株式会社野村総合研究所広報部〒100-0005 東京都千代田区丸の内1- 6 - 5 丸の内北口ビル内容のお問い合わせ TEL 03 -5533 -3210 （広報部担当：潘） E- mail kou hou @ n ri.co.j p ばん 2007. 3 Vol.55 急成長するロシア市場今月のNRIからのお知らせ NRIのイチ押しサービス、レポート・書籍や、マスメディアの方々を対象にしたフォーラムなどをご案内しています。ロシア経済が急成長を続けています。国民の所得も上昇。特に、モスクワを中心とする「欧州ロシア」と呼ばれる地域で、大きな市場が誕生しています。20 年以上も前からヨーロッパ市場を見続けてきた野村総合研究所（NRI）の大久保伸夫が消費市場としてのロシアについて語ります。イチ押し／定期発信自宅に仕事を持ち帰る社員が約４割。十分とはいえない企業の情報管理情報セキュリティに関するインターネット利用者意識について調査したところ、企業における内部情報の利用・管理の実態が見えてきました。データ潮流特集急成長するロシア市場日本から見るロシアの印象はな総合スーパーが林立しており、どんなものでしょうか。北方領土、 10 0 台もあるレジには、人々が長極寒のシベリア、民族紛争 ……。蛇の列をつくっています。日本でそんな暗いイメージを思い浮かは年間数百台しか売れない高級べる人は多いことでしょう。車も、モスクワのあちこちで見しかし、20 0 0 年以降、ロシア経かけます。秋葉原のような電気済は急成長を遂げました。その街では最先端の商品が陳列され、結果、国民の所得も向上し、今で人々の活気であふれています。は豊かで巨大な消費市場が誕生しています。ロシアでは全国レベルで消費が盛んになっていますが、中でも大久保伸夫おおくぼ・のぶお実際、ここ数年のモスクワの街モスクワを中心とした、ウラル山並みや人々の暮らしぶりの変貌脈以西の「欧州ロシア」の成長がは驚くほどです。モスクワのシ著しく、2010 年代は、この地域がェレメチボ国際空港から市内に欧州最大のマーケットになるとの強みとして世界に誇る分野に他国企向かう幹線道路沿いには、巨大見ています。対処していくべきかを思案している。技術・産業コンサルティング二部長。専門は製造業のグローバル経営戦略やアライアンス戦略。現在の関心事は、製造業界に起きている“ 黒船来航 ” 。日本業が攻め入ろうとしている現状に、どう当「N E WS let te r」に掲載されているあらゆる内容の無断転載・複製を禁じます。すべての内容は日本の著作権法及び国際条約により保護されています。 C o pyright © 2007 N omura R esearch I nstitute, Ltd . All Rights R eser ved . 2007. 特集今月のNRIからのお知らせ急成長するロシア市場イギリス、ドイツ、フランスと肩を並べるほどに 2005 年のロシア全土の１人当たイチ押し定期発信 NRI Podcast にリチャード・クー登場 NRI 2007年２月のニュースリリース一覧市場を急拡大させていくでしょう。それ以上の市場に成長していくとり G D P は 5,347ドル。一方、モスまた、「都市型リッチ層」と「スクワの 1 人当たり平均収入は、全ーパーリッチ層」の人口を合わせそうなったときに、E U を中心に、国平均の３倍以上です。欧州ロた約 3500 万人は、オランダやルクロシアやアフリカ北部まで含む、シアの人口はおよそ１億人を数えセンブルグなど西欧の小国３～４拡大ヨーロッパという巨大なマーるので、この地域には１人当たりカ国の総人口に匹敵します。つまケットが生まれるでしょう。すで G D P で１万ドル以上の１億人市場り、それほど大きく豊かな市場がにサムソンやキヤノンなどのグロが、すでにできあがっていると見誕生しているのです。ーバル製造業では、欧州部門の売思います。『「陰」と「陽」の経済学』を３回連載で公開調査結果、新製品、サービスなどの情報を随時、発信 N R I の研究員やコンサルタントが話題のテーマを N RI では、さまざまな調査結果や新商品・サービス解説する映像番組「 N R I P o d c a s t」。３月はリチャの情報、経営に関わる重要な動きなどについて、ニード・クーが出演し、自身が執筆した単行本『「陰」ュースリリースを随時発表しています。 200 7 年２月と「陽」の経済学』の概要を全３回で解説しています。に発表したニュースリリースをカテゴリー別にご紹介します。研究・情報発信ていいでしょう。急成長した中国このことは、ロシアに参入してい上高が北米部門を抜き始めていまの象徴として、上海市民の豊かなる外国企業の売上にも如実に現す。ヨーロッパが、北米を上回る生活ぶりが話題に挙がりますが、れています。例えば、欧州企業はほどの重要なマーケットに変わり 2 月 8 日：システム統合運用管理ツール「eXsen ju 」つつあるのです。