Untitled - ユニオンツール株式会社

社長ごあいさつ
ユニオンツール株式会社
代表取締役社長
片山
貴雄
ユニオンツールはプリント配線板用超硬工具のリーディングカンパニーとして優れた製品
の供給と弛まぬ技術開発を通じて電子機器の発展に寄与し、人々の快適で安全な生活環境を追
求すること、このことを使命として創業当初から守り続けてまいりました。
ものづくりのメーカーとして製品を生み出す加工機も自社開発専用機にこだわり続けてお
ります。これは組織として各セクションのコミュニケーションが図られていなければ成り立た
ず、またお客様からの要望を迅速に受け入れる体制が構築されていることで結果をすぐにカタ
チにして提供することができます。こうした体制に裏打ちされた技術力やサービスを含むすべ
ての対応が、お客様との信頼関係の向上に反映されているものと確信しております。
お客様に満足して頂けるものづくりに努めること、そして環境に配慮した企業を築きあげて
いくことを常に考え、環境マネジメントシステムを運用しながら継続的な環境改善に取り組ん
でおります。
今後はグローバル企業として経営管理と内部統制を強化し、さらに大きなミッションをグル
ープレベルで実現していかなければなりません。社会的責任を果たしながら今後も会社が繁栄
していく為に、ユニオンツールはプリント配線板用超硬ドリルの生産・販売という本業を誠
実・実直に行うことを軸として今後も励んでまいります。
本環境報告書も今年で発行8年目となります。この「環境報告書」を通じて弊社の取り組み
をご理解頂くとともに、これからも皆様からのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
2008年4月
1
会社概要
基本情報
社
設
本
名:ユニオンツール株式会社
立:1960年(昭和35年)
社:〒140−0013
東京都品川区南大井4−15−8
TEL 03−5493−1001
FAX 03−5493−1002
資 本 金:29億9850万円
決 算 期:11月30日
社 員 数:751名(2007年11月現在)
平均年齢:35.2歳
工
場:長岡工場(新潟県長岡市)
見附工場(新潟県見附市)
研 究 所:三島研究所(静岡県駿東郡長泉町)
営 業 所:長岡営業所
安城営業所
名古屋営業所
大阪営業所
広島営業所
売上高・経常利益の推移
(億円)
250
売上高
224
経常利益
184
200
221
197
153
150
100
50
41
57
62
67
04年度
05年度
06年度
57
0
03年度
事業内容:
■切削工具部門
プリント配線板用超硬ドリル、
超硬エンドミル等の製造・販売
■直線運動軸受部門
ローラーガイド、ローラーテーブル等の
製造・販売
■その他の部門
精密測定機器、ドリルポインター等の
製造・販売
関連子会社
情報化社会の発展に伴い、当社の携わる市場は世
界規模で拡大しております。
ユニオンツールではそうした流れに対応する体制
づくりにいち早く着手。1981年、カリフォル
ニア州に現地法人を設立したのを皮切りに、海外
に8カ所の生産・販売拠点を設置。工場および研
究開発施設をさらに拡充させ、グローバル・ネッ
トワークのさらなる構築を目指しています。
■台湾佑能工具股份有限公司
■U.S. UNION TOOL, INC
■UNION TOOL EUROPE S.A.
■佑能工具(上海)有限公司
■優能工具(上海)有限公司
■佑能工具香港有限公司
■UNION TOOL SINGAPORE PTE LTD.
