後期博士学位取得 のプロセス - 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス

後期博士学位取得
のプロセス
(1) 学 位 取 得 プ ロ セ ス の 概 要
本研究科で取得できる学位は、博士(政策・メディア)あるいは博士(学術)です。
ここでは、取得までのステップを説明します。各ステップでの手続き詳細は、次項以降を参照してください。なお、いわゆる
「論文博士」の条件およびプロセスについては、別途主査にお問い合わせください。
① 「特別研究」(主査担当)を毎学期履修申告し、4 単位以上修得する
「特別研究(2 単位)」(主査担当)を在籍中は毎学期履修申告し、主査から研究指導を受けます。主査がサバティカル・留学の場合には、副査
担当の「特別研究」を履修申告することになります。
なお、2006 年度以前入学者については、毎学期履修申告する必要はありますが、「特別研究」4 単位以上修得は必須ではありません。
② インフォーマルな研究発表(非公式発表)を行う(任意)
大学院セミナー 1においてインフォーマルに研究発表の機会をもつことができます。これは、学位取得プロセスとしては必須ではありませんが、
有効に利用してください。詳細については、【(3)インフォーマルな研究発表】を参照してください。
③ 学科条件を充足する
A)新規授業科目企画書、B)外国語、C)技法科目の合格が必要です。詳細は【(4)学科条件】を参照してください。社会人コース在籍者には、
A)、C)が免除されます。
④ 教育体験を実施する
本研究科では、学生の、研究者としての資質のみならず、教育者としての能力を引き出し訓練する機会としての教育体験の実施が、学位取得
のための条件となっています。教育体験の実施は、上記②,③との時期的な関係は自由ですが、「博士候補」の条件の一つですので、入学後
なるべく早い時期に修了しておくことを推奨しています。教育体験の詳細については、【(5)教育体験】を参照してください。社会人コース在籍
者は免除されます。
⑤ 研究計画(フォーマル)発表に合格し、「博士候補」となる
学科条件を充足し、教育体験を修了した後に、大学院セミナーにおいてフォーマルに研究計画発表を行い、審査に合格すると「博士候補」と
なります。なお、教育体験の修了前に研究計画(フォーマル)発表を行うことは可能ですが、その場合教育体験修了承認日をもって「博士候
補」と認められます。研究計画(フォーマル)発表についての詳細は【(6)研究計画(フォーマル)発表と博士候補審査】を参照してください。
⑥ 公聴会に合格する
博士研究がほぼ終了し、論文がおおかた完成した時期をひとつの目処として、公聴会を行います。
公聴会を実施するためには、博士候補であることが必要です。公聴会の審査に合格すると、学位申請を行うことができます。公聴会の詳細につ
いては、【(7)公聴会による審査】を参照してください。
⑦ 博士学位授与の要件を満たす
博士学位を申請するためには、博士学位授与の要件を満たしている必要があります。博士学位授与の要件は、研究の分野・特長によって、4
種類の基準が設けられています。基準の詳細については、【(8)博士学位授与の要件】を参照してください。
⑧ 学位論文を提出し、学位申請を行う
公聴会に合格した後、博士学位授与要件を満たしたものは、学位審査委員会を設置し、学位審査を開始します。
学位審査委員会は、主査によって申請され、研究科委員会で審議の結果設置されます。同時に学位申請者は、審査対象となる学位論文およ
び各種申請書類を提出します。詳細については、【(9)学位審査委員会設置(学位申請)】・【(10)学位申請】を参照してください。
⑨ 学位審査委員会による最終試験に合格する
学位審査委員会は、提出された学位論文の審査および、申請者の口頭発表を含む最終試験(非公開)を行いその審査結果を研究科委員会
に提出します。
最終試験の日程およびその方法は、学位審査委員会の決定に従いますので、主査とよく相談してください。
なお、審査(最終合否判定)は、申請(研究科委員会受理日)より1年以内に行わなければなりません。1年を過ぎても審査結果が出ない場合に
は、審査委員会は解散されます。
⑩ 最終合否判定
学位審査委員会の論文審査および最終試験に合格すると、主査の申請により研究科委員会にて最終合否判定が行われます。審査委員会発
足のための学位申請の際に提出した書類の中で内容に変更が生じたものは、所定の期日までに再提出してください。また、製本済み学位論
文を所定の期日までに学事に提出してください。
提出物の詳細、学位取得については、【(12)最終合否判定】を参照してください。
1
大学院セミナーは年に数回開催され、インフォーマル(非公式発表)、研究計画(フォーマル)発表、公聴会の3つのカテゴリーの発表が行われます。セミナーの開催日時は、
http://www.sfc.keio.ac.jp/students_mag/calendar/mag_seminar.html を参照してください。
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(2) 研 究 指 導 体 制
本研究科では、研究の進行に沿って、以下に示す体制で研究指導および進捗確認を行っています。
① 指導担当教員
後期博士課程入学志願時に指名し、承諾を得た受入担当教員を指導担当教員(主査予定者)として博士学位取得のための研究を行っていくこ
ととなります。
② アドバイザリーグループ
アドバイザリーグループは、博士課程の学生が博士候補になるまでの研究指導、学科要件のチェック、博士候補審査の申請を行います。
[メンバー]
主査 1 名、副査 2 名以上から構成されます。そのうち主査と副査1名は本大学院研究科委員とします。2人目以降の副査は、外部大学院
博士課程担当教員を含めることができます。本人が承諾すれば、サバティカルなどの教員も主査、副査になれるものとします。
メンバーの変更は、主査が理由を添えて研究科委員会に申請し、研究科委員会での承認が必要です。
[申請時期]
学生入学後速やかに指導教員と相談をしてメンバーを決定し、アドバイザリーグループの設置を政策・メディア研究科委員会(以下「研究
