発刊責任者 松波 恒彦 松波動物病院グループ 名古屋市天白区中砂町 515 発刊日 隔月 15 日 2005/8/15 第21号 担当:柴田裕美(本院 獣医師) 「うちの子には、いつまでも健康で、幸せに長生きしてもらいたい・・・。」 これは、飼主の皆様に共通する願いだと思います。最近は、飼育法や医療の進歩に より、ペットの寿命も随分長くなりました。しかし、 「うちの子に限って、病気には ならない」とは言い切れないのが現実です。 早期発見、早期治療は、どんな病気でも重要なこと です。ワンちゃん、ネコちゃんは、言葉を話せないの で、人に比べ、早期発見が難しいといえます。「食欲 や元気がない」とか、 「痩せてきた」などに飼主様が 気づき、病院を受診される時には、すでに早期とは言 えない状況の事も少なくありません。 また、人間とは寿命が違うので、時間の流れ方が 違います。犬猫の1年間は、人間の4年間に相当しま す。1 年前の血液検査で異常が無くても、それは「4 年前の事」と計算しなおして、今現在を見つめるよう にしましょう。 元気や食欲に問題がないからといって、病気が潜んでいないとは限りません。人間ドックと同じように、 松波動物病院グループでは、ワンちゃん・ネコちゃんの DOG DOCK ・ CAT DOCK を実施してい ます。 近年、犬猫の医療も進歩し、人医療には、まだまだおよびませんが、検査によって体の中の色々な状態が 把握できるようになりました。 結果は、獣医師から詳しく説明させて頂き、冊子になった「報告書」もお渡しいたします。 DOG DOCK ・ CAT DOCK では、ご予算や年齢・品種による起きやすい病気をふまえて 検査内容を選択させていただくことも出来ます。 詳細は、各病院の獣医師までお気軽にご相談下さい。 • 松 波 動 物 病 院(本院) • 上 社 ペットクリニック • ベッツアニマルクリニック 瀬戸 名古屋市天白区中砂町 515 TEL : 052-833-1111 http://www.matsunami.co.jp/ 名古屋市名東区上社 1-506 TEL : 052-776-1010 http://www.matsunami.co.jp/kpc/ 愛知県瀬戸市東横山町 92 バロー新瀬戸ショッピングセンター1F TEL : 0561-89-7400 http://www.matsunami.co.jp/vacs/ 「ごきげんしっぽ」でおなじみの『ジミー兄弟が行く!!』がホームページに登場しました!遊びに来てくださいね。 担当:加藤里麻(上社 獣医師) 「血液型なんて知らなくてもいいわ・・・」とお考えの飼主様!ご存知だと、何かが起きたときに迅速な処置ができます。 不慮の事故やケガ、または病気などで輸血が必要に なることがあります。 人と一緒で犬と猫にも血液型があり、あらかじめ血 液型がわかっていると緊急の輸血の際に安心です。 今は比較的簡単に調べられるようになりました。ご来 院して頂き、採血をするだけで早ければ翌日には判明 します。 犬の場合、実際には分類法によっていくつもの血液 型が知られていますが、輸血や治療に役立つものとし て当院では「シゲタ式血液型分類法」を採用しており ます。その中で犬は 9 種類、猫は3種の血液型に分 かれます。 いざ!という時、現実的な話として、ご自身のペットの血液型がわかっていたとしても、それに合う提 供者がいないと何の意味も成しません。もちろん当院グループとして輸血用血液を用意しておりますが、 それとてすべての血液型をそろえているわけではありません。 では、どうすべきでしょうか?それにはご近所やお知り合いのネットワーク作りが大切です。 いざという時、お互いに協力し合える仲間がいると心強いですね。 ワンちゃんの血液型は 9種類あるんだよ!! ネコちゃんは3種類 あるんだね! 担当:加藤里麻(上社 SF の世界で、宇宙人にさらわれた人が、知らない うちに小さな金属片を埋め込められていたと言う話 をきいたことがあります。 マイクロチップとは、まさにそんな ようなものなのです。 小さなカプセル(2×11mm)を犬や 猫の背中の皮膚の下に埋め込みます。 ちょっと太い注射をするような感覚なのでもちろん 無麻酔でできます。 万が一、行方が分からなくなり保護され た場合「マイクロチップ・リーダー」という 専用の機械で読み取れば一瞬にして登録 データーから飼主様が割り出せる仕組み 獣医師) になっています。 物騒なことを言うようですが、このご時世、いつ何 時大きな災害に巻き込まれ、かけがえのないペットた ちと、生き別れてしまうことにもなりかねません。 万が一、行方がわからなくなった時の備えとしては、 もちろんのこと、防災準備の一つとしても「マイクロ チップ」の装着をお勧めします。 ひょっとしたら、突然いなくなって しまったあなたの大事なペットを、 宇宙人がそっと届けてくれるなんて こともあるかもしれませんね(笑) 担当:加藤めぐみ(本院 トリマー) <今回は、おすすめシャンプー「ラファンシーズ」の紹介をします!> まず最大の特徴は『弱酸性』であるところです。一般に市販されているシャンプーは、98%が「弱アルカ リ性」です。なぜ「弱アルカリ性」のものが多いかというと、酸性に傾くにつれ洗浄力がダウンするからです。 シャンプーは1年に1度か2度というワンちゃんには、洗浄力が求められますが、頻繁にお手入れされている ワンちゃんにはそんなに強烈な洗浄力は必要ありません。 なぜ人に比べ犬は皮膚が弱いのか?それは人間の皮膚は弱酸性で犬の皮膚は弱アルカリ性だからです。 弱アルカリ性の状態は雑菌が繁殖しやすく、皮膚病の引き金となります。 弱酸性のシャンプー剤を使用することにより、一時的にでも皮膚を弱酸性に傾け、臭いや病気の元となる 雑菌をシャットアウトしてしまおう!