17号(1984年10月15日発行 pdfファイル 3.5MB) - 神奈川県植物誌調査会

FLORAKANA6A
附
神 奈 川 県 植 物 誌 調 査 会 ニュ ース
第
o
c
丈1
5
.1
9
8
4
17号
N
o
.
1
7
231 横 浜 市 中 区 南 仲 通 5-60 神 奈 川 県 立 憾 物 館 内
神奈川県植物誌調査会
掻替口座
-10195
横浜3
T
E
L
. 045-201-0926
アズマイチゲ
Anemone r
addeana Regel
1983.
May.5
相模原市上鎗間
雲井泰子撮彫
ネ ガ カ ラ ー フ ィ ル ム よ り引伸。
県央のアズ マイチゲ
去る
8月 末 の 県 央 ブ ロ ッ ク会で、 海 老 名 市 (EB) で
保護の会
May. 1
9
8
4)の表紙を飾ったアズマイ子ゲの
発見されたアズマイ子ゲ(キンポウゲ科)が話題になフ
983年 3月 相 模 原 市 上
写真である。このアズマイ子ゲは 1
9
84
年
た 。 こ れ は 市 内 柏 ケ 谷 ・ 目 久 尻 川 ぞ い の雑 木 林で 1
E
昼間 (SA-4) で 雲 井岩手子 氏 (上 認 間 高 校 ) に よ り 縁
3月 、 義 百 合 子 氏 に よ って 発 見 さ れ た 開 花 株 で あ る 。 柏
影 さ れ た 。 最 初 の発 見 は 1
9
81
年 で、上島 問高校の一期生
ケ谷 付 近 は 、 都 市 開 発 が 著 し く ア ズ マ イ チ ゲ の 自 生 地 も
の 笠 原 君 と 吉 田 修 久 教 諭 に よ り 僚 本 も 作 成 さ れ ている。
早晩 l
'fめ立てられる運命にある。
アズマイチゲはクヌギーコ ナ ラ 林 の 林 床 に 一 坪 余 り の群
落 を つ く り 、 毎 年 2月 下 旬 か ら 3月 中 旬 へ か け て 開 花 す
1
9
8
4年 3月 の 各 プ ロ ック 仮 回 線 を 点 後 し た ところ 、 類
似種のキクザキイ子ゲは j
章久 井 1"-3、 山 北 3"-5、 i
青
る が 、 土 地 開 発 が近く ま で 迫 り 目 が 縫 せ な い 状 態 だ と い
川 、 大 山 の 8メッシ ュか ら 報 告 さ れ て い る が 、 ア ズ マ イ
う
。
と も あ れ 、 県 央 の 2メッシュ で 発 見 さ れ た こ の 記 録 は
子ゲの記録はなく、県内ではかなり稀な種で あることを
貴 重 な も の と い え るだ ろう。
知 った
。
そこで恩い出したのが北相の自然
N
o
. 25 Ut紹 自 然
(諏訪哲夫 )
1
0
9
-
県央の調査f
t類 数
舗市の シダ 泊 物 維 記
段j
8月 2
8日 、 県 立 有 馬 高 校 を 会 場 に 、 県 央 ブ ロ ッ ク の 中
間的な調査集計を行なった。
ま東経
綬潟市 i
1
3
9・2
4・
ー1
3
9
'
2
1・
.:j t~ 3
5・2
4・3
5・2
1・の
聞に位置 し
、 面積は
膏川・相模原・厚木
調査種類数は下の図に示したが、 j
2
2.
2
4
k問、周 囲 2
5
k
m.東 西 4
.
2
k
m
.南 北
1
.
6
k
m.
海抜は吉岡の神崎で 1
2
.
3
m,大上共ケ闘で 8
4
.
3
m.
高
1
1
0
8
m
m‘ 年 間 平 均 気 温 1
5
.
