株式会社ジェネコムコンサルティングで顧客のニーズを掴む。日本初の体系的トレーニングやプラグイン、パッケージ販売など、市場を育てる試みがリーディングカンパニーであり続ける秘訣数あるFBAメンバーのなかでも、FBA Platinumレベルに認定されているベンダーはごく一部。日本には３社しかいないうちの1社が、株式会社ジェネコムだ（2010 年10月現在）。受託開発にあたっては、ユーザ企業との直接取引を中心に、コンサルティングを重視したビジネスモデルを展開しているという。また、日本初の体系的FileMakerトレーニングやプラグイン、パッケージ販売を株式会社ジェネコム代表取締役高岡幸生氏手掛けるなど、常に先駆的なFileMakerビジネスを仕掛けている。今回はジェネコムの社長である高岡幸生氏に、 FileMaker 開発ベンダーとしてリーディングカンパニーであり続ける秘訣を伺った。コンサルティングからていきたいというニーズに対し、私たち存在となっている。そのジェネコムの躍スタートできるのが強みが提案してきたのがFileMakerです。業進を支えているのが、設立時から変わジェネコムは、独立系のコンサルティ務効率化のためのシステムは、常に変らないコンサルティングを中心に据えング会社で経験を積んだ高岡氏が化への対応と改善が求められるため開たビジネススタイル。ユーザ企業との直 1995 年に設立した会社だ。「企業とし発ツールを間違えると際限なく投資が接の取引がジェネコム流で、その中心てはIT 化を進めたくても、大手 SI 会社必要となりますが、FileMakerにはそれにコンサルティングがある。「当社の社に頼めば大きな投資を迫られます。しかがありません。私たち開発者からすれば、員はほとんどがFileMaker認定デベロッも、設立当時はバブル崩壊の影響などニーズに照らし合わせて必要とされるパで、同時にコンサルティング能力も身で、大手SI会社の下で実働する会社が部分だけを過不足なくすぐに開発できに付けています。必ず開発者 2人でおどんどん減少していました。ちょうど独るのがポイント。直感的に使えるので、客様と直接コミュニケーションをとり、立を考えていたこともあって、ユーザ企使い方をレクチャーすればお客様でも開発者自身がビジネスの現場の目線で業と直接取引できる高い開発力の会社修正でき、それによってお客様のビジネお客様のニーズを的確に捉えるようにを目指し、ジェネコムを設立しました」。ススキルもアップするなど、さまざまなメしています。また、テストを専門に行う設立時の開発ツールはFileMaker、リットが、 FileMakerへの信頼につながっスペシャリストがいますので、高い品質 4th Dimension（4D）、C言語など。「バていると思います。私たち開発者からの管理を実現しています。このような体ブルの崩壊以降、企業は積極的にPCを手離れがいいのもうれしいですね」。制で、より良い製品開発に取り組んで導入しましたが、そのPCをどう使えばいその後、高岡氏のもと、ジェネコムは順います。これらが当社の強みですね」。いのかわからないという企業もたくさんい調に成長。2007年には、 FBA Platinum ました。事務的なものをいち早くIT 化しに認定されるなど、今やFBA の中心的体系的トレーニングなど、業界をリードするチャレンジを ■ 株式会社ジェネコム〒162 - 0827　東京都新宿区若宮町10 -14 TEL.03 - 3235 - 4680　FAX.03 - 3268 - 9240 E メール contact @genecom.co.jp　http://www.genecom.co.jp 1995 年設立。自社ビルの社屋に 2010 年現在11名の社員が在籍し、うち10 名は FileMaker 認定デベロッパ。「技術力の証明となる資格認定は当たり前に持っていないとお客様に対して失礼だと考えています。しかし一番重要なスキルは、お客様の要望を理解するコミュニケーション力です。聞く能力と話す能力の上に、FileMaker のスキルと会社としてのノウハウを加えられる体制が強みです」（高岡氏）。いくつも手がけるジェネコムの顧客は、個人レベルから中小、ミドルクラス、大手まで幅広い。大手 SI 会社との競合はないが、同社の規模の会社では珍しく、コンサルティングから始まるワンストップ提供を武器にしている。高岡氏のコネクションや、展示必要で、日本にはまだ10名しかいない会、講演での名刺交換、Webサイトから（2010年10月現在）。そのうち、ジェネコの問い合わせなど、あらゆる角度から顧ムには2名が在籍。2010年には17回を客を獲得してきた。なかでも、顧客獲得開催し、のべ430名以上が受講した。に大きく寄与したのが、 1997年から始 FileMakerの国内製プラグイン開発、めたFileMakerのトレーニング事業だ。