科委員会」とする)に開催2日前までに申請してください。研究科委員会は申請の妥当性を評価しそれを承認します。
[申請方法]
指導教員がメールにより申請をします。申請先と内容は以下のとおりです。
申請先: To: [email protected]、Cc: 主査・副査・学生本人を含む
申請内容:
学生氏名、学籍番号、所属プログラム、研究テーマ、主査・副査氏名・所属一覧
*学生は、ブラックウェンズデーの書類にメンバーと申請時期を明記してください。
[解散]
アドバイザリーグループは、学生が博士候補になり、研究指導グループが構成された時点で解散します。
③ 研究指導グループ
研究指導グループは、学生が博士候補になると同時に構成され、博士候補となった学生の学位審査開始までの研究指導、公聴会の申請、教
育体験の修了を含め学位基準のチェック、論文審査の申請行います。
[メンバー]
主査1名、副査2名以上から構成されます。そのうち主査と副査 1 名は本大学院研究科委員とします。2人目以降の副査は、外部大学院
博士課程担当教員あるいはそれと同等以上の研究業績を有する者を含めることができます。本人が承諾すれば、サバティカルなどの教員
も、主査・副査になれるものとします。研究指導グループはアドバイザリーグループと同一でも構いませんし、この機会に自分の研究のテー
マにより適合した構成に変更して申請することもできます。
メンバーの変更は、主査が理由を添えて研究科委員会に申請し、研究科委員会での承認が必要です。
[設置]
アドバイザリーグループの主査は、博士候補の学生の研究指導グループを博士候補認定後 1 ヶ月以内に政策・メディア研究科委員会(以
下「研究科委員会」とする)に申請してください。申請は研究科委員会開催2日前までとします。グループ設置の申請は博士候補認定申請
と同時でも構いません。研究科委員会は申請の妥当性を評価しそれを承認します。
[解散]
研究指導グループは学位審査委員会が発足した時点で解散します。
④ ブラックウェンズデー
研究科委員会では、博士課程在学生の研究の進捗状況を、アドバイザーとなっている教員全員が確認し、情報を共有し、各方面のスタッフか
ら各学生にアドバイスを与えるために、年2回、「博士課程在学生研究進捗状況確認ミーティング(通称 “Black Wednesday”)」を行っています。
2007年度は6月20日(水)と12月12日(水)に開催します。
参加者は、研究科委員長および博士課程の学生のアドバイザー(主査および副査)です。当日は、アドバイザリーグループ(または研究指導グ
ループ)の主査(または副査)から後期博士課程学生の研究進捗状況の報告がされます。学生は進捗確認のための資料を提出するだけでミー
ティングへの出席はしません。
[提出書類]
進捗状況 check list (所定用紙,Web より取得可能)
各自の研究テーマについての説明(形式自由,A4判1枚)
[提出締切り]
春学期:5 月 25 日(金)
秋学期:11月上旬(別途掲示予定)
[提出先]
A館事務室学事担当窓口
これらの資料を作成する前後に、各学生は、必ず、アドバイザリーグループ(または研究指導グループ)の主査・副査の先生とミーティングをもち、
各自の研究の進捗状況や今後の方針について話し合う機会を作って下さい。主査と副査が一緒でも個別でも構いません。
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(3) イ ン フ ォ ー マ ル な 研 究 発 表
学生は研究テーマや方法についておおよその方向性が決まった段階で、大学院セミナーにおいてインフォーマルに研究
発表の機会をもつことができます。本格的な研究が始まる段階で、教員やほかの博士学生などからのアドバイスや意見を聞
くことで、その後の研究の参考にしてもらうのが目的です。申請者(学生)は、大学院セミナー開催10日前までに事務室学
事担当にメールで申請してください。発表時間は質疑応答を含めて30分程度です。
[申請方法]
申請先: To: [email protected]、
Cc: アドバイザリーグループの主査・副査
申請内容:
学生氏名、学籍番号、所属プログラム、研究テーマ、希望日、発表サマリー(300 文字程度)
(4) 学 科 条 件
研究計画(フォーマル)発表を行うためには、以下の要件を満たしている必要があります。
A)新規授業科目企画書に合格すること。
B)外国語に合格すること。
C)所定の技法科目に合格すること。
以下にそれぞれの詳細を説明します。
A) 新規授業科目企画書 (社会人コース在籍者には、免除されます。)
「新規授業科目企画書」は、それぞれの分野の総合的な知識と理解力、それを的確に伝える能力を判定するために、新しい科目を企画しまと
めてもらうものです。
修士課程1年生を対象として、自分の専門分野を概説する授業を1科目考案してください。15週の授業科目として、どのような内容の講義をど
のような方針で実施し、学生に理解させるかについて考え、「新規授業科目企画書」にまとめてください。たとえば、主題や目標、意義、各講義
の内容および関連文献、教材や授業方法、受講生の評価基準、各文献のどの部分が授業全体におよび各講義にどのように関連しているかの
説明などを、詳細にわたってまとめてください。(A4版5∼10枚。)
氏名欄は必ず自署してください。
「新規授業科目企画書」を審査する際の評価事項は以下のとおりです。
①授業科目としての妥当性
②既存知識の体系づけの妥当性
③科目の構成の構想力
④内容のわかりやすさ、説得性
この企画書は、SFCの学部・大学院にある既存のシラバスそのものとは一致するものではありませんので、独自に創意工夫してまとめてくださ
い。なお、提出された企画書が他のものを模倣しただけの場合には、不正行為とみなし資格を取り消します。
この審査は年2回、大学院入学試験と同時に行われる予定です。
入学試験時に提出した「新規授業科目企画書」が基準を満たしている場合は、それにより博士候補要件の「新規授業科目企画書」を充足した
ものとします。
提出時期〔5月と10月を予定〕等、詳細は掲示をいたします。
B) 外国語
「外国語」は研究を遂行する上で必要と認められる、母語以外の外国語ひとつについて、以下の表で示される外国語検定試験の基準を満たす
