高速重量物用AGV

高 速 重 量 物 用 AGV
従来の AGV(Automated Guided Vehicle : 無人証般送
台車)) は、 主として数十 kg から数トン以下の搬送能力で
台車
屋内専用のものを中心に発展してきた。 しかしながら最
近では、 製鉄所、 コンテナヤード等屋外用で数十トン
を紹えるものの要求も出てきている。
今回実用化された重量物用 AGV は全長 12m で、 最
大 28 トンの搬送能力がある。 積荷の線材コイルは、 全
長 10m ×全幅 3m のパレットに最大 12 コイルまで積み込
まれ、 パレットごと持ちトけられて搬送される。
この AGV は空気タイヤ式で、
は空気タイヤ式で、構内一般道路を量高
構内一般道路を量高 10
㎞ /h (
前後進共) で走行できる。 さらに、
前後進共)
さらに、複数の操舵
複数の操舵
モードにより、 最小旋回半径、 張出抑制旋回、 斜行と
いった走行が可能である。 また安全装置として、 50m 先
までの障害物が検出できるレーザ式レーダセンサ、 バンパ安全スイッチ、 音声警報装置等を装備している。
パレリトとAGV
と AGV の位置合せは、 センサを用いたドッキングシステムによリ相対位置が± 30mm 程度にできるため、
信頼性の高いパレットの “
掴み”が行える。
掴み”が行える。
AGV 走行路は、 図に示すように工場内−屋外−倉庫内と複雑なルートで、 従来のトラック道路をそのまま利用
している。 取材協力 ・写真 :合同製鐵㈱、 三井造船㈱
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URL : http://www.jsme.or.jp/tld