という考えにもとづき、考えられた商品が『ラファンシーズ』です。 仕上がりはリッチで繊細な上、皮膚の事も考えて作られたこの商品は、「是非かわいい我が子に使ってあげ たい!」と思わずにはいられません!お試しサイズ 60ml・\630 もあります。是非、一度お試しください。 ジミー兄弟も使用している しっとりタイプ NK-18(シャンプー)¥3,990 NK-33(リンス) ¥3,990 カット犬やポメラニアン などに良いふんわりタイプ NK-12(シャンプー)¥3,990 NK-22(リンス) ¥3,990 ご紹介しているラファンシーズの商品 NK12、18、22、33 は、原液です。3倍に薄めてご使用頂くタイプです。 担当:仲村康平(本院 家族のメンバーは、一人一人自分の場所を持ってい ます。お父さんには仕事部屋があり、お母さんには台 所、そして子供たちには遊び部屋があります。 トレーナー) Let’s Try! 『ケージ・トレーニング』 いくらケージにいれることは、犬にとって良いこと でも、犬がケージに入ること嫌がるようでは良い場所 犬にも自分の場所が必要です。 それでは犬の場所は、 とは言えません。 どこでしょうか?それがケージの中です。 ケージの中にいれると、犬を「ひとりぼっちにして ですから、まずケージが素晴らしい場所で、居心地が 良く、その中にいることを好きだ、と思わせることが 寂しい思いをさせてしまう…」と思う飼主様もいると 大切です。 思いますが、そういうものではありません。 じ込めたりせずケージの入り口を開けておき、おもち ケージは家族のみんなのいる中で、リラックスでき ゃ やおやつ そのため最初はムリにケージ入れて閉 など入れて自分から喜んで入るよう る場所であり、安心して休むことのできる「ねぐら」 にします。そして中にいるときに、褒めたりご褒美を になります。そして、ひとりでいることに慣れること 与えるようにしていきます。それによりケージの中に にもなるのでお留守番のとき、寂しい思いをせずに済 いることを好むようになってきます。 むことにもなります。他にもトイレのしつけや無駄吠 それから入れる時間を少しずつ増やしていき、犬に えの原因を減らすことにも繋がり、人と犬が暮らすの とって自分の落ち着けて、楽しい場所にしていきまし にとても役に立ちます。 ょう!! 愛犬をお家に残して外出しないといけないとき、どの犬も大抵、暇をもてあ まして退屈しています。そんなとき!!『コング』を使ってみません か?『コング』におやつを詰めて与えれば退屈でつまらないお留守番 もあっという間に楽しい遊びの時間に代わるかもしれません。 ぜひ一度試してみてはいかがですか? 担当:山田夕加(上社 トリマー) 今回は天白区植田山にある「one.two.Skip」におじゃましました。 店内の天井が高く開放的で、白い壁とブルーのカー テンのコントラストが高級感を感じさせてくれます。 一見ドッグカフェとは思えないような、ゆったりと ちゃんが苦手な方にもくつろいで頂けるように用意 したスペースだとか・・・。 それだけではありません!店内を良く見渡せば、随 所にスキップさんオリジナルのこだわりが見え隠れ した空間です。 それもそのはず!オーナーの杉本さんは名古屋だ しています。ワンちゃん用スペースがタイル張りなの けでなく、東京、大阪のドッグカフェを回り、ご自身 も、夏は冷たく冬暖かいというタイルの特性を生かし が利用者の立場で不便だと思ったものを、より良くす たものだそうです。更にトイレは広く、引き戸になっ るために、考え抜いた結果がこのお店だとお話してく ていて、リードフックも付いています。これも愛犬を れました。 「居心地がいいお店・差別がないお店を、 席に置いてトイレに行くのは不安!というオーナー とにかく目指したかったの」と言うオーナーさん。 さん自らの経験から生まれたものだそうです。まだま 例えば店内はタイル張りのスペースとフローリング だその他にも、紹介しきれないこだわりがたくさんあ のスペースと分かれています。フローリングのスペー りますので、愛犬と一緒にゆっくりお茶を飲みながら スには、ワンちゃんは席に着くことが出来ません。こ 探してみるのはいかがでしょうか・・・? れも一応ドッグカフェながら、小さいお子さんやワン cafe & trimming studio 「one two Skip」 名古屋市天白区植田山 3-1802 HP http://1-2-skip.com TEL/FAX 052-783-6262 MAIL [email protected] 担当:安藤寛恵(本院 AHT) 参考:http://be-kamakura.jugem.jp/?eid=85 私がこれを知ることになったのは、当院スタッフに聞いたことからでした。ライカは、1957 年 11 月、 旧ソビエトで打ち上げられたスプートニック2号に乗せられて、生物史上初の宇宙空間を経験した犬です。 ライカが乗せられた宇宙船は重量 18kg のカプセル。その中には、発射の際に発生するガスを吸収するた めの装置、酸素を供給するための装置、カプセルを 15 度に保つための自動温度調節装置。ライカが地球 に戻ってくる装置はなかったそうです。狭いカプセルの中で動けないように鎖につながれていたそうです。 人間を信じ、辛い訓練に耐え頑張り続けた結果、ライカの最期は心から信じていた人間に裏切られるので す。宇宙開発により、私たち人間の暮らしは大変豊かにはなりました。 それにしても犠牲が大きすぎると感じます。みなさんはどのように感じられますか? ご意見・ご提案などがございましたら「ごきげんしっぽ・企画室」[email protected] まで教えて下さい!
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