和臨技会報 通巻第60号 平成24年度 中期 日臨技関西支部医学検査学会(第52回)報告 ピンクリボン2012 和臨技HIV/AIDS対策海外人材育成研修報告 一般社団法人 和歌山県臨床検査技師会 和臨技会長あいさつ 社会保険紀南病院 玉置 達紀 和臨技会報 通巻第60号平成24年度中期の発行を記念してご挨拶申し上げます。 和臨技が一般社団法人となり、はや上半期が過ぎました。その間会員の皆様の団結し た活動によって、全ての事業が順調に遂行されていることに深くお礼申し上げます。 法人制度改革によって、理事の定数減や理事会の回数減に伴い、一人ひとりの理事に 対する業務や負担が変化しましたが、新しく選出された理事はそれぞれの役務を全うし、 技師会運営に取り組んでいる事に厚く感謝申し上げます。また、日臨技執行体制の交代 によって、学術部の体制も変わろうとしている中、学術部長を中心とする各学術部班員 の皆様におかれましては、勉強会・研修会等多くの事業を企画していただき、ありがと うございます。前期号で述べましたように、技師会の根幹を成すのは生涯教育でありま す。会員にとって有益な活動になるようご尽力いただければと思います。 さて、上半期の大きなイベントは何と言っても、今年度から導入された支部学会の開 催であります。従来の近畿医学検査学会が平成24年度日臨技関西支部医学検査学会とし て、9月29日(土)30日(日)の二日間にわたり、白浜のコガノイベイホテル、HOTEL古 賀の井にて開催されました。構想から約2年間、実務委員の皆様におかれましては、会 場選定から始まり、駐車場の確保、企画立案、3団体との協調、近臨技との融合、広告 募集、企業展示・ランチョンセミナー募集、一般演題募集、数十回を数える会議・打ち 合わせ・視察・説明会等膨大な時間を学会開催のために提供いただきありがとうござい ました。一般演題含め233題という昨年を上回る演題数を集めることができました。参 加者からの聞き取りでは、学会運営、企画、宿泊、懇親会全てにおいて好評であり、59 回日臨技学会に続き和臨技の『和』を示すことができたものと嬉しく思います。しかし、 自然というのは時には非情であり、30日(日)の正午あたりに和歌山県に上陸した台風 17号の影響により、多くの参加者が来県できず、一部の演題でキャンセルもあり参加者 数も予想を大きく下回る975名となりました。初めて体験する災害学会に改めて危機管 理のあり方を思い知らされた次第です。 和臨技は小さな技師会ではありますが、新人研修、管理者研修に始まり、一泊研修会、 海外研修会、ピンクリボン活動、エイズ啓発活動、県民を対象にした医療セミナー等バ ラエティーに飛んだ事業を行っています。継続は力です。さまざまな活動を報告したり、 また事業の案内等に活用していただき、和臨技会報が益々充実し、紙面が多くなること を期待して挨拶とさせていただきます。 8月より 一般社団法人和歌山県臨床検査技師会 ホームページ リニューアルしまし た!! 平成24年8月より 一般社団法人和歌山県臨床検査技師会のホームページを リニューアル致しました。 お見苦しい点多々あるかと思いますが、今後より良い情報をより早くより見やすくご提供できるよう 努めますので よろしくお願い申し上げます。 HP担当 丸澤 佳子 一般社団法人 和歌山県臨床検査技師会 h"p://www.waringi.jp.org/ 和臨技ホームページにアクセスしたことありますか? 学術情報やお知らせなど最新情報をチェックしましょう。いろんなリンクもあって便利です よ。掲載してほしい情報を寄せてください。和臨技会員のためのホームページをつくってい きましょう! 第34回和歌山県医学検査学会開催にあたって 平成24年11月14日 学会長 蓬台 克之 学会テーマを「会員の会員による会員のための和歌山県医学検査学会」、サブテーマ を∼ チャレンジ!! ∼と決め、平成25年3月3日の開催に向けて準備を進めています。 元来、和歌山県医学検査学会(和学会)は会員に一番身近な学会です。和歌山県臨床 検査技師会(和臨技)は全国でも下から数える方が早い会員数の少ない技師会ですから、 会員の多くはよく知った顔、見た事のある顔がほとんどです。そんな和臨技の学会です から、最初の「チャレンジ」の場として日本一、いや世界一の学会だと言えます。 学会前日(2日)に公立那賀病院2F講義室で理事会と施設長会議、精度管理報告会が 予定されています。その後、場所を「ホテルいとう」に移して意見交換会に参加して宿 泊をして頂きます。 翌3日は「ホテルいとう」を会場に「第34回和歌山県医学検査学会」を行います。演 題発表、表彰式、伝達講習会(検討中)の他に特別企画も準備中ですし、ランチョンセ ミナーも学会参加者がすべて参加出来るように準備しております。 「チャレンジ」に年齢とか性別なんて関係有りません。行動を起こす事が「チャレン ジ」なんですし、和学会に参加することも「チャレンジ」の一つです。和学会は決して 敷居の高い学会ではありません。会員なら誰でも気軽に参加できる学会です。 和歌山弁に有りますよね「つれもていこら」、皆で誘い合わせて気軽に行く感じが良 いですよね。和学会も「つれもていこら、つれもてチャレンジ!!」を合言葉に気軽に多 くの会員が参加されることを期待して実行委員一同と共に皆様の参加をお待ちしており ます。 「第34回和歌山県医学検査学会」開催のお知らせ 日時 :平成25年3月3日(日)9時30分開始(予定) 場所 :ホテルいとう(〒649-6226和歌山県岩出市宮83) 学会長 :蓬台 克之 実行委員長 :丸澤 佳子 学会テーマ :「会員の会員による会員のための和歌山県医学検査学会」 ∼ チャレンジ!! ∼ 予定行事 :演題発表、表彰式、特別企画、伝達講習会 ランチョンセミナー 学会関連行事 日時 :平成25年3月2日(土)時刻は未定 場所 :公立那賀病院 2階講義室 内容 :理事会、施設長会議、精度管理報告会、他 意見交換会 日時 :平成25年3月2日(土)18時30分開始予定 上記日程で和歌山県医学検査学会、学会関連行事、意見交換会を開催します。 「つれもて行こら、つれてもてチャレンジ!!」を合言葉に気軽に誘い合って参加して 下さい。 第34回和歌山県医学検査学会事務局 事務局長 小笠原 志朗 〒649-6414 和歌山 県紀の川市打田1282番地 公立那賀病院中央検査科内 ✉ [email protected] Tel 0736-77-2019 Fax 0736-77-7171 平成25年3月3日(日) 会員の会員による会員のための和歌山県医学検査学会 ホテルいとうにて ∼チャレンジ∼ 会員の皆様の感じること、感じたこと 教えてください! こんなエピソード 大 募 集!! ☆最優秀賞には豪華?!