0・
Cであ
のー 部 に ま だ 調 査 不 十 分 な メ ッ シ ュ が あ り 、 今 後 の 努 力
低差 1
2
cm.年 間 降 水 量
が待たれる。当日確認した調査の主担当者名をあげると
る
。
次のとおりである。
め、そこに共通する特色を待っている。シラカシ群集は
f
直生は関東ロ ーム地様、 相 模 台 地 の 南 部 に あ た る た
j
商J
I
i1 (高 僧 秀 男 ) 、 滴 川 2 (杉本平日永)、満 J
i
l
3
吉岡、早川地軽量にわずかにみられ、大体は二次林である
(秋 山 守 ・ 山 本 明 ) 、 愛 川 ( 山 口 勇 一 ) 、 相 模 原 1 ・2
クヌギーコナラ 群 集 を 主 と す る 雑 木 林 と ア ズ マ ネ ザ サ ー
(八木
相模原
・山口文男 ) 、 相 模 原
3 (杉本和 ;
永・八木馨)
4 (高偏秀男 ) 、 厚 木 1 ( 諏 訪 哲 夫 ) 、 厚 木 2
ススキ群集の草地になっている。農家の裏山に当る所や
神社 の 姦 に は モ ウ ソ ワ チ ク 林 、 ス ギ 、 ヒ ノ キ 、 サ ワ ラ の
(野間働J)、厚木 3 (酒井重議・長 岡 拘 〉、 厚 木 4 (山
こ 混 在 し て ケ ヤ キ 、 シ ラ カ シな ど の 屋 数 林 や 社 寺 林
値林 i
本日月)、厚木 5 ( 武 井 尚 ) 、 座 間 ( 政 訪 哲 夫 ・ 藤 野 知 弘 )
がみられる。高度差、気候の多様さ、自然林の磁存林も
、大和(武井尚)、海老名(伊藤健三・蒔田かをる・義
少ない地場であるが、 い ま ま で に
百 合 子 ・ 羽 野 稚 子 ) 、 段 淘 (秋山守)。
判日月している。
(諏 訪 哲 夫 )
~~たブ'ロック却司ヨ量日重奏質業女
A.us
:
:
.3 1~ 1984
1
1
0
-
1
3科 1
2
f
tの シダ 個 物 が
[シダ循物目録]
ヒカゲノカズラ科
4ユ と こ 盆
トウゲシパ
カタヒパ、クラマゴケ、コンテリクラマ
ゴケ
上之主且
ヌギナ、イヌスギナ
ハナワラビ科
オオハナワラビ、 7ユ ノ ハ ナ ワ ラ ビ
ハナヤスリ科
ハマハナヤスリ
主 乙 ヱ4主
主
ゼンマイ
図
三土と正直カニクサ
イノモトソワ
1
4
1
ヤプソテツとヤマヤブソテツの羽片
1ヤ プ ソ テ ツ
ク ジ ャ ク シダ 、 イ ワ ガ ネ ぜ ン マ イ 、
2
.ヤ マ ヤ プ ソ テ ツ
イワガネソワ、イヌシダ、フモトシダ、ワラビ、オオパ
主と主主主
日対前後、羽片の耳片は
羽片の数は 1
ヤマヤプソテツ
ノイノモトソワ、イノモトゾワ、セフリイノモトソワ
イヌワラビ、ニシキシダ、ヤマイヌワラビ、
はっきりしている。葉面の色i
まヤプソテ ツに 比 べ て 黄 緑
色で光沢が少ない。
ヘ ピノネゴザ、ホシダ、ヤブソテツ、ヤマヤプソテツ、
イワガネゼンマイとイワガネソワ
イワへゴ、ヤマイタチシダ、ミサキカグマ、オシダ、フ
イワガネゼンマイ
ジオ シ ダ 、 ベ ニ シ ダ、マノレパベニシダ、オオ ベ ニ シ ダ 、
側脈は
ギフベニシダ、クマワラピ、
羽片は急に細まり尾状に伸びる。
1-2回 又 状 に 分 岐 し て 平 行 に な ら び 、 網 目 を つ
トワゴク シダ 、 オ オ イ タ チ
くらない。
.
