門司区門司港景観重点整備地区 - 北九州市

第2版
門司区門司港景観重点整備地区
∼景観法第16条に基づく届出について∼
みんなの想いをかたちに
北九州市
2011.4.1
目
次
○景観重点整備地区における届出について
○届出の対象
………………
1
…………………………………………………
2
○届出の流れと必要書類
……………………………………
○良好な景観の形成に関する方針
…………………………
4
……………………………
5
…………………………………………………………
9
○行為の制限(景観形成基準)
○別図
3
○届出書の記入例
……………………………………………
11
景観重点整備地区における届出について
◆地区の特性に応じたきめ細かな景観づくりのために
北九州市は、
「景観法」に基づく「北九州市景観計画」を策定(平成 20 年7月)し、
「北九州市都市景
観条例」を改正(平成 21 年4月施行)しました。
さらに、関門景観の一層の魅力向上を図るため、下関市と連携し、「北九州市景観計画」を変更(平成
22年7月)し、「関門景観条例」を改正(平成23年4月施行)しました。
景観計画では、北九州市全域を景観法に基づく「景観計画区域」としています。中でも、都市の顔づく
りを進める地区、歴史や風土に根ざした良好な景観が形成されている地区等、都市景観の形成上特に重要
な地区で、建築物等に対するきめ細かな基準による規制、公共による重点的な整備等によりまちなみの景
観向上を図る必要がある地区を「景観重点整備地区」と定めています。
◆地区内の建築行為等について、届出が必要です
門司港地区は、この「景観重点整備地区」に定められており、きめ細かな景観づくりを進めるため、地
区を6つの区域に分け、区域ごとに「良好な景観の形成に関する方針」、形態意匠等に関する「行為の制
限」(景観形成基準)を定めています。
これらの方針や基準に沿った景観形成を図るため、建築物等の建築や改修等の際に、届出が必要です。
国の機関又は地方公共団体の場合は、通知となります。
◆景観アドバイザー制度の活用
届出や通知を行う前に、景観の形成について協議を行うことができますので、お気軽にご相談ください。
さらに、景観アドバイザー制度(専門家のアドバイスを受ける制度)も用意していますので、ご活用く
ださい。
なお、その他関係法令(屋外広告物法に基づく屋外広告物、都市計画法に基づく地区計画区域等)にお
いても、各々の申請・届出が必要です。
◆このパンフレットについて
このパンフレットは、門司港景観重点整備地区について、「景観法」、「北九州市都市景観条例」、「関門
景観条例」に基づく届出手続きを示したものです。
※
1
昭和61年4月条例運用開始・平成8年5月改正・平成21年4月法運用開始
届出の対象
◆届出の対象となる区域
区域図
◆届出の対象となる行為
建築物又は工作物の新築(工作物の場合は新設)、増築、改築、移転、大規模の修繕若しくは大規模の
模様替又は外観の過半にわたる色彩の変更※1 で、届出の対象となる規模のいずれかに該当するもの。
※1:外観の過半にわたる色彩の変更:色彩の変更に係る面積が従前の外観に係る面積の2分の1を超えるもの。
◆届出の対象となる規模※2
建築物
○規模に関わらず全て
工作物
○確認申請を要するもの
※2:景観計画区域、関門景観形成地域内の建築物等に定めた行為の制限についても、それぞれの適合が必要です。
2
届出の流れと必要書類
◆届出の流れ
※1
景観形成基準に適合しない
場合は、勧告等を行うことが
ありますので、できるだけ早
い時期にご相談ください。
届出の対象となる行為の計画立案
事前協議※1
景観アドバイザー
※2
届出をしない又は虚偽の届
出をした場合は、罰則(30
万円以下の罰金)を適用する
ことがあります。
必要に応じて相談・助言
届
適合
その他関係法
令等の手続き
出・協
議※2
不適合
日
勧
を
経
許可申請
過
・地区計画の
し
届出 等
た
通
告※3
修 正
・屋外広告物の
景観審議会
意見
30
知
景観審議会
意見
公
後
表※4
※3
勧告を行う場合は、届出のあ
った日から30 日以内に行い
ます。
※4
勧告に従わない場合は、氏名
等を公表することがありま
す。
※5
30 日を経過せず、行為に着
手した場合は、罰則(30 万
円以下の罰金)を適用するこ
とがあります。尚、通知を受
ければ、行為の着手は可能で
す。
行為の着手※5
◆届出に必要な書類
届出の際には、次の書類提出が必要です。
種
3
※図面類は、A3の縮刷版で提出することも可能です。
類
縮
尺
部
数
景観計画区域内行為届出書
−
正副2部
付近見取図(周辺の土地利用状況がわかるもの)
1/2,500 以上
