記者発表資料(PDF形式 594KB) - 横浜市

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平成 24 年 11 月 1 日
消 防 局 予 防 課
~各消防署でイベントを開催します!~
本年(9月30日現在。以下同様)の火災状況を見ると、住宅火災は255件(速報値。以下同様)、
放火自殺を除く住宅火災による死者は14人中12人が高齢者層となっています。
火の取り扱いの不注意による火災が依然多く発生しておりますが、前年同期に比較すると減
少傾向となっています。
そこで、このような住宅火災の実態を踏まえ、住宅用火災警報器の設置促進及び住宅火災発
生原因「放火(疑いを除く)」の上位である「たばこ」「食用油過熱出火」「こんろ」「スト
ーブ」の火災予防啓発を中心として、住宅火災による死者発生防止及び被害の抑制を図るため、
次の内容により市内全域で火災予防運動を展開します。
『消すまでは 出ない行かない 離れない』を全国統一防火標語に掲げ、11月9日(金)
から15日(木)までの7日間、秋の火災予防運動が実施されます。
火災が発生しやすい時季を迎えるにあたり、火災予防意識の一層の普及啓発を図ることに
より、市民自ら火災予防への取組を行っていただき、火災及び火災による死傷者の発生や財
産の損失を防ぐことを目的に実施します。
1 重点実施事項
(1) 総合的な住宅防火対策の推進
ア 住宅用火災警報器の設置促進及び適切な維持管理の周知
住宅用火災警報器の有効性や奏功事例、適切な取り付け場所、設置後の維持管理方法等
について広報を実施します。
イ 住宅用火災警報器取付け支援の実施
高齢者層への一層の設置促進を図るため、取付けが困難な世帯に対して、訪問による取
付けの支援を実施します。
ウ 住宅用火災警報器相談窓口の活用
「相談窓口」を活用し、市民からの住宅用火災警報器に関する問合せや相談について、
きめ細やかに対応します。
(裏面あり)
エ 火災原因上位の出火防止対策の徹底(住宅火災原因別発生状況は裏面のとおりです。)
(ア) たばこ火災に係る注意喚起広報の強化
(イ) こんろ火災及び食用油過熱出火防止対策の推進
(ウ) ストーブ火災防止対策の推進
(2) 住宅用消火器をはじめとした住宅用防災機器等の普及促進
(3) 放火火災・連続放火火災防止対策の推進
(4) 老朽化消火器等の事故防止対策の推進
※ 各区において、駅頭や集客施設等で各種イベントを実施するほか、地域や事業所で消防
訓練を実施します。
【参考】
○ 平成 24 年1月1日~9月 30 日までの市内の住宅火災発生件数
住宅火災件数
件数
前年比
255件
32件減
15人
5人減
住宅火災による死者数
※ 数値は速報値
○
住宅火災原因別ワースト5
平成 23 年中住宅火災
火災原因
件数(割合)
火災原因
件数(割合)
1位
たばこ
71 件(19%)
たばこ
54 件(21%)
2位
こんろ
49 件(13%)
食用油過熱出火
36 件(14%)
3位
放火(疑い含む)
48 件(13%)
こんろ
32 件(13%)
4位
食用油過熱出火
40 件(11%)
放火(疑い含む)
28 件(11%)
5位
ストーブ
33 件( 9%)
ストーブ
17 件( 7%)
6位以下
上記以外
131 件(35%)
上記以外
88 件(34%)
※
4
平成 24 年1月~9月住宅火災
合計
-
372 件
平成 24 年の住宅火災件数は速報値。
-
255 件
期間中に実施する行事予定(77 件)
別添1 主な行事の予定一覧表のとおり
(防災訓練・キャンペーン等 12 件、講演会・研修会等 5 件、パレード・コンサート等 2 件)
5 その他
(1) 訓練内容等の詳細については、各消防署へお問い合わせください。
(2) 災害の発生や荒天等により、訓練を延期し、又は中止することがありますので、あらかじ
め御了承ください。
(3) 放火火災防止のため、清涼飲料自販機協議会の協力により、戸塚区及び泉区の自動販売
機に10月から3月まで放火防止のステッカーを貼付しています。詳しくは別添2のとおり
お問合せ先
消防局予防課長
青木
哲郎
Tel 045-334-6601
別 添 1
主な行事の実施予定
実施日 実施時間
実施内容
実施場所
問い合わせ先
1
「中山まつり」
中山駅南口を中心とした、地域と商店会のイベント、住宅用火災警報器の 「JR中山駅周辺、中山駅前通り」
11月3日 10:00~14:00 設置・維持管理啓発活動、住宅火災の出火防止啓発、「減災行動のススメ」 緑区寺山町80番地付近