シダ 、 ミヤ マ イ タ チ シ ダ 、 ヒ メ イ タ チ シダ 、 オ ク マ ワ ラ
イワガネソウ
羽 片 は だ ん だ ん 阻 ま り 鋭 先 形 、 直1脈 は
ピ、ハシゴシダ、ハリガネワラビ、アオハリガネワラビ、
結合して中肋に斜めに級長い網目を つくる 。
ヤワラ シダ 、ヒメワラビ、
ミ ドリヒメワラビ、
ホ ソ パ シケ シダ 、 セ イ タ カ シケシ ダ
、
ミゾシダ 、
シケ シダ、 ムサ シ
シケシダ 、 イ ヌ ガ ン ソ ク 、 ク サ ソ テ ツ
、
コワヤワ ラビ、
京メモ本両 面 に 毛 の な い も の が イ ワ ガ ネ ゼ ン マ イ 、 裏 面
にだけ毛のあるものをウラゲイワガネ、荷面に毛のある
ものを子チプイワガネという。
ゲ ジゲ ジ シ ダ 、 ナ ラ イ シ ダ 、 リ ョ ウ メ ン シ ダ 、 オ オカナ
d
i
ワラビ、イノデ夕、アスカイノテ'、アイアスカイノデヘッ
ヤナ シ イノテ・
、 ジ ュ ウ モ ン ジ シダ 、 キ ヨ ス ミ ヒメワラピ、
ヒメワラビ
シ
‘
ノ
フ
キウ
ダシモ
チラタン
ダオノヨ
シノ、シ
コメ
モトヅサ
:
一マ義主
制ロダ-モ一
ラ一シ一白ウ 一
シ一 ン一 シ一ヨ一
ガ一セ一ボ一 シ一
シ一 士 ラ 一
ン一
シ一子一 ウ一サ一
鮒総必~〆
丘三
[シダ 泊 物 ノ ー ト ]
ヤプソテツとヤマヤプソテツ
ヤプソテツ
羽片は
1
5
2日 対 前 後 、 羽 片 基 部 に ほ と ん
図2
. ハシ ゴ シダ と ヤ ワ ラ シダ の 羽 片 お よ び 裂 片
ど耳片をもたない。葉の表面は濃い緑色をした光沢があ
る 。 ( 図 1)
lハ シ ゴ シダ
1
1
1
-
2
,ヤ ワ ラ シ ダ
表
イ ノデ
4f
重の銭片、ソ
ー ラスの位置
2. ア ス カ イ ノ デ
3. 7 イ ア ス カ イ ノ デ
4. ツヤナシイノデ、
葉柄の鱗片の色
茶色
茶色
栗色
茶色・禁色
葉柄の麟片の形
十形
広滋S
糸状 の麟片でねじれる
針 H~
卵形で大きい
ソーラスの位置
中間性
中間性
t~ 寄り
中間性
ー伊山
1
. イノデ
ハ シ ゴ シダ と ヤ ワ ラ シ ダ
葉柄l
ま黄白色、棄は草質、葉脈は絡に i
重
ハ シ ゴ シダ
し、ソーラスは縁寄り。
ま}東銀色、葉 l
i柔 ら か い 草 質 、 葉 脈
葉柄l
ヤワラ シダ
I
"
i
l
Jに 澄 せ ず 、 ソ ー ラ ス は 綴 寄 り 。 ( 図 2)
イ ノ デ 海 4f
重について
イノデ、アスカイノデ、アイアスカイノデは市内広〈
分 布 す る が ツ ヤナ シ イ ノ デ は 段 南 地 場 で 一 株 発 見 し た の
みで、市内では孫 ~It であ る 。
( 表・図
図3
イ ノデ
4f
重 の 小 羽 片 (上 段 ) と 葉 納 基 部 の 鱗 片 の 形 ( 下 段 )
1. イ ノ デ
終わりに、
シダ 他 物 目録中、 オ シ グ
、
2. アスカ イ ノ デ
4. ツ ヤナ シ イノデタ
フジ オ シダ
、
3. 7イアスカイノテ、
ヤ マ イ タ チ シダ 、 ヒ メ イ タ チ シダ 、 オ オ カ ナ ワ ラ ビ 、 キ
ヨス ミ ヒ メ ワ ラ ビ は 、 大 E
盟在住の田中一雄氏が級西地援
で採集された標本を恵与されたものである。市内では慢
めて掃な
aで 採 集 さ れ た 氏 の 網 目 良 に 感 服 す る と 共 lこ敬意
を表したい。
(秋山守)
座 間 の 値 物 種1
.