か、あるいは、年 2 回 SFC で実施される TOEFL-ITP2により 550 点以上を取得することで要件を満たします。
語学検定試験受験時期は問いませんが、必ず、検定試験結果の証明書(オリジナル)を提出してください。研究科委員会で要件を確認します。
入学試験出願時に提出をし、以下の基準を満たしている場合は、それにより博士候補要件「外国語」を充足したものとします。
【2006 年度以前入学者】
語種
英
外国語検定試験
語 TOEFL(SFCで実施する TOEFL-ITP を含む)
博士候補外国語の要件
Compter Based TOEFL 213点以上(Paper Based TOEFLで受験し
た場合は550点以上)、(Internet Based TOEFFL で受験した場合は79−80
点以上)
ド イ ツ 語
フランス語
中 国 語
スペイン語
日 本 語
※
2
TOEIC
実用英語技能検定
ドイツ語技能検定
実用フランス語技能検定
中国語検定
スペイン語技能検定
日本語能力試験
730 点以上
準1級以上
2級以上
2級以上
準2級以上
2級以上
1級
参考換算式:TOEIC*0.348+296=TOEFL (Paper Based)
TOEFL-ITP は、5月12 日(土)(4月11日(水)∼ 13日(金)11:00-16:50 申込受付)と、11月10日(土)(予定)SFC で実施します。
他会場で実施される TOEFL-ITP は対象となりません。
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【2007 年度以降入学者】
語種
英
外国語検定試験
語 TOEFL(SFCで実施する TOEFL-ITP を含む)
博士候補外国語の要件
Compter Based TOEFL 213点以上(Paper Based TOEFLで受験し
た場合は550点以上)、(Internet Based TOEFFL で受験した場合は79−80
点以上)
ド イ ツ 語
フランス語
中
国
語
スペイン語
日本語
朝鮮語
マレー・イン
ドネシア語
※
TOEIC
実用英語技能検定
ドイツ語技能検定
Zentrale Mittelstufenprufung(ZMP)
※ゲーテ・インスティテュート
Test DaF
実用フランス語技能検定
フランス 文部省認定フランス語資格
(DELF/DALF)
フランス文部省認定フランス語能力テスト
(TCF)
中国語検定
漢語水平考試(HSK)
スペイン語技能検定
スペイン政府公認スペイン語検定試験
(DELE)
日本語能力試験
韓国語能力試験
ハングル能力検定試験
インドネシア語技能検定
インドネシア語能力検定
730 点以上
準1級以上
2級以上
合格
4以上
準1級以上
DELF B2以上
450点以上
2級以上
5級以上
2級以上
上級(Nivel Superior)
1級
3級以上
3級以上
B 級以上
450 点以上
参考換算式:TOEIC*0.348+296=TOEFL (Paper Based)
上記基準を満たさない場合でも、その検定試験結果についての証明書と以下の免除条件を加味したうえで、アドバイザリーグループにおいて
総合的に判断をし、学習指導会議に申請をすることで、要件充足と判断されることがあります。(英語の場合、TOEFL-PBT500またはTOEIC5
86点を最低基準とします。)
(ア) 国際会議で日本語以外の言語で筆頭者として3回以上(国際会議での発表条件を含む)発表すること。
オーラル、ポスターを問わない。(担当教員による実績証明を添付すること)
(イ) 海外で母語以外の言語を使って合計2週間以上調査などに従事した実績がある。(調査結果を添付すること)
(ウ) 外国雑誌に母語以外の言語で書かれた論文が掲載された実績がある。(コピーなどを添付すること)
(エ) 英語に関するスキル外国語またはコンテンツ外国語の組み合わせにより、2科目を選択・履修し、単位を取得すること。
いずれも定員25名前後を目途に担当教員による人数制限がある。
(オ) 研究計画(フォーマル)発表を英語で行うこと。(発表、質疑全てを英語で実施する)
C) 技法科目(社会人コース在籍者には、免除されます。)
「技法科目」は、所属するプログラムごとに指定しています。
次の表「技法科目の対象科目」にある政策・メディア研究科修士課程講義科目のいずれか1科目を履修し、「A」の評価を得ることでこの要件を
満たします。また、既に修士課程所属時に下記の対象科目で「A」の評価を取得済みの場合には、技法科目として認定されることがあります。
博士課程所属時に以下の科目で「A」の評価を得た場合は特に申請は必要ありません。修得学期最終日(履修学期が春学期のときは 9 月 21
日、秋学期のときは 3 月 31 日とする)をもって要件を充足したものとみなします。
下表に明記されていない科目、修士課程所属時に修得した単位にて要件を満たす場合は、修得した科目と評価が記載された成績表(学業成
績証明書も可)に主査の承認印を得て、事務室学事担当に提出してください。書類提出後に研究科委員会で要件の認定を行います。
<技法科目の対象科目について>
プログラム
対象科目
1
グローバル・ガバナンスと
リージョナル・ストラテジー
グローバル・ガバナンスとリージョナル・ストラテジープログラムが指定し、またそのコアメンバーが担当
する研究支援科目、プログラム科目、研究領域科目の中で、研究技法の習得に必要性が高いと主査が
認め、学習指導が承認した科目。
2
ヒューマンセキュリティとコミュニケーション
ポリシーマネジメント(開発とヒューマンセキュリティー)(以上 2007/4/26 追加)、国際経済
政策、政策エコノメトリクス、国際金融論、経済政策分析および『大学院ガイド』中の「共通基盤・外国語
科目・コンテンツ」というセクションにある全語種の全科目(すなわちⅢレベル)。
※但し、日本語については留学生・帰国生のみ対象科目とする。
HC プログラムが指定し、また HC メンバーが相当する研究支援科目、プログラム科目、研究領域科目の
