議事概要(PDF:36KB) - 沖縄県

第3回
平成 23 年度沖縄県海岸漂着物対策事業
沖縄県海岸漂着物対策推進地域協議会(宮古諸島)
議事次第
日時:平成 24 年 2 月 8 日(水)
13:30∼16:00
場所:ホテルアトールエメラルド宮古島
小ホール「渚の間」
議
事
開会(13:30)
1.資料の確認
2.議事
①第 2 回地域協議会の議事概要(案)及び指摘事項(案)について〔資料 1〕
②海岸漂着物の漂着実態把握及び回収処理に係る調査について〔資料 2〕
③海岸漂着物等の回収事業について〔資料 3〕
④県内からの海岸漂着物等の発生抑制に係る普及啓発事業について〔資料 4〕
⑤関係者の役割分担及び相互協力が可能な体制作りについて〔資料 5〕
⑥沖縄県海岸漂着物対策地域計画(案)−平成 23 年度版−について〔資料 6〕
⑦平成 24 年度沖縄県海岸漂着物対策事業実施計画(案)について〔資料 7〕
3.その他
閉会(16:00)
配布資料
資料 1
第 2 回地域協議会の議事概要(案)及び指摘事項(案)
資料 2
海岸漂着物の漂着実態把握及び回収処理に係る調査
資料 3
海岸漂着物等の回収事業
資料 4
県内からの海岸漂着物等の発生抑制に係る普及啓発事業
資料 5
関係者の役割分担及び相互協力が可能な体制作り
資料 6
沖縄県海岸漂着物対策地域計画(案)−平成 23 年度版−
資料 7
平成 24 年度沖縄県海岸漂着物対策事業実施計画(案)
参考資料 1
平成 23 年度 沖縄県海岸漂着物対策事業実施概要
参考資料 2
第 2 回関係者の役割分担及び相互協力が可能な体制作りのためのワーキ
ンググループ議事概要(案)
参考資料 3
各市町村における海岸漂着物対策に係る現況調査結果
参考資料 4
海岸漂着物の漂着実態把握及び回収処理に係る調査の関連資料
1
平成 23 年度沖縄県海岸漂着物対策事業
第 3 回沖縄県海岸漂着物対策推進地域協議会(宮古諸島)出席者名簿
委員(順不同、敬称略)
第十一管区海上保安本部
国関係機関
沖縄県関係機関
沖縄県
沖縄県
宮古事務所
土木建築部
宮古島海上保安署
井上
(代理)専門員 玉城
総務課 課長
宮古土木事務所
市町村関係機関
維持管理班 班長
(代理)主任
(欠)沖縄県 農林水産部 宮古農林水産振興センター
農林水産整備課 漁港水産班 班長
沖縄県 農林水産部 宮古農林水産振興センター
農林水産整備課 農林整備班 班長
沖縄県 福祉保健部 宮古福祉保健所
保健総括 兼 生活環境班長
宮古島市 福祉保健部 環境保全課 課長
(代理)課長補佐
多良間村
他団体
住民福祉課
宮古島漁業協同組合
池間漁業協同組合
大山 修
平良 雅彦
仲宗根 哲治
仲村
哲
渡久地
長嶺
平
弘輝
上地 秀光
安慶田 毅
課長
池城
三千雄
組合長
小禄
貴英
濱川
洋美
組合長
友利
義文
事務局長
狩俣
武則
春川
京子
比嘉
隆
山本
剛揮
組合長
(欠)伊良部漁業協同組合
宮古島美ら海連絡協議会
セブンシーズ宮古島
健二郎
学
代表
事務局:沖縄県
環境生活部
環境整備課
一般廃棄物班
班長
環境生活部 環境整備課 一般廃棄物班 主任
平成 23 年度沖縄県海岸漂着物対策事業 受託者:
日本エヌ・ユー・エス(株)・(株)沖縄環境保全研究所
共同企業体
日本エヌ・ユー・エス(株)
HSE ユニット
野上
大介
(株)沖縄環境保全研究所
環境調査部
角
一人
日本エヌ・ユー・エス(株)
HSE ユニット
田中
美帆
2
議事概要
議題 1 第 2 回地域協議会の議事概要(案)及び指摘事項(案)について〔資料 1〕
1) 宮古島市で産業廃棄物扱いの海岸漂着物は引取れないということになっているが、地デジ切
替で古いテレビの廃棄量が多い今は難しいが、それが落ち着けば引取るということか。
→産業廃棄物として扱われるごみはクリーンセンターでは処理できないので産業廃棄物処理
場で処理してもらうことが基本となる。市でストックされている産業廃棄物扱いのごみは、
処理のための費用が現在はテレビの輸送費で占められており、テレビの廃棄が落ち着いた
らその予算を使って処理することになる。基本的には宮古島市のクリーンセンターではこ
ういった産業廃棄物扱いのごみ処理はできないので、予算ができた時に対応する。平成 24
年度は、海保が回収した漂流物のための予算を確保している。産業廃棄物扱いのごみが大
量だと対応が難しいが、ごみが出た段階で調整していきたい。
議題 2 海岸漂着物の漂着実態把握及び回収処理に係る調査について〔資料 2〕
1) 宮古島は不法投棄が沖縄県内で一番多いとの記事が新聞に載っていたが、調査では不法投棄
