第 9 号 リハビリ・療育・訓練のスタッフって? - ロザリオの聖母会

第9号
発行 平成 22 年 12 月
ロザリオの聖母会 発達支援室
リハビリ・療育・訓練のスタッフって?
今回は、お子さんたちが関わりのある、リハビリ・療育・訓練等を担当しているスタッフについてお伝えしま
す。どんなスタッフがいるの?どんな内容なの?違いは?ということについて、ロザリオの聖母会 聖母療育園
リハビリ係のスタッフのみなさんに聞いてみました。
理学療法士(PT:Physical Therapist)
理学療法では「座る・立つ・歩く」などの大きな運動、関節の硬さや呼吸機能を対象にし、お子さん
の成長を手伝うために、どのような方法がよいかを共に考えます。また、車椅子や座位保持装置・下肢
装具の作製をします。これらは、体の状況だけでなく、ご家庭や学校での使い勝手も十分に検討して行
います。大切なのは、理学療法に来たときだけでなく「学校や家庭でできること」をお伝えして、毎日
の生活に取り入れて頂くこと。そのために、体の特徴をわかりやすく説明し、お子さんが「こうすれば
できるんだ!」と感じ、自ら体を動かしたくなるような環境づくりに取り組みます。
作業療法士(OT:Occupational Therapist)
作業療法は、遊びを中心とした活動を通じて、子どもの「できること」を引き出し、伸ばすお手伝い
をします。主に、運動や感覚の発達を促す遊び、使いやすい道具の選択、食事や着替えなど身辺動作の
練習、自宅や学校などの環境づくりを行います。作業療法はいやいや行ったのでは効果はあがりません。
楽しく、興味をもって取り組むことが、子どもの能力を引き出し、良い結果を生みます。子どもが夢中
になって遊び、できなかったことができるようになる。そして「お母さんできたよ」と笑顔になる。そ
んな作業療法を目指し日々取り組んでいます。
言語聴覚士(ST:Speech-Language-Hearing Therapist)
言葉を話すことができなくても、その子なりの方法で気持ちを伝えています。でも、上手く伝わらな
かったり伝え方が分からなかったりすることがあります。言語聴覚療法ではその伝え方(コミュニケー
ション)のお手伝いをします。遊びを通して言葉の発達を促しながら、本人が伝えやすいジェスチャー
を探したり、発音の練習をしたりと、コミュニケーションと発達の状態をご家族と確認し、本人に合っ
たコミュニケーションの支援を行います。また、摂食・嚥下についても支援を行います。発達段階を確
認しながら食形態や食器具、介助法を提案し本人が安全においしく、楽しく食べれることを目標に支援
をします。
臨床心理士(CP:Clinical Psychotherapist)
聖母療育園リハビリ科 ST:
お子さんの行動1つ1つ、ときには「なぜこんなことをするのかな?」と思うことにも、その行動に
は意味や理由があります。臨床心理士は、その「なぜ?」を知るために、課題への取り組みや普段の生
活の様子などから、お子さんの発達の状態や行動の特徴を確認していきます。そのうえで、お子さんに
合った支援方法や、ご家庭での過ごし方・関わり方などをご家族と一緒に考えていきます。
「今できるこ
と」や「好きなこと」を大切にしながら、お子さんがなるべく無理をせず、毎日を気持ち良く過ごせる
ことを目指して、支援していきます。
※今回は、おもに児童のリハビリ・療育・訓練に関わるスタッフとしての支援内容をご紹介しました。機関等に
よっては、その内容等は異なります。
ロザリオの聖母会
聖母療育園
外来リハビリテーションのご紹介
表でリハビリのスタッフについて紹介して下さった、
リハビリ係でおこなっている外来リハビリについてご紹介いたします。
聖母療育園
♪実施するスタッフ:理学療法士(4 名)
、作業療法士(1 名)、言語聴覚士(1 名)
♪担当医師:園長 桑島 克子、医師 鈴木
新先生(月 2 回担当)
♪頻度:医師が決定します。原則、ひと月に 1 回となります。
♪外来実施日:主に火曜・金曜
第 2、第 4 土曜(土曜日は、担当療法士によって異なります)
※実施する職種について
は、初診時にご希望をお伺
いしますが、作業療法・言
語聴覚療法はご希望に添
えない場合がございます。
ご了承ください。
♪実施時間:9:30~16:40
♪外来までの流れ:
まずは、お電話でご連絡ください。
(0479-60-0602)
♪お問い合わせ先♪
医師による初回診察の予約を入れます。
ロザリオの聖母会 重症心身障害児施設 聖母療育園
TEL:0479-60-0602
初診当日は、聖母療育園リハビリセンターに
リハビリセンターまで(担当:PT 大石)
お越しください。
団体紹介:日本ダウン症協会
旭支部
あさひのつどい
平成3年1月、旭中央病院の患者であったダウン症児・者と親が集まり「ダウン症児・者にも太陽の光が
当たる様に」と「旭市」の地名にあわせて「あさひのつどい」と名付けられました。
日本ダウン症協会の支部になっています。
♪プール&クリスマスランチパーティ♪
参加される方はご連絡ください。
♪季節行事♪
12/19(日)
春:総会、小児科医による講話、
10:30~11:30 プール
ハイキング
(旭ビックバンにて)
夏:ダンス、スイミング
小学生まで 630 円
12:00~ ランチパーティ
秋:芋ほり、バス旅行
旭市国道「にわ」にて
冬:クリスマス会、初詣、
中学生以上 1260 円
500 円程度のプレゼント交換
ムーブメント等
※毎月、日本ダウン症協会の会報とともに、独自のニュースレターを付録として送っています。
代表:斉藤 幸子 TEL:0479-64-1628
発達支援室では、療育に関する相談をお受けしています。解決に向けて、必要
銚子市・旭市
香取市・匝瑳市
東庄町・神崎町
に応じ関係機関と連絡を取り合いながら実施します。団体やサークル、福祉サー
ビス事業所の皆さまからの相談もお受けします。お困りのことについてお気軽に
ご相談、お問い合わせください。
多古町・横芝光町
の委託事業です
相
無
談
料
【お問い合わせ】
ロザリオの聖母会 発達支援室
〒289-2513 千葉県旭市野中 3820-15
TEL:0479(60)0625 FAX:0479(60)0660