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松代高校生徒指導方針について
生徒一人ひとりがよりよい社会の形成者となるべく社会規範に沿い、安全で安心した学校生
活を送りながら、個々の能力を育成していくための指導・援助をし、自己管理能力の育成を目
指すものである。
具体的目標
①規範意識の育成
②よりよい人間関係の育成
③校則およびルールの尊重
松代高校生徒指導の3本柱
①いじめ・暴力は絶対にゆるさない
②アルバイトの原則禁止
③頭髪指導の徹底
Ⅰ 生徒指導の方針
(1) 日頃の学習指導及び生活指導を通し、問題行動や行為に対する反省指導、懲戒処分
を行わずに済むような取り組みをします。
(2) 通常の学校生活から逸脱し、反省指導、懲戒処分の対象となった生徒には、間違い
に早く気づき、健全な学校生活および日常生活を送れることを目的として指導を行い
ます。
(3) 問題行動が起きた場合は、その事実関係を正確に把握します。複数の職員が、生徒
本人・保護者・関係者から事情を充分に聴取するとともに、確認期間を長期化させな
いように考えていきます。
(4) 反省指導、懲戒処分の対象となった生徒の指導は、保護者の皆さんのご理解とご協
力を得ながらすすめます。
1 授業を大切にする
学校生活の中心であるという自覚を持って取り組みましょう。
日課
通常日課 1時限目は8:40のチャイムと同時に始まります。
冬 日 課 1時限目は9:00のチャイムと同時に始まります。
下校時刻は通年
16:30
クラブ・生徒会活動は通年 19:00
※1通院・体調不良等で欠席・遅刻する場合は、必ず、保護者から学校(担任)へ連絡
をしてください。生徒本人からの連絡は、担任より保護者に確認の連絡を入れま
す。
※2 授業中の携帯電話使用は禁止です。違反があった場合は、担任預かりとします。
※3 外出・早退については許可証をHRTから発行してもらうこと。
(外出・早退については、理由が明らかで、やむをえない場合に限る)
※4 クラブ・生徒会活動等で欠席の場合は所定の届けを提出すれば公欠扱いとする。
※5 遅刻、早退3回で、授業の1回欠課とする。
2 交通安全について
自転車
事故を起さないよう・事故に遭わないよう、事故の被害者にならないよう・事故の加害
者にならないよう日頃からの交通法規・交通マナーの遵守を心がけよう。
(1)自転車保険を入学時に紹介し、加入を推奨します。
(2)本校の自転車通学は許可制です。自転車で通学をする生徒は自転車通学許可証が必要
です。生徒は所定の用紙(防犯番号と車体番号等を記入する)を提出し許可されたら、
「ステッカー」を係より受け取り、自転車に張ること。
登録した自転車の盗難や破損などにより、乗り換える場合は、改めて手続きをし、
「ステッカー」の再発行を受けること。
(3)盗難防止のため、ツーロックを推奨します。
(4)学校の所定の自転車置き場に置き、施錠をする
(5)自転車は「車」と同等に扱われることを自覚し、左側を一列で交通ルールを守って走
行すること。右折する場合,後ろをよく確かめること。特に松代町内は道幅も狭いの
で注意すること。外部の人からよく注意を受けます。
守るべきマナー
* 二人乗りはしない * 並列進行しない * 夜間は必ず灯火をつける
* 道路交通法規等に従って通学する(信号無視・踏切確認無視等はしない)
* 降雨時は雨合羽を使用する * 改造や整備不全はしない
* 音楽やラジオ等を聴くためにイヤホンをつけたり、携帯電話を使用しない
バイク・自動車免許取得
(1) バイク(原付含む)の免許を取ることを禁止しています。
ただし、他の交通機関を利用しての通学が、きわめて困難な場合は、本人・保護者
連署の願い出があれば検討して許可する場合がある。
注記・交通機関がない場合、きわめて不便な場合は、自宅より最寄の交通機関に出
るまでの使用に限る。
(2) 自動車普通免許の取得につきましては、3年次のみ取得可
教習を許可される生徒(以下の条件を満たし、許可証を発行できる生徒)
①進路が決まっている。
②卒業見込みがある(ここまでの成績に1がない)
。
③本校のルール(校則)を遵守している。
④学校で実施する説明会に参加した者
上記の件に違反したことが発覚した場合は、厳しい指導を行ないます。
3 頭髪・服装・身なり・持ち物
頭髪 染色・脱色(ドライヤー等での傷みによる変色も含む)禁止。行事前・考査時に頭
髪チェックをします。中途半端なごまかしの黒染め等は、必要があれば再度染める
などの継続指導となります。また、エクステ・カツラは禁止です。
ただし、地毛が赤・茶色等の者については、入学式当日に担任へ申告をお願いしま
す。
服装 登校の際は標準服が望ましい。儀式・行事・進路活動等は標準服の着用が義務づけ
られています。自由服は派手なものは慎み、流行に押し流されないようにする。尚、
スウェット着用は禁止とする。
身なり ネックレス・ピアス・指輪等の装身具は禁止し、化粧・マニキュアはしない。
持ち物 ゲーム機等、学校で必要な物以外は持ってこない。
通学用の履物にはサンダル・草履、ヒールの高い靴は禁止する。
所持品には記名し、移動教室・行事日などは貴重品は身に付けていること。
携帯電話は授業時間中は電源を切り、机の中に入れたり身につけたりせず、ロッカ
ーやかばんの中に入れる。
4 アルバイトについて
通常アルバイトは原則禁止としています。
(1)許可の条件
・家庭の経済的理由により、就学等に支障をきたす可能性のある場合。もしくは家計の直
