「可児市・新たなエネルギー社会づくり」 事業の提案募集 実施要項

「可児市・新たなエネルギー社会づくり」
事業の提案募集
Ⅰ
実施要項
一般事項
1.趣旨
電力は、都市の成長と市民生活の安定のために切り離すことができないインフラです。
しかし今まで、地方におけるエネルギーの確保といった政策については、国策に任せき
り、本市では検討されてきませんでした。
この 9 月に示された「革新的エネルギー・環境戦略」では、再生可能エネルギーの大
量導入に関する取り組みなどによって、広範な地域に新たな産業を生み、地域活性化に
つながる「グリーンエネルギー革命」を進めるとしています。
これからの地方自治体は、民間活力を活かしたエネルギー施策を展開することにより、
市の財政力を強化するような成長戦略を実現し、地域ごとに分散した「新たなエネルギ
ー社会づくり」に取り組んでいくことが必要であると考えております。
本市においても、有する資源の特性を活かし、市民にメリットのある形でエネルギー
施策を展開していくことが重要です。
この具現化のため本市は、エネルギーの地域分散化を柱としたエネルギー戦略を展開
し、地域の特性に応じた再生可能なエネルギー源を活かした発電事業など、エネルギー
(熱電等)を創造する具体的な民間事業を官民協働で推進していきます。
このたび、再生可能エネルギーによる発電事業などのノウハウをお持ちの事業者様か
ら、本市において実現可能な事業計画の企画提案を募集し、成長と安定を支える「新た
なエネルギー社会づくり」の創造に向け、本市の新たな産業として位置付けたいと考え
ていますので、積極的な提案をお願いいたします。
2.事業提案の概要
ア
名 称
「可児市・新たなエネルギー社会づくり」事業提案募集
イ
主催者および事務局
主催者
可児市
事務局 可児市市民部環境課環境政策係
住所
〒509-0292 可児市広見一丁目 1 番地
電話
0574−62−1111(内線 3401∼3402)
FAX
0574−63−6816
E-mail
[email protected]
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3.提案事業の内容
次のいずれかにあてはまる内容の事業(複数にまたがる事業でも構いません。)
ア
再生可能エネルギーを活用したビジネスの創造
・再生可能エネルギーを活用した発電事業
・特定規模電気事業者(PPS)への参入
イ
地域分散型の電力による安全安心な都市づくり
・エネルギーの地産地消(特定地域内熱電供給等)
・地域におけるエネルギー利用の効率化、最適化
ウ
環境にやさしい省エネ社会の構築
・再生可能エネルギーを利用した省エネ機器等の普及事業
・需要サイドによる受給管理
・省エネや電力ピークシフト対策への投資促進
4.実施スケジュール
ア
公募の開始 ・・・・・・・・・ 平成 24 年 10 月 10 日(水)
イ
質疑受付期間
ウ
質疑応答 ・・・・・・・・・・ 平成 24 年 10 月 25 日(木)一斉発信
エ
事業募集期間
オ
ヒアリング ・・・・・・・・・ 平成 24 年 11 月 29 日(木)(予定)
カ
早期事業化検討委員会
・・・・ 平成 24 年 12 月中旬
キ
検討委員会結果の報告
・・・・ 平成 24 年 12 月下旬以降
・・・・・・・・ 平成 24 年 10 月 10 日(水)から 10 月 19 日(金)
・・・・・・・・ 平成 24 年 10 月 10 日(水)から 11 月 16 日(金)
5.質疑応答
ア
この実施要項に関する質疑応答は、一括して行います。
イ
質疑のある場合は、次の方法で行ってください。
①質疑は A4 判の用紙を縦使い・横書きとし、質疑事項は1問について1枚とします。
②質疑用紙には、会社名及びご担当者名など質疑の回答先を明記してください。
③質疑は、直接提出するか、郵便又は E メールで事務局宛てに照会してください。
④E メール照会の場合には、Microsoft
Word で質疑を作成してください。
⑤質疑の提出は、平成 24 年 10 月 19 日(金)までとし、受付最終日の午後 5 時15分まで
に必着とします。
(E メール含む)
※郵送や宅配による提出の場合は、平成 24 年 10 月 19 日(金)必着
※直接提出の場合は、
期間中の業務日の午前 8 時 30 分∼午後 5 時15分までとします。
ウ
質疑への回答は、平成 24 年 10 月 25 日(木)に提出事業者にEメールにて一斉発信します。
なお、質疑応答は、この実施要項の追加あるいは修正とみなします。
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Ⅱ
提案図書等
1.提出方法
ア
事業提案は、提案事業ごとにご提出ください。
イ
提案図書の提出は、平成 24 年 11 月 16 日(金)までとし、受付最終日の午後 5 時15分ま
でに必着とします。
※郵送や宅配による提出の場合は、平成 24 年 11 月 16 日(金)必着
※直接提出の場合は、期間中の業務日の午前 8 時 30 分∼午後 5 時15分までとします。
ウ
事務局は、提案図書を受理したときは、受領書を交付または郵送します。なお、提案図書を
送付した後、4日を過ぎても受領書が届かないときは、事務局へご確認ください。
エ
提出された図書は返却いたしません。
2.提出図書
応募者は、自己の責任において必要な図書を作成し、下記の要領で事務局へお出し下さい。
記
表
紙
入 内
容
○表紙
分量制限
A4判用紙
所在地、会社名・代表者名、担当者名、電話番号、FAX 縦使い・横書き
番号、担当者連絡用 E-Mail アドレスを記載してください。 1枚
(なお、複数の企業による提案の場合は、その会社名及び
具体的な分担等を記入してください)
提案書
○提案書
「Ⅰ