景品が・・・ ①「こんな時どうする?」 やめたいのにやめられない検査、 健診項目、こんなんいるの?って 思う希少な検査項目 こうやってやめました。 日常の検査においての色々な 疑問、困ったこと たとえば・・・ ④検査技師からみたMRさんの姿 うちにくるMRさんこんな人いて ます!! たとえば・・・ ○○の○○さん、実は・・・です(^^;)。 出血時間検査、麻酔科Drに聞いたら要らん、 その一言でやめれました、など ⑤仕事の中で私ってむっちゃ工夫 してる、頑張ってるやんって 思うこと お坊さんの学校の健康診断、ずっと赤沈と TPHAしてるけどなんでそんなんいるん?女 人禁制で怪しいから?など ⑥すごい、さすがっ!て 思った人生の先輩のひとこと (言動) たとえば・・・ たとえば・・・ 血液検査の血液像の標本作り。歪んだ引き 終わりのライン、許せません!!そのコツ は・・・など ⑦この人頑張ってるなあ、 キラキラしてるなあって 思った瞬間 多少話が長くなる エピソードも 大丈夫!! たとえば・・・ たとえば・・・ 男性技師が女性の心電図を取らないとするなら・・・ いくつからいくつまでの女性はダメ?!先日おば ちゃんに私も女やって怒られて・・・など など ③「健診項目こんなんいるの?」 ②「私はこれで…やめました」 職の階級にとらわれず、下っ端がするべき仕事をあえて自分 がすると申し出てくれた上司。またその上司が「俺があとの 責任はとったるからお前の好きなようにやってこい」と言って 後押ししてくれた時はシビレました・・・など ⑧あなたが今までに チャレンジしたこと これからしたいこと たとえば・・・ たとえば・・・ ○○さんのあいさつの笑顔が素敵。絶対自分より先 にあいさつしてくれる。あいさつ先手必勝。負けて ばっかり (^^;)など JICAの青年海外派遣に臨床検査技師枠で 応募しようと思っています・・・など この会場の空気の中で おもしろい エピソード隠して いませんか? (^O^) 応募は何番でも いくつでもOKです! (ひとつだけでも全部でも) 「明日から私の中で何かが始まる・・・」 募集締切 きっとそう感じるはず・・・ 平成25年 1月15日 (火) 応募先:第34回和歌山県医学検査学会事務局 公立那賀病院中央検査科 *応募用紙を学会ホームページ ( h"p://www.waringi.jp.org/)よりダウンロードの上、 〒649-6414 和歌山県紀の川市打田1282番地 TEL 0736-77-2019 FAX 0736-77-7171 メールもしくはFAXにてご応募ください。 Email [email protected] 医療セミナーに参加したことはありますか? 和臨技主催の公益目的事業で、年1回の恒例 事業です。若い方から、中高年、年配の方まで、それは熱心に話を聴きに来られていますよ。 ぜひ あなたもご家族、ご近所を誘って来られてはいかがでしょうか。 和臨技の学術の会誌 「臨衛技」 を知っていますか? 会誌名を変更します。只今募集中 1.25まで! この度、和歌山県臨床衛生検査技師会から和歌山県臨床検査技師会になったのを機に、 「臨衛技」の名称を変更することになりました。昨年60周年を迎えた和歌山県臨床検査技師会 の会誌にふさわしい名称を皆さんで考えてください。応募先は下記の住所に送付、あるいは メールにてお願いします。期限は平成25年1月25日(金)です。 会誌投稿の募集を毎年10月ごろにお知らせしています。日頃の研究や症例報告、学会 で発表した演題などを、ぜひ論文にまとめて投稿しましょう。またジャンルをとわず、 自由な内容も募集しています。発刊は年度末(3月末)のため、原稿受付の締切は年末 12月中旬となっています。日頃からしたためておいて、奮って応募ください。 毎年 臨衛技発表論文の中から、優秀作品が、会長賞として表彰されます。 【投稿内容】 ①原著・研究 :臨床検査・公衆衛生の分野におけるオリジナル論文 ②資 料 :運営・管理・調査などに関するもの ③試薬と機器 :既成のキット・機械・器具・試薬を検討したもの ④症 例 :特殊な症例や事例の報告 ⑤検査室ノート:検査室で使用する機器・器具・測定法などに対するアイデアや工夫 ⑥研究班報告 :部門別研究班に関するもの ⑦その他 :趣味・見聞・体験・感想・意見などジャンルを問わない自由なもの 文献紹介、書評、海外学会や国内の他の学会見聞など 【原稿の書き方】 形式はこれまでに発刊されたものと変わりません。22字 30行2段。ワードプロセッサを使 用して印刷して下さい。論文の長さに制限はありません。写真はカラーでも白黒でもかまい ません。(臨衛技では表示は白黒になります)図・表は、紙面の統一を図るため、原則とし てすべて日本語で表記し、文字の大きさや書体を整えて下さい。また、挿入箇所を原稿に明 記して下さい。なお、投稿論文に関しては、患者・被験者の人権に充分注意して下さい。 【原稿の送付】 原稿は、オリジナルと電子媒体(メール又はCD-R)を送付してください。図・表等が、大容 量であるならばCD-R で、保存ファイル名を記入して送付してください。 なお、原稿およびCD‐Rは原則として返却いたしません。ただし、返却の希望の申し出があ る場合はこの限りではありません。 【原稿送付締め切り】 12月14日 (金) 例年この時期です 【原稿送付先】 〒642-0002 和歌山県海南市日方1272-3 海南市民病院 検査科 瀧谷 雅彦 TEL 073-482-4521 FAX 073-482-4646(直通) mail: [email protected] 会員の学術活動を掲載しています。調査にご協力をおねがいしています。 会誌「臨衛技」には、会員の学術活動の記録(技師会以外の学会等を含みます)や和臨 技から依頼のあった講演会活動等を掲載しています。 1月から12月末までの会員の学術活動記録を 年末にご報告いただきますようお願いし ています。記載を希望されない会員の分については省きます。 発表論文、学会発表、シンポジスト・講演会・研究会等での講師、和臨技依頼の講演会 の講師、著書・その他 7月28日(土) 第3回一般検査研修会が行われました 和医大検査室にて 日本赤十字社和歌山医療センター 則藤佳子 大阪大学医学部附属病院の堀田技師と紀南病院の鈴木技師を講師にお迎えして尿沈渣の 鏡検実習、胸腹水の標本作製及び染色を実習しました。猛暑の中、予想に反して(嬉しい 悲鳴)20名もの人が参加してくれました。 