されたものは、どのようにして見分けるか。調査結果では宮古島のごみ量が多く、不法投棄
との関連ではないかと思うが。
→調査では、調査範囲の海岸にあるものを全て調査対象としている。中には不法投棄された
ものが混じっている可能性はあるが、その場では判別ができないため、海岸漂着物として
取り扱っている。しかしながら、不法投棄の現場の多くは海岸ではなく、主に海岸の中の
植生帯であり、調査結果に含まれる不法投棄ごみはあまり多くないと思われる。
2) 漂着量結果の補正について、補正の目的と補正結果の利用方法は。
→補正の目的は、平均的なデータを取るには適さないと判断された調査地点の結果を補正す
ることである。調査結果の利用方法はいろいろあると思うが、まず1つは、年間漂着量が
把握できるため、例えば地域 GND 基金事業でごみを回収した後、その1年後に事業を実施
する際に、ごみ漂着量の目安が把握できる。
議題 3 海岸漂着物等の回収事業について〔資料 3〕
1) 地域 GND 基金による補助事業について、多良間村の場合は、どこが海岸管理者となっている
のか。例えば多良間村でこの事業を実施する場合には、場所が限定されるのか。
→多良間村の場合は、多良間漁港が県管理漁港になっているので、県の漁港管理部局が実施
する。他の海岸については土木所管の海岸になっており、県の土木部局が実施する。
2) 村単独で実施できる補助事業はあるか。
→村で補助事業としてできる事項は、対象事業の(2)の普及啓発関係であれば、災害漂着物に
関連していれば実施が可能である。
議題 4 県内からの海岸漂着物等の発生抑制に係る普及啓発事業について〔資料 4〕
1) ポスター等の配布の方法について、市町村の配布する手段等を活用すれば行きわたるのでは
ないか。
→今のところ 1,000 部作成することになっている。ポスターか、あるいはチラシとするかな
ど、形態についてはこれから検討する。
3
議題 5
関係者の役割分担及び相互協力が可能な体制作りについて〔資料 5〕
①情報の共有
1) 「宮古島 海の環境ネットワーク」で情報を集約するとあるが、この協議会の出席者にメールア
ドレスの登録をしていただきたい。メールアドレスを登録すると様々な海岸清掃の情報や、
その他の予定のみでなく、他のところで漂着物に関する情報等が提供された際に、そのお知
らせが自動的に行くようになる。メールアドレスは宮古島 海の環境ネットワークの HP で登
録できる他、アドレス等を宮古島海の環境ネットワークにお知らせいただければ登録するの
で、ご協力をお願いしたい。マスコミの方にも登録をお願いしたい。また、市の環境保全課
から宮古島海の環境ネットワークへの情報提供には専用アドレス(資料 p14 に記載)が使わ
れており、情報のやり取りが進んでいるが、環境保全課以外の方もこのアドレスに送信する
と、宮古島 海の環境ネットワーク関係者にメールが来るので、情報提供等お願いしたい。
→県の農林水産部でも、農林水産整備課の HP に回収に係る事業の情報を掲載している。この
情報も活用できたらよい。
→一般にはインターネット環境を持たない方もいるため、清掃作業の募集は新聞に掲載した
方がよい場合もあるかと思う。マスコミも情報共有できる形にしていただきたい。
②清掃計画の策定
1) 連絡調整会議の構成委員については、宮古島市教育委員会が含まれれば良いと思う。
→委員の構成は、関係者により地域の事情に合わせ、必要な方を集めていただければよいと
考えている。資料中ではあくまでも案として構成員を挙げている。
→初めての取り組みになるので、最初のスタート時点はできれば本協議会メンバーか、もし
くはある程度の狭い範囲で行ってはどうか。最初から輪が広がり過ぎると、話がまとまら
ない可能性もある。軌道に乗れば、そのあとから増やせばよい。
2) 連絡調整会議は、例年は 5 月第 4 水曜日に開催、平成 24 年度に限っては 5 月 30 日水曜日に
開催とする。時間は 13:30 開始とする。場所は宮古島市役所の会議室、あるいは県の合同庁
舎会議室とする。宮古島海の環境ネットワークから開催についての情報発信をお願いしたい。
③回収体制の確立
1) 行政機関相談窓口について、劇薬入り容器の管理者は警察ではないか。
→海上保安部へ持ちこまれれば、海上保安部で確認作業を行う。
→厳密に言うと海岸部分は警察で、海上部分は海上保安部が対応するとの区分けがある。海
岸にあっても満ち潮で海上へ流れれば海上保安部の対応となる。
→厳密に言えば警察の管轄もあるとは思うが、ここでの整理では危険物等の相談窓口は海上
保安部と海岸管理者にさせていただき、そこでまた適切に対応していくことを想定したい。
→危険物に関しては、最終的には海岸管理者の対応になると思う。