A4判用紙(使い方
一般事項 3.提案事業の内容」に記載した事業に は 縦 で も 横 で も よ
関する具体的な計画を、下記の項目を参考にし、簡潔明瞭に いが、書き方は横書
提案してください。
き。記載方法・枚数
① 提案事業の内容(提案例を参考に)
は自由)
・市、市民の利益増進につながる要素を明記
・提案事業における市及び事業者の役割を明記
② 提案事業の概要
CD-R(ヒアリング
で PowerPoint を
(発電量などは具体的な数値表現が望ましい。)
③ 事業スケジュール
用いた説明を行う
場合のみ。データは
・理想的な事業計画スケジュールの案
Microsoft Power
④ 多様な主体(市民、NPO 等、事業者)との協働による Point 形式)
事業活動の提案(提案が無くても構いません。)
⑤ 規制緩和、行政支援の内容(課題解決の主体ごとに)
・規制の根拠法令を具体的に示してください。
⑥ その他(貴社のアピールしたい点等)
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見積書
○概算事業費
A4 判用紙
本提案書の内容に基づいた概算事業費を示してください。 記載方法・枚数は
自由
提出部数 10部(クリップどめ)提出して下さい。
Ⅲ
ヒアリング
1.日時、会場
提案事業の計画概要について、説明していただきます。説明後、質疑応答を行います。
※ ヒアリング当日における、提出図書以外の追加資料の配布は、ご遠慮ください。
①日時
平成 24 年 11 月 29 日(木)(予定)
(開始時刻等追って連絡いたします。)
②場所
可児市役所 4階第 1 会議室(予定)
③ヒアリング時間
説明時間(30 分)、質疑応答(10 分)の合計 40 分を予定
2.参加予定者
副市長を委員長とする検討委員会の委員、職員プロジェクト(再生可能エネルギー研究会)の
メンバー及び、事務局職員を予定しております。
3.失格要件
次の各号に該当するものは、ヒアリング対象といたしません。
①提出図書に虚偽の記載のあるもの。
②期限内に提出されなかったもの。
③実施要項以外の手続き方法で、事務局や関係者に直接・間接を問わず連絡を求めたもの。
④選定結果に影響を与えるような工作をしたもの。
⑤その他、本要項に違反するもの。
Ⅳ
ヒアリング後の予定
1.早期事業化検討委員会と結果の報告
副市長を委員長とする委員会において、市、市民の利益の増進が見込め、かつ、早期に実現す
ることが可能な事業提案であるかなど、提案事業と協働の事業化の可能性について検討協議し、
官民協働の可能性を決定していきます。
上記委員会の結果について、提案者の皆さまに対しまして、提案事業ごとにその結果を報告さ
せていただきます。報告時期は今年中を目途としております。
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2.早期事業化に向けて
早期事業化の可能性について決定した提案者においては、追加的資料を求めるなど引き続き事
業化に向けた取り組みを進めていきます。
この場合においての、追加資料の作成に関する費用は、提案者の負担を原則といたします。
また、検討委員会の結果、現時点においては官民協働の可能性が低いと決定した提案事業の中
で、可児市として追加的な資料を求め検討していくこととした提案事業について、提案者に依頼
することもございますので、ご協力をお願いします。
この場合においても、追加資料の作成に関する費用は、提案者の負担を原則といたします。
Ⅴ
その他
①この実施要項による事業提案に要する費用は提案者においてご負担ください。
②提案事業や結果についての個別の問い合わせには一切応じません。
③提案の内容は、公表を原則とします。提案者名や提案内容等について、非公表を希望される場
合は、その旨を申し出てください。
④この実施要項によるすべてについて、何人も異議を申し立てることはできません。
Ⅵ
参考資料
①職員研究会報告書(抜粋)
②可児市環境基本計画、可児市地球温暖化対策実行計画(区域施策)
(市HPからご覧ください。)
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(提案例)
①再生可能エネルギーを活用したビジネスの創造
[視点]
・エネルギーの安定供給
・可児市産エネルギーの確保
・再生可能エネルギー関連施設の立地、実地検証
[イメージ]
・再生可能エネルギーに関する施設(発電、拠点等)の立地
・特定規模電気事業者(PPS)への参入
[課題](必要な事業環境)
・事業コンソーシアム結成
・実証用地の確保
・国の補助等の交付
・各種規制緩和等
・発電設備等整備にかかるリスクの軽減
・PPSへの実質的な参入障壁の撤廃
②地域分散型の電力等による安全安心な都市づくり
[視点]
・エネルギーの地産地消
・地域におけるエネルギー利用の効率化、最適化
[イメージ]
・特定地域(住宅団地等)におけるコージェネレーションシステムの導入による熱電供給
・バイオガスのオフサイト利用によるエネルギーの安定供給
[課題](必要な事業環境)
・施設整備に税制優遇
・国の補助等の交付
・系統電力との接続ルールの柔軟化
・ガス等の取扱いに係る安全基準の緩和
③環境にやさしい省エネ社会の構築
[視点]
・再生可能エネルギーを利用した省エネ機器等の普及事業
・需要者サイドによる受給管理
・省エネや電力ピークシフト対策への投資
[イメージ]
・地中熱利用による受給電力の軽減
・省エネによる「ネガワット」を集約、電力会社に提供(電力アグリゲーター事業)
[課題](必要な事業環境)
・受給状況に応じた弾力的な電気料金体系の構築
・スマートメーターなどの関連インフラの整備促進
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