実習形式の研修会は私にとって初めての試みでしたので、当日はバタバタして何かと皆 さんにご迷惑をおかけしましたが、それぞれ会員の皆さん方が融通をきかせて実習を行っ ていただいたので、無事終える事ができました。隣の人と意見交換したり、講師の先生方 とも気軽に話したりして、いつもの講義形式では味わえない雰囲気でした。 次回からも皆様方のお仕事に少しでもお役にたてるような内容の勉強会を行いたいと思 いますので、多数の参加をお待ちしています。 保健衛生(医事)功労知事感謝状が 中村好伸技師(和歌山県立医科大学附属病院)に贈られました! 平成24年度 「保健衛生(医事)功労知事感 謝状」の贈呈式が11月27日(火)アバローム紀 の国であり、当会から和歌山県立医科大学附属 病院の中村好伸技師が贈呈されました。 平成11年より1期2年当会事務局長を、平成18 年より3期6年当会理事として、後進の育成に努 め、会運営を通じ保健衛生の向上に寄与されま した。特に乳がん啓発事業に尽力された事に 対して贈呈されたものです。 おめでとうございました。 <ちょこっとメモ> 復興特別所得税について通達がありました。 25年1月以降に開催する研修会、学会などの講師料に上 乗せされます。 会員情報 H24.11.2現在 日臨技会員 323名 和臨技会員 24名(合計347名) ご承知の様に、平成24年9月29日30日の両 日に、南紀白浜コガノイベイホテル並びに HOTEL古賀の井において、平成24年度日臨技 関西支部医学検査学会(第52回)が一般社団 法人和歌山県臨床検査技師会担当の元で開 催されました。 昨年の平成23年夏頃から玉置学会長・竹中 実行委員長の元、約20名の実行委員が準備を 進めてまいりました。あいにく、台風17号の直 撃により、会員の皆様には大変ご迷惑をお掛 けしましたが、969名の参加者数として無事に 終了する事が出来ました。 学会HP トップページ 玉置学会長 閉会の挨拶 平成24年度日臨技 関西支部医学検査学会は、 多数の皆様のご支援とご参加・ご協力とにより無 事終了する事ができました。皆様に心よりお礼申 し上げます。 平成24年9月29日(土)、30日(日)の二日間、 南紀白浜のコガノイベイホテル、HOTEL古賀の井に おいて、一般演題166題、特別企画67題の発表があ り、参加者数は969名でした。 今回は、日臨技関西支部としての第一回目の学 会であり、学会のテーマとして、「新たなる旅立 ち」 ∼Learning & Healing∼ を掲げました。 また、近畿臨床検査技師会による チーム医療実 践セミナー に加えて、日本臨床検査医学会近畿 支部と日本衛生検査所協会近畿支部による学術集 会との同時開催であり、熱のこもった学術交流が 行われました。 30日は、台風17号の直撃により、演者、司会の方々を始め、多くの会員の方が参加できず、 ご迷惑をおかけしたことをこの場をお借りしてお詫び致します。 次回以降の学会に役立たせるためにお気付きになった事があれば、感想や意見をお寄せ下さ い。会員皆様のご健康と、関西支部学会の益々の発展を願っています。 平成24年10月吉日 平成24年度日臨技 関西支部医学検査学会(第52回) 学会長 玉置 達紀 学会HPより引用 9月28日(金) 学会準備 実行委員は会期前日の9月28日に会場入りし、受付の設営やコングレバッグへの学会誌の セッティング等の、学会開催に向けた準備を行いました。 9月29日(土) 学会1日目 開会式 玉置学会長はじめ、宮島日臨技会長・ 中町日臨技関西支部長のご臨席の元に、 開会式が行われました。また、昨年の 第51回近畿医学検査学会での学会長賞、 並びに学術奨励賞について、受賞者に 対して表彰されました。 学会風景 今学会は、初の試みとしての スイーツセミナーや、座敷でのラ ンチョンといった目新しい企画も 行われました。 懇親会 和歌山会員が関西圏内の会員に対して、精一杯のおもてなしをする目的で、全員参加型の懇 親会を開催しました。玉置学会長・宮島日臨技会長はじめ関連団体会長の鏡割りを皮切りに盛 大に懇親会が催されました。豪華賞品が多数用意された抽選会は非常に盛り上がり、慌てて転 倒する当選者もいました。 鏡割り「よいしょっ」 舟盛りはスゴイ勢いでした 9月30日(日) 学会2日目 2日目は台風17号による、大荒れの天候の中での学会となった。足元が悪い中にもかかわらず ご参加頂いた会員が沢山いらっしゃいました。 番外編 学会終了の頃は、台風も過ぎ去り、後片 付けの傍らでは、虹が出ていました。 気付かれた方はいらっしゃいましたか? コガノイベイホテルからのパノラマ 特注品酒樽「紀伊国屋文左衛門」。懇親会担当者が中野BCに 無理を言って作ってもらいました。「紀伊国屋文左衛門」だ けでなく、梅酒も大変おいしいと好評でした。もちろん料理 や懇親会企画全てにおいても、参加頂いた会員の皆様には大 変好評の様でした。 第59回日本医学検査学会のオレンジジャンパーが復活! 駐車場誘導係の方々には、蒸し暑い中でのお仕事、本当にお疲れ 様でした。 さてこの写真は、学会HPに掲載した参加者向け注意事 項のひとつ、駐車場誘導員の指示を守る為の案内に利用しました。 モデルは誰かわかりますか? 文責 : 平成24年度日臨技関西支部医学検査学会(第52回) 実行委員 広報担当 田中規仁 チーム医療実践セミナー報告 台風でハラハラドキドキでしたが、開催できて、ほっとしました。 チーム医療実践セミナー ICT部門 公立那賀病院 中央検査科 口広 智一 近年の耐性菌が増加し多様化する時代の中でも、院内感染の中心となるのはMRSAです。 MRSAを制しないと、感染対策を制する事はできません。そこで今回のICT部門のセミ ナーは、「MRSAマル解り講座∼今さら聞けない基礎・治療・感染対策」と題して開催し ました。 まずMRSAの基礎や治療、トピックスなどを長尾美紀先生(京都大学医学部附属病院) にご講演いただきました。その後にケーススタディについてMRSA症例の診断、治療、感 染対策についてグループディスカッションを行いました。その結果をグループごとに意見を 集約して発表してもらい、最後に症例解説を私がさせていただきました。 本年4月からの感染対策管理加算の算定でICT部門は注目されており、細菌検査従事者以 外でも感染対策に関わらなくてはいけない技師が増えていると思われます。そのためか会場 内は立ち見もでるほど定員を超える大勢の参加者があり、盛況の中終える事ができたことを 企画者の一員として大変嬉しく思いました。最後になりましたが、和臨技からの実務委員と してご協力いただいた池田紀男様、中本博道様、中尾光孝様に心より感謝申し上げます。 