のシステム監視機能を強化── S A P ジャパンの E R P 2 月1日：投信口座管理システム「BESTWAY」が消費税額算出方式・電子納税などの新たな制度に対応欧州ロシアの G D P は、上海市の１この 20 年間で過去最高の利益率人当たり G D P6,000ドルを上回るを出していますが、それをなしえところで、消費市場としてのロシ水準です。た一つにロシアの売上増が寄与しアに対する日本企業の戦略は、ど第２話：「陰」と「陽」の景気循環ています。うも遅れ気味です。私たちがロシ第３話：日本の景気拡大に向けてロシアの消費者を所得別に見ると、下図の４タイプに分類できます。「都市型リッチ層」は、数年前までは国産品を利用しながら、所得が上がったことで輸入品将来は北米を超える「拡大ヨーロッパ」市場へ第１話：1990 年代以降のバランスシート不況アを見るよりも、ロシアの人々は日 NRI Podcast 本、あるいは日本製品をはるかに http ://www.nri.co.jp/podcast/index.html 2 月 28 日：アクセス制御･監査ツール「SecureCube /Access Check 」を刷新、 Linu x OS に対応 ──日本版 SOX 法対策ソリューションとして販売を強化事業活動 2 月 22 日：野村総合研究所と日本オラクル、企業内今後数年以内にロシア市場は、た点を、日本企業はもっと生かしのシステム運用を一元管理するソリューションをイギリス、ドイツ、フランス、イタリす。今後はこの層が、外国製品のアなど西欧の大国と肩を並べるか、いくべきだと考えています。ながら、ロシア事業にコミットして所得水準で見たロシア消費者の特徴新刊書籍『国際競争力強化の処方箋』提供開始 ──「eXsen ju」と「Oracle Enterprise 製造業における、ひずみ・しがらみ解決の処方箋！ Manager」の連携で高度なデータベース管理を実現 N R I の新刊単行本『国際競争力強化の処方箋 ─ 経営日本の製造業飛躍への提言─』が３月に発行されま 2 月 28 日：SRA と e パートナー契約を締結 ── e パーした。トナー企業と連携してエンハンス改革を推進貧困層準・中産階級層都市型リッチ層スーパーリッチ層日本の製造メーカーには過去の成功体験による 5700 万人（38％） 5700 万人（38％） 2800 万人（19％） 700 万人（5％）ひずみが、また、製造業界には個々の企業では解所得水準 120ドル以下 120 ∼ 500ドル 500 ∼1,000ドル 10,000ドル以上家族構成大家族、定職なし公務員、農家高給取り会社オーナー、資産家（1人当たり月収）理を実現好意的にとらえています。こうしの買い替えを進めてきた人たちで対象人口パッケージ「mySAP ERP」「SAP R/3」運用の一元管決できないしがらみが、厳然として存在しています。 NRI のニュースリリース一覧 http ://www.nri.co.jp/news/index.html 本書は、国際競争力低下が著しい日本の製造業の実情を検証し、ひずみ・し住居タイプがらみ解消のための処方 NRI 広報部は木場総合センターに移転します箋を提言しています。（月）木場総合センタータワーN棟に移転 3月26日野村総合研究所広報部新住所築年自動車食事食料品調達先外食子供の教育に対する考え方「フルシェビキ」バラックソビエト時代の「パネルハウス」新築間もない都市型マンション都心億ション＋郊外別荘 2 軒 1950 ∼1970 1980 年代 90 年代中盤∼ 2000 年以降非常に安い中古車 8,000ドル以下の国産車 30,000ドル以下の輸入車 50,000ドル以上の輸入車街頭販売、自家栽培地場の小売店、露店スーパーマーケット高級食材店たまに露店たまに外食レストラン高級レストラン職業訓練校で十分学費無料または年間 1,000ドルまでの授業料で国公立大学へ年間 4,000ドルまでの授業料で国公立大学へ海外留学または国内トップ大学（モスクワ大、ぺテルブルク大）〒135 - 0042 発行：野村総合研究所定価：2,400 円＋税東京都江東区木場1- 5 -15 タワーN棟 TEL. 03 - 6660 - 8370（広報部代表）この件の詳細 http ://www.nri.co.jp/opinion/book/ 移転日：200 7 年 3 月 26 日（月） index.html 出所） NRIとロシア総合政策研究所の共同作成当「N E WS let te r」に掲載されているあらゆる内容の無断転載・複製を禁じます。すべての内容は日本の著作権法及び国際条約により保護されています。 C o pyright © 2007 N omu ra R esea rch I nstitute, Ltd . All Rights R eser ved . 当「N E WS let te r」に掲載されているあらゆる内容の無断転載・複製を禁じます。すべての内容は日本の著作権法及び国際条約により保護されています。 C o pyright © 2007 N omu ra R esearch I nstitute, Ltd . All Rights R eser ved . 3