パッケージ販売も、ジェネコムは先駆者「FileMakerに関して、大きな規模でのとしていち早くチャレンジしている。高岡氏は、これまで5 冊を上梓。最新刊は「FileMaker Pro 開発運用講座」（2008 年 4月発刊）。また、高岡氏は長年の功績を讃えられ日本人で初めてFileMaker, Inc. からFileMaker Excellence Award を 2005 年に授与された。体系的なトレーニングは、当時は見当た「1998年に、オラクルやSQL Serverなりませんでした。トレーニングビジネスがどのデータベースとFileMakerを連携さマーケット開拓に効果的であることは、せるプラグイン『GeneCommand ODBC ていきたい、市場を活性化させたい」と米国のFBAの実績からも予測できまし Plug-in』を開発・販売しました。現在のいう思いが執筆の動機だ。「隠れているたが、先行投資を伴う大きなチャレンジバージョンでは、ODBC関連の機能も潜在的なFileMaker の技術者を表舞でした。トレーニングはFileMaker の開 FileMakerの標準機能として組み込ま台に出してあげたい。技術者がいれば発に携わる個人のスキルアップだけでれていますが、当時はなかったため、重宝 FileMaker 市場が拡大し、結果としてそなく、口コミで様々な企業に広まり、受されました。パッケージは、 FileMakerのイの市場で私たちが仕事をすることがで注にもつながります。さらに、教えながらンターネット機能を活用したテンプレートきるわけです」。身に付くという点で、社員（講師）のレで、スケジュール管理、To-Do管理、住所このように高岡氏を中心に多岐に渡ベルアップにもなります」。録管理などを搭載したグループウェアるFileMakerビジネスを展開するジェネ『簡単イントラネットツール』という製品コム。これは、市場そのものを創っていくその後、この体系的トレーニングは、「Advanced course for FileMaker です。FileMaker Pro 関連のWebソためのビジネス手法だという。 Pro」という名称でファイルメーカー社のリューションとしてパッケージ販売しまし「開発だけに従事するのではなく、ト Webサイトでも大きく取り上げられ、実たので、市場でも大変好評でした。こちレーニングや執筆を通じてFileMaker 際の現場でシステム開発に携わるスタッらに注力していれば、今頃もっと会社はユーザを増やしていくことが重要です。フが経験と知識を提供するトレーニン大きくなっていたかもしれませんね（笑）」。 FileMakerの良さを知れば、会社で仕事に使う人が出てくるでしょう。そして、そグコース「FM-Tech」へと継承。さらに現在は、FileMakerの教科書的な公式ト待っているのではなく、の会社は、仕事を合理化できます。しかレーニングカリキュラム「FileMaker 市場は自ら育てるし、もっと高いレベルで組織的な合理化 Training Series」を使った公式トレーニ高岡氏は多忙のなか、2002 年からを図る場合には、個人レベルでは難しくングも実施している。公式トレーニング FileMakerに関する専門書籍やメディなります。そのときこそ我々の出番です。を開催するにはFileMaker Authorized ア記事の執筆にも精力的に取り組ん待っているだけでは何も起こらないし、 Trainerという公認トレーナーの資格がでいる。「FileMakerの技術を世に出しメーカーだけに頼っていたのでは仕事に限りがあります。自分達で市場を育てて、ユーザの目が FileMakerに向いたとき、 FBA Platinum レベル FBA（FileMaker Business Alliance）は、FileMaker の関連製品やサービスを開発、販売することを事業とする企業のためのプログラムで、メンバーはファイルメーカー社からさまざまな支援を受けられます。FBA Platinum レベルとは、FBA メンバーの中から FileMaker 社員の推薦によって選ばれたメンバーに付与されるステータスで、高い信頼の証です。 ■ FBA の詳細　： www.filemaker.co.jp/fba ■ FBA に関するお問い合わせ： developer_relations_ jpn @ filemaker.com 我々がどんなサービスでも提供できるリーディングカンパニーであると認知してもらう必要があると思っています。そのために、私たちは他社に負けないサービスの提供を続けています」。お問い合わせファイルメーカー株式会社〒102 - 8721 東京都千代田区二番町11-5 番町HYビル 0120 - 983 - 850 http: // www.filemaker.co.jp/