啓発、消防車両展示等の実施
緑消防署
932-0119
「藤棚一番街商店街」
西区中央2丁目他
2
13:00~13:30 「藤棚商店街防災パレード」
藤棚商店街における防災関係者、横浜市消防音楽隊、横浜消防マスコット
「ハマくん」による防災パレードを実施
11月4日 10:30~15:00 「区民まつり」
AEDの取扱い、住宅用火災警報器相談コーナー、チラシ等の配布、消防団
員募集PR活動、減災広報の実施
西消防署
313-0119
「出火防止・減災キャンペーン」
町内会、消防団、家庭防災員、防災関係団体及び横浜市消防音楽隊によ
る出火防止・減災及び住宅用火災警報器設置促進・維持管理広報パレー
11月6日 14:00~16:00 ド、防災相談コーナー設置、住宅用火災警報器の展示、のぼり旗の掲出、
チラシ・グッズの配布などの実施
「横浜弘明寺商店街」
南区弘明寺町134
「5福祉施設合同消防訓練」
◇訓練実施施設名
・港南中央地域活動ホームそよかぜの家
・港南区社会福祉協議会
・港南中央ケアプラザ
11月7日 14:00~15:00
・港南区生活支援センター
・港南つくしんぼ保育園
◇訓練内容(消防隊による救出訓練を含む)
通報、初期消火、避難誘導、救出訓練、煙体験などの実施
「港南区生活支援センター」ほか
港南区港南4-2-6
3
4
5
6
「戸部公園」
西区中央1丁目
南消防署
741-0119
港南消防署
844-0119
「ふれあい中川合同防災訓練」
「ふれあい中川」
横浜市営地下鉄中川駅、横浜市中川地域ケアプラザ、介護老人保健施設 都筑区中川1-1
11月7日 10:00~11:30 ソフィア都筑、中川小桜愛児園による119通報・避難訓練・初期消火訓練の
実施
「減災・救命ふれあい展の開催」
「瀬谷公会堂」
テーマを「できることから今すぐに 救える命を救いたい」とし、区民の方々 瀬谷区二ツ橋町190
に、より一層の「防火・防災思想の普及」を向上して頂き、大規模地震の発
生に備えるべく「減災行動」を実行に移すよう導いて、瀬谷区内の被害を最
11月8日 14:30~17:00 小限にすることを目的として実施
・第一部 救命講演会
・第二部 ふれあいコンサート「横浜市消防音楽隊」
・第三部 防火・防災ポスター入選作品表彰、優良家庭防災員の表彰
「秋の火災予防運動PR活動」
横浜消防マスコット「ハマくん」とともに、市民への広報活動を実施
「岡田屋モアーズ入口」
13:30~13:45
「横浜高島屋駅前交番付近」
13:50~14:00
「横浜ビブレ付近南幸橋付近」
14:05~14:20
「横浜駅東口郵便局前」
14:25~14:40
「ポルタ」
14:45~15:00
「横浜駅コンコース通路」
15:05~15:30
7
11月9日 13:30~15:30
8
「たまプラーザテラス防火防災広報及びふれあいコンサート」
「東急田園都市線たまプラーザ
青葉消防団、区内企業と協働し、たまプラーザ駅及びたまプラーザテラス利 駅及びたまプラーザテラス」
11月9日 10:30~13:00 用者に対し、消防団車両の展示や子供防火衣着装体験、企業による防火、 青葉区美しが丘1-1
防災、防犯用品等の展示及び横浜市消防音楽隊によるふれあいコンサート
の実施
「秋の火災予防運動駅頭広報」
ポケットティッシュ等配布及び広報活動の実施
9
11月9日 16:00~16:30
相鉄線
いずみ中央駅、いずみ野駅、
弥生台駅、 緑園都市駅
横浜市営地下鉄
立場駅
「泥亀公園・金沢公会堂前広場」
「金沢消防フェスタ2012」
東日本震災のパネル展示及び住宅用火災警報器の設置広報、予防救急 金沢区泥亀2-9-1
のパネル展示及びチラシの配布、心肺蘇生法、消防車両・資機材の展示、
10 11月10日 10:00~12:30
ミニ防火衣・救助服、レンジャー体験、煙体験、放水体験、消防団の活動・
募集広報などの実施
都筑消防署
945-0119
瀬谷消防署
362-0119
予防課
334-6602
青葉消防署
974-0119
泉消防署
801-0119
金沢消防署
781-0119
(裏面あり)
「わいわい消防フェスタ」
「中消防署、山下町、北方、山元
はしご車体験、放水体験、煙体験、津波についての展示、横浜市消防音楽 町、本牧和田消防出張所」
11 11月11日 9:30~14:00 隊ミニコンサート、横浜消防マスコット「ハマくん」とのふれあいコーナーなど
※署所ごとに実施内容相違
「消防総合訓練」
「電源開発磯子火力発電所」
企業自衛消防隊と消防隊間の災害情報共有と大規模事業所における消防 磯子区新磯子町37-2