糖尿病療養指導部門の 「ステップアップを目指すチーム医療実践セミナー」 社会保険紀南病院 河内 ひとみ 患者さんにやる気をおこさせる魔法のことばをテーマにセミナーが開催されました。当日は 台風が紀南地方を直撃し、戸外ではゴーという風雨が吹き荒れる中での開催となりました。遠 方からの参加者の中には、この会場に来ることが出来なかったり、早目にきりあげて家路を急 がれた方もおられましたが、実務委員を合わせ25名の参加者でした。参加していただけた方々 には、この場をお借りして感謝申し上げます。 さて 現在の日本の糖尿病人口は平成23年では1067万4230人、世界ランキング6位であり、 アジアを中心に深刻な事態となっています。平成22年末では透析人口は、297,126人で糖尿病 腎症が原因の患者は102,788人(透析患者全体の35.8%)です。また、平成21年度の国民医療費は 37兆4202億円、そのうち糖尿病の医療費は1兆2149億円で、糖尿病の人口数の増加とともに医 療費も前年度より295億円増加している現状があります。 セミナーの症例では、透析導入が迫り投げやりになっている患者様への療養指導方法として の事例が提示されました。参加者は各6名のグループに分かれ自己紹介後、療養指導方法とし て、それでも希望をもって透析を防ぐためにがんばるように指導するか、或いは患者様の言葉 を傾聴し無理にすすめず気持ちの変化を待つかのどちらを選択するかを討論しました。グルー プ代表者(じゃんけんで負けた方)が患者様の気持ちを大切にする指導や透析導入になることで、 気持ちが落ち込んでいるので指導者側も諦めず、患者様が希望のもてるような指導や、合併症 進展を防止するための指導など活発な意見で一杯でした。 最後に特に印象に残った講師の先生の言葉があります。療養指導で大切なことは、患者様の言 葉を傾聴することはもちろんでありますが、「私(医療者)自身が元気であること」「療養指導へ のやる気、楽しさを持つこと」と言われた言葉です。当たり前のようですが、思わず頷いてし まいました。 今後、療養指導のセミナーが開催される場合は、是非気軽に参加し意見を出し合っていただ きたいと思います。 臨床検査技師実践セミナー・2012和歌山(NST部門)担当を終えて 和歌山県立医科大学附属病院 中央検査部 大石 千早 去年、セミナー(滋賀県)の実務委員で参加し、今年は、和歌山担当でセミナーを開くことに なり、無事終了することだけを考えて準備しました。天理よろず相談所病院から、今年のテー マ、症例を出して頂いたのでスムーズに準備ができました。案内が悪かったのか、事前予約が 少なく心配しましたが、当日参加の方もあり嬉しかったです。 台風の為、会場の外は暴風雨で、時折、風の音に驚かされましたが、参加されている方々が うろたえず、落ち着いていて、セミナー進行に協力的であったのには感謝でした。講師1名、実 務委員4名欠席で、反省もいっぱいありますが、なんとか終わらせることができたかなという感 じです。和歌山の実務委員2名の協力に感謝します。 リフィーディング症候群、神経性食思不振症を勉強する機会を与えていただきありがとうご ざいました。今後の当院でのNST活動に活用したいと思います。 近畿臨床検査技師会 チーム医療推進委員会 紹介 委員長 荻野和大(三菱京都病院) 実践セミナーは、2005年の滋賀県から始まり、順番が少し変更されましたが、今回の和歌山 で担当が一回りしました。内容も基礎的なことから高度な所までしっかりとしたテーマを掲げ、 ワークショップ形式で行われるようになりました。次を見据えての研修会を各部門が企画運営 でき、それぞれ部門が、ひとつの研究班の様に活動出来ています。この間、チーム医療と言う 言葉もその実態も殆どの医療機関に浸透してまいりました。臨床検査技師にとっても生理検査 以外の業務でも、病棟に行き、他職種と協力して医療に関わることが多くなりました。(当た り前の事なのですが。) この実践セミナーが、多くの会員をチーム医療に参画できる手助け になり、業務上必要な知識を得ることができたと思っています。実践セミナーを、今後どのよ うに運営するか結論は出ていませんが、ここまで成熟した繋がりを近臨技ともに終わらすこと はないと考えております。 9月29日の感染対策は、キャンセルも殆どなく、当日参加も瞬く間に定員となり盛況でありま したが、ご存知のように30日は、台風直撃で交通事情の関係で参加辞退者が続出しましたが、 講師の先生方は和歌山の方であったので講演をキャンセルする事のなく行え、多くの和臨技会 員が当日参加して頂きました。参加者は、ホテルの外での暴風雨に見向きもせずグループ討議 に真剣に取り組んでおられることに感激しました。 無事にチーム医療実践セミナーを開催できたことは、和臨技実務委員の皆さまのおかげです。 心より感謝いたします。 『乳がん撲滅キャンペーン ピンクリボン運動 in 和歌山』 に参加して 日本赤十字社和歌山医療センター 森下 真由美 平成24年10月13日、日没頃、紀三井寺仏殿が鮮やかなピンク色にライトアップされたこと、 ご存知でしたか? これは、『ピンクリボン運動in和歌山』の乳がん撲滅キャンペーンとして行われたイベン トでした。シンガーソングライターのやなせななさんをお迎えし、乳がんの早期発見、早期 治療を啓発する10月の乳がん月間に合わせて行われたものです。 浄土真宗本願寺の僧侶であり、シン ガーソングライターでもあるやなせなな さん。30歳で子宮体がんを克服した経験 と尼僧という立場からの視点で、生と死 を見つめる癒しの歌を数多く制作さ れ、 歌う尼さん として活躍されてい ます。イベントでは、その癒しの歌声と ともに、女性特有のがんを克服した経験 の中で感じた苦しみ、命の大切さについ て話されました。 また、紀三井寺ライトアップに賛同していただいています、紀三井寺の前田泰道副住職は、 「苦しいことは多いけれど、さりとて、美しく愛おしく輝かしい人生を大事に生きていきま しょう。」と話され、検診を呼びかけていただきました。 そして、紀三井寺仏殿から見渡す、夕日で真っ赤に染められた和歌山市の景観が夜景へと 変わる頃、 「 5 ・ 4 ・ 3 ・ 2 ・ 1 点灯!! 」 紀三井寺仏殿が 鮮やかなピンク色にライトアップ! 大きな歓声と拍手!! あれっ?? ライトアップの時?? このとき、筆者はやなせななさんに粗茶の用意…。 実はライトアップの瞬間を見逃しました。。。 