3号 - JAみな穂

第3号
稲作管理特報
平成26年5月9日
1. 田植え ∼田植機の調整を確実に∼
×
②チラ干しにすると苗がいたむ
×
田植え
① 深水にすると苗が徒長し、
茎数が不足する
田植え
<茎数が低下する要因>
代かき
浅水
日中は水を止め
て、田水温を高
める。
ビクトリーZ1キロ粒剤
(1kg/10a)
ビクトリーZジャンボ
代かき
田水温が高いと、
茎も根も早く増
やせる。
(一発処理剤)
田植当日∼4日前
(小包装10個:400g/10a)
田植11∼20日後
(一発処理剤)
ビクトリーZ
1キロ粒剤
マーシェット
1キロ粒剤
(1kg/10a)
(1kg/10a)
代かきから8日以内
二回処理
・田植え後、活着するまでの2∼3日間は、本葉の一部が水面から出ている程度の
やや深水状態を保って下さい。
・活着後は、2∼3cmの浅水管理に切り替え、田水温の上昇に努めて下さい。
・入水は朝または夕方に短時間で行い、日中は水を止めて田水温の上昇に努める。
・風の強い日や気温の低い日は、事前に深水にして、地温の確保に努める。
田植5∼10日後
代かきから14日以内
二回処理
2. 田植え後の水管理 ∼浅水で分げつの発生を促進∼
田植え
機種があります。JAの機械センターや取扱説明書などで確認して下さい。
代かき
田植機を70株植えセットに変更したとき、施肥量を調整し直さなければならない
・代かきから田植え、除草剤散布までの期間が長くなると雑草の発生が多くなる
ので、遅れないように散布しましょう。
・一発処理剤や中期剤の散布前に、水の入替えや軽い田干しを行いましょう。
・チラ干しでは、除草剤の効果が劣るので、散布前にたっぷり入水しましょう。
・周辺の環境に影響を及ぼさないよう、散布後7日間は落水しないで下さい。
一回処理
・栽植株数は70株/坪とし、初期茎数の確保に努める。
・植付深さは3cm、1株の植付本数は3∼4本となるように調整する。
変えよう、みな穂の米づくり!
﹁穏やかな日は 、浅水管理で分げつを早く確保しよう﹂
品質を高めるため、初期の分げつを早期に確保することが重要なポイントです。
稲が活着したら、浅水管理に切り替え、分げつの発生を促しましょう。
∼まき遅れにご注意∼
3. 除草剤は適期に散布
朝
日
町
黒東地域農業技術者協議会
田植当日∼4日前
田植20∼30日後
マーシェット
1キロ粒剤
(1kg/10a)
(中期剤)
ブイゴールSM
1キロ粒剤
(1kg/10a)
代かきから8日以内
※ ビクトリーZジャンボは、5cm以上の湛水状態で、風のない時に散布して下さい。
※ ブイゴールSM1キロ粒剤は、異常な低温(15℃以下)または高温(30℃以上)が
予想される場合は使用を避けて下さい。
<マーシェット1キロ粒剤を田植同時処理する場合は、次のことに注意しましょう>
①土が固くならないよう、代かきから田植えまでの日数は長くしない。
②田植え時に、植え穴が元に戻らない場合は、田植後処理に切り替える。
③田植えの日に風が強い場合や気温が低い場合は植え傷みを起こし、薬害が出やすい
ので、田植後処理に切り替える。
③田植えは、ヒタヒタ水の状態で行い、田植後すぐに水を入れる。
④極端な浅植えは避ける。
<みな穂米品質向上チェックリスト>
初期茎数の確保
高温日が続いたり、有機物が多い場合、湛水状態が長いと田の「ワキ」がみられ
るので、1∼2日程度の田干しを行い、発根を促進しましょう。
あさひ営農経済センター(大家庄) ☎ 83-3212
あさひ営農経済センター(南 保) ☎ 83-1139
新川農林振興センター農業普及課 ☎ 52-0094
除草剤
代かきを丁寧に行いほ場の均平に努めましたか。
畦畔や水口からの漏水はありませんか。
田植同時除草剤の方:
田植えの時にひたひた水で田植えしましたか。
田植後速やかに入水できましたか。
チェック欄
◎ みらーれTVにて農業情報番組
「あぐりアイ新川」
放送中。
( 6:55、
11:55、
16:55、21:55)
◎ NHKラジオ第一放送
「農作業メモ」
(11:50∼12:00のうち1分間。
祝祭日を除く。)