i
兄
東西
5k
m、 南 北 4k
m
. 面積 1
8
k
mの 座 間 市 全 泌 が lメッ
ニ ンジン を タ チ タ ネ ツ ケ パ ナ と 訂 正 さ れ た が 、 標 本 を 再
シュになっている。市の東半分は相撲野台地、西半分は
倹討の結果、座間産のものもタチタネツケパナであった。
相僕平野(沖積地〉である。台地の最も高い所でも海抜
新 た に 加 え た も の は 、 ネ ズ ミ ホ ソ ム ギ 、 キ ヨ ス ミイボ夕、
8
9
mで 、 可 住 地 面 積 は 9
3
% にも及び、 1
9
6
0年 以 降 急 速 に
アオイ スミ レ 、 ア レ 子 マ ツ ヨ イ グ サ 、 ク グ ガ ヤ ツ リ ( 座
1
9
7
9年 か ら 1
9
8
2年 ま で 4年 間
間 市 四 ッ谷
1
9
83.
8
.1
7
7名 の 調 査 員 に よ フ て 行 な わ れ 、 報 告 書 (座 間 市 の 他 物
闇市 下 栗 原
1
9
8
4
.
5
.
7 森 百 合 子 )、ネコノメ ソ ウ(下
賀市化した。泊物調査は、
円ay,1
98
3
) が 刊 行 さ れ て い る。
植物目録には
栗原
8
6
0f
重類をあげているが、その 後の 訂正
奈 百 合 子 ) の 7f
重である。
以 上 を ま と め る と シダ 泊 物 6
1、 徳 子 縞 物
9、 単 子 葉 憧
24
、雄 弁 花 組 物 3
5
7
.合 弁 花 植 物 2
1
4,合 計 8
6
5f
重類であ
物2
や追加は植物誌調査会の目録の上で正していき たい。
ク ロチ ク と ヨ メ ナ (Kalimeris yomena Kitam.)は 削 除
す る 。 ま た 本 誌 前 号 で 浜 口 哲 一 氏 が 湘 南 ブ ロ ックのジ ヤ
1
9
8
4.4
.
2
9
大 谷 良 子 〉 、 イ カ リ ソ ウ(座
る
。
1
1
2
-
(諏訪哲夫)
厚 木 lの 環 境 と 調 査 敏 況
A T - 1は 、 厚 木 市 の う ち 荻 野 ・ 棚 沢 お よ び 飯 山 の 一
部から成り立つ地緩で、:Jt
の中津川と南の小鮎川に阻ま
れ、中央を荻野川が涜れている。面積は約 1
9
k
m
.
荻 野 川 左 岸 の 丘 陵 は 鳶 尾 山 地 (2
3
5
m
)で、津久井媛山
や陣馬山に連なる小仏山地の一部である。昔はそのほと
んどが薪炭林(雑木林)であったが、近年採石場やゴル
ま市 の
フ場 ・ 住 宅 用 地 と し て そ の 太 半 を 失 っ た 。 尾 恨 筋 i
ハイキングコースとして盤備されているので歩きやすい。
荻 野 川 右 岸 は 、 経 ケ 岳 (6
3
3
m
) ・ 華 厳 山 (6
0
2
m
) ・高
神奈川県のカ タクリ分布
取 山 (5
2
2
m
) などから成り立つ中津山地の一部である。
Oは 宮脇 佐 々 木 1980, .
は組物箆調査会
1984に よ る
この 山 系 の 成 立 は 丹 沢 山 地 よ り や や 若 い と い わ れ 、 か な
り急な 断 層 産 地 形 で あ る 。 ス ギ ・ヒ ノキの 植 林 地 が 多 い
暑に 占 領 さ れ 、 山 へ の立ち
が北 側 の山 徳は 2つ の ゴ ル フ I
)・ウリノキ(1.3
8
7
) ・イワニ ンジン(1.3
9
5
) ・ヤマボ
入 り は あ ま り 簡 単 で は な い。
ヴ シ(
f.
3
9
6
) ・ム ラ サ キ ニ ガ ナ (
f
.
4
3
8
) ・オカオグルマ
(
1.
43
8
)。
この 山系 の 東 錨 は 、 や や 開 け た 荻 野 原 台 地 で 、 以 前 は
なお 1
983
.3
仮目 S
量のジ ャニ ン ジ ン は タ チ タ ネ ツ ケパナ
クワ 畑 が 今かっ たが 、 現 在 は 畑 地 も 減 り 市 街 化 が 進 ん で
1
1沿 岸 と 中 津 川 右 岸 に み ら れ る が 、 そ
いる。水田は荻野 )
に訂正する。
の 面積は僅かである。
(:tfi訪哲夫〉
直物調査は、主として 1
9
8
3年よりはじめ、
この地媛の 1
現 在 (8月) 8!