イベントの最後には、和歌山市で活動するゴスペルチームOrange Soul Connectionも加 わり、参加者全員で坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を合唱し終了しました。 渡邉由美撮影 さて、紀三井寺のライトアップは今年で7年目、今回初めて参加させていただきました。実 はこのプレイベントとして、9月8日、9日に当院で行われました『プレピンクリボン運動in和 歌山』にも参加させていただきました。このイベントでは、乳がんと女性の健康に関する講演 会と、30代女性80名を対象に乳がん無料検診が行われ、乳がん検診の必要性を訴える啓発活動 となりました。 そこで感じたピンクリボン運動 とは、早すぎない時期に、遅すぎ ないタイミングでの、まさに検診 受診の機縁となる活動であるとい うことでした。こうした活動が検 診へ向かう一歩となることを願う とともに、また医療人として、検 診に来られた勇気を裏切らない医 療の重要性を改めて感じ、身の引 き締まる思いとなりました。 最後に、『ピンクリボン運動in 和歌山』スタッフの皆さん、 イベント無事終了、お疲れ様でし た。 朝日新聞 ピンクリボン2012 熊野本宮大社ピンクライトアップ報告 社会保険紀南病院 石水 弘子 2013年4月上旬 「ピンクリボン着用週間 in紀南」 キャンペーン予定 第15回学術部一泊合同研修会 学術部 木下 博之 秋も深まり,朝晩と少し肌寒くなった平成24年11月3日(土)、4日(日)に国民宿 舎 紀州路みなべ にて今年度で第15回となる学術部一泊合同研修会を開催しまし た。 毎年恒例の症例検討ですが,今回は臨床化学(今西 数彦技師:和歌山県立医科大 学附属病院),血液(塩谷 千恵子技師:社会保険紀南病院),免疫血清(中山 佳 代技師:日本赤十字社和歌山医療センター)の問題についてグループディスカション と各グループの発表の後,出題者より解説いただきました.日常業務として担当して いる分野だけでなく,他分野の参加者からの意見を聞き多角的に捉え理解することで 疾患を深く学ぶことができたのではないでしょうか.その知識を今後の日常業務に フィードバックして役立てていただければ幸いです. 臨床講演では,南和歌山医療センター内科 藤本研治先生に 『肝疾患の診断と治療∼現況と展望∼』と題し,受診率向上の活 動から肝炎の現状,最新の診断法と治療,さらには非観血的な肝 線維化の評価法についてお話しいただきました. 藤本研治先生 教育講演では,Johnson & Johnson company 鈴木 孝 先生に 『コミュニケーション能力』ついて講演いただきました.医療現 場でのロールプレイを利用した講義はとても解りやすく,さらに は翌日から日常業務に役立つ内容でした. 鈴木 孝 先生 また,当研修会は学ぶことだけが目的ではなく, 和臨技会員相互のコミュニケーションも重要な目 的となっており,しっかり頭を使った後は意見交 換会で施設や年代を超えた交流を行い,二次会の カラオケ,部屋に戻っての3次会では少し真面目 に熱く語りあったり,たっぷりと楽しんでいただ けたのではないでしょうか. 次回の第16回学術部一泊合同研修会は,新人のみなさんに早く技師会に馴染んでいただける ように初夏の時期での開催,問題数を減らし少人数での充実した症例検討など新人からベテラン まで多数の皆様が満足いただけるよう試案しておりますので,案内が届きましたら是非ご参加く ださいますようお願いいたします. 平成24年度(第8回) 和臨技HIV/AIDS対策海外人材育成研修報告書 (エイズ、結核の疫学と調査計画作成法) 一般社団法人 和歌山県臨床検査技師会 HIV /AIDS /STI/TB感染は世界中で著しい速さで増加しています。特に先進国の中でも 日本のHIV感染者、エイズ患者数は増加し若年層にもひろがりつつあり、わが国でも早急 に対策を取る必要があります。今回の研修では、日本・タイの臨床検査技師が共に 1)疫学とサーベイランスの基礎の受講 2)HIV/AIDS/STI/TBの疫学とタイ国の現状把握(施設見学も含む) 3)実用性のある調査計画書の作成と発表 を行い、日本におけるエイズ教育ができる人材の育成を目指ざした。バンコク近郊の研 修施設にて、タイ国臨床検査技師会の会員と共に学び、交流を深めた。 また、エイズホスピス寺院を訪問し、エイズ孤児のケアやボランテイア活動についても 学んだ。 期間 研修国 参加者 参加人員 言語 :2012年10月5日(土)∼10月8日(月) :タイ国(バンコク郊外研修施設Training & Healing) :一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会会員、賛助会員 臨床検査技師養成校所属学生、タイ国臨床検査技師会会員 :12名(日本人10名、タイ人4名) :英語 Sat 6 Oct 2012 8.30-9.00 Opening ceremony Course orientation Group photograph Staff 9.00-10.30 10.30-10.45 10.45-12.15 12.15-13.00 EQA of HIV testing break Overview: Epidemiology, current situation and diagnosis of HIV/ AIDS infection Lunch Miss. Wilai Chalermchan Miss Petai Unpol Mr.Suttiwat Lumyai Mr.Somboon Nookhai Thai MOPHUS.CDC Collaboration 13.00-14.30 14.30-16.30 Movement (1)Field trip to Camillian Social Center Volunteer and care of HIV/AIDS Patients Fr.Giovanni, Contarin Staff of CSC 16.30-17.30 17.30-19.30 Movement Welcome party dinner Seaside Restaurant (hosted WAMT) 19.30-20.45 21.00-22.00 Movement go to T&H Special night Lecture HIV infection(status Japan) And Project Cycle Management Mr.Hisaharu Tnaka(WAMT) Sun 7 Oct 2012 Mon 8 Oct 2012 9.00-10.30 10.30-10.45 10.45-12.00 