接的援助が必要と判断された場合。小遣い、携帯代は経済的理由にならない。また、進学
準備資金も同様。
・基本的に旧制度の『授業料減免対象者』を踏襲する。
・家庭状況等により、収入が不規則等、特別な理由がある場合。
(母子家庭、父子家庭等)
・養護施設の生徒の場合は、卒業後の自立のための貯金を目的としたアルバイトは許可す
る。但し、収入は必ず施設管理者に預け、管理してもらうことを条件とする。
(2)諸注意
・以上の条件において許可するが、申請者すべてが許可対象になるわけではない。日常生
活態度等含め、審議対象とする。
・特別な場合を除いて一年生は学校生活のリズムができるまで(概ね1学期期末考査終了
後)許可しない。
5 遺失物、盗難について
(1)遺失物は、生徒玄関前廊下の陳列棚で保管しています。
(2)校内での盗難防止のために,次のことを遵守してください。
貴重品は必ず身につけておくこと。移動教室・行事日などは,鍵の掛かるロッカー
等で保管する。また高価な物,大金などは学校へ持ってこないこと。持ち物には必
ず名前を書くこと。
Ⅱ 反省指導等が必要になった場合
後述の指導の対象となる事例に示すような行為があった場合には、反省指導と懲戒処分の2
つの方法で対応します。
(1) 反省指導
その行為に対する反省や日頃の学校生活や家庭における生活を見直すために行う指導
です。反省指導は指導の一環であり、教育的配慮のもとに指導、援助をします。尚、行
為の内容や程度により、2種類の指導があります。
(以下のア、イ)
ア 学校長または生活指導主任、学年主任による説諭
説諭は、問題が比較的軽微と判断される場合で、その行為に対する反省と今後の生
活について自覚させる目的で行います。説諭を行うにあたっては、自己の行為を振
り返り、反省文の提出を求めます。
☆説諭に際して、保護者の方の同伴をお願いします。
イ 家庭反省・登校反省
① 家庭反省
家庭反省は、行った行為について反省するとともに、自己の日頃の学校生活 や
家庭生活を見直し、さらには進路等について、家族との話し合いを通して深く考え
る目的で行います。そのため、規則的な生活と自己を見つめるための作文、期間中
の日誌の提出を求めます。また、学習にもしっかり取り組ませるとともに、この間
は担任や係職員等が家庭訪問を行い、アドバイスや指導をします。
② 登校反省
登校反省は、別室において、学校職員との面談、学習課題や作文等に取り組み、
行った行為についての反省、自己の日頃の生活の見直し、今後の学校生活につい
ての目標と決意をしっかりと固め、その後の高校生活が健全に営まれることを目
的として行います。期間中の学習課題および学習記録、日誌、面談記録、反省文
と決意文の提出を求めます。
☆家庭反省・登校反省の申し渡しと解除にあたっては、学校長(場合によっては教頭)
が説諭します。その際、保護者の方の同伴をお願いします。
(2) 懲戒処分
懲戒処分には、
「退学」
、
「停学」
、
「訓告」があります。指導を真摯に受ける姿勢が見ら
れない場合、問題行動を繰り返す場合、通常の反省指導では対応できないような問題行
動や行為が学校内外であった場合は、学校教育法第 11 条および学校教育法施行規則第
26 条、さらに長野県高等学校管理規則第 35 条により、学校長による懲戒処分を行いま
す。
ア 停学処分
原則として一定期間登校停止を命じるものです。次の場合が該当すると考えられ
ます。
a 反省の対象となる行為を繰り返したり、反省指導以上の措置が必要と判断され
る場合
b 本校生徒や社会への影響が大きな問題を起こし、深い反省が必要と判断される
場合
イ 退学処分
問題となる行為を繰り返し、本校の度重なる指導に従わない場合、あるいは極め
て重大な問題を起こした場合などで、本校においての指導の継続が非常に困難であ
ると判断される場合には、退学処分を行うことがあります。
退学処分にあたっては、生徒の人権に配慮しその不利益を勘案して自主退学また
は転学を勧奨することがあります。
尚、自主退学もしくは退学処分に至った場合でも、その後の進路の相談にのるな
ど事後指導にも配慮します。
☆懲戒処分の対象となった場合は、指導要録および履歴書にその旨の記入が義務づけら
れます。
【参考資料】
学校教育法 第 11 条
校長及び教員は、教育上必要があると認められるときは、文部科学大臣の定めるところ
により、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることは
できない。
学校教育法施行規則 第 26 条
校長及び教員が児童等に懲戒を加えるに当っては、児童等の心身の発達に応ずる等教育
上必要な配慮をしなければならない。
① 懲戒のうち、退学、停学及び訓告の処分は、校長(大学にあっては、学長の委任
を受けた学部長を含む)がこれを行う。
② 前項の退学は、公立の小学校、中学校(学校教育法第 51 条の 10 の規定により高
等学校における教育と一貫した教育を施すもの(以下「併設型中学校」という。
)
を除く)
、盲学校、聾学校又は養護学校に在学する学齢児童又は学齢生徒を除き、
次の各号の一に該当する児童等に対して行うことができる。
一 性行不良で改善の見込みがないと認められる者
二 学力劣等で成業の見込みがないと認められる者
三 正当な理由なくして出席が常でない者
四 学校の秩序を乱し、その他学生又は生徒の本分に反した者
②
第二項の停学は、学齢児童又は学齢生徒に対して行うことができない。