11
位終了という印象である。変種・品種
厚 木 4 ・シダ重量調査メモ
を含む種類数は、シダ組物 4
5.i
里子値物 8、 単 子 葉 植 物
1
9
3.
雄弁花値物 3
2
8‘合弁花値物 1
8
1‘合計 7
5
5 である。
A T- 4地 区 の お 手 伝 い を し て お り ま す が 、 多 忙 な た
こ れ ら の 程 類 の う ち 、 ヤ ブ ザ ク ラ ・ツ ク パ ト リ カ ブ ト
めなかなかはかどらず申し訳なく足、っております。
本誌 1
6号 で 守 矢 淳 一 先 生 が 、 湘 南 地 区 の シダ f
直物を詳
9
8
2
) は県央 i
曜の代表
は 普 通 に み ら れ る も の で 、 高 循 (1
種にあげている。
細にまとめておられ、また仮目録を符見し、いずれも大
変 参 考 に な りま し た 。 そ こ で 、 担 当 地 区 の シダの 調 査 で
カタクリは、従来津久井地区が知られているだけであ
ったが、本年この I
世i
要 (ATー 1) の ス ギ 林 西 斜 面 の 群
い くつ か気 の つ い た こ と が あ り ま す の で 報 告 い た し ま す 。
生地を確認した。また同じ県央地区の愛 )
1
1 (A 1)や横
(1) サ イ ゴ ク イ ノテ‘
浜 緑 区 (M1- 1) か ら も 報 告 さ れ て い る の は 喜 ば し い 。
七沢 の 奥 の亀 石 か ら 七 曲 り 峠 へ の 遁 す じ と 、 広 沢 寺 温
重類で t
t
t
主的稀産のものをあげると次のよう
この外の 1
泉 の 先 の 大 沢 の 山 ノ手 沢 ぞ い の 2箇 所 で 見 ま し た 。 サ イ
) ・ミヤマ シ ラスゲ(1
.
21
0
)・
に な る 。 一 一 ミズニラ(1.4
ゴクイノデは 、暖 か い 地 方 で は よ く 見 か け る 種 類 です が
2
5
) ・トウゴクサパノオ(1.3
31)・ユリ
サワハコベ(1.3
神 奈 川県では寄│に 少 ないようです。仮固ま量には採集され
ワサビ(1.
3
3
9
) ・ヒロノ、コ ン ロンソ ウ (1.
33
9) ・ラ ン ヨ
た 標 本 の あ る 地 区 が 4箇 所 、 文 献 に よ る も の が 8地 区 示
1
6
) ・カントヴ ミヤマカタ パ ミ (1
.3
4
8
)
ヴアオイ(1.3
され てい ま す 。 日本 シダ の 会 が 現 在 作 業 を 進 め て いる シ
6
8
) ・ナ ガ パ ノ ス ミ レサイ シ ン (
1
.3
8
0
ミヤマハハソ(1.3
ダ の 分 布 図 に も 神 奈 川 県 で は 7点 が 引 用 さ れ て い る に す
1
1
3
-
吉、ません。::lt
s
R
!
