資料-2別添 色彩の数値基準について 1.近隣市等の景観計画における色彩基準 千葉県内で景観計画を策定している自治体のうち、隣接市及び、木更津市と規模が 似通っている流山市の景観計画で定めている色彩の基準は下表に示すとおりである。 袖ヶ浦市 <建築物>…明度5以上 色相R・Y:彩度4以下 色相YR :彩度6以下 その他 :彩度2以下 色彩基準 <屋根>…明度規定なし 色相R・Y:彩度4以下 色相YR :彩度6以下 その他 :彩度2以下 市原市 流山市 <全般> 色相R :彩度4以下 色相YR:彩度6以下 色相Y :彩度4以下 その他 :彩度2以下 N:明度4以上 <外壁>…明度は規定なし 色相R・YR・Y:彩度6以下 (4以下) 色相GY・G :彩度4以下 (2以下) その他 :彩度2以下 (1以下) N:規定なし <屋根>…明度6以下 色相R・YR・Y:彩度6以下 (4以下) 色相GY・G :彩度4以下 (2以下) その他 :彩度2以下 (1以下) N:規定なし <広告>…明度5以上 色相R・YR・Y: 彩度 10 以下 その他: 彩度6以下 ・広告色を使用する場合は原則的 に見付面積の 1/5 以内 とし、 周辺環境との調和に配慮した 色彩とする。 ( )内は市街化調整区域内の基準 次頁には、隣接する袖ヶ浦市、市原市の景観計画における建築物の色彩基準を図に 示す。 色の3属性(色相、明度、彩度) 景観計画では、色の3属性で基準となる色彩の 範囲を規定するのが一般的である。 ①色相(色合い) :赤、黄といった色合いを「色相」 と呼ぶ。色相全体を R(赤)・Y(黄)・G(緑)・B(青)・ P(紫)に分け、更に中間に YR(黄赤)・GY(緑黄)・ BG(青緑)・PB(紫青)・RP(赤紫)の 5 つを設けた 10 色相を基本とする。さらに各色相を 10 で分割 した計 100 色相で表す。 (右図参照) ②明度(明るさ) :色の明るさを「明度」と呼ぶ。 数値が高いほど明るい色を表す。 ③彩度(鮮やかさ) :色の鮮やかさを「彩度」と呼 ぶ。無彩色の黒色は最も彩度が低い(彩度0) 。 1 マンセル色相環 <隣接市の景観計画における建築物の色彩基準> 2 2.木更津市における色彩基準(案) 外壁面(基調色・補助色・強調色) 、屋根でそれぞれ色彩基準を定め、 かつ、市街化区域と市街化調整区域で異なる基準を設ける <市街化区域> 基準の適用部位 色相 0R~5YR 基調色 外壁の各面の 4/5以上 5YR~5Y 建築物の外壁 その他 0R~5YR 補助色 外壁の各面の 5YR~5Y 1/5以下 その他 強調色 外壁の各面の 1/20 以下※ 屋根 明度 彩度 4 以上 8.5 未満の場合 4以下 8.5 以上の場合 1.5 以下 4 以上 8.5 未満の場合 6以下 8.5 以上の場合 2以下 4 以上 8.5 未満の場合 2以下 8.5 以上の場合 1以下 3 以上 8.5 未満の場合 4以下 8.5 以上の場合 1.5 以下 3 以上 8.5 未満の場合 6以下 8.5 以上の場合 2以下 3 以上 8.5 未満の場合 2以下 8.5 以上の場合 1以下 自由 0YR~5Y 6以下 3以下 その他 6以下 1以下 色相 明度 彩度 5YR~5Y 4 以上 8.5 以下 3以下 その他 4 以上 8.5 以下 1以下 3 以上 8.5 未満の場合 4以下 8.5 以上の場合 1.5 以下 3 以上 8.5 未満の場合 6以下 8.5 以上の場合 2以下 3 以上 8.5 未満の場合 2以下 8.5 以上の場合 1以下 <市街化調整区域> 基準の適用部位 基調色 外壁の各面の 4/5以上 建築物の外壁 0R~5YR 補助色 外壁の各面の 1/5以下 5YR~5Y その他 強調色 外壁の各面の 1/20 以下※ 屋根 自由 0YR~5Y 6以下 3以下 その他 6以下 1以下 ※ただし、補助色の使用面積と強調色の使用面積の和は1/5以下とする 3 木更津市景観計画 市街化区域の色彩基準 4 木更津市景観計画 市街化調整区域の色彩基準 5 ◆建築物外壁面の基調色・補助色・強調色および面積の基準について 基調色 ⇒外壁各面の4/5以上 補助色 ⇒外壁各面の1/5以下 ただし、補助色と 強調色の使用面積の 和は1/5以下と 強調色 ⇒外壁各面の1/20 以下 6 すること
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