現況写真(敷地・周辺)
−
配置図
1/100 以上
立面図(4面彩色したもの)
1/50 以上
平面図
1/100 以上
各2部
断面図(土地の形質の変更等のみ)
1/100 以上
(正副1部ずつ添付)
完成予想図(パース等)
−
外構計画図(緑化等敷地利用計画)
1/100 以上
広告物図面
1/50 以上
色見本など
−
良好な景観の形成に関する方針
◆目標
九州の入り口、海峡の歴史とロマンを楽しむ港町
◆方針
1
古城区域
4
「緑を活かした落ち着いたまちなみ」
め か
西海岸・ターミナル区域
「海に開かれた、わかりやすく活動的なまちなみ」
り
和布刈神社及び和布刈公園への導入路となるこの
こうそう
国道199号を軸として、西海岸埋立地区及びJ
区域は、海と山際の緑に挟まれた通りで、甲宗八幡
R線路敷きを有するこの区域は、市街地の景観形成
神社及び斜面地の住宅等により、身近な通り空間が
の導入部となっている。
形成されている。
1
レトロの玄関口にふさわしい個性あるまちなみ
をつくる。
快適な歩行者空間の確保及び街路樹等による潤い
の演出により、落ち着きと美しさを持った魅力ある
2
開放的な親水空間の確保を図るとともに、海へ
の眺望の確保を進めることにより、海及び海への
道路空間をつくる。
眺望が生かされたゆとりのあるまちなみをつくる。
2
海運倉庫区域
「産業景観の活力のあるまちなみ」
5
中心市街地業務区域
「都市の風格を感じさせるまちなみ」
海運業が盛んであった頃の門司港をしのばせる
門司港地区の南北の骨格をなす、かつて路面電車
倉庫群及び船だまりを有するこの区域は、港町と
の通っていた通り(国道3号)沿いには、歴史的建
して発展してきた門司港地区の歴史を今に伝えて
造物が現在も点在している。その通りを中心とする
いる。
この区域は、大規模建造物が多く、都市的なまちな
海と市街地からの景観に配慮し、彩色等により
活力を持ったまとまりのあるまちなみをつくる。
みが形成されている。
1
業務施設の立地誘導を図るとともに、壁面線の
統一を進めることにより、整然とした美しさを持
った風格のあるまちなみをつくる。
2
街路樹によるまちの骨格づくりにより、潤いの
ある道路空間をつくる。
3
歴史的建造物を活かした落ち着きのあるまちな
みをつくる。
3
第一船だまり周辺区域
「歴史のロマンが薫る個性豊かなまちなみ」
6
門司港商店街区域
「レトロの雰囲気を持つ、にぎわいのあるまちなみ」
明治時代におけるこの区域は、門司港地区の海と陸
門司港地区の中心的な商業集積地である栄町商店
との接点として、風格ある建築物があったところであ
街を中心とするこの区域は、人通りが多く、賑わい
る。今日この歴史的な区域を復元し、後世に残すため、
及び界隈性を持った景観が形成されている。
レトロ建造物によるまちなみが形成されている。
1
1
快適な歩行者空間の確保並びに賑わい及び界隈
性を生み出す演出により、楽しさと美しさを持っ
レトロ建築物との調和及び水辺空間の活用によ
た魅力ある道路空間をつくる。
り、港町を象徴する個性豊かなまちなみをつくる。
2
海、古城山及び風師山が眺望できる場所の確保
を図る。
2
レトロの雰囲気との連続性に配慮することによ
り、周辺区域と調和するまちなみをつくる。
4
行為の制限(景観形成基準)
1
建築物等
建築物の
の形態意
配置
古城区域
2
海運倉庫区域
3
第一船だまり周辺区域
道路に面する建築物の外壁は、一階部分を後退させるな
−
るよう努める。
匠に関す
る行為の
建築物の
周辺の山及び丘陵地への眺望並びに山及び丘陵地から海への開放的な眺望を確保する高
制限に関
高さ
高さは、原則として 35 メートル以下とする。ただし、公共性及び公益性が高く景観に特
する事項
形態
落ち着いたまちなみを形
成する形態とする。
屋根の形状
及び色彩
背景となる自然と調和する
港町の活力あるまちなみ
レトロ、港町のイメージを
イメージを高める形態とす
高めるまちなみを形成する
る。
形態とするよう努める。
色彩は、関門景観形成地域⑫門司港レトロ地区の色彩基準
ようにこう配屋根又はそれに
準ずる形状とし、彩度の低い
色を使用する。
外壁の材質
及び色彩
周囲の自然と調和するよ
色彩は、関門景観形成地域
周囲の歴史的建築物等と
うに落ち着いた質感豊かな
⑫門司港レトロ地区の色彩
し、色彩は、関門景観形成地
材質とし、彩度の低い色を使
基準によるものとする。
よるものとする。
用する。
建築設備
1
及び屋外
階段
分配慮する。
2
屋上に付帯する設備は、山、丘陵地等からの眺望(俯瞰)にも配慮する。
3
屋外階段は、建築物本体と一体感を保つデザインとする等、調和に十分配慮する。
ベランダ
