181 側方路線影響加算の計算例−不整形地の場合 【照会要旨】 次図の

※平成 13 年 3 月現在の法令等に即した内容となっています。
※個々の事例は、必ずしも事案の内容の全部を十分に表現しているとはいえないため、類似事案に応用する
場合には慎重を期する必要があります。
181
側方路線影響加算の計算例−不整形地の場合
【 照会要旨】
照会要旨 】
次図のような不整形地の評価額は、具体的にどのようにして計算するのか。
50m
1,725 ㎡
60E
50m
40m
【普通住宅地区】
35m
100E
【 回答要旨】
回答要旨 】
不整形地の地積を間口距離で除して算出した計算上の奥行距離を基とし、側方
路線影響加算、不整形地補正を行い評価する。
(計算例)
1
不整形地の計算上の奥行距離による奥行価格補正
⑴
正面路線に対応する奥行距離・・・・・・・・49.3m
地積
1,725 ㎡
間口距離
÷
正面路線価
100,000 円
⑵
×
35m
計算上の奥行距離
=
49.3m
奥行距離 49.3mに係
奥行価格補
る奥行価格補正率
正後の価額
0.90
=
想定整形地の奥行距離
<
50m
90,000 円 ①
側方路線影響加算を行う場合の奥行距離・・・・・・・・43.2m
地積
1,725 ㎡
間口距離
÷
40m
計算上の奥行距離
=
43.2m
想定整形地の奥行距離
<
50m
⑶
側方路線影響加算額の計算
奥行距離 43.2
m に 係 る 奥 行
価格補正率
側方路線価
60,000 円
⑷
0.92
×
0.05
+
2,208 円 ②
40m
×
側方路線
影響加算額
=
2,208 円 ②
10m+40m
側方路線影響加算後の価額
90,000 円 ①
⑸
×
側 方 路 線
影響加算率
=
92,208 円 ③
③に地積を乗じた後、不整形地補正を行い、評価額を算出する。
地積
92,208 円③
×
1,725 ㎡
不整形地補正率
×
0.96
=
152,696,448 円
不整形地補正率・・・0.96
・かげ地割合
2,500m−1,725m
=31%
・地積区分C
2,500m
(注)
評価する土地が評基通 24−4 の「広大地」に該当する場合には、正面路線
価に広大地補 正率及 び地積を乗じて評価するため、側方路線影響加算及び
不整形地補正の必要はないことに留意する。
【 関係法令通達】
関係法令通達 】
評基通
20、24−4