ま 今 の と こ ろ 太 平 洋 由1
1
で は 埼 玉 県 、 日本
海自1
1
では石川県の能登になっています。弘の見た
閣を示すことがあるのは興味深いことだと恩っています。
(4) ホ ソ パ カ ナ ワ ラ ピ
2箇所
と も 株 数 は 少 な く、 保 護 し て お き た い も の と 思 い ま す 。
七沢の亀石の近くの崖地の大きな群落がありますが、
株が少ないためか、サイゴ クイノデを片親とする終種は
ほ か で は 見 て い ま せ ん 。 ホ ソ パ カ ナ ワ ラ ピは恨茎をのば
まだ見つかっておりません。
してふえていきますので、あれば 自にとまるはずなの で
(2) チ ャ ボ イ ノ デ
すが、 ~t世がないためでしょうか。ヒメカナワラビ、ハ
ま循木県以南の太平洋側 l
こ見 られ る種類で
このイ ノデ l
カタ シダ も少 数 を 見 た に す ぎ ま せ ん 。
(5) ホホ ベ ニオオ ベ ニ シ ダ
す が 、ど こに で も あ る と い う も の で は あ り ま せ ん 。 仮 目
録 に よ り ま す と 神 奈 川 県 で は 領 本 で の 確 認 が 4箇 所 、 文
亀 石 付 近 に は オ オ ベ ニシ ダ が 点 々 と 見 ら れ ま す が 、 中
1
9
82
年 5月 に 鎗 ケ 岳 か ら 山
にホホ ベニ オオ ベ ニ シグ が あ り ま す 。 オ オ ベ ニ シダ の 包
の神ト ンネ ル の わ き に 降 り る 途 中 で 少 数 株 が 見 ら れ ま し
膜は普通灰白色ですが、これは中央の部分が淡紅色に色
た。県央 で はj
青
川1
3の 煤 ヶ 谷 の 谷 太 郎 林 道 の わ き で 見 た
づ き 、 美 し い も の で す 。 倉 田 先 生 が 「 北 陸 の 組 物 J1
3巻
こ とがあります。
2号 (
1
9
6
4
<
手〕 にオオ ベ ニ シ ダ の 新 品 砲 と し て 記 厳 さ れ
献 が 8箇 所 と な っ て い ま す 。
(3) ド ウ リ ョ ヴ イ ノ デ
ました。
(6) 未 発 見 の シダ
存 知 の よ う に イ ノデ と ア イ ア ス
ドウリョウイノ デ は街l
カイノデの雑種です。
1
9
6
4年 に 倉 田 悟 先 生 に よ
現 在 AT-4で は シダ 類を
って 、 道
6
0
f
重類(仮目録では 7
3
f
重類)
T
i
p
el
o
c
a
l
i
t
yとして発表され、しかも、その発
確認していますが、当然あってもよいのに自につかない
書物館研究報告でしたので、弘逮県民に
表誌が横須賀市 1
種 類 と し て 、 コ パ ノ カ ナ ワ ラ ビ 、 オ オ カ ナ ワ ラ ビ 、 ナラ
と っ て 緑 の 深 い シグと申せましょう。
イ シダ 、ミ サ キ カ グ マ 、 サ ク ラ イ カ グ マ 、 トウゴクシダ、
了尊を
この雑種は比駁的できやすく、両親の混在するところ
ヤワラ シダ、シ ケチ シダ 、 シ シガ シ ラ
、
ミツデ、
ウラボシ、
にはよ く見 出 さ れ る も の で す 。 私 も 県 内 の 数 箇 所 で 見 た
ビロード シダ 等 が あ り ま す 。 不 動 尻 の 奥 の 大 山 の 下 あ た
ことがあります。上述の七沢の亀石付近を調 べ ました時
りは、まだ
に、両親がかなりありましたので、これならドワリョヴ
ば出てくると思います。 シダ 類 は 意 外 な と こ ろ にあ っ た
が 出 て く る は ず と よ く 注 意 し た と こ ろ l株 を 確 認 す る こ
り、なか った り す る こ と が あ り ま す の で 、 今 後 の 調 査 を
と が で き ま し た 。 た だ 、 こ の 株 は ! I1
に特 徴がわかりに く
楽 し み に し て おります。
1
2回 し か 行 っ て い ま せ ん の で 、 ょ
くさがせ
(山本
い株でしたが、近くの道のわきのスギ林に入ったところ
日
月
)
見事なドワリョウイノデの大株を見つけることができま
し た 。 し か し 、 こ こ は 県 道 の わ き で す の で 、 ゴ ミが 役 げ
込量れていて将来が心配です。
