青少年センターだより 携帯電話とフィルタリング……………………1 第 1 号 平成23年6月 17 日発行 帯広市こども未来部 青少年課 青少年センター 青少年センターだよりに関するご意 見・ご感想をお寄せ下さい。今後の青 少年センターだよりの作成に反映して いきたいと思っております。 〒080-8670 帯広市西5条南 7 丁目1 帯広市こども未来部青少年課 (青少年センター) 電話 0155-65-4161 FAX 0155-23-0155 Eメールアドレス 平成 22 年度青少年センター活動状況………………2 平成 23 年度青少年センター事業計画………………3 特集「おびひろ地域若者サポートステーション」…4 [email protected] 道内・福祉犯被害に関する調査結果概要 (平成 21 年中)北海道警察 携帯電話とフィルタリング 青少年の所持する携帯電話をめぐるトラブルや有 害サイトの影響が社会問題になっています。 子どもが携帯電話を持つと便利です。しかし、情報 調査結果1 「被疑者と知り合ったいきさつ」 (少年 331 人中) 「出会い系サイト」「その他のサイト」利用による被害 が併せて 137 人であり、そのアクセス方法は、97.1%を 占める 133 人が携帯電話からとなっています。「その他 のサイト」利用による被害者が、 「出会い系サイト」 利用による被害者を上回っており、 その内訳は、 「ゲー ムサイト」 「ブログ・プロフィールサイト」 「掲示板 サイト」 「SNS」 (ソーシャルネットワーキングサー ビス)の順となっています。(北海道警察のホームペー ジより 平成 22 年 2 月) の選択能力が十分に養われていない子どもは無防備 で悪影響を受けやすく、これを狙う※福祉犯の犯人に とって、都合の良い状況になっていることを理解する 必要があります。わが子に「想定外」の言い訳は通用 しません。 日頃から子どもと一緒に携帯電話の利用方法を考 えていけるよう、保護者自身が「もう一つのフィルタ」 になり、家庭でのルールづくりをすすめてください。 ※注「福祉犯」とは青少年健全育成条例や児童買春・児童 ポルノ法、児童福祉法などに違反する犯罪のことを指します。 北海道警察(福祉犯被害に関する調査結果 平成21年)に よると道内の年間検挙数は306件延べ331人の少年たち がこの被害に遭いました。 参考:有害サイトを選別遮断してくれるフィルタリングについ て「設定している」と回答した割合は中学生58%、高校生2 9%でした。(北海道青少年有害情報対策実行委員会調査 平成22年) 1 平成22年度の青少年センターの活動状況から 「青少年への愛の声かけ」 平成22年度 社会環境調査 平成22年度の指導・声かけの総数は「428人」 社会環境調査とは、深夜営業をする施設や成人向けの 平成21年度より45%の増加 ビデオや図書類、危険な刃物などを扱っている店舗など 要因 平成21年度は新型インフルエンザの流行などから、 を対象に、北海道青少年健全育成条例に基づく立入調 青少年の外出が特に少なかったが、平成22年度は巡回 査などを実施するものです。 で出会う青少年の数も例年に戻ったためと推定されます。 平成22年度は調査実施店129店舗の立入調査を実施 しました。 平成22年度の巡回時では、高校生の自転車片手運転 など危険な行為や、帯広駅北口付近の自転車の迷惑駐 平成22年度 調査事業所 車、柏林台駅周辺の自転車の放置が目に付きました。 書店 18 街頭巡回時の小・中・高校生の 指導・声かけ数の推移 平成 21・22 年では中学生の割合が高くなっています。 コンビ二店 68 計 129 店 レンタル ビデオ店 15 刃物 取扱店 5 カラオケ店 15 ゲーム等 複合店 8 調査結果 青少年保護に関する道条例については概ね理解し ており、深夜営業店のカラオケ店等では「青少年の深 夜利用禁止」を表示し、コンビニ、書店では「成人向 け図書コーナ」を区分陳列するとともに雑誌をビニー ルや紐で包装する等、店側の自主規制も見られました。 北海道青少年健全育成条例では、深夜営業を行なう 営業者は午後11時から翌日午前4時までの間、18歳未 満の青少年を入場させることはできません。(第37条) そのため、看板の設置、入場者の年齢確認などが義務 となっております。 