A0ベース工法 - 茨城県

A-1
新技術等 申請資料(1/5) 表紙(概要)
A-10060
登録No.
新技術等の
■1.工法 □2.機械 □3.材料 □4.製品 □5.その他
区分
1
番号:
収受受付年月日
新技術等名称 A0ベース工法(エーゼロベース)
処理区分
2010/3/10
積極活用
開発年
2000
キャッチコピー 森林表土(地域性埋土種子)利用工
・施工地附近の森林表土(A0層)に含まれる埋土種子を植物材料として活用する。
・地域固有の植物の交雑を防ぎ、地域に調和した景観や環境を復元する。
・多様性のある生態系を保全し、自然再生緑化を実現する。
概要
(簡潔に箇条 ・新開発の「シードバンクスイーパー」によって森林表土を効率良く採取すると共に
書きとする) 林床に自生する幼苗を傷付けない。
□1.軟弱地盤対策
■5.その他
配慮事項
(県の地域 □2.舗装関係
特性等) □3.バリアフリー・ユニバーサルデザイン
□4.省スペース化
NETISへの登
録状況
工種区分 (レベル1,2まで記入)
登録年月日
5
番号:
登録番号
1.共通項 2.法面工
2009.12.01
KT-090055-A
植生基材吹付工・客土吹付工
新技術等の
効果
従来技術名:
1.経済性
2.工程
3.品質・出来型
4.安全性
5.施工性
6.環境
7.その他
開発体制
■1.単独 □2(1)共同研究(民民) □2(2)共同研究(民官) □2(3)共同研究(民学)
開発者名
株式会社水戸グリーンサービス 技術サポートグループ
技術
■1.県内
□2.県外
1
問合せ先
(所在地が
県内or県外
を必ず選
営業
択)
■1.県内
□2.県外
1
□1.向上( %) □2.同程度 ■3.低下( %) □1.短縮( %) □2.同程度 ■3.増加( %) ■1.向上 □2.同程度 □3.低下
■1.向上 □2.同程度 □3.低下
□1.向上 □2.同程度 ■3.低下
■1.向上 □2.同程度 □3.低下
□1. ( )
会社名:
株式会社水戸グリーンサービス
担当部署:
技術サポートグループ
担当者名:
高橋正浩
会社名:
株式会社水戸グリーンサービス
担当部署:
顧客サービスグループ
担当者名:
石崎忍
施工実績
評価結果
県内現場
3
番号:
番号:
番号:
番号:
番号:
番号:
番号:
3
3
1
1
3
1
番号:
26.6%
35%
1
住所:
茨城県水戸市堀町959
029-225-2754
TEL:
(内線)
FAX:
029-227-2783
E-mail:
[email protected]
住所:
茨城県水戸市堀町959
TEL:
029-225-2754
(内線)
FAX:
029-227-2783
E-mail:
[email protected]
件 ←自動計算のため入力しないこと
当該新技術等に関する説明会・現地見学会等の開催の可否(県内開催に限定)
新技術等の ■1.発注者側の希望日・希望場所で開催可能
PR
□2.開発側で日程等を準備する。
□3.実施しない(県内での開催は無理,又は,個別に対応する,など)
1
番号:
A-2
新技術等名称
新技術等 申請資料(2/5)
A0ベース工法
登録No. A-10060
(特 徴)
(1)施工地附近の森林表土中に含まれる埋土種子を植物材料として使用するため地域固有
の生態系が保全できます。
(2)森林表土には多種の埋土種子が含まれており多様性のある植物群落が造成できます。
(3)外国産在来種等を用いないため遺伝子かく乱(交雑)を防ぎ絶滅危惧種等の貴重な地
域系統植物を保全できます。
(4)新開発のシードバンクスイーパーによって森林表土を効率よく採取できます。
(5)植物性短繊維「バイオファイバー」の混入で生育基盤の保水性を改善し埋土種子の発
芽生育を促進します。
(6)緑化基礎工として生分解性「有機ネット」「エコピン」を使用するため初期には生育
基盤の安定を図り根系が発達すると生分解して土壌化します。
(施工方法)
①森林表土採取地の事前調査
森林表土(A0層)の有無・厚さ・面積等を確認します。
②森林表土採取工
新開発の「シードバンクスイーパー」により森林表土(A0層)を吸引採取し土のう袋に
収納します。
③森林表土集積・保管工
採取した森林表土を施工地附近の林地内に集積しシート等で覆い養生保管します。
④緑化基礎工
必要に応じてネット類等緑化緑化基礎工を施工します。
⑤A0ベース吹付工
植生基材吹付タイプあるいは客土吹付タイプにより所定の厚さに吹付けます。