12.00-13.00 Special Lecture Break Lecture of Research Proposal (1) Lunch Dr. Sumonmal Uttayamakul (Banrasunaradura Infectious Disease Hospital) Dr.Tewin Tencomnao Head, Department of Clinical Chemistry, Faculty of Allied Health Sciences, Chulalongkorn University 13.00-15.00 15.00-15.30 15.30-17.00 Lecture of Research Proposal (Con.) Break Lecture of Research Proposal (2) Preparation of Research Proposal by group work Dr.Tewin Tencomnao Head, Department of Clinical Chemistry, Faculty of Allied Health Sciences, Chulalongkorn University 18:00-21:00 BBQ Garden Restaurant of T &H 9.00-10.00 10.00-11.00 11.00-11.30 11.30-12.15 12.15-12.30 Preparation of Research Proposal by group work (Cont.) Presentation and Evaluation Wrap up and discussion Evaluation Closing ceremony Lunch Packing Dr.Tewin Tencomnao Head, Department of Clinical Chemistry, Faculty of Allied Health Sciences, Chulalongkorn University Staff Staff All Partipants 12.30-15.00 Movement 15.00-17.00 17.00-18.00 19.00- (2) Field trip to Laboratory of ChulalongkornMemorial Hospital (3) Field trip to Thai Red Cross AIDS Research Centre Movement (to Hotel) Check in Hotel Farewell party Dr. Pattanamon Ucchin Miss.Tippawan Pankam Outside Restaurant (hosted WAMT) Sat 6 Oct 2012 Overview: Epidemiology, current situation and diagnosis of HIV/AIDS infection Field trip to Camillian Social Center Volunteer and care of HIV/AIDS Patients Special night Lecture HIV infection(status Japan) And Project Cycle Management Sun 7 Oct 2012 Special Lecture Lecture of Research Proposal (1) Lecture of Research Proposal (2) Preparation of Research Proposal by group work Mon 8 Oct 2012 Presentation and Evaluation Field trip to Laboratory of ChulalongkornMemorial Hospital Field trip to Thai Red Cross AIDS Research Centre 和臨技 HIV/AIDS+STI 啓発活動報告 田中 久晴 11月24日(土)和歌山大学祭で、HIV/AIDS+STIの啓発活動を行いました。 本来、12月1日「世界エイズデー」に開催するイベントですが、今年度も昨年 に続き和歌山大学で開催致しました。 昨年は生憎の天気で警報が出る中での啓発活動でしたが、今年は晴天に恵まれ た中で、HIV/AIDS及びSTIの啓発活動を和歌山大学の学生を中心に和歌山県民に行 いました。 啓発内容はVCT(HIV即日検査+カウンセリング)と検査結果の待ち時間を利用してミニ講 演会も合わせて実施しました。ミニ講演会のテーマは 「いきなりエイズ」‐あなたの元カノの元カレを知っていますか?‐ として、都会で多い感染症!で和歌山のような田舎では関係ない感染症!というイメージを 払拭するような内容で実施しました。また、若者がHIV感染および性感染症と向き合って頂 けるデータを提示しました。 参加はVCTが50名 (当初の予定は40名)、 ミニ講演の参加が20名。 来場したカップルが 一緒にHIV抗体検査を受けて、 待ち時間の間にミニ講演を聞 いてくださる方も多数おられ ました。 特にHIV抗体検査の希望者は当初の予定の40名から50名に大幅に増加しました。件数 増に関しては来場者の自主的参加?間接的参加(誘われて何となく)?という所は今後検討 する必要があると考えます。今回のイベントでは、採血、HIV検査、講演の講師をすべて検 査技師が実施できた事が大きな成果であると考えます。臨床検査技師は検査をするだけでな く、その検査結果が出るまで、結果の社会的影響等にも関わって行く事が我々臨床検査技師 が社会に認知される事であると思います。 今後、大学だけでなく高校への啓発活等にも参加出来ればと考えています。 STI: Sexually Transmitted Infections VCT: Voluntary Counselling and Testing 毎 日 新 聞 平成24‐25年度の理事15名と監事さん2名を随時紹介しています。各理事は地区選出 理事であると同時に、様々な事業を担当しています。事業への協力をお願いします。 <理事役割> 会長 玉置達紀 一般社団法人和臨技の代表理事 副会長 竹中正人 会長代行、会長の補佐、会長に事故あるときの職務の代行を行う。 技師法、技師の待遇改善に関すること、定款、渉外法制事項に関すること。 副会長 畑 忠良 会長の補佐、会長に事故あるときの職務の代行を行う. 