■東莞佑能工具有限公司
2
07年度
担当役員ごあいさつ
一昨年の10月に長岡市に隣接する見附市の県営中部産業団地にエンドミル製造を中心とする見附工場
を開設することができました。
そして昨年はその見附工場でISO14001を取得致しました。システムを有効的に活用し、また工程
内の無駄の撲滅、合理化を実現しながら、よりレベルの高い中で運用管理を進め、環境に配慮した製品づく
りに努めてまいります。
PCBドリルやエンドミルなどの工具は製造過程の環境負荷低減に限らずお客様のお手元に届いてから
も工具として少しでも長く使用して頂けるよう、日々研究開発を進めております。
昨年販売を開始した新シリーズのエンドミルも、コーティング膜を改
良して長寿命化を実現した製品となっております。
高品質、高精度などお客様からのあらゆる要望にも積極的に対応し、
ご満足頂けるものを供給し続けてまいります。
この度、当工場で取り組んでいるさまざまな活動を環境報告書として
まとめました。皆様からご覧頂き、ご意見を賜りまして、皆様とのお互
いのコミュニケーション、ならびに、今後の環境活動の糧とさせて頂き
たいと考えております。
2008年4月
ユニオンツール株式会社
専務取締役
奥寺 正
製品紹介
ユニオンツールのドリルはその全てが自社開発による専用機で作られています。製造だけでなく検査やパ
ッキングに至る工程に専用機を使用することにより、高いレベルのものづくりが可能となります。極小径加
工の要求が急激に増加している今日、当社では早くからその方向性を捉え、画像処理による検査装置や極小
径ドリル専用の再研磨機の開発、ドリル関連周辺機器を開発するなど、市場の変化への迅速な対応を可能に
しています。さらに自社専用機を開発することにより設備投資を最小限に抑え低コストを実現し、当社は国
内・海外ともに高いシェアを確保してまいりました。
近頃は、家電・電子機器業界を始めとする各業界において製品に対する環境配慮がしきりに叫ばれており
ます。ユニオンツールは今後ともお客様のニーズを追及し、工具の加工効率アップ、耐摩耗性・長寿命化を
進めることにより、省資源化・省エネ化を実現する、環境へ配慮した製品をお届けしてまいります。
超硬エンドミル
PCB ドリル・ルーター
直線運動ローラー軸受
ユニオンツール
製品群
ダイスシリーズ
3
デジタル測定器
ミクロファインシリーズ
環境方針
ユニオンツール(株)
環境方針
基本理念
自然を愛し、人を愛する企業活動を通じて、豊かな地球環境づくりに貢献する。
基本方針
当社長岡工場及び見附工場(以下当社工場という)は、ISO14001規格に準
拠した環境マネジメントシステムを構築し、以下の方針に基づく環境保全活動を行
うことにより、地域及び地球環境と企業活動の調和に努める。
1.当社工場の活動、製品及びサービスが環境に与える影響を的確に捉え、技術
的経済的に可能な範囲で目的、目標を定めて環境保全活動を実施する。
2.環境目的、目標を定期的に見直すことにより環境マネジメントシステム及び
環境パフォーマンスの継続的改善を図る。
3.環境関連法規、条例及び当社工場が同意するその他利害関係者からの要求事
項を順守し、更に可能な範囲で自主基準を定め、環境汚染の予防に努める。
4.当社工場の活動、製品及びサービスが係わる環境影響の中で、次の項目を重
要テーマとして取り組む。
1)省エネルギー化の推進
2)グリーン調達の推進
3)リサイクル化の推進
4)省資源化の推進
5.環境方針は、環境マネジメントシステムにより実施、維持すると共に経営者
が当社工場で働く全ての人に周知徹底する。
6.環境方針は、社外に公開する。
2007年12月7日
ユニオンツール株式会社
専務取締役 奥寺 正
当社工場では、
「自然を愛し、人を愛し、仕事を愛する」という社風に基づき、1999年8月に環境方針
として「基本理念」及び「基本方針」を制定しました。2007年12月の経営者によるマネジメントシス
テムの見直しにより、重要テーマに「省資源化の推進」を新たに追加し、これまであげていた「廃棄物減量
化の推進」は維持管理項目とし重点項目から削除しました。
4
2007年度目標と活動実績
2007年度時点での環境方針の重要テーマ(省エネルギー化、廃棄物減量化、グリーン調達、リサイクル
化)について当社工場の著しい環境側面に基づき、環境目標を立案し、様々な施策を展開・推進しました。
項目
推進内容
2007年度目標
評価 関連頁
電気使用量削減の推進
・生産効率向上
・省エネ設備の導入
電力使用量を原単位で 電力使用量を原単位で
2006年度比
2006年度比
1%削減
2.3%削減
○
エア漏れの削減
工場主配管のエア漏れ エア漏れ率
10%削減
8.2%削減
△
省エネルギー化 専用機の省エネルギー化
設計・改造
・省エネ部品の採用
体制の整備
・管理標準の施行
・電力監視計測システムの
運用開始
新規設計の省エネ化