イ ノ デ の 仲 間 は 春 に な る と 冬 芽 が ゆ る ん で 、 ワ ラ ビ巻
き し た 棄 を 締 ち あ げ て き ま す が 、 種 類 に よ って こ の 芽 立
ちと棄の展開の時期に差があります。この三者ではアイ
アスカイノデが最も は や く 、 イ ノ デ が おそく、ドワリョ
カントウヨメナ(右)とユウガギク(左)
ウイノデは丁度その中間の頃になってくることが多いよ
ある目、この両種の区別は標本上では必ずしもはっきり
うです。 これ は ミ ウ ラ イ ノ デ ( ア ス カ イ ノ デ x イノデ)
しないことに気付きました。色々検討の結果そう果の形
でも同僚で、以前に神武寺の谷で連続観察をしてみたこ
tが 形 態 ば か り で な く 、 生 理 的 に も 中
とがあります。維 f
が頼りになりそうだということになりました.上の図の
O
H
)
とうりですが更にとの秋に良くしらべてみます. (
1
1
4
-
類似種の見分け方
長年織物とつきあっているとちょっと見ただけで,こ
次に、タンキリマメ、
トキリマメ、ヤブマメについて
れは何何と種名がわかるものである。私はこれを"直感
もやってみた。この三種も野外でのちょっと見では区別
同定"とも8
かに名ヨけているが.これには大きな危険を
がつかないほど似ている。これも fl 本を~べてみるとわ
t
a
.科 が 遭 っ て い
か っ て く る e 弘 は こ の 手 の 3出 複 葉 で は 頂 小 葉 で 比 絞 す
ても野外でざっとみただけでは区別できないほど似てい
ることにしているが、それによるとタンキリマメは倒卵
るものがあるからである。このようなものは手にとって
形の頭デッカ子、トキリマメは卵形の下ぶくれ、ヤブマ
ー観 察 す る か 家 に 持 ち か え り 図 鑑 、 ル ー ペ の 助 け を 借 り て
メも下ぶくれである。このうちタンキリマメは葉柄にも
調べたい。要するに問定というのはなかなか縦しいもの
I
できる。次にト
葉 に も 偶 色 の 毛 が あ り 、 他 の 二 者 と 区 目J
であるということを念頭におき対処したいと恩っている。
キリマメの棄の先錨 l
ま飽くのびたとがり方をするが、ャ
同定にはまず値物の全体像を見るが、その中で葉、花、
プマメの方は先錨は細くなるけれども丸い形で終わフて
はらんでいると思う。同属のものは勿
いる。
1材 料 で あ ろ う 。 し か し 弘 は 禁 だ け で 区
果実は重要な判日]
%の山路で華字や枝にとげがある木を見たとき、ハリギ
百
J
Iしたいと恩フてー伊│としてヤハズエ ンドウ 、スズメ ノ
エンドワ、カスマグサ、ホソパヤハズエンドウについて
リかカラスノザン シ ョ ウ か ま た は タ ラ ノ キ で あ ろうか。
やってみた。ヤハズエンドウは別として、他の三者はチ
その時は葉痕で見分けるのが一つの方法であろう。
ラと貝ただけではみな同じ大きさの棄に見え区 ~IJ できな
全 く世 の 中 に は 似 た 値 物 が あ る も の で 、 ニ ガ ク サ と ツ
い。そこで微本を益ベジッとにらんでいるうちに遣いが
ノレニガクサ、カノコソウ と ツル カ ノ コ ソ ウ 、 コ ン ロンソ
見えてきた。スズメノエンドウは小葉の先がはさみで切
ワとヒ百ハコンロンソワ、カエデの仲間などきりがない
フたようにたいらに見え、カスマグサは先がそのままと
が
、 情 物 体 の ど こか に は っ き り と し た 相 湛 点 が あ る も の
がフてゆく。ホソパヤハズエンドワは今数の葉脈が鋭い
で 、 そ こ を 見 分 け る の が 同 定 の コ ツ と い うものであろう。
角度で上に向かっているのがわかった。今までは豆果中
葉の時季、花や実の時三重一一結局一年中山野を歩きま
わる必要があることになる。御苦労さまである。
の種子の数で区別していたが、葉による区別を知フてお
けば確認の材料がひとつ増えたことになる。
(酒井重議〉
心楽しき苦行(海老名の他物調査から)
海 老 名 地 区 の 本 絡 的 調 査 を 始 め て か ら 2年 目 を 迎 え よ
をしている。この 謡査会と平行して、海老名市全体の憎
うとしている。「野の花が好き」というだけで、何の専
