東 部 環 境 セ ン タ ー 更 新 事 業

東 部 環 境 セ ン タ ー 更 新 事 業
第 22 回都市経営戦略会議
平成 24 年 11 月 21 日(水)
1.施設整備方針
環境局 施設部 環境施設課
3.具体的な整備予定地の検討
平成23年度に策定した第3次一般廃棄物処理基本計画での施設整備計画内容
フ ェ ーズ1
※ごみ焼却施設の耐用年数
・・・ 20 年程度(従前の考え方)
・・・ 35 年程度(適切な時期に延命化)
「環境省 廃棄物処理施設長寿命化計画作成の手引き」
フ ェ ーズ2
平成2 4 ~2 6 年度( 3 ヵ 年)
平成2 7 ~3 2 年度( 6 ヵ 年)
フ ェ ーズ3
岩槻環境セ ン タ ー 27年経過
ク リ ーン セ ン タ ー大崎第一工場 35, 31年経過
新ク リ ーン セ ン タ ー 6年経過
西部環境セ ン タ ー 21年経過
東部環境セ ン タ ー 西部環境セ ン タ ー 27年経過
29年経過
ク リ ーン セ ン タ ー大崎第二工場
東部環境セ ン タ ー 18年経過
35年経過
ク リ ーン セ ン タ ー大崎第二工場 24年経過
区
平成3 3 年度以降
新ク リ ーン セ ン タ ー 分
7年経過
東部環境セ ン タ ー更新施設 ク リ ーン セ ン タ ー大崎第二工場 1年経過
25年経過
西部環境センター
平成26年度末の経過年数
平成32年度末の経過年数
平成33年度末の経過年数
合計処理能力
合計処理能力
合計処理能力
1 ,4 8 0 t
/日
1 ,4 3 0 t
/日
1 ,2 3 0 t
/日
3ブロック5施設体制(現行)
4ブロック4施設体制
4ブロック3施設体制
西部環境センター
(300t)
岩槻環境センター
(130t)
クリーンセンター大崎 第一工場(300t)
第二工場(450t)
イ
東部環境センター
(300t)
東部環境センター
(300t)
西部環境センター
(300t)
新クリーンセンター
(380t)
クリーンセンター大崎
第二工場(450t)
2.整備予定地の検討条件
新規用地
統廃合対象焼却施設用地
東部環境センター
西部環境センター
長
所
・ 更新対象施設を稼動したまま工事
が可能
・ 施設整備に最適な形態の土地を選
ぶことが可能
・ 過去に廃棄物処理施設としての利
用がない土地を選定できることか
ら、土壌汚染の可能性を低減できる
・ 施設維持管理運営を通じて、周辺住
民との意思疎通が図られており、施
設整備に一定の理解を得やすい
・ 追加でインフラ整備が必要な場合
があるが、限定的である
○
敷地内配置計画
隣接する西清掃事務所の用地を使用
しないと整備が困難
△
敷地内に特別高圧電線路の鉄塔があ
り移設か南側民地の購入が必要
△
敷地浸水
荒川洪水時に 2.0~5.0m の浸水が想
定され、建設時の対策が必要
△
浸水の想定範囲外(荒川、利根川、
綾瀬川、芝川)
◎
廃棄物発電
特別高圧電線路が敷地周辺になく、
発電の高出力化の条件である特別高
圧での給電に負担金が必要
△
特別高圧電線路が近くにあり、引き
込みが容易
◎
余熱利用
既に温水プールが整備され、余熱利
用が進んでおり、継続的な余熱の活
用が可能
○
現在、温浴施設(東楽園)が整備さ
れているが、十分な熱利用がなされ
ていない
△
更新工事の難易度
※東部環境センターを整備場所とした
場合のイメージ
整備候補地
41,185 ㎡
フ
ラ
新クリーンセンター
(380t)
クリーンセンター大崎
第二工場(450t)
○
積
ン
環境センター統廃合事業
(400t)
短
所
・ 概ね4ヘクタール以上土地購入が
必要
・ 市有未利用地の活用もあるが、配置
バランスを考慮すると適地選定は
難しい
・ 道路、下水道等のインフラ整備が必
要な場合がある
・ 新たに立地する施設に対して、地元
住民の理解が必要
・ 既存焼却施設を稼動させながら建
設するため、何らかの対策が必要
統廃合施設の整備予定地を検討する上で、既存ごみ焼却施設敷地内か新規用地が候補地となる
が、上記理由から統廃合対象焼却施設用地で具体的な検討を行った。
付
加
分
コ
ス
ト
施
設
整
備
費
以
外
の
評価
55,109 ㎡
面
敷
地
の
状
況
東部環境センター
評価
電源関係
敷地浸水対策
浸水対策として盛土が必要であるた
め、敷地整備工程に時間を要し、施 △
行難易度も高まる
特別高圧電線路の延長工事費負担金が必
要
既存施設を一部解体し建設する必要
はあるが、適切な工程管理で対応可 ○
能
特別高圧電線路の移設費用の負担金ない
し、用地の拡張経費が必要
敷地浸水対策として盛土が必要
不要
隣接する西清掃事務所の用地を使用する
ことで整備可能
余熱体験施設 温水プールを有する西楽園が整備されて
いるが、平成8年に施設を開設しているこ
整備
とから、改修の検討が必要
敷地浸水対策として盛土が必要であり、余
熱体験施設が既に整備され余熱利用が進
総合評価
んでいることを除き、際立って優位性が高
い項目はない
用地の拡張
※評価凡例:◎特に優れている
○優れている
△劣っている
特別高圧電線路の移設費用の負担金ない
し、用地の拡張経費が必要
十分な熱利用を進める上で、東楽園の更新
施設として、新たに余熱体験施設の整備の
検討が必要
防災面及び特別高圧電線路の位置等の面
から優位性が高い
×建設不可能
4.結論
統廃合計画整備場所について検討を行った結果、施設整備費以外の付加分コストを必要と
する点はあるが、防災面及び特別高圧電線路の位置等から優位性が高く、施工性や工程的に
も優れている東部環境センターで事業を進めたい。