100%
6
新規設計・改造時省エネ
設計検討 100%
○
管理標準の施行・運用 管理標準制定・運用開始
計測システムの設置・ 電力監視計測システム
運用開始
設置完了
△
廃棄物減量化
廃プラスチックのリサイク
ル化推進
廃プラスチックの
・廃プラスチック廃棄方法 リサイクル率
の変更
60%以上
・廃棄ミスの削減
グリーン調達
グリーン調達体制の構築
・グリーン調達基準書制定
・外販機の有害物質調査
完了
廃プラスチック
リサイクル率
59.5%
有害物質非含有品購入
システム構築案を検討
システムの構築
△
6
△
7
外販機の有害物質含有 調査完了97.1%
調査完了
未回答品の代替品選定
○
50Pドリルケース
国内回収率
99.5%
◎
200Pドリルケース
国内回収率
118.6%
◎
ドリルケース再利用率向上
国内出荷に対する
国内出荷に対するドリ
・お客様への再利用率向上
ドリルケース再利用率 ルケース再利用率
のための依頼
72%以上
89.3%
・ケース再生処理能力向上
◎
50Pケース
ドリルケースの回収・再利用 国内回収率 90%
・お客様への回収依頼PR
・現状の回収における問題
200Pケース
点の調査・対策
国内回収率 73%
リサイクル化
2007年度実績
韓国からのDC50P 韓国からのDC50P
ケース回収数
◎
海外からの回収体制の整備 ケース回収数
12万個
13.9万個
・海外製造・販売拠点でのリ
サイクル調査
東南アジア地区からの
ケース回収実施(2回)
DC50Pケース回収
○
6.8万個回収
推進
◎:目標を大幅に達成
○:目標を達成
△:実施したが不十分
×:目標未達成
※詳細については、関連頁を御覧下さい。
5
7
省エネルギー化の取り組み
2007年度は2004年度を基準に2008年度までに原単位で5%削減するという中期目標のもと、
2006年度比で単位生産電力使用量を1%削減する目標を設定し、省エネ活動に取り組んできました。
その結果として2006年度比2.3%単位生産電力使用量を削減、中期目標の基準である2004年度
を100とした場合、17%もの省エネを達成することができました。また、2007年度は工場における
エネルギーの維持、管理を定着させるため、「エネルギー管理要領」以下工場設備の管理基準を示した各管
理標準を制定し、それに基づいた各部署における日常的な省エネ対策を実施しました。
新規設計機種の省エネ設計検討や既存機の省エネ改造などについては、加工機が自社製作設備であること
の利点を生かした、エネルギー使用データの収集や、それに応じたムダの削減、高効率化を図っています。
さらに、2007年度には工場各所で使用している電力量がリアルタイムに把握できる電力計測システム
を設置・導入しました。2008年度よりこのシステムを利用した電力使用量の監視及び分析を行い、より
高いレベルでの省エネ対策を講じていきます。
単位生産電力量比較(03年∼07年) 【長岡工場】
単位生産電力量[kwh/千本]
(04年を100に換算)
140.0
04 年度比※
17%DOWN
目標達成
120.0
100.0
80.0
60.0
106
100
93
85
83
04年
05年
06年
07年
40.0
20.0
0.0
省エネ監視システム画面
03年
※04 年度を 100 とした場合
廃棄物減量化の取り組み
廃棄物減量化の取り組みとして前年に引き続き廃プラスチックに定義付けられる廃棄物のリサイクル化
を進めてきました。
2006年度の実績が中長期的なリサイクル率の目標値を上回ることができたため、2007年度は目標
値を更に上げ、リサイクル率60%を目標に設定し取り組みましたが、結果としてリサイクル率は59.5%
となり、目標の60%を超えることはできませんでした。しかしながら副資材の見直しや一部の部署で使用
している作業手袋の種類を統一し、廃棄物として同一のものをある程度まとめることによる処理方法の改善
や共有場所におけるゴミ箱の透明化、廃棄物に関係する教育の繰り返しによって社員の意識向上を図り、前
年度以上の高いレベルでの維持管理の徹底に努めました。
廃プラスチックリサイクル率
70.0%
61.0%
リサイクル率
60.0%
46.7%
50.0%
40.0%
36.4%
34.3%
目標未達
30.0%
20.0%
59.5%
目標:60%
10.0%
教
育 風 景
0.0%
03年
6
04年
05年
06年
07年
グリーン調達への取り組み
グリーン調達として2006年度より「グリーン調達ガイ
ドライン」を制定し活動しております。
これは、品質もさることながら環境に配慮した製品・サー
ビスを今まで以上に定着させるためにお取引先様と相互に情
報交換を行い協力し合いながら、お客様からの要求、各規制
に対応するよう進めております。
今後とも、お取引先様には環境対応の調査としてご協力を