公益的な事業に関すること。 事務局長 田中規仁 会務の報告、文書の受取発行、議事録、広報、会員名簿、 その他所管に属さないもの。他団体とその渉外、ホームページに関すること。 学術部長 木下博之 講習会、研修会の開催、会誌の発行、精度保証、その他学術に関すること。 検査研究班/分野を置く 経理部長 大石博晃 現金の保管、出納、会費の収納、会費の納入、経理帳簿の記帳保管、 予算・決算書の作成、その他経理に関すること。 以上常務理事(執行理事) 公益事業担当(がん、ピンクリボン関連) 蓬台克之 公益事業担当(がん、ピンクリボン関連) 須賀 洋 公益事業担当(エイズ対策関連) 田中久晴 公益事業担当(医療セミナーin わかやま) 瀧口良重 県糖尿病療養指導員 田中久晴 ホームページ担当 丸澤桂子 月間行事予定担当 栗林伴有 月間行事予定の編集・発行(毎月) 精度保証事業担当 今西数彦 精度管理事業、報告書発行、データ 標準化事業 会報担当 脇村小津江 会報の発行(年3回) 広告募集 田中規仁(事務局) 表彰審査担当 木下博之(学術部) 会長賞、特別賞選定 機関紙「臨衛技誌」発行担当 瀧谷雅彦 日臨技技師連盟担当 脇村小津江 無料職業紹介 田中規仁(事務局) 定款 竹中正人 以上地区理事 監事 村田正吾 監事 勝山浩樹 <理事紹介コーナー> 蓬台 克之 公立那賀病院 1959年2月10日 水瓶座 趣味 読書 昔はSF、今は架空歴史小説 釣り 波止釣り、一時は鮎釣りも(その節は畑副会長にお世話になった事も) 庭 家を建て直してからレンガにジュラストーンを買い込んで庭作りを始め、バー ベキュー台も手作りし冬場を除いてよく家族でバーベキューをしています。でも、まだウッド デッキは予定地だけ・・・・ 釣りにしてもバーベキュー台にしても目的は美味しくお酒を飲むため。釣った魚をどんなに料 理して酒の肴にするか、釣りに行く前から決めているから釣れないのかも。釣れるなら小鯵や 鰯でも良いのですけど今年はダメでした。それを餌にしている太刀魚も少なかったですね。小 鯵や鰯を自家製の干物にして燻製にすると、これがまた酒が進みます。 こんな事を書くと大酒飲みみたいに思われますね。でも休肝日は有りますよ。平均11日に1回 で年に33日、まあ宿直日ですがね。 仕事は大事です。家庭も大事です。もちろん技師会も大事です。でも、健康であることが前 提です。体と心の健康に趣味とアルコールは欠かせません。バランスよく遊んで飲んで家庭に 仕事に技師会に頑張りましょう。 竹中 正人 社会保険紀南病院 今年度より副会長に就任いたしました。今までは学術活動を中心に取り組んで参りました が会長代行、会長補佐の仕事が主になりました。また、定款や渉外法制を担当することにな り和臨技全体、また臨床検査技師のあるべき姿をイメージしながら会務を努めることになり その責任の重さを感じています。職場でも副技師長として検査室全体を考えながら人材育成 に取り組まねばなりません。英国の教育学者ウイリアム・アーサー・ワードの言葉で[良い先 生はかみ砕いて教える。優れた先生は考えさせる。偉大な先生は心に火をつける]と言われ偉 大な先生を目指してはいますが修行中の自分にとって易しいものではありません。そんな時 に一緒にお酒を飲みながら騒いで心癒してくれる上司や技師会で知り合った仲間が私の財産 です。みんなが参加しやすい和臨技を目指して頑張りますのでよろしくお願いします。 玉置 達紀 社会保険紀南病院 平成24年4月より、新しく生まれ変わった一般社団法人和臨技の会長として任命されました。 宜しくお願いします。 技師会歴ですが、免疫・血清研究班班長6年の後、地区理事として4年、学術部長4年、副会 長4年と歴任し現在に至っています。その間、日臨技理事として教育研修事業部に所属し、教 育制度ガイドラインを始め、政策的研修、臨地実習ガイドライン等の作成に関わり、今は無 き高田体制を支えてきました。そして、なんとラッキーな事に(5年に1回しかない)、昨年 厚生労働大臣表彰をいただくことができました。これも会員の皆様が送りだしてくれたから だと感謝しています。 和臨技活動では、10数年前から実施している海外研修事業が最も心に残っています。元々 田中久晴理事が企画した研修会でありますが、第1回目から8回全てに関わってきました。今 思えば、理事会の中でも紆余曲折あり、現地では涙あり、笑いあり、恐怖ありで一筋縄では いかず国際活動の難しさを思い知らされましたが、現在では、タイ臨技⇔日臨技では無く、 タイ臨技⇔和臨技の間で友好的な関係が築かれています。ここ数年は若い技師、学生の参加 が増えてきています。来年も開催します。興味のある方は連絡下さい。 行ってみたい国と地域は? 因果応報の国ブータン、マチュピチュ 1週間休みが取れれば? タイのバンセン(田舎)のビーチでまったりとビールを飲む 性格をキーワードで? ウルトラマン、イノシシ、高田純二 勝山浩樹 日本赤十字社 和歌山医療センター 和臨技の役員も今年で7期13年になりました。 監事という役どころはあまり目立たない存在ですが、財産と理事の会務執行状況を監査して います。 職場では主に生化学を担当しており、愛機BM2250とともに日々大量の検体処理に追わ れています。またNSTの一員として活動していますが、自分の腹の出具合を見るたびにカロ リー計算が頭をよぎります。 趣味:子供の頃からの鉄道好きでいわゆるちょっとだけ鉄ちゃんです。また山野草も好きで、 苔玉なんか風情があっていいですね。 好きなプロ野球チーム:ヤクルト(松岡や安田、大杉、若松・・・・・いい選手がいっぱい いました。) 良く聞く曲:嵐(娘が大ファンのためしょっちゅう聞かされるのですぐ覚えます) 会員のみなさま、これからもよろしくお願いいたします。 今年度から和臨技事務局を預からせて頂いております、 和歌山労災病院の田中規仁と申します。宜しくお願いします。 簡単な自己紹介という事なので・・・ 主な業務は、検体検査で生化学と免疫を中心に仕事をしています。またシステム管理も行っ ています。ほんの少しだけですが、心臓エコーと心カテにも携わっています。 趣味はなんですか?の問いによく「仕事ですか?」なんて言われますが、決してそうではあ りません。周りから見れば、その様に見られているようですが・・・(笑)。 実は、自称「カメラ小僧」なのです。この年でも心は小僧でありたいと思っています。昔か らカメラが好きで、レンズのカタログを見ながらよく「欲しいなぁため息」をついたものです。 今ではネット広告かな。ニュース番組で政治やスポーツ情報を見ると、ついプレスの方々が 持っている機材に目が行ってしまします。