事業者コード・系統コード設定の申込み手続きについて;pdf

事業者コード・系統コード設定の申込み手続きについて
事業者が託送供給に係る計画を提出するにあたり、事業者コード・系統コードの設定が必
要となりますので、以下のとおり手続きをお願いします。なお、設定された事業者コード・
系統コードは、一般電気事業者および電力広域的運営推進機関(以下、本機関)に対して、
需給計画、発電計画、及び連系線の希望計画等を提出するうえで必要となります。
1.設定するコード
(1)事業者コード
事業者名を示すための5桁のコード
(2)系統コード
以下のとおり、発電者側と需要者側に設定する5桁のコード
・発電者側の系統コード :一般電気事業者が託送供給に係る電気を発電者から
受電する地点(受電地点)を示すもの。
・発電者側の系統群コード:同じ供給区域に存する複数の受電地点を1つの受電
地点として示すもの。
・需要者側の系統コード : 一般電気事業者が託送供給に係る電気を需要者に供給
する地点を示すもの。ただし、当面は需要者が存する
エリアを示すコードを通知。
2.対象者
以下に該当する場合は、事業者コード・系統コードの設定が必要となりますので、別
紙をご参照のうえ、設定の申込手続きを行ってください。
① 一般電気事業者
② 卸電気事業者
③ 特定規模電気事業者
④ 託送供給を利用する特定電気事業者
⑤ 自己託送を利用する者
⑥ 上記以外で託送供給を利用する発電設備を保有する者
3.コードの用途
事業者コード・系統コードの主な用途は、以下のとおりです。
① 連系線の希望計画の提出(取引所取引を含む)
② 連系線の利用計画の提出および変更
③ 需給計画および発電計画の提出および変更
4.申込み方法
申込書に必要事項を記入の上、電子メールにて以下へご送付ください。
申込書は、本機関のウェブサイトからダウンロードできます。
【申込窓口】
電力広域的運営推進機関 運用部 連系線管理グループ
電話
:別途お知らせします。
電子メール:別途お知らせします。
5.その他
コード設定の作業には、5営業日程度必要となりますので、余裕を持ってお申し込み
ください。コード設定が完了しましたら、申込書にご記入された連絡先へお知らせいた
します。設定したコードおよび申込書に記載していただいた事項は、本機関および一般
電気事業者のみで利用され、他の事業者(一般電気事業者の送配電部門を除く)へは知
らされません。
以 上
別紙-1
補 足 事 項
① 事業者が複数の発電設備を所有されている場合は、原則として発電設備毎に系統コード
を設定いたします。ただし、個別の発電設備として申し込まれた場合でも、受電地点が
同一の発電設備については、一体の設備として取扱う場合がありますので、個別にお問
合せください。
② 特殊な発電設備では、同一発電設備に対して2つ以上のコードを設定する必要が生じる
場合があります。過去の運用実績等から、一般電気事業者において必要と判断した場合
は、2つのコードを設定することがあります。この場合、コードの通知に際して使い分
け方法等も併せて通知いたします。
③ 既設の発電設備だけではなく、建設予定または建設中の発電設備も系統コードの設定の
申込みをしていただくことができます。
④ 低圧電源の系統コードについて、同じ供給区域の複数の発電設備を一体の設備として取
扱う場合は、当該発電設備グループに系統コードを1つだけ設定します。
⑤ 特定電気事業者で、特定のエリアに対して、自らの発電設備や電線路を用いて、電力供
給を行う(託送供給を利用しない)場合は、コード設定は不要となります。
⑥ 事業者が所有する発電設備のうち、受電地点から系統へ電力が流れない設備(自家消費)
、
および受電地点から系統へ流れる電力を「自家発余剰電力」として当該エリアの一般電
気事業者が購入している場合は、系統コードを設定する必要はありません。また、託送
供給を利用しない事業者も、事業者コードを設定する必要はありません。今後、当該発
電設備を用いて託送供給を行う場合は、予めコード設定の申込みをお願いいたします。
なお、卸電気事業者の一般電気事業者への卸供給から、特定規模電気事業者の託送供給
となる場合は、受電地点または発電設備の変更がなくても系統コードの設定が必要とな
ります。
⑦ 系統コードの設定において、一般電気事業者から申込者に対して、発電設備の系統連系