お願いし、共に環境負荷低減に努め社会的責任を果たしてい
けるよう取り組んでまいります。
調
査 表
ドリル・ケース回収
当社では使用済みドリル及びケースの回収・再利用は、循環型社会の形成に対応した環境負荷低減効果の
高い重要な活動と位置付け、生産者の立場から積極的な活動を行なっております。
2007年度も各営業所を通してお客さまとのコミュニケーションを図りながら国内、国外ともにドリル
ケースの回収に対しては具体的に目標値を定め、取り組んでまいりました。
2004年度から開始した韓国からのDC50本入りケース回収については、回収協力依頼やPRにより、
13.9万個回収と目標値の12万個を達成しました。他の海外子会社についても、リサイクルに対するア
ンケート調査を実施し、東南アジア地区では2007年度の9月に台湾ユニオンツールからの回収を始めま
した。韓国や台湾のユーザから回収されたケースは日本で処理を行うためそれぞれの状況により、定期的に
コンテナ輸送しており、その際の環境負荷もできるだけ低減するために新潟港までは船便を利用しています。
海外からの回収も始まり、現在ケースの回収量は増加しており、一部のケースは地域の福祉施設にも協力い
ただきシールを剥ぎ取る作業などを行っております。
また、回収したケースの再利用率向上を図るため、今後は混入防止や識別を目的として特定のお客さまで
貼られる粘着力の強いシールラベルの廃止など管理方法の提案をおこなっていきます。
国内のドリルケース回収に関しては50本入りケース回収率は前年比9.2%増、200本入りケースは
前年比54.4%増と目標を達成することができました。再利用率に関しても、お客さまによる使用方法管
理等のご協力もあり、ケース全体で89.3%と大幅に再利用率を上げることができました。
国内出荷に対する再利用率は安定してきたため今後は日常レベルでの監視を継続し、ケースの回収率や韓
国DCケースの回収率向上、海外子会社のケースリサイクル業務支援に努めます。
引き続きお客さまとのコミュニケーションを大切にしながら、回収率の向上並びに再利用率の継続維持に
取り組んでまいりますので、ご協力をお願いいたします。
国内出荷に対するドリルケース再利用率
50本入りケース国内回収率
120%
100%
88.1%
88.1%
84.1%
90.3%
99.5%
100.0%
80.0%
80%
89.3%
64.4%
67.6%
69.8%
71.3%
60.0%
60%
40%
目標達成
目標:90%
40.0%
目標達成
目標:74%
20.0%
20%
0%
0.0%
03年
04年
05年
06年
07年
03年
7
04年
05年
06年
07年
地域貢献活動
◆ 仲道郁代ピアノリサイタル
当社では、地域社会への文化芸術振興活動支援(メセナ事業)として、20
02年から(財)長岡市芸術文化振興財団と提携し、主にピアノの演奏会を
開催しております。日本を代表するピアニスト仲道郁代氏を招き、
「ユニオン
ツール・クラシックプログラム」を定期的に開催することで、当社を支援し
てくださる地域の皆さまへ少しでも恩返しができればと考えております。
2007年度は9月5日に10回目となる【仲道郁代デビュー20周年ピ
アノ・リサイタル】を長岡リリックホールで開催しました。ベートーベンの
ソナタやショパンといったおなじみの曲を交えた記念リサイタルは、来場さ
れた方々に美しいピアノの音色を十分楽しんで頂けるすばらしいコンサート
となりました。この他に、7月にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮・ドイツカンマ
ーフィルハーモニー管弦楽団(ピアノ:仲道郁代)
、11月には20周年ピア
ノリサイタルを東京で開催しました。
2008年度も10月3日(金)に長岡リリックホールで「仲道郁代ピア
ノリサイタル ∼ショパンへの道∼」を予定しております。
長岡リリックホールHP : http://www.nagaoka-caf.or.jp/
仲道郁代オフィシャルHP: http://www.ikuyo-nakamichi.com/
リサイタルポスター
◆ クリーン作戦
2007年度も例年通り5月と9月の2回、親睦会の主催で工場周辺のゴミ拾いや草取り、そして花の種
を蒔くクリーン作戦を行い、長岡工場では約100名、見附工場では約30名の社員と家族が参加しました。
見附工場では初めての実施でしたが、参加率も高く、近くの公園や高架橋下にも足を運びゴミ拾いをしま
した。両日ともにお天気に恵まれ、すがすがしく活動することができました。
数日後には工場周りの植木枡に色とりどりの花が咲き、社員や道行く人々を楽しませてくれました。
今後も、これら工場周辺の清掃活動等を通じ、地域環境保全に貢献していきます。
長岡工場周辺
見附工場周辺
◆ イルミネーション
長岡工場敷地内では毎年冬になるとイルミネーションを点灯させてい
ます。