ボディはNikonだCanonだ・・・、あのレンズは500mm f/ 4だ・・・の様に。街でカメラにプレス専用ストラップを付けた人を見かけると、「オォッ!!」と 思ってしまいます。 肝心の撮影分野は何かと言いますと、ポートレイトが得意です。そうです・・・女性をキレイに 撮る、あのポートレイトです。今はもっぱら娘2人がモデルですが、最近では学校等のイベン トが中心で、なかなか撮れていません。(ちびまる子ちゃんの友達の)たまちゃんのパパの様 にならないか心配です(笑2) 趣味が功をなしてか、たまに結婚披露宴の撮影を依頼される事があります。その時は全ての 技術を集中して撮影に挑みます。最近ではデジタルカメラが中心で、フィルム時代には映らな かった微妙な反射や映り込み、それに不自然な色合いが非常に多く、難儀しています(^^;)。 あとは、彗星や星の撮影が好きです。 赤道義を使って星を追いかけながら撮影 します。昔、和臨技HPに護摩山で撮影し た「天の川」をアップしていましたが、 見た方はいらっしゃいますか?あれは私 が撮影したものです。 来年年末の早朝には、非常に明るい彗 星が来ます(予報です)。今から彗星の 撮影を心待ちしているところです。 予報では、肉眼で見えるくらい明るく なる予報なので、皆様もぜひ早起きして 見て下さい。スマホやコンデジでも映る かもしれませんね。撮影に成功したら、 是非本誌に投稿して下さい。 ちなみにこの写真は1997年のヘール・ ボップ彗星です。本誌は白黒なので、和 臨技HPにアップされた本誌をご覧くださ い。カラーで見られますよ(^.^) 発行:日本臨床検査技師連盟 抜粋して紹介しています。 詳しくは ホームページをごら んください。 文責:連絡委員 脇村 2012年9月1日第68号 平成24年度 日臨技連盟常任委員会 スタート! 常任委員会ではそれぞれの役務分担の後、 今年度活動計画を協議した。 1.民主党議連に提出した要望内容について 2.議連がヒアリングと厚生労働省医政局の対応について 3.米坂知昭氏の推薦要請についての対応を協議 平成25年度 民主党医療技術者政策推進議員連盟へ予算要望と業務拡大要望! 7月27日(金)医療技術者政策推進議員連盟会長川内博史衆議院議員(鹿児島1区)に対し、 連盟小沼利光委員長は日臨技宮島喜文会長と連名で要望書を提出。 今回は、日臨技が要望書を作成、連盟を通じて議員連盟に提出したものである。 尚、要望書は来年度予算要望を含むものである。要望内容骨子は次の通りである。 【業務拡大】 1.微生物検査を始めとする検体採取について 2.血圧測定 3.生理検査業務の項目追加 電気味覚検査・並びに嗅覚検査 【予算要望】 1「採血・検査の説明のできる技師の養成事業」に関し国庫補助金支出を要請 これを持って、医療技術者推進議員連盟並びに厚生労働省医政局とヒアリングを行った。結果に ついては以下の通りである。 1.予算措置要望 財政が貧迫しているところになかなか厳しい予算である。基本的に研修を予算で行うこと は難しい。 2.業務拡大について ①微生物学的検査の検体採取 医行為に関わる部分があると思われるので、もう少し具体例を抽出して、日臨技との間で 検討を重ね、ある程度の見解が得られたらチーム医療推進方策検討ワーキングで検証して 頂くこととしたい。 ②血圧の測定 既に自動血圧計を用いて行う測定であれば臨床検査技師が行っても良い。 ③耳鼻科領域における検査項目の追加 味覚嗅覚、電気味覚等に関わる検査項目は、その専門学会である耳鼻咽喉科学会とのコン センサスを得ている最中でありその進捗状況を見極め厚労省として対処したい。とした。 日本臨床検査技師連盟(委員長:小沼利光)では、政党内に議員連盟が存在する、民主党、公明 党を中心に取り分け臨床検査行政に理解の深い方々を推薦、支援しています。勿論、一般社団法 人日本臨床衛生検査技師会(会長:宮島喜文)と連携することは言うまでもありません。 2012年10月1日第69号発行: 第46回衆議院総選挙に向けて 推薦要請がスタート! 平成24年8月末に公明党山口那津男代表から、臨床検査 技師制度改革議員懇話会 江田康幸会長(衆議院議員南 九州比例)を通じ当会技師連盟に推薦依頼がありました。 日臨技前副会長米坂知昭氏次期参議院議員候補者として推薦へ 平成24年7月26日、既に日臨技(推薦当時の会長:髙田鉄也氏から推薦を受けていた米坂知昭 氏は、日本臨床検査技師連盟に改めて平成25年度夏に実施される参議院議員選挙への立候補に ついて推薦を依頼してきた。 日本臨床検査技師連盟では直ちに連盟常任委員会を開催(8月11日)、その立候補主旨等に ついて検討した。結果、本来であれば会員各位の中から人選し独自に擁立すべきではあるが、 今回、米坂氏の立候補意志が硬いこと、本人が臨床検査技師であり、今後臨床検査のために身 を尽くすということ、自由民主党の公認が得られる可能性が高いことなどを鑑み、技師連盟と しても推薦することを決定した。連盟としても発展途半にあり財政的にギリギリの活動を行っ ていることを考えると、とても積極的に擁立にいたることは出来ないが、同じ仲間として可能 な範囲で推薦あるいは支援をしていくこととした。 行事予定 8月 9月 10月 11月 和臨技ホームページ参照 和臨技理事会会議録にみる 平成24年度中期 第三回理事会会議録 和臨技ホームページ参照 第四回理事会会議録 常務理事会会議録 編集後記 24年度中期をまとめました。年間を通して大小いろんな取り組みがあります。 いろいろ伝えていきたいと思います。 理事の紹介をしていますので、ぜひ声をおかけください。そしてどうか技師会 活動への協力をお願いします。恒例の和歌山学会は、新しいメンバーで企画進行 中です。施設をこえて、交流しましょう。みんなでつれもていこら! 期限なく常に情報収集中です。自主的な投稿を待っています。といって待てて も、なかなか来ないんですよねえ。で原稿依頼もしますので、こころよくご協力 お願いします。 また新しい年が始まります。何しよう! 2012.12 脇村 小津江 発行所 一般社団法人 和歌山県臨床検査技師会 〒640-8505 和歌山県和歌山市木ノ本93-1 労働者健康福祉機構和歌山労災病院 検査科内 事務局 田中 規仁 TEL(073)451-3181 FAX(073)451-7172 URL http://www.waringi.jp.org/ E-mail [email protected] 発行人 玉置 達紀 編集責任者 脇村 小津江
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