平成 22 年度の指導・声かけの内訳 立入調査では、その状況の確認と、青少年利用者の動 ゲームコーナー利用などの校則指導と自転車などの交通 向などの情報交換、問題があれば指導・要請などを行い マナー指導を合わせると全体の 99%となりました。 ます。立入に当たっては、帯広市と北海道が合同で実施 しています。 2 平成23年度の事業計画から 「郊外の巡回を強化します」 平成23年度の巡回指導計画 ①中心街巡回 平成22年度の郊外巡回は週 5 回の体制で進めていま したが、平成 23 年度から月・金曜日は巡回車を2台に増 火・水・木曜の週3回(午後4時~午後5時) やし、市内をより広範に巡回します。 市内大型店・カラオケ店・駅 ②郊外巡回 月~金曜の週5回(午後4時~午後5時) (月・金曜は2台の巡回車で実施) 郊外大型店・郊外カラオケ店・学校周辺・公園 ③特別巡回 ・休日巡回 土・日の休日(午後7時~9時) 郊外大型店・カラオケ店・大型ゲームセンター等巡回 ・深夜巡回~午後 10 時 ~午後11時 30 分(年4回) 中心街・郊外カラオケ店・ゲームセンター等の巡回 ・氷まつり等、イベント時に啓発を兼ねた巡回 ④地域巡回 青色回転灯を付けて、郊外の大型店ショッピングセンター 7月、8月の各1回(午後7時~9時) やカラオケ、遊技場、学校周辺、公園を巡回します。 小学校区地域等に分かれ、市部全域を巡回 ヤングテレホン相談 青少年健全育成展示パネルを貸し 出しています 青少年とその保護者を対象に気軽に相談できる 場として、電話相談を開設しています。平成 22 年 中学生・高校生向けの 度からは、相談受付対象を概ね 30 歳までの若者ま 禁煙、薬物乱用防止な でに拡大し、相談員 2 名体制で実施しています。 ど啓発パネルです 平成 22 年度の受付概要 相談者の対象を拡大した事で、短大生や若者やそ の保護者から相談が寄せられました。 ・また就学時(小~高校)までの相談では、主に保 護者から子どもの交友関係でのトラブルや不登校、 ひきこもりなどといった相談が寄せられました。 相談者別内訳 中学生17人、高校生14人 若者等14人、保護者18人 TE L 0155-22-8349 Eメール[email protected] 電話、面談、Eメールで相談をお受けしています。 携帯電話からはQRコードでアクセスできます。 受付 午前9時~午後 5 時30分 (土日、祝日を除く月~金曜) 利用のお申し込みは直接電話で青少 3 年センターまで(65-4161) サポートステーションの利用について 1.来所・相談・トレーニング等は全て無料です。 2.保護者の方または本人が直接お電話でご相談く ださい。 3.ご利用の前に実際にご見学することができます。 場所・地図 おびひろ地域若者サポートステーションとは、厚 生労働省の委託事業で、若者無業者に、仕事に求 められる知識・スキルの習得、これに先立つ働く自 信の回復といった職業意識の啓発や、社会適応の 促進を含む包括的な支援を行なう施設です。 「ニート(NEET)」と呼ばれる若年無業者は全国で 60 万人を越え、帯広市内でも1千人を越えると想定さ れています。 おびひろ地域若者サポートステーションでは、キャ リアコンサルタント、心理相談員、社会福祉士、精神 保健福祉士などの専門相談員が、若年無業者の個 帯広市若者自立支援ネットワーク会議を設立しました 別のご相談に応じて、社会適応の促進を含む包括的 な支援を行ないます。 こんな若者が対象です ・働きたいけど何をしたら良いかわからない・・・ ・人とうまく話せないので働けるのか不安・・・ ・相談相手がいない・・・ ・就職への一歩が踏み出せない・・・ ・高校を途中でやめてしまった・・・ 帯広市では5月 20 日にこのネットワーク会議を設立 ●詳細:直接電話で「おびひろ地域若者サポート し、無業状態の若者、ひきこもりがちな若者を支援する ステーション」へ。 ための連携を推進しています。(構成:北海道、帯広 開設時間 (月~金) 10:00~17:00 市、就労関係機関・団体、青少年団体、経済団体など) 住所 帯広市西2条南7丁目1 第1回会議(5月20日)では、サポートステーションへの 電話 0155-24-3785 連携、支援が話し合われました。 E メール:[email protected] 4
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