2) 劇薬入り容器について、中身の特定等は福祉保健所等で対応できるか。
→福祉保健所でできるものと、できないものがある。酸性・アルカリ性の検査であれば保健
所で対応できるが、劇薬か劇物かという特定は保健所では対応できず、本島の公害衛生研
究所へ送らないと分析できない。
3) 通常の酸・アルカリ性のもので、中和し処理できるのであれば一般廃棄物として処理できる。
4) 中身が特定できない場合は、まず福祉保健所に連絡し、保健所で特定できなければ本島で分
析、それから処理するという形か。
→処理する場合はそのような工程になる。その間は海岸管理者で保管しておいてもらいたい。
→本島の衛生環境研究所へ送る場合は、福祉保健所が窓口になる場合と直接送る場合の両方
が想定される。
→中身はそのままで委託業者が処分する場合も想定される。海岸管理部局では中身の特定ま
ではしてない。
4
5) ボランティア側からすると、過去のごみ量を参考にして予算化し、拾ってきたごみは何であ
れ処理まできちんと自治体がやってくれるという感覚が生まれると、ボランティア活動をす
る地域住民は増えていくのではないか。現状は、清掃活動をしてもごみを運んでくれず、ク
リーンセンターに運搬すると扱えないから産廃処分にするように、そのための費用がいくら
かかる、と言われると、活動がだんだん停滞する。地域住民が活動に参加して良かったと思
える環境作りをしてほしい。
6) 市では受け入れが難しく、実際海岸に置き去りにされてきたような危険物等を、宮古土木事
務所の仮置きスペースで受入れる取組が検討されている。
→あくまでも宮古土木事務所が所管している海岸のものが対象となるが、危険物が海岸に放
置されることが一番問題であるので、相談があればできる限り対応したい。
→住民が海岸で危険物を拾った場合、土木建築部に連絡したら、その海岸は農林水産部の管
轄だから受け入れないことになってしまうということか。
→土木建築部と農林水産部の話し合いになるかと思う。大きな枠で県が管理する海岸から出
たものだから、県が管理するヤードで保管するというのであれば、それは問題ないが、現
状は、土木建築部が管理する海岸でと捉えており、農林水産部が管理する海岸のごみの受
け入れは考えていない。
→例えが悪いが、病院のたらい回しみたいなことはやってもらいたくない。地域住民が市の
窓口に電話をすれば、県の担当部署に市の担当者が連絡し、回収を依頼するといった制度
ができ上がると良い。
→不発弾については、保良に保管庫があるので、そこで保管することになる。
→平成 24 年 5 月開催予定の連絡調整会議で検討したい。
→いずれにしてもボランティアが集めたごみが宙に浮くことがないように、連携を図りなが
ら進めていくことが大事である。
7) 行政機関がヤードを設けて、仮置きをすることは問題ないか。
→土木建築部の管轄する現場から出たごみは、土木建築部が排出者であり、自分たちの管理
する場所に保管するのであれば問題ない。
→海岸の管理者が排出事業者という考え方をすれば、法により定められた保管基準等を守れ
ば良い。
④コスト低減対策
特になし
議題 6 沖縄県海岸漂着物対策地域計画(案)−平成 23 年度版−について〔資料 6〕
1) パブリックコメントについては、今後、関係者の意見も含め、審議会等にかかるのか。
→3 月末に県協議会があり、それまでに出された意見等を整理し、3 月末で最終的に意見に対
する対応や地域計画を確定する予定である。
2) 沖縄県海岸漂着物対策地域計画の中に「沖縄県」という表記があるが、沖縄県のどこを主体と
して指しているのか。環境整備課との理解で良いか。
→行政としての県全体的な意味合いで使っている。
「沖縄県」との表記の中には、実施主体が
環境部局であったり、海岸管理者である場合等いろいろあるが、県としてやるべきことと
して整理している。また、
「行政」という表記は県も市町村も含めて行政で対応すべきこと
という整理で使用している。
議題 7 平成 24 年度沖縄県海岸漂着物対策事業実施計画(案)について〔資料 7〕
1) 放射線測定は平成 23 年度から実施しておいた方が良かったのではないか。
→平成 24 年度からでも遅くはないということで実施を予定している。漂着シミュレーション
から、今後放射線をもった海岸漂着物が来る可能性がある。
5
その他
1) 多良間村の海岸漂着物の回収は、この事業を通じて進んだが、平成 23 年 10 月以降にまた相
当量漂着している。中学校が学期に1回ボランティアサークルの活動をしており、そこで集
められた漂着ごみは全てリサイクルセンターで保管し、焼却できるものは処理している。
以上
6