中で、研究技法科目として相応しいと主査が認め、学習指導が承認した科目(以上 2007/5/30 追加)。
3
政 策 形 成 とソーシャルイノベーション
統計解析、不確実性と情報、多変量解析、時系列解析法、多変量データ分析A、多変量データ分析B、
定量調査法、定性調査法、社会調査法、フィールドワーク法、データベース構築法、データマイニング
法、コンテンツ分析法、インターネット構成法、情報通信セキュリティ論、立法技術論、ミクロ経済Ⅲ、マク
ロ経済Ⅲ、経済政策分析、政策過程論Ⅱ、公共選択論、ネットワーク社会論、複雑性とゲーム理論、数
60
理と社会、数学と論理、情報数学2、ベイズ統計,空間モデリング,リスクと保険,非営利・公会計論、応
用ミクロ経済,計量ファイナンス、その他、研究技法の習得に必要性が高いと主査が認め、学習指導が
承認した科目。
4
5
認 知 ・意 味 編 成 モデルと身 体 スキル
HCI設計論、ソシオコンテンツ分析特論、ソシオセマンティクス特 論、認知・脳科学論、
認知意味論、スポーツ・スキルサイエンス 論、心理情報解析特論、人間工学論、運動生理学・
バイオメカ、高齢社会デザイン論、老年学、概念構築(CB)、先端研究(CB)
(以上 2007/4/11
追加)概念構築B、帰納論理プログラミング、知識発見法、計量行動学特論[社会科学研究科]、計量行
動学特殊研究[社会科学研究科]、高齢者環境設計論、コンパイラ構成論、自然言語論、情報解析法、
情報数学Ⅱ、数値と近似、数理と現象、ソシオセマンティクス特論、人間環境整合論、メディア構成論、
認知意味論、他プログラムで技法科目として認められた科目およびプログラム構成科目のうち、研究技
法の習得に必要性が高いと主査が認め、学習指導が承認した科目。
環境デザイン
概念構築D、安全環境論、環境空間論、環境の変遷、建築技術論、環境デザイン特別演習、建築構成
論、構造のデザイン、地域環境論、建築環境制御論、都市空間の構成、ランドスケープデザイン、美術
建築都市デザイン(コンテンツフランス語科目)、ポピュレーションダイナミクス、建設マネージメント論、環
境の力学、都市デザイン論、応用環境デザインA、応用環境デザインB
都市
地球環境
ジオインフォマティク
ス
概念構築D、概念構築E、安全環境論、環境空間論、環境の変遷、建築技術論、環境デザイン特別演
習、建築構成論、構造のデザイン、地域環境論、建築環境制御論、都市空間の構成、ランドスケープデ
ザイン、美術建築都市デザイン(コンテンツフランス語科目)、ポピュレーションダイナミクス、建設マネー
ジメント論、環境の力学、都市デザイン論、応用環境デザイン A、応用環境デザインB、都市政策、ジオ
インフォマティクス概論、開発・環境モデル構築、地域開発ゲーミング、国際経済政策、政策エコノメトリ
クス、国際金融論、経済政策分析、エネルギー環境論
環境デザイン・ガ
バナンス
6
メディアデザイン
3Dシステム構成論、デジタルオーディオ、デジタルエンターテイメントデザイン、コンピュータミュージックⅢ、エンタテイ
メント・コンテンツ・プロデュース特論、デジタルサウンドデザイン、デザインセオリー、エンタテイメントセオリー、マネー
ジメントオブデザイン、CGモデリング、エンタテイメントストラテジー、ウェアラブルメディアストラテジー、ムービングイメ
ージストラテジー、ダイアログストラテジー、パブリックアレンジメント
7
サイバーインフォマティクス
情報数学Ⅱ(確率論、情報理論、論理学) 、データベース構築法、知識ベース論、プログラミング・システム・ソフトウェ
ア、言語の意味論、ビジュアルプログラミング、ソフトウェア工学、アルゴリズム論、コンバイラ構成論、オブジェクト指向
モデリング、オブジェクト指向開発、ニューラルコンピューティング、情報通信論、インターネットオペレーション、インター
ネット構成法、ワイヤレスシステム論、情報通信セキュリティ論、言語の意味論、インターネットの進化と可能性、システ
ムソフトウェア、ソフトウェア開発方法論、マルチメディア知識ベース構築論、情報セキュリティ論、ユビキタスコンピュー
ティングシステム論、オブジェクト指向分析、知識発見法、自律分散協調システム論、HCI設計論(以上 2007/9/4 追
加)、他プログラムで技法科目として認められた科目のうち、研究技法の習得に必要性が高いと主査が認め、学習指
導が承認した科目。
8
先端生命科学
バイオインフォマティクスツール実習、バイオインフォマティクスアルゴリズム実習、遺伝子ネットワーク
論、数理生物学、代謝システム工学実習、プロテオーム解析実習、メタボローム解析実習、バイオインフ
ォマティクスアルゴリズム、生命科学英語、ゲノムデザイン学
2004 年度以前に入学者で、旧プログラム所属時にすでに技法科目を修得している学生は、以下の技法科目一覧を参照してください。
旧プログラム
対象科目
1
言語とトランスカルチャー
『大学院ガイド』中の「共通基盤・外国語科目・コンテンツ」というセクションにある全語種の全科目(つまりⅢレ
ベル)。
※但し、日本語については、留学生・帰国生の場合に限って対象科目とする。
2
認知・身体科学
帰納論理プログラミング、知識発見法、計量行動学特論[社会科学研究科]、計量行動学特殊研究[社会科学
研究科]、コンパイラ構成論、自然言語論、情報解析法、情報数学 II、数値と近似、
数理と現象、データマイニング法、メディア構成論、他プログラムで技法科目として認められており、研究技
法の習得に必要性が高いと主査が認め、承認した科目。
3
ネットワークガバナンス
『大学院ガイド』中の「共通基盤・外国語科目・コンテンツ」というセクションにある全語種の全科目(つまりⅢレ
ベル)
※但し、日本語については留学生・帰国生のみ対象科目とする。
4
ITビジネス
多変量解析、多変量データ分析A、多変量データ分析B、データマイニング、統計解析、計量行動学特殊研
究(社会学研究科)
5
政策形成と電子政府
立法技術論、ミクロ経済Ⅲ、経済政策分析、政策過程論Ⅱ、公共選択論、地方政府動態論ネットワーク社会
論、情報通信セキュリティ論、多変量解析、時系列解析法、データベース構築法、データマイニング法
6
サイバーインフォマティクス
情報数学Ⅱ(確率論、情報理論、論理学) 、データベース構築法、知識ベース論、プログラミング・システム・