(施工単価等) □1(1).歩掛あり(標準) ■1(2).歩掛あり(独自) □2.歩掛なし
(1)客土吹付タイプ吹付厚1cm 1,169円/㎡
有機ネット張工(必要に応じて計上) 1,062円/㎡ 合計 2,230円/㎡
(2)客土吹付タイプ吹付厚2cm 1,965円/㎡
有機ネット張工(必要に応じて計上) 1,062円/㎡ 合計 3,020円/㎡
(3)客土吹付タイプ吹付厚3cm 2,949円/㎡
有機ネット張工(必要に応じて計上) 1,062円/㎡ 合計 4,010円/㎡
(4)植生基材吹付タイプ吹付厚2cm 2,116円/㎡
有機ネット張工 1,062円/㎡ 合計 3,170円/㎡
(5)植生基材吹付タイプ吹付厚3cm 2,863円/㎡
有機ネット張工 1,062円/㎡ 合計 3,920円/㎡
(6)植生基材吹付タイプ吹付厚5cm 4,762円/㎡
有機ネット張工 1,062円/㎡ 合計 5,820円/㎡
(適用条件)
①施工地附近(5km圏内)に森林表土の採取可能な林地がある。
②施工地附近に採取した森林表土を保管できる林地がある。
③8t車が進入可能であり工事用資機材の搬入が可能である。
④吹付プラントの設置ヤード(約60㎡)が確保できる。
1(2)
A-3
新技術等 申請資料(3/5)
新技術等名称 A0ベース工法
登録No.A-10060
(施工上・使用上の留意点)
①吹付厚は植生基材吹付工・客土吹付工に準ずる。
②森林表土採取工は秋か冬がより効果的である。
③施工適期は早春から初夏であり秋期以降の施工は植被が働かなくなる。
④植生基盤が凍結する恐れのある時は施工を避ける。
(残された課題と今後の開発計画)
①森林表土採取地別の初期植生成立目標予測手法の確立
②自然侵入促進工との併用工法の開発
(実験等作業状況)
(1)2005年4月「シードバンクスイーパー」による森林表土採取実験
(2)2005年4月 森林表土埋土種子の発芽・生育実験
(添付資料)
実験資料等
(1)森林表土採取試験(シードバンクスイーパーの開発)
(2)森林表土(埋土種子)発芽・生育試験
(3)A0ベース工法技術資料
積算資料等
(1)A0ベース工法積算資料
(2)A0ベース工法価格表
施工管理基準資料等
・国土交通省関東地方建設局 土木工事施工管理基準及び規格値
・茨城県土木部制定 土木工事施工管理基準及び規格値
その他
・道路土工 法面工・斜面安定工指針(日本道路協会)
特 許
□1.有り(番号: )□2.出願中 ■3.出願予定 □4:無し
番号
特許番号
3
実用新案
■1.有り(番号: )□2.出願中 □3.出願予定 □4:無し
番号
新案番号
1
3132402
その他の
制度等に
よる証明
制度名、番号
環境新技術推奨制度 No.31
証明年月日
平成18年4月
証明機関
制度名、番号
証明年月日
証明機関
特定非営利活動法人 日本環境土木工業会
証明範囲
「自然と仲良くする技術」として推奨
証明範囲
A-4
新技術等名称
実績件数 県内現場数→
発 注 者
施
工
実 (記載例)
績
県水戸土木事務所
民間
新技術等 申請資料(4/5) 施工実績
A0ベース工法
3
工 期
件 県外現場数→
工 事 名
及び
路河川等名称
登録No.A-10060
0
工事請負者
2003/9/1~
2004/3/15
道路改良工事
水戸神栖線
茨城県庁(株)
2005/04/26~
2005/10/30
民間法面緑化工事
茨城県東茨城郡城里町古内
(株)水戸グリーン
サービス
茨城県常陸太田土地改 2005/09/15~
良事務所
2006/03/25
県
内 関東地方整備局 国営常 2007/09/21~
陸海浜公園事務所
2008/03/31
広域営農団地農道整備事業 県北 (株)井坂組
東部Ⅱ期地区
砂丘松林整備工事
タナカ築庭(株)
県
外
実績数が多い場合は,別添としても可。なお,その際も,件数についてはこの表に記入すること。
A-5
新技術等名称
新技術等 申請資料(5/5) (写真等)
A0ベース工法
登録No.A-10060
「シードバンクスイーパー」による森林表土採取工
森林表土(埋土種子)発芽状況
有機ネット張工
A0ベース吹付工(客土吹付タイプ)
施工後3ヶ月
施工後2年3ヶ月
様式B
活用の効果 評価表
新技術名
A0ベース工法
従来技術名
植生基材吹付工
単位あたりの関係するコスト(施工費、維持管理費等)と従来技術を使った場合の概算コストを比較する。
従来技術
新技術
コスト差
