扱場所及び同取次所
なお、株券保管振替制度により株券を証券会社等を
通じて預託されている場合は、お取引の証券会社等
にお申し出ください。
また、買増請求は、3月31日の12営業日前から3
月31日まで、及び9月30日の12営業日前から9月
30日までの間はお取扱いができませんので、ご留意
ください。
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携帯電話で
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