平成 25 年度 自主防災会オリエンテーション(資料) 長泉町自主防災会活動のメインは「総合防災訓練」と「防災の日訓練」です。本日のオリエン テーションは「自主防災会」の活動方針を、共有して頂くため行います。 「総合防災訓練」は各区自治会活動の一環であり、平成 19 年度から区長をトップとして活動を 行い更に、平成 23 年度からは民生児童委員も、防災会と共に活動をお願いしています。これらの 方向付けに「区長・防災会長合同会議」を実施し理解して頂いています。 「防災の日訓練」は自主防災会組織を小学校区の3ブロックに分け、各地区別に 数回の打合せ を行い、長泉北小学校・長泉小学校・長泉南小学校で「会場型・体験型防災訓練」を行っていま す。参加者への指導は各区防災会長・防災委員(制度が無い区もある)が担当して行います。 年間活動の紹介、 1. 自主防災会活動について 近年の自主防災会活動は地域防災力を向上させるため 町内を「北部」「中部」「南部」の 小学校区別の3ブロックに分け、隣接する自主防災会同士の連帯強化をはかっています。 平成 25 年度事業計画の通り「防災訓練」「防災資機材取扱い訓練」「応急救護講習」を始 め、様々な活動を実施しています。 2. 各区防災会は区長が本部長に組織を整備し、区の活動に適した体制を作る。 安否確認をする基礎となる、世帯台帳を整理する。 町は震度 5 弱で災害対策本部が立ち上がる、各区でも災害対策本部を立上げる。 今年の「重点地区総合防災訓練」は中部が担当する。 総合防災訓練について、 (8 月の最終日曜日) 町内を「北部」 「中部」 「南部」の小学校区別の3ブロックに分け、隣接する自主防災会同 士の連帯強化をはかっています。訓練も市街地・市街地調整地・山間地・マンション・アパ ートなど、地域特性に応じた内容で実施しています。町では平成 19 年度以降重点地区を定 め、町の防災関係機関と連携した防災訓練を行っています。 警戒宣言発令から避難所生活までの約 72 時間の経過を、短時間(約 4 時間程度)に集約 した訓練のため訓練行動に矛盾した問題点も生じる。 ① 総合防災訓練の必須訓練項目、 区長をトップとした本部を、必ず立上げ情報の収集をする。 本部の「命令・指示」で組織的に活動をする。 区内の全戸を対象に安否確認を行う。 区内全域の被災情報を収集する。 安否確認情報・被災情報は長泉町災害対策本部に伝達する。 ② 重点地区以外の訓練項目、 実施する訓練項目は地区別会議で検討し決定する。 災害時要支援者個別支援対応の確認体制。 1 ③ 3. 重点地区訓練項目、 実施する訓練項目は地区別会議で検討し決定する。 町の防災関係機関と連携した防災訓練の検討。 ・ 消防署及び消防団との連携した消火訓練。 ・ 倒壊家屋・倒壊ブロック塀からの救出訓練。 ・ 負傷者の搬送と医療トリアージ訓練。 ・ 被災箇所を設定し住民の発見者による、区本部への報告訓練。 (事案箇所設定) ・ 安否確認情報・被災情報は長泉町災害対策本部に伝達訓練。 「地域防災の日」防災訓練について、(12 月第 1 日曜日) 自主防災会組織を3ブロックに分け各地区別に 数回の打合せを行い、長泉北小学校・ 長泉小学校・長泉南小学校で「会場型防災訓練」を行う。 各区の自主防災会は連携と強調性を高め「資機材の共有」「人材の応援体制作り」など で防災力の格差をなくし、地域防災力のさらなる向上を目的とした訓練を行っています。 ① 必須訓練項目、 ② ③ 可搬ポンプ放水披露訓練。 訓練内容、 地区別会議で検討し決定する。 指導は各区の防災会長・防災委員が担当する。 行政・関連団体の参加、 「防災対策室」 「長泉町消防署」 「上下水道課職員・協力会」 「消防団の各分団」 「交通 安全指導会」「地区安全会」「災害ボランティア コーディネーター」「防災資材取扱い 企業」「アマ無線非常通信協力会」などの協力を得る そ の 他、 1. 