ソフトウェア、言語の意味論、ビジュアルプログラミング、ソフトウェア工学、アルゴリズム論、コンバイラ構成
論、オブジェクト指向モデリング、オブジェクト指向開発、ニューラルコンピューティング、情報通信論、インタ
ーネットオペレーション、インターネット構成法、ワイヤレスシステム論、情報通信セキュリティ論、他プログラ
ムで技法科目として認められており、主査との協議によって、研究技法の習得に必要性が高いと認められた
科目。
7
グローバル・ガバナンス
グローバル・ガバナンス・プログラムが指定し、またそのコアメンバーが担当する研究支援科目、プログラム
科目、研究領域科目の中で、主査との協議によって研究技法の習得に必要性が高いと認められた科目。
8
環境デザイン
概念構築D・安全環境論・環境空間論・環境の変遷・建築技術論・環境デザイン特別演習・建築構成論・構
造のデザイン・地域環境論・建築環境制御論・都市空間の構成・ランドスケープデザイン・美術建築都市デザ
イン(コンテンツフランス語科目)・ポピュレーションダイナミクス・建設マネージメント論・環境の力学・都市デ
61
ザイン論・応用環境デザインA・応用環境デザインB
9
バイオインフォマティクス
バイオインフォマティクスツール実習、バイオインフォマティクスアルゴリズム実習、遺伝子ネットワーク論、数
理生物学、代謝システム工学実習、プロテオーム解析実習、メタボローム解析実習
10 ジオインフォマティクス
不動産D、不動産C
11 ファイナンスと不動産
(数学・統計)、現代数学、数理と現象、数値と近似、情報数学Ⅱ、数理モデル、多変量解析、時系列解析
法、情報解析法(経済・会計)、ミクロ経済Ⅲ、フィナンシャルエコノミクス、非営利・公会計論
以下のものは開講した学期に認める:数量経済分析A、数量経済分析B
12 メディアデザイン
新表現方法論、表現方法論Ⅱ、3Dシステム構成論、デジタルオーディオ、デジタルドラマツルギーⅡ、リア
ルタイムCG技術論、デジタルエンターテイメントデザイン、コンピュータグラフィックスⅡ、コンピュータミュージ
ックⅢ、エンタテイメントコンテンツプロデュース論
13 サステイナブル・ディベロプメント
概念構築E、不動産D(ジオインフォマティクス概論)、開発・環境モデル構築、地域開発ゲーミング、国際経
済政策、政策エコノメトリクス、国際金融論、経済政策分析、エネルギー環境論
14 ソシオセマンティクス
ソシオセマンティクスプログラムが指定し、またそのコアメンバーが担当する研究支援科目、プログラム科
目、研究領域科目の中で、主査との協議によって研究技法の習得に必要性が高いと認められた科目。
入学時にファイナンス(FI)プログラムに所属していた学生で,ファイナンス(FI)プログラム所属時にすでに技法科目を修得している学
生は、以下の技法科目一覧を参照してください。
ファイナンス
(数学・統計)現代数学、数理と現象、数値と近似、情報数学Ⅱ、数理モデル、多変量解析、時系列解析法、
情報解析法
(経済・会計)ミクロ経済Ⅲ、フィナンシャルエコノミクス、非営利・公会計論、数量経済分析A、数量経済分析
B
(5) 教 育 体 験
教育体験は、博士課程学生諸君の将来のキャリアを考慮し、研究者としての資質のみならず、教育者としての能力を引き出
し訓練する機会を提供するもので、基本的に半年間の授業を、教える立場として体験するものです。このため、教育体験の
対象としては、自分の研究の専門分野そのものに直接関連するテーマについて講義するのではなく、初心者や学部1年生
などを対象にした必ずしも研究専門分野でないものについて教授法や教育内容の工夫することを基本とします。
学生に対する講義が中心であって、演習のみや単なる教材作りだけではありません。関係する教員との個人的な関係で決
まるものでも、その手伝いでもなく、あくまで独立した講師としての立場で講義をすることを期待されており、担当科目につい
ては事務室学事担当に届出て、公の場で承認された科目に対して、公式に教育体験を行なうことが原則です。なお、博士
課程の教育体験は、教育効果を高め、その体験を実効あるものとするために、次の方針に従って実施してください。
(社会人コース在籍者には、免除されます。)
[申請方法]
教育体験実施対象科目は、原則として、本学専任教員(訪問講師、専任教員(有期)含む3)が担当するSFC内の科目を対象とします。
教育体験を希望する科目を所定用紙「教育体験希望科目申請書」で、教育体験実施を希望する学期初めに事務室学事担当へ申請して
ください。提出締切きは掲示等でその都度お知らせいたします。
学習指導会議、研究科委員会で承認された後、メールで実施科目についてお知らせいたします。
[実施方法]
教育体験は、1学期間、対象となる科目に関わってゆき、3∼4回は自ら担当をするものとします。その際、担当教員は必ず立ち会うこととし
ます。
教授法、教育内容については、自ら工夫すると同時に、科目担当教員から適切な指導を仰いでください。
該当科目を履修した学生の成績評価に教育体験する学生は加わっていきますが、最終的な責任は、科目担当教員にあります。履修する
学生の授業評価(SFC-SFS)に際しては、教育体験の部分に関する評価も追加設問として付け加えることとします。
[教育体験報告と評価]
教育体験を実施した学生は、学期末(各学期授業終了日)に教育体験の報告書(所定用紙)と振込口座、および講義で使用した教材や
資料等を科目担当教員に提出します。
科目担当教員は、授業内容や学生から提出された報告書等により、教育体験状況を評価(所定用紙「教育体験評価書」)してください。締
切日までに、学生から提出された報告書および資料と、教育体験評価書を事務室学事担当に提出してください。教育体験におけるコメン
トは、直接学生へも指導ください。
[結果]
実施した学期末に開催される研究科委員会にて合否は決定され、学生にメールで結果が報告されます。合格者にはTAとしての報酬が
支払われます。
3
特別研究教員が担当する科目は対象となりません。
62
ただし、本塾または他の大学において、すでに講師(専任または非常勤)の経験を持つものは、「教育体験」修了者と認めま