約 30,000 個のLEDを駆使しながら社員がデザインの考案、飾り付け
をおこなっています。
恒例行事として定着し、地域住民の方も毎年楽しみにされています。
規模は小さいですが見附工場にもイルミネーションを点灯させました。
中部産業団地の活性化にも繋がればと思っております。
恒例のイルミネーション
8
トピックス:見附工場 ISO14001 取得
エンドミル製造工場として稼動する見附工場は長岡工場の関
連事業所として2007年8月にISO14001(JQA:
EM−0765)を取得しました。
長岡工場同様に「エネルギー管理要領」に基づく管理や電力
計測システムによる測定データを有効利用することにより省エ
ネに努め、製造過程では廃棄物の減量化の推進、また製品につ
いては高精度・高品質を追求し、更に長寿命化につながる環境
負荷の少ない製品を供給し続けたいと考えています。
所在地:新潟県見附市新幸町3−1
TEL:0258−66−0800
FAX:0258−66−0801
見
附 工 場
今後の環境への取り組み
2008年度は新たな取り組みとして新コートエンドミルの量産移管を目標に、省資源化に力を注ぎ
ます。また、前年度に引き続き、第1種エネルギー管理指定工場として省エネ法に基づいた省エネルギ
ー化の推進、有害物質非含有品購入システムの構築、海外子会社を含めたドリルケースのリサイクル率
向上に積極的に取り組んでまいります。
◆2008年度
環境目的・目標
項目
目的
2008年度
09年度までに単位生産電力使用量※を
04年度比 5%削減
1
省エネルギー
化
エア漏れ削減
専用機の省エネ化
第1種エネルギー管理指定工場の運用
2 グリーン調達
3 リサイクル化
4 省資源化
08年度までに
グリーン調達体制の構築
目標
単位生産電力使用量
07年度比 1%削減
第4工場エア主配管からの
エア漏れ量 10%低減
第5工場EGLからの
エア漏れ量 10%低減
既存機の省エネ化
省エネルギー提案件数 5件
電力計測システムを用いた
管理標準に基づく運用
製品の有害物質
非含有品購入システムの運用
外販機、テーブル、新規専用機の
有害物質非含有品購入システムの運用
08年度までに
ドリルケースの国内回収率
50Pケース 90%
200P ケース 76%
50P ドリルケース
国内回収率 90%
200P ドリルケース
国内回収率 76%
海外ドリルケース回収率向上
韓国のDC50Pケース回収率 42%
海外子会社のケースリサイクルの展開
台湾UT、東莞UTの
ケースリサイクル業務支援
新コーティング膜の開発
新コートエンドミルの量産移管
※「単位生産電力使用量(kwh/千本)
」=「電力使用量(kwh)
」÷「切削工具の生産本数(千本)
」
9
環境会計
● 第 47 期環境会計集計結果
・対象範囲:ユニオンツール㈱ 長岡工場
・対象期間:2007年度(2006年12月∼2007年11月)
環境保全コスト
分類
投資額
(単位:百万円)
主な取組み内容及びその効果
費用額
事業エリア内コスト
公害防止コスト
14.0
1.3
水質汚濁防止、下水道接続
地球環境保全コスト
0.0
1.0
省エネルギー化対策(電力使用量削減)
資源循環コスト
0.0
15.0
リサイクル処理、廃棄物処理、廃棄物減量化対策
上・下流コスト
0.0
90.3
ドリル及びドリルケース回収・再利用
管理活動コスト
1.8
4.1
15.8
111.7
合計
環境負荷の監視測定、ISO14001運用
127.5
※1:投資額の減価償却の方法は、投資の効果が発現する期間を算定することが困難である為、投資年度に
全額償却しています。
環境保全対策に伴う経済効果
∼実質的効果∼
(単位:百万円)
項目
金額
効果の内容
収益
17.7
リサイクルに伴う有価物売却益
費用節減
38.6
電気、水道水、廃棄物減量化、ドリルケース再利用による新品購
入費の節減など
合計
56.3
お問い合わせ先
〒140−0013
東京都品川区南大井4−15−8
TEL 03(5493)1001
FAX 03(5493)1002
URL:http://www.uniontool.co.jp
長岡工場全景
環境報告書に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
ユニオンツール株式会社 長岡工場 長岡総務課 担当:米山
〒940−1104
新潟県長岡市摂田屋町字外川2706−6
TEL 0258(22)2620(代)
FAX 0258(22)0045
E−Mail:[email protected]
発行年月日
2008年4月
次回発行予定 2009年4月
※本報告書は2007年度(2006年12月∼2007年11月)のデータを中心にまとめています。
※省エネ、廃棄物のデータに関しては長岡工場のみの値となっています。一部の内容に関しては、
2007年12月以降のものも含まれます。
10