の手続き等について確認させていただく場合があります。
以 上
図1 事業者コード・系統コードの申込みから通知までの流れ
申
込
者
申込書入手
電力広域的運営推進機関
当該一般電気事業者
広域機関ホームページ
申込書記載
・お申込み内容について問合
申込書提出
申込書受領
せをさせていただく場合があ
ります。
事業者コード設定
系統コード付与依頼
(事業者コード連絡)
系統コード付与依頼受領
系統コード設定
系統コード受領
系統コード確認
事業者・系統コード受領
事業者・系統コード通知
取引所 等
関連一般電気事業者
系統コード連絡
別紙-2
発電者の申込み手続きの省略または代行について
事業者間の契約関係や資本関係等により、発電者のコード設定の申し込み手続きを省略
または代行できる場合があります。以下のケースをご参照ください。
ケース1
・小売事業者Bは、発電者Aとの間で、特定規模電気事業の用に供するための電気を購入
する契約等(以下「卸売契約等」とします。
)を締結している。
卸売契約等
発電者A
X発電所
小売事業者B
(特定規模電気事業者)
電力
特定規模
需要
⇒ 発電者Aの事業者コードおよびX発電所の系統コードの設定が必要です。
なお、コードの設定は、小売事業者Bが代行して申込むことができます。この場合、
小売事業者Bは、代行申込みを行うことについて発電者Aの了解を得ておいてくださ
い。また、一般電気事業者が系統コードの設定に際して問合せをする場合のために、
発電者Aの連絡先(担当者名、電話番号等)を申込書の系統コード登録事項の備考欄
へご記入ください。
コードの設定通知は申込者である小売事業者Bへ送付いたしますので、発電者Aへ
の通知は申込者からお願いいたします。
ケース2
・発電者Aは小売事業者Bの関連会社である。X発電所で発電された電気のうち託送供給
を利用する電気の全てを小売事業者Bが運用しており、小売事業者Cへの卸売契約等は
小売事業者BとCの間で締結している。
Bの関連会社
発電者A
X発電所
電力
電力
小売事業者B
(特定規模電気事業者)
特定規模
需要
契卸
約売
等
小売事業者C
(特定規模電気事業者)
特定規模
需要
⇒ 発電者Aは事業者コードの設定を省略できます。X発電所は小売事業者Bの所有
電源とし、小売事業者BがX発電所の系統コードの設定を申し込むことができま
す。
ケース3
・発電者Aは、小売事業者Bおよび小売事業者Cが共同出資した会社である。X発電所で
発電された電気のうち託送供給を利用する電気の全てを発電者Aが運用しており、小売
事業者BやCへの卸売契約等は発電者Aが締結している。
契約等
発電者A
X発電所
BとCの
共同出資会社
電力
契約等
小売事業者B
(特定規模電気事業者)
特定規模
需要
小売事業者C
(特定規模電気事業者)
特定規模
需要
電力
⇒ 発電者Aの事業者コードおよびX発電所の系統コードの設定が必要です。
なお、小売事業者BまたはCが、発電者Aの事業者コードおよびX発電所の系統コ
ードについて代行して申込むこともできます。この場合、BとCから重複して発電者
Aに関する申込みをされることは避けていただきますよう、調整をお願いします。ま
た、発電者Aの連絡先(担当者名、電話番号等)を申込者の系統コード登録事項の備
考欄へご記入ください。コードの設定通知は申込者へ送付いたしますので、発電者A
への通知は申込者からお願いいたします。
ケース4
・発電者Aは、X発電所で発電された電気のうち託送供給を利用する電気の取引等を行う
際、取引・契約等に係る手続き等を事業者Cに委託または委任している。
委託・委任
発電者A
X発電所
事業者C
(仲介者等)
電力
斡旋・契約等
小売事業者B
(特定規模電気事業者)
特定規模
需要
⇒ 発電者Aの事業者コードおよびX発電所の系統コードの設定が必要です。
事業者Cは、事業者Cとして所有する電源がなく、且つ、託送供給を利用しない場
合、事業者コードの設定は不要です。
なお、発電者AおよびX発電所について、事業者Cが代行して申込むことができま
すが、この場合は、代行申込みを行うことについて発電者Aの了解を得ておいてくだ
さい。また、発電者Aの連絡先(担当者名、電話番号等)を申込書の系統コード登録
事項の備考欄へご記入ください。コードの設定通知は申込者である事業者Cへ送付い
たしますので、発電者Aへの通知は申込者からお願いいたします。
以 上