前面道路側から景観阻害物が見えないように工夫する。また、花、樹木等で緑化に努める。
外構及び
1
敷地、窓辺等においては、快適性及び潤いを高めるように樹木、花等による緑化に努め
植栽
2
柵又はネットフェンスは、設置しない。やむを得ず設置する場合は、周辺のまちなみと
駐車場
1
屋外駐車場(駐車スペース及びピロティ利用の駐車場を含む。
)を設置する場合は、道
2
立体駐車場は、周辺の建築物との調和に配慮する。
その他
屋外広告
屋上又は外壁に付帯する諸設備は、前面道路側から見えない位置に設置する。やむを得
1
広告物の大きさ、形態及び色彩は、その建築物及び周辺のまちなみの景観の質を高める
物の表示
2
自己の名称、商標等自己表示のための広告物以外は、掲出しないよう努める。
等に関す
3
共同ビル等における広告物については、可能な限り敷地内に1か所に集約するよう努め
る行為の
4 壁面を利用する広告物は、建築物と調和した一体的なデザインとなるように配慮する。
制限に関
5
する事項
5
共通事項
窓面を利用した広告物は、原則として掲出しない。
突出看板を設置する場合は、大きさ、設置位置等の建築物との調和に配慮する。
4
西海岸・ターミナル区域
ど、開放感のあるスペースを確保す
5
中心市街地業務区域
6
門司港商店街区域
国道及び県道沿いでは、隣接する
−
建築物の壁面線にそろえるように努
める。
さとするとともに、周辺へ圧迫感を与えない量感とするよう努める。
別配慮したものは、別途市との協議によるものとする。
第一船だまりにおけるレトロ、港
町のイメージを高めるまちなみに調
歴史的雰囲気と調和した風格ある
まちなみを形成する形態とする。
地域の都市景観の形成に配慮した
ものとする。
和した形態とする。
によるものとする。
周囲の建築物に調和するよう努める。
の調和を考慮した質感豊かな材質と
歴史的建造物と調和した風格ある
域⑫門司港レトロ地区の色彩基準に
まちなみになるように質感豊かな材
るとともに、賑わい及び界隈性を
質及び色彩とする。
演出するよう努める。
1
2
周囲の景観と調和した材質とす
色彩は、彩度の低い色を基本と
する。シャッターを設ける場合は、
できる限り透過性のよいシースル
ーシャッター等を使用するよう努
める。
ず露出させる場合は、壁面立上げ、ルーバー等で目隠しをしたり、外壁と同一色調とする等、建築物との調和に十
る。
調和するように位置、高さ、緑化等を工夫する。
路側部分に植栽を施す等道路側から見た景観に配慮する。
ようにデザインを工夫する。
る。
6
行為の制限(景観形成基準)
※
関門景観形成地域「12 門司港レトロ地区」の色彩基準 【北九州市景観計画
P55 参照】
1
建築物等は、海峡のロマンを感じさせる街並みにふさわしい地域に蓄積された個性ある色を生かした色彩とする。
2
建築物等の色彩は、次の表に示すものを用いる。アクセントカラーについては、効果的かつきめ細かな
賑わい演出を行うものとする。
屋
根
基調色
色相
明度
彩度
R、YR、Y
5以下
3以下
GY、G、BG、B、PB、P、RP
5以下
1以下
N(無彩色)
6以下
−
R、YR
全域
6以下
Y
全域
4以下
GY、G、BG、B、PB、P、RP
3以上9以下
1以下
3以上9以下
−
R、YR、Y、RP
全域
10 以下
GY、G、PB、P
全域
8以下
BG、B
全域
6以下
N(無彩色)
全域
−
N(無彩色)
アクセントカラー※
※アクセントカラーの指定は、門司港レトロ地区のうち、門司港景観重点整備地区の一部区域
(2 海運倉庫区域、3 第一船だまり周辺区域、4 西海岸・ターミナル区域)のみ。
※アクセントカラー:見付面積の 5 分の 1 未満の範囲内でアクセントとして使用する色彩。
※自然素材に彩色を施さず使用する場合は、この限りでない。
【基調色のサンプルカラー】
77
15-85A
22-80B
19-70F
19-60F
22-50F
5YR8.5/0.5R
2.5Y8.0/1.0R
10YR7.0/3.0R
10YR6.0/3.0R
2.5Y5.0/3.0R
19-85 B
19-75C
22-70D
22-60D
15-40H
10YR8.5/1.0R
10YR7.5/1.5R
2.5 Y7.0/2.0R
2.5Y6.0/2.0R
5YR4.0/4.0R
19-80B
22-75D
15-60D
17-50F
09-40L
10YR8.0/1.0R
2.5Y7.5/2.0R
5YR6.0/2.0R
7.5YR5.0/3.0R
10R4.0/6.0R
8
8
別
99
図
門司港景観重点整備地区
10
10
届出書の記入例
11
11
12
12
13
13
[メモ]
14
15