す。担当科目開講学期終了後、就任承諾書、講師依頼状、シラバス、時間割表等、身分・担当科目・担当期間等の記載さ
れた書類の写しに欄外に学籍番号と氏名を記載し、提出してください。
(6) 研 究 計 画 ( フ ォ ー マ ル ) 発 表 と 博 士 候 補 審 査
(4)で示した学科条件を満たし、(5)教育体験を修了した(もしくは教育体験修了予定)学生は、研究のテーマや方法がほ
ぼ固まり、関連研究の予備調査がひととおり終わった時期をひとつの目処として、大学院セミナーで研究計画(フォーマル)
発表を行います。この場で、様々な教員からアドバイスを受けるオープンな機会を得るとともに、博士候補になるための審査
を受けます。3年間で博士号をとることを想定する場合、入学した学期を入れて2∼3学期目が一つの目安になります。
[審査委員]
アドバイザリーグループの主査および、主査が選んだ副査2名の計3名。学外者、海外留学などやむを得ない理由があれば、理由を添え
て主査が補充の審査委員を決め研究科委員会に申請してください。本人が承諾すれば、サバティカルなどの教員も審査委員になれるも
のとします。
[申請方法]
アドバイザリーグループの主査が、大学院セミナー開催10日前までに、研究科委員会に研究計画(フォーマル)発表の開催の申請をしま
す。
申請先:
To: [email protected]
Cc: 該当学生、アドバイザリーグループの主査・副査・それ以外の博士候補審査委員。
申請内容: 学生氏名、学籍番号、所属プログラム、研究テーマ、希望日、
博士候補審査の主査・副査氏名・所属一覧、発表サマリー(300 文字程度)。
[提出書類]
学生は、発表の1週間前までに、以下の項目を含むA4判 10 ページ程度(形式自由)の研究プロポーザルを(PDF化したファイル)事務室
学事担当(To: [email protected])に提出してください。
項 目:
研究テーマ/期待される成果/既存の研究結果との関連/関連文献リスト/進捗状況/学会発表、論文提出・掲載など/今
後の日程
[研究計画(フォーマル)発表(当日)]
大学院セミナーにおいて、審査委員および参加者に対して、発表30分、質疑応答15分を行います。発表は公開とします。(ただし、司会
の判断により、運営上の理由から参加の制限をすることがあります)。
研究分野によっては、作品、ソフトウェアの実演、フィールドワーク紹介のビデオなど研究の全体像を示す工夫をすることが望ましいです。
それらもアドバイスや審査の対象となります。当日の配布資料は発表者が、準備をし、審査委員に配布してください。
[審査結果]
大学院セミナーでの発表の後、上記の審査委員が研究概要と発表の結果を対象に審査し、合否を決定します。
大学院セミナー前日、主査のメールボックスに報告用紙が準備されます。審査委員全員で署名の上、報告用紙を提出してください。
当日の大学院セミナーで当該学生の発表を聞いたSFC教員は、この審査プロセスに参加できますが、最終的決定は審査委員が行いま
す。
博士候補の最終認定は報告を受けて研究科委員会が行い、その日を持って博士候補となります。(ただし、教育体験未修了の場合は、
教育体験修了承認日をもって博士候補と認められます。)
なお、不合格の場合は次の学期以降に再審査ができます(1学期に1回のみ審査を受けることができます)。
(7) 公 聴 会 に よ る 審 査
教育体験を終え、博士研究がほぼ終了し、論文がおおかた完成した時期をひとつの目処として、公聴会による審査を行い
ます。3年間で学位を取得することを想定した場合は、入学後5学期目が一つの目安になります。
公聴会の時点で博士学位授与の要件【(8)博士学位授与の要件 参照】をすべて満たしていることが望ましいです。ただ
し、基準1で申請する場合には、レフリー付の原著論文 2 編の内1編は条件付採録も採録許可と同等とみなします。
[審査委員]
研究指導グループの主査および、主査が選んだ副査2名の計3名。学外者、海外留学など、やむを得ない理由があれば、理由を添えて
主査が補充の審査委員を決めて研究科委員会に申請してください。本人が承諾すれば、サバティカルなどの教員も審査委員になれるも
のとします。
[申請方法]
研究指導グループの主査は大学院セミナー開催10日前までに研究科委員会に申請します。
申請先: To: [email protected]
Cc: 研究指導グループの主査・副査・学生本人、研究指導グループの副査と異なる場合は、博士候補審査委員となる副査を含む。
申請内容:
学生氏名、学籍番号、所属プログラム、研究テーマ、希望日、
主査・副査氏名・所属一覧、発表サマリー(300 文字程度)
[提出書類]
63
学生は、公聴会の1週間前までに、以下の項目を含むA4判 10 ページ程度(形式自由)の研究プロポーザルを(PDF化したファイル)事務
室学事担当(To: [email protected])に、論文ドラフトを A 館事務室学事担当窓口に提出してください。
項目:
研究テーマ/期待される成果/既存の研究結果との関連/関連文献リスト/進捗状況/学会発表、論文提出・掲載など/今
後の日程
[公聴会(当日)]
大学院セミナーにおいて、審査委員および参加者に対して、発表45分、質疑応答15分を行います。発表は公開とします。(ただし、司会
の判断により、運営上の理由から参加の制限をすることがあります)。
研究分野によっては、作品、ソフトウェアの実演、フィールドワーク紹介のビデオなど研究の全体像を示す工夫をすることが望ましいです。
それらもアドバイスや審査の対象となります。
発表者は、論文ドラフトを準備し、当日までに、審査委員に配布してください。
[審査結果]
大学院セミナーでの発表の後、上記の審査委員が研究概要と発表の結果を対象に審査し、合否を決定します。大学院セミナー前日、主
査のメールボックスに「公聴会結果」報告用紙が準備されますので、審査委員全員で署名の上報告用紙を提出してください。当日の大学
院セミナーで当該学生の発表を聞いたSFC教員は、この審査プロセスに参加できますが、最終的決定は審査委員が行います。
公聴会の合否は報告を受けて研究科委員会が行い、合格を持って学位審査を開始する資格とします。
なお、不合格の場合は次の学期以降に再審査ができます(1学期に1回のみ審査を受けることができます)。