地域防災対策委員の協力体制、 現在 7 名の地域防災対策委員が活躍されている、可搬ポンプ・ろ水機等・防災資機材 の取扱いなどの指導を協力して頂く、必用な場合には各区への派遣指導も出来る体制に なっている。 2. 南海トラフ超巨大地震で M-9 級も「想定範囲」内、 長泉町の震度も 6 強~7 に変わっている、津波対策は必要ないが、 (0 では無い)元長 窪地区の山崖崩れ対応や、「家屋倒壊」「火災」等の見直しは必要である。 3. 台風などの自然災害対応、 黄瀬川増水に伴う「避難勧告発令」の実例もある、直接関係する区では「避難マニュ アル」の見直しも必要である。 2 4. 過去の自主防災会活動について、 平成 19 年度 から 6 年間の活動内容は一応まとめて、町のホーム ページにリストア ップされているので参考にされる方は閲覧下さい。 5. 安否確認実施マニュアルについて、 叩き台として安否確認実施マニュアル(案)を策定しある、すでに実行されている区 には必要と思うが、緊急時に「迅速で簡単 正確に安否確認ができる」新しい方法の工夫 と改訂に利用できればと案内しておきます。 大規模災害発生時に家族やご近所の安否確認実施は、防災活動を進める基礎となる行 動です。自主防災会活動のコンセプトは、発災 72 時間以内の活動を重視している。負傷 者や身動きが取れない人の「救出救助」を行い、人命を保護するための行動です。この 行動は自主防災活動の原点である「自助」「共助」のスタートです。 安否確認実施マニュアル作成(案)は、居住されている全戸を対象に行動する事を模 索しました。災害発生直後は余震発生等で生活環境がパニック状況の中、安否未確認者 の「捜査・捜索」は迅速で正確に進める事が大切です。また、災害発生後の避難生活が 長期化する場合には、 「広域避難所の生活スペース確保」 「食料確保」 「救援物資配分」等 の広域避難所運営に関連するデーターに重要となるものです。 6. 訓練内容の策定について、 訓練も市街地・市街地調整地・山間地・マンション・アパートなど、地域特性に応じ た訓練内容が計画される。各地区の訓練計画策定は地区別会合で話合がされるが、 「防災 資機材取扱い訓練」「救出救護講習」「会長研修会」などで体験した訓練内容をまとめて みた。 ① 初期消火訓練、 巨大地震が起きると多くの火災が発生する実績は多い、初期消火で被害の拡大を防 ぐ事も自主防災活動の重要な役割でもある。 消火器 or 訓練用水消火器による消火訓練。 可搬ポンプ放水訓練。(中学生への指導) てんぷら鍋の出火(台所火災)を窒息消火体験。 ② 救出救護訓練、 防災資機材を使用して、チームによる負傷者の救出救護訓練を行う。 倒壊家屋 or 倒壊ブロック塀からの救出訓練。 簡易担架づくり・負傷者の搬送(リヤカーなどを利用)訓練。 三角巾の取扱い訓練。 チエンソー取扱い訓練。 心肺蘇生法・AED 取扱い訓練。 クラッシュ症候群の説明など。 3 ③ 給食・給水訓練、 ろ水機 取扱い訓練。 アルファー米の炊出し訓練。 白米の炊飯訓練、訓練参加者が一握りの米を持ち寄る。 ④ 避難訓練、 避難経路の確認。 簡易トイレの組み立て・ダンボール製簡易トイレの紹介など。 ⑤ 夜間訓練、 発電機の運転と照明点灯。 トランシーバーの通信訓練。 ⑥ 災害時要支援者支援訓練、 災害時要支援者個別支援体制の確認と実践。 民生児童委員とのタイアップした安否確認。 車椅子による移動体験訓練。 ⑦ ゲーム形式訓練、 DIG(災害図上訓練) :被災状況を地図上に記入して行う、イメージ トレイニング。 HUG(避難所運営訓練):避難所で起きる問題に対応する、卓上模擬体験ゲーム。 以 上 4
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