No.377 今年最後に寄附を考えてみられては?思わぬ特典があるかも!!

TMブレーンニュース
平成 23 年 12 月 16 日
No. 377
(有)トータルマネジメントブレーン
坪 多 税 理 士 事 務 所
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今年最後に寄附を考えてみられては?思わぬ特典があるかも!!
■ふるさと納税とは
平成23年もあとわずかです。今年は震災があり、皆様も寄附に興味を持たれ、寄附をされた方も多いと
思います。そこで、今年最後の寄附を考えてみるのはいかがでしょう。寄附といいましても様々で、今回
は「ふるさと納税」についてご説明します。
「ふるさと納税」は以下の3種類です。
①都道府県や市町村に対する寄付金
②住所地の都道府県共同募金会・日本赤十字社支部に対する寄付金
③都道府県・市区町村が条例で指定する寄付金
■個人住民税の控除額
①基本控除額
(寄付金(※1)−2千円)×10%(※2)
(※1)総所得金額等の30%を限度
(※2)
「都道府県・市区町村が条例で指定する寄付金」の場合は、次の率により算出
・都道府県が指定した寄付金は4%
・市区町村が指定した寄付金は6%
(都道府県と市区町村双方が指定した寄付金の場合は10%)
②特例控除額(ふるさと寄付金のみに適用され、個人住民税所得割額の1割を限度)
(寄付金−2千円)×(90%−0∼40%(寄付者に適用される所得税の限界税率)
)
上記の計算式で行われますが、簡単に説明すると、個人住民税(所得割)の1割を限度として2千円だけ
差し引いた額が所得税と住民税を下げてくれるというものです。例えば、来年の住民税(所得割)が50
万円で所得税の適用税率が20%の方が6万円寄附をすると以下のようになります。
所得税が(6万円−2千円)×20%=11,600円
住民税が(6万円−2千円)×10%=5,800円
(6万円−2千円)×(90%ー20%)=40,600円
合計で、58,000円の節税になります。 つまり、個人住民税(所得割)の1割までですと、寄附した
額の2千円引きの節税になるということです。
■節税以外の寄付の特典
今年、震災関連などで寄附された方はもう少し寄附をされてはいかがでしょうか。インターネットなどで
調べてみると、寄附をすればご当地の名産品をプレゼントしてもらえる市町村も多いので、2千円の負担
でいろいろな特産品を選ぶ楽しみにもなります。今年は東北中心に寄附をされているかと思いますが、こ
んな楽しみ方はいかがでしょうか。今回の内容でご質問やご興味がある点がありましたら、いつでもご相
談ください。
(担当:福本 純也)