(8) 博 士 学 位 授 与 の 要 件
博士学位授与の要件には、下記の4つの基準の内一つを満たすことが必要です。どの基準を採用するかは、学位審査委
員会設置時の必須情報ですが、研究指導グループの教員とよく相談して、公聴会までには決定するようにしてください。
基準1:
基準2:
基準3:
基準4:
認知された学会論文誌において、単記あるいは筆頭著者として、レフリー付の原著論文が2編以上採録、印刷中または採録許可
であること。条件付採録も採録許可とほぼ同等とみなすが、最終試験までには採録が決定しているものとする。投稿予定あるいは
投稿中は不可とする。
また、認知された国際会議等に単記あるいは筆頭者としての発表経験が1回以上あること。口頭発表であるか、ポスター発表であ
るかは問わないものとする。
認知された出版社から研究成果を著者として1編以上出版または出版決定していること。
また、認知された国際会議等に単記あるいは筆頭者としての発表経験が1回以上あること。口頭発表であるか、ポスター発表であ
るかは問わないものとする。
認知された学会等に研究成果作品が2編以上採録または採録決定され、1編以上の作品が入賞または入賞決定していること。
また、認知された国際会議等に単記あるいは筆頭者としての発表経験が1回以上あること。口頭発表であるか、ポスター発表であ
るかは問わないものとする。
基準1∼基準3に該当せずとも、極めてユニークな(SFCらしい)研究業績を残し、その成果を認知された場で公開していること。
また、認知された国際会議等に単記あるいは筆頭者としての発表経験が1回以上あること。口頭発表であるか、ポスター発表であ
るかは問わないものとする。
(9) 学 位 審 査 委 員 会 設 置 ( 学 位 申 請 )
研究指導グループの主査は、博士研究が終了し、論文、作品、その他の添付物の作成が完了して学位審査が開始できると
判断した段階で、研究科委員会に学位審査委員会を申請します。この際に、研究科委員会において、博士学位授与の要
件が満たされていることおよび論文の要旨を説明し、学位審査委員会設置の承認を得るものとします。
学位審査委員会の設置日(論文受理日)は、研究科委員会承認日とします。
[審査委員]
主査1名、副査3名以上。主査と副査2名は本大学院大学院研究科委員とします。
3人目以降の副査として、外部大学院博士課程担当教員を含めることができます。学外者、海外留学など、やむを得ない理由があれば、
理由を添えて主査が補充の審査委員を決めて研究科委員会に申請してください。本人が承諾すれば、サバティカルなどの教員も主査、
副査になれるものとします。
[申請方法]
研究指導グループの主査は、設置を審議する研究科委員会開催1週間前までに申請します。
申請先: To: [email protected]
Cc: 主査・副査・学生本人を含む
申請内容:
学生氏名、学籍番号、所属プログラム、博士候補認定日、公聴会合格日、審査の主査・副査氏名・所属一覧
[提出書類]
主査は、学位審査委員会を設置する研究科委員会1週間前までに、上記申請内容と共に「博士学位審査確認書」を事務室学事担当に
提出してください。
学生は【(10)学位申請】にしたがって申請に必要な提出物を、学位審査委員会を設置する政策・メディア研究科委員会の2日前までに、
事務室学事担当に提出してください。
[設置]
研究科委員会が、基本要件を確認した上で、設置を決定します。
64
(10) 学 位 申 請
学位申請は、研究指導グループの主査の許可を得て、学生が行います。
博士研究が終了し、論文、作品、その他の添付物の作成が完了したら、学位審査委員会を発足するために、学位申請を行
います。3年間で学位を取得することを想定する場合、学位申請は入学後5学期目に行われるというのが目処となります。
[提出方法]
申請者は、以下提出書類((ア)∼(カ)の書類)(指導教員確認後)を、設置承認を行う政策・メディア研究科委員会開催日の2日前までに、
A館1階事務室学事担当に提出してください。
[提出書類とその作成方法]
各種所定用紙は、http://www.sfc.keio.ac.jp/students_mag/applications/mag.html よりダウンロードしてご利用ください。
ダウンロードできない場合には、学事担当より同様の用紙を取得してください。
提出書類
作成部数
(ア)主論文(A4)(仮綴) 主 査 ・ 副 査 の 人 数 分
作成方法
サイズはA4版。横書きの場合は左綴じ、縦書きの場合は右綴じと
します。
また、仮綴には、任意のバインダーを利用してください。提出する分
はすべて同一のバインダーとします。
(イ)学位申請書(所定用紙)
1通
ワードプロセッサー等で作成してください。
押印をしてください。
(ウ)主論文要旨 和文・英文
各2通
(所定用紙)
必ずワードプロセッサ等で作成してください。
和文版1,000字以内、英文版300語以内とします。
※各1通を主論文(ア)に添付してください。主論文に添付する要旨
は所定用紙である必要はありませんが、論文の主要な内容にかか
わるキーワード5つ程度を下部に別記してください。
(エ)論文目録(所定用紙)
1通
必ずワードプロセッサ等で作成してください。
記載方法は、付録1を参照してください。
(オ)参考論文ファイル
主査・副査の人数分
主論文に関連した既発表(公刊)論文の別刷(コピーでも可)を論
文目録に記載した順にA4版ファイルに綴じてください。
※論文目録(エ)のコピーを最初のページにファイルしてください。
※論文以外の博士学位授与要件の充足を示す資料もあわせてフ
ァイルしてください。
(カ)履歴書(所定用紙)
1通
学科名・専攻名も記載してください。
研究歴は、具体的な研究内容や参加したプロジェクト名と期間を記
載してください。
職歴は、勤務・所属した企業等を記載してください。
※慶應義塾の学部・大学院の卒業・修了日付は 9 月の場合は 9 月
21 日、3 月の場合は 3 月 23 日になります。
*提出された(ア)主論文・(オ)参考論文ファイルは、最終試験のために主査副査に配布いたします。
[申請に必要な審査料]
課程による博士学位申請の場合は、審査料は不要です。