12 11月13日 10:00~11:00 活動の検証を目的とした総合防災訓練
中消防署
251-0119
磯子消防署
753-0119
「住宅用火災警報器設置促進及び取付け支援キャンペーン広報」
「JR東戸塚駅東口・西口」
駅頭広報及びチラシの配布、住宅用火災警報器相談コーナー窓口の設置 戸塚区戸塚町
13 11月13日 15:00~16:00
戸塚消防署
881-0119
「石油コンビナート火災消防総合訓練」
JX日鉱日石エネルギー㈱横浜
JX日鉱日石エネルギー㈱横浜製造所にて、京浜臨海地区石油コンビナート 製造所
神奈川区子安通3等特別防災区域協議会主体の消防訓練を実施
390
14 11月14日 10:00~12:00 神奈川県安全防災局工業保安課、海上保安庁横浜海上保安部、JX日鉱日
石エネルギー㈱、横浜市消防局指導課・神奈川消防署、近隣企業、近隣住
民等が参加予定
神奈川消防署
316-0119
「訪問介護職員(ホームヘルパー)の防火防災対策研修」
防火防災研修、救命入門コースの実施
「港北公会堂 1~2号室」
港北区大豆戸町26-1
港北消防署
546-0119
15 11月14日 9:30~11:30
「第2回 チームさかえ減災ミーティング」
「栄消防署3階会議室」
東日本大震災を経て、平成23年11月に第1回ミーティングを実施し、各事業 栄区桂町301
16 11月14日 15:00~17:00 所の被害と課題を出し合いまとめた。その後、各事業所における減災行動
を話し合い、更なる減災行動を構築する
「ほどがや減災講演会」
「保土ケ谷公会堂」
区民の減災行動を進めるため、家庭防災員のスキルアップ研修をかねて開 保土ヶ谷区星川1-2-1
催
第一部
17 11月15日 13:30~15:30 家庭防災員によるDIG研修事例発表「私達の住む地域の防災力」
第二部
講演会「災害を乗り越える地域づくりについて」
講師:横浜国立大学 都市イノベーション研究院 藤岡准教授
「防火・防災講演会」
・インフルエンザ対策講演会
講師 済生会横浜市東部病院 井本 一也
18 11月15日 13:30~16:00 ・地震に関する講演会
講師 我門塾主宰 消防科学総合センターDIG指導員 佐藤 榮一
・横浜市消防音楽隊コンサート
「鶴見公会堂」
鶴見区豊岡町2-1
(フーガ1内6階)
「聖マリアンナ西部病院防災訓練」
・避難、通報、消火訓練
19 11月15日 14:00~16:30 ・梯子架梯、放水、人命検索訓練
・避難訓練、地震対策(起震車体験)訓練の実施
「聖マリアンナ西部病院」
旭区矢指町1197-1
栄消防署
892-0119
保土ケ谷消防署
334-6696
鶴見消防署
503-0119
旭消防署
951-0119
別添2
放火火災対策のステッカーを作成しました。
清涼飲料自販機協議会との協働
横浜市消防局がすすめている「放火されない・させない環境づくり」の一つと
して、清涼飲料自販機協議会に御協力いただき、放火防止を訴えるステッカーを
作成し、清涼飲料水の自動販売機に貼付しています。
重点貼付地区として、戸塚区及び泉区の屋外に設置されている清涼飲料水の自
動販売機にステッカーを掲出します(掲出期間平成24年10月~平成25年3月末)。
放火(疑いを含む。
)火災は、昭和60年以降、出火原因の第1位となっており、平成23年は、全
火災1,024件中305件と全火災の29.8%を占め、大きな問題となっております(図1参照)。また、
出火原因が放火による火災の種別をみてみると、その他火災が最も多くなっています(図2参照)
。
<図1> 過去の主な出火原因
年
火災件数
1位
H19 年
1,077 放火(293)
H20 年
1,086 放火(331)
H21 年
1,010 放火(306)
H22 年
961 放火(275)
H23 年
1,024 放火(305)
2位
たばこ(153)
たばこ(139)
たばこ(148)
たばこ(107)
たばこ(136)
3位
食用油(91)
食用油(70)
食用油(63)
食用油(64)
こんろ(62)
<図2> 平成23年中の火災種別ごとの発生状況
放火(疑い
を含む。)
建物火災
林野火災
車両火災
船舶火災
雑草火災
その他火災
合計
96
―
27
―
33
149
305
<図3> 過去五年間における出火原因別平均(全国及び横浜)
全国
横浜
火災件数
50,936
1,032
放火(疑い含む。)
10,426
303
こんろ
5,264
60
たばこ
4,884
137
食用油
―
68
※国の統計は、出火原因で「食用油」をとっていない。