経
-825,000
1000㎡
当り)
3,100,000
円
3,925,000
円
円
済 コスト (
性 経済性
コスト差
従来技術コスト
=
/
×
100
-825,000
3,100,000
-26.6 %
=
/
×
100 =
従来技術と新技術の対応する施工サイクルについて、施工単位あたりの実施施工日数と従来技術の概算の
施工日数を比較する。
従来技術
新技術
短縮日数
工
施工日数(
1000㎡
10.00
13.50
日
日
日
-3.50
当り)
程
工程
=
/
×
100
短縮日数
従来技術の施工日数
-35
=
/
×
100 =
%
-3.50
10.00
調査内容
評価
理由
品
質
・
出
来
形
・品質は向上するか
+1
0
-1
・出来形・精度は向上するか
+1
0
-1
+1
0
-1
+1
0
-1
+1
0
-1
調
・耐久性は向上するか
・品質・出来形の管理項目は減少するか
・品質・出来形の管理頻度は減少するか
品質・出来形
= 合計点
=
5
査
調査内容
・墜落・転落事故の危険性が減少するか
・重機災害の危険性が減少するか
安
・飛来・落下物災害の危険性が減少するか
全 ・作業環境が向上するか(暗がり、騒音、狭所作業の減少)
性
項
・危険物等の取り扱いが減少するか
安全性
= 合計点
=
1
調査内容
・現場での施工が減少するか
・仮設工が減少するか
目
施 ・作業員の負担が減少するか
工 ・熟練度に依存した作業が減少するか
性
・施工の機械化の程度は向上するか
施工性
= 合計点
=
3
調査内容
評価
理由
+1
0
-1
+1
0
-1
+1
0
-1
+1
0
-1
+1
0
-1
評価
理由
+1
0
-1
+1
0
-1
+1
0
-1
+1
0
-1
+1
0
-1
評価
理由
・周辺の大気汚染・土壌汚染・水質汚染が減少するか
+1
0
-1 CO2吸着力大
・騒音・振動・粉塵・交通規制等が減少するか
+1
0
-1
+1
0
-1 刈草作業減
+1
0
-1 草丈低く芝生の景観保持
+1
0
-1 刈草作業低下
・産業廃棄物の発生量は減少するか
環
境 ・周辺の自然・生態環境・景観との調和は向上するか
・省エネルギー・省資源化が向上するか
環境
= 合計点
=
5
※記入要領
①「経済性」「工程」は従来技術との比較を単位あたりの数量で行う。
②その他の調査内容に対する評価は3段階とし該当する番号に○印をつける。
従来技術に比べ優れている(+1)
〃 同等程度である(0)
〃 劣っている(-1)
③(+1)及び(-1)に○印をつけた場合は、理由を記入する。
④減点要素とも、加点要素とも判断のつかない場合は、0に○印をつけて合計点を算出する。
⑤合計点は各項目(5つ)の評価の合計点を記入する。
⑥入力は
箇所のみとする。
様式C
経済性比較表
新技術名称:
従来技術名称:
2010/3/6
A0ベース工法
植生基材吹付工
経済比較する条件
・施工面積 1000㎡
・連続施工可能 昼間作業
・資機材搬入路(8t車)有
・プラント設置ヤード(60㎡)有
○新技術の内訳(直接工事費)
項目
仕様
(100㎡当り)
数量
単位
単価
780.00 リットル
金額
森林表土採取工
林地内採取
144
A0ベース生育基盤材
植生基材吹付タイプ
3.90
m3
28,964
112,960
世話役
土木一般
0.30
人
17,800
5,340
法面工
0.90
人
15,400
13,860
特殊作業員
0.30
人
15,000
4,500
普通作業員
0.60
人
12,500
7,500
112,320 6×1000×1.3
モルタル吹付機運転費
0.8~1.2m3/h
2.70
H
2,417
6,526
定量供給ホッパー損料
3.7KW
0.40
日
15,290
6,116
空気圧縮機運転費
18~19m3/min
0.40
日
26,730
10,692
発動発電機運転費
25kVA
0.40
日
4,880
1,952
トラック運転費
クレーン装置付2.9t吊
0.40
日
10,200
4,080
有機ネット張工事
ヤシ繊維ネットHK30
100.00
㎡
1,062
106,200
合計
392,046
○従来技術の内訳(直接工事費)
項目
仕様
植生基材吹付工
合計
吹付厚3cm
摘要
3920円/㎡
(100㎡当り)
数量
100.00
単位
㎡
単価
3,100
金額
摘要
310,000 市場単価
310,000
3,100円/㎡