平成２４年度長崎がんばらんば大会宿泊・輸送業務委託仕様書１．委託業務名平成２４年度長崎がんばらんば大会宿泊・輸送業務委託２．委託業務の目的長崎がんばらんば大会（第１４回全国障害者スポーツ大会）に参加する選手団等の宿泊・輸送業務について、その企画、調査、計画の作成、情報処理等の一連の業務を円滑かつ効率的に実施することを目的とする。３．委託期間契約締結の日から平成２５年３月１５日（金）までとする。４．委託業務の内容【１】第１次宿泊計画の作成（１）第１次参加意向調査(委託者実施)結果等に基づき、各選手団の宿泊計画を作成する。なお、計画作成に当たっては、障害の特性及び選手団等の移動による負担軽減や、効率的な輸送等にも十分配慮し、必要に応じて施設の現地確認等を行うなど実効性のあるものとすること。（２）計画は、以下について盛り込まれたものとすること ①．宿泊対象者等の計画母数の算出・第１次参加意向調査結果及び第 12 回全国障害者スポーツ大会(岐阜大会)の宿泊実績等から、日別・宿泊対象者区分別に作成する。 ②．宿泊施設客室提供率の向上策の実施ア．関係機関、関係団体との連絡・協力要請・調整を行う。イ．新規及び追加客室提供施設の掘り起こしによる客室を確保する。 ③．選手団の配宿シミュレーション・仮配宿の作成ア．配宿圏域図、地域別・施設別・選手団別の配宿シミュレーションを作成、仮予約も行う。イ．地域別・競技別配宿人数集計、地域別客室過不足数整理、個人競技分宿状況を作成する。 ④．宿泊料金の分析・国体の宿泊料金を参考にし、宿泊料金分類リストを作成する。 ⑤．現状分析、課題、対策方針、配宿方針の検討 ⑥．調査必要施設の抽出と現地踏査の実施・主に車椅子利用者配宿予定施設に対するバリアフリーの状況等について調査する。 ⑦．その他、委託者と協議して決定する項目【２】第１次輸送計画の作成（１）第１次宿泊計画や第１次利用交通機関意向調査(委託者実施)の結果等に基づいて、選手団や観覧者等の輸送計画を作成する。なお、計画作成に当たっては、長崎がんばらんば大会の基本計画、スケジュール、長崎県の交通事情や輸送力など基となる情報を十分調査・把握し、必要に応じ現地調査を行い実効性のあるものとすること。（２）計画は、以下について盛り込まれたものとすること ①．輸送対象者の明確化・日別に輸送対象者を分類、対象者別に輸送手段の考え方を整理する。 ②．輸送体系案の作成・日別輸送体系図、日別選手団輸送概要案を作成する。 ③．全国輸送案の作成ア．来離県時における日別・時間帯別・交通手段別の人数を整理する。イ．来離県時に利用される予定の交通機関の輸送力分析、対応策を作成する。ウ．来離県時の利用予定交通機関状況を基に「指定乗降地」設定案を作成し、当該乗降場所における問題点等を把握する。 ※「指定乗降地」とは、選手団が開催県へ来県する際又は開催県から離県する際に、開催県実行委員会が行う輸送の発着点とする空港・駅などをいう。 ④．県内輸送案の作成（全般）ア．指定乗降地・宿舎地区・各会場間における計画輸送の運行経路を作成し各々の所要時間を算定する。イ．日別・競技種目・会場別の計画バス等の発着見込時刻を作成する。ウ．各競技会場における駐車場候補地と車種別の駐車可能台数を作成する。 ⑤．開閉会式日の輸送案作成ア．開閉会式日の輸送対象者区分別に輸送人数と輸送手段案、発着時刻案を作成する。イ．開閉会式日の駐車場候補地から最適な駐車場案を作成し、各々の利用台数を算定、車両配置区画、歩行者や計画車両等の誘導動線案を作成する。ウ．開閉会式場周辺駐車場等からのパーク＆ライドを想定したシャトルバス輸送計画を作成する。エ．開閉会式場周辺で必要となる交通規制等、交通対策の素案を検討する。 ⑥．シャトルバス運行計画案の作成・各会場等周辺の公共交通機関の運行状況等を踏まえたシャトルバス運行計画を作成する。 ⑦．輸送用車両必要台数の算定（バス、トラック、福祉タクシー等）及び車両の確保ア．算定にあたっては下記 A∼D に留意し日別・種目別・車種別に作成する。 A．車種別の用途（輸送対象者）や輸送容量、車椅子利用者及び車椅子の輸送方法を明確にする。 B．バスについては、計画バス、シャトルバス等の使用区分別及び、貸切バス（大・中・小）、路線バス（一般・低床・リフト付）等の車種別に算定する。 C．トラックについては、選手の車椅子、運動用具及び楽器等を輸送するために必要となる台数を算定する。 D．タクシー（福祉タクシー含む）については、宿泊計画等に基づく少人数の選手団や電動車椅子利用者の輸送に必要となる台数を算定する。イ．輸送車両の借上げ料金調査・バス、トラック、タクシー別に借上先別の借上げ料金について、運輸局の認可料金等の調査を行う。ウ．県内バス事業者等からの大会への提供車両台数を踏まえ車両確保に必要な調整等を行う。 ⑧．課題の抽出とその対策方針の検討 ⑨．その他、委託者と協議して決定する項目【３】共通業務 ①．宿泊・輸送管理システムの構築ア．宿泊（昼食弁当調達関係業務を含む）及び輸送関連業務を一括管理できるシステムについて、本県の状況を勘案・反映しシステムの設計を行うとともに出力帳票等について検討を行う。イ．システム機能、性能要件、システム概要、フロー、運用項目、帳票案を作成する。 ②会議支援・必要があれば委託者等が開催する推進委員会等に係る資料提供・情報提供を行う。なお、特に専門的解説が必要となる場合は会議同席により説明補助を行う。５．成果品【１】提出物 ①．第１次宿泊計画等書類一式（冊子：５０部） ②．第１次輸送計画等書類一式（冊子：５０部） ③．宿泊・輸送一括管理情報処理システム設計関係書類一式（冊子：１０部） ④．上記①②に係る概要版（各２０部）以上については全て電子データも併せて提出する。【２】納期・最終報告として【１】の①∼④を平成２５年１月１５日（火）までに提出すること。・成果品として、【１】の①∼④を平成２５年３月１５日（火）までに提出すること。・上記の他、受託者は委託者の求めに応じ、随時必要なデータ等を提出すること。【３】納入場所長崎がんばらんば国体・長崎がんばらんば大会実行委員会事務局（長崎県国体・障害者スポーツ大会部障害者スポーツ大会課）６．留意事項（１）受託者は、委託契約書及び仕様書に基づき、常に委託者と緊密な連絡をとりながら共同して業務を進めること。（２）本仕様書に疑義が生じたとき又は本仕様書に定めのない事項については、受託者は速やかに委託者と協議し、その指示を受けること。（３）受託者は宿泊･輸送管理システムに係る業務全般を実施するに当たり、社内における委託業務に係る情報セキュリティ対策基準等を定めた要領等を提出すること。（４）「長崎がんばらんば国体」における同種の事務の実施者と連携を密にし、情報の共有化を図るとともに、合理的で効率的な業務の遂行に努めること。（５）本業務委託により生じた意匠権、著作権、その他これらに類する諸権利は全て委託者に帰属するものとする。なお、長崎がんばらんば大会終了後は委託者が有するこれらの諸権利を長崎県へ引き継ぐものとする。