(11) 最 終 試 験
学位審査委員会が設置され、博士論文が完成をしたら、口頭試問を含む最終試験を行います。非公開ですが、学位審査
委員会メンバー全員が必ず出席します。また、この際に学位授与要件の基準が満たされているかを委員会において判断を
します。
65
(12) 最 終 合 否 判 定
学位審査委員会が合格と判定した学位請求論文は、学位審査委員会が必要と認めた修正をした上で、最終合否判定を受
けます。
[申請方法]
学位審査委員会の主査は研究科委員会開催2週間までに最終合否判定を申請します。
申請先: To: [email protected]
Cc: 学位審査委員会の主査・副査・学生本人を含む
申請内容:
学生氏名、学籍番号、「論文審査の要旨および担当者」(様式あり)
最終試験の結果を示す「博士学位審査確認書」(最終試験審査した全教員の押印もしくは自署要)を事務室学事担当に提出してくださ
い。
[提出書類]
申請者は以下提出書類(指導教員確認後)を、最終合否判定を行う政策・メディア研究科委員会開催日の10日前までに、A館1階事務室
学事担当に提出してください。
(ア) 主論文(A4)(製本済み) 3部(付録2参照)
(イ) 参考論文ファイル
3部(後日返却可能です。)
(ウ) 学位申請書
変更がある場合1通
(エ) 主論文要旨
和文
変更がある場合1通
英文
変更がある場合1通
(オ) 論文目録
変更がある場合1通
(カ) 履歴書
変更がある場合1通
[閲覧]
提出された学位請求論文および学位授与要件参考資料等は、最終合否判定を行う研究科委員会の10日前より閲覧に供することとしま
す。
閲覧は研究科委員および、当該学生学位審査委員会審査委員のみ可能です。
[合否判定]
政策・メディア研究科委員会で、学位審査委員会の主査が審査結果を報告し、学位審査委員会が合格と判定したものについて、研究科
委員会における投票により定足数を満たした出席者の3分の2以上の可をもって合格となります(閲覧をした、学位請求論文(製本済み)と
参考論文を研究科委員会においても回覧します)。
(13) 博 士 論 文 の 複 製 ・ 送 信 に つ い て
提出された博士論文の副論文の1部は、湘南藤沢メディアセンターの蔵書として利用者に提供されます。塾内の貸
出対象者には、貸出サービスの対象となります。
また、電子化して「政策・メディア研究科学位論文データベース」に収載し,SFC 内で公開されます。
博士論文の利用においては複写、有線・無線での配信等、著作者の許諾を必要とする事項があるため、提出者には
「博士論文の複製・送信に関する許諾書」が送付されます。同送される「別紙」に記載されている内容を参照のう
え、必要事項を記入して必ず提出してください。
許諾後許諾内容の変更を希望する場合は、理由を付して湘南藤沢メディアセンター宛に申請してください。
(14) 学 位 論 文 の 保 管
学位が授与された場合、学位論文は各1部ずつ次のとおり保管されます。
(1) 国立国会図書館
(2) 湘南藤沢メディアセンター
(3) 主査
(15) そ の 他
① 言語について
博士課程の審査プロセスにおいては、提出が必要になる研究プロポーザル、研究概要、学位論文、添付資料などは、すべて、日本語ないし英
語のものとします。業績の一部として添付される雑誌掲載論文などについては、この限りではありません。
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② 異議申し立て
博士課程の学生は、アドバイザリーグループや研究指導グループと相談しながら、研究を進め審査を受けますが、アドバイザリーグループや研
究指導グループについて、また、研究指導や審査のプロセスについて異議がある場合には、直接、研究科委員長に申し立てることができます。
この場合、異議申し立てがあったことや誰が異議申し立てをしているか、その内容などについては、アドバイザリーグループや研究指導グルー
プには伝えないものとします。異議申し立てがあった場合は、研究科委員長は、必要に応じて調査をし、速やかに適切な処理をするものとしま
す。
付録−1
論文目録の記載方法について
論文目録の記載方法は次の通りとする。
論文目録作成の手引き
1. 主論文は、博士論文の題目を記載すること。
2. 主論文については、論文題名が外国語の場合は、邦訳を(
)内に付して記載すること。
3. 参考論文については、原著および総説の記載は、著者名、題名、雑誌名、巻(又は号)、頁(始―終)、発行年を、また著
書の記載は、著者名、分担課題名、編集者名、本の題名、都市名、出版社名、発行年、頁(始―終)を以下のように記載
すること。
なお、複数ある場合には原著・総説・著書等の区別なく、発行年代順に記載すること。
主論文の記載例
1. QOS の3階層指定とその翻訳を用いたセッションの単純化調停方式
2. Processing in the Keio-MMP Project(慶應 MMP プロジェクトにおける連続メディア処理のためのミドルウェア)
参考論文の記載例
1. 加藤貴昭・福田忠彦:“野球の打撃準備時間相における打者の視覚探索ストラテジーーフィールド実験による考察―” ,
人間工学 Vol.38,No.6,pp.11-18,2002.
2. 孫福弘・小島朋之・熊坂賢次:“未来を創る大学―慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)挑戦の軌跡―”,慶應義塾
大学出版会,2004
付録−2
主論文製本の表紙・背表紙・表題紙の体裁について
学位論文は、変色する恐れのないものを作成してください。
論文サイズはA4版(横書きの場合は左綴じ、縦書きの場合は右綴じ)
製本はハードバウンドとし、主論文題名、取得予定年度、著者名を表紙と背に刻印する。
(下図サンプル参照のこと)
論
文
題
目
博士論文 平成十九年度
博士論文 平成 19 年度(2007)
題
目
氏
氏 名
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
名
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