物フロラを調査しつくそうと大志を泡いたものの、肝心
門知識ももたない私遣にとって、生えている草は全てち
の名前がわからぬ状態ではそちらの方もなかなからちが
がった種類に見え、同定会の度に、いくつもの同じ標本
あかず、そのうちに昨年咲いていたツリフネソウが宅地
に先生方をへきえきさせてしまったことだろう。それで
開発とともに埋められてしまったり、相撲 )
1
1の 河 岸 工 事
もどうにか弘遣の践の中には、出会った他物が整理され
でカワラノギクが消えてしまったりと、 組物 の変遷に調
て記慢され、身近主情物については何とか名前が出て く
査 が 追 い つ か な い 状 態 で あ る 。 消 え て し ま った イチリ ン
るようになった。しかし、シダ他 勤
、 イネ科、カヤ ツリ
ソワ、ニリシソゥ 、 ツ リ フ ネ ソ ワ 、 ア ズ マ イ チ ゲ の 群 生 、
グ サ の 類 に つ い て は 未 だ に 見 当 も つ かず 、 情 け な い 思 い
休耕地のタコノアシとタカアザミの 群生、水田 のあぜ道
1
1
5
-
'l.;、弾む昨今である。
をi
宝めつくすほど咲き乱れたワスレナグサもあと何年見
(伊藤健三・古畑かをる・姦百合子・羽野縫子)
られることか。
寂しさと虚しさを感じつつ、
I
重の 今さ
土、シダ植物 5
1、干聖子値物
[編集追記]海老名の組物 i
にw.き 、 調査員
としてひとつの草花に名前をつけていくことの恐ろしさ
日3
.
魁弁花他物 3
11.合弁花組物
単子葉植物 2
も昧わいながら、やはりまた新しい仲間に出会いたくて、
である。
8、
1
7
8‘合計 7
5
1
愛川町の調査を分担して
8
i
手の秋、長州知事は「みどりのまち・かながわ
昭和 5
をこの自で確かめることにあった。
野山を歩いて感じることは、自然が誇りかけてくる優
運動」を県民運動として展開しようと復唱した。その主
旨は、従来の開発の時代から、自然との調和のとれた生
しさであり、恐さであり、神秘な自然への感動である。
活環境づくりへの伝換を狙ったものである。そして、都
社会の変化と共に今磁化してきた価値観の中で、子供遣
f
l
Jり 、 育 て る 」 こ と を 運 動 の 柱 に し よ
は葛藤し 、 委 縮 し 、 無 気 力 ・ 無 感 動 ・ 無 関 心 を 装 う 子 供
うとするものである。また県立自然公園の新たな指定や
が増えてきている。この子らに、仏果山への山温を歩か
その事業の拡充を図り、自然の保護やレクリェーション
せ、額 F
:汗 を 流 し な が ら 小 鳥 の さ え ず り を 聞 か せ 、 む せ
飽設としての場を提供してきている 。
かえる縁の香をかがせ、山頂に立って大空を仰がせ、錫
市の緑を「守り、
童の
一方、自然との触れ合いの中で、次代を担う子供i
人間形成を図るために「自然・人との触れ合いを進める
土を見下ろしながら未来を誇り合えたなら、大きな夢を
育むにちがいないと恩う。
愛川町の泊物の調査はまだ始めたばかりの段階である@
運動」も、騒然たる教育治議の第二段階としてアピ ー
ノレ
されている。
愛川町でも 、 新 総 合 計 画 を 本 年 度 か ら ス タ ー ト さ せ よ
今後の研究課題も多い。+直物学習のための教材化など一
層研究を深めていきたいところである。
うとしている。この計画のメインテーマは「ひかり・み
近ごろは、地方の時代とも言われている。生活の基盤
どり・ゆとり・ふるさと愛川づくり」となっている。変
としての我が町を見直し、そこに守り婚されてきた文化
化に富む地形と豊かな緑をま盤に、.・工・商の今後な
や生活の遺産に、新しい時代に応じた創造を加え、個性
産業を土台として町の発展を図り、福祉の充実した住み
的な町 づくりのた めの活性化を図ろうというものである。
よいふるさとづくりを目指そうというものである。
このいわばローカルな文化の錨くれのひとつとして、愛
今日 は 、 ひ と つ の 時 代 の 長 換 期 を 迎 え た と い え る 。 物
の時代から心の時代へ、大事業から手作りの時代へ、開
川町の住民の手で、愛川町をテー?にした研究に取り組
むことは、それなりに意味があると恩われる。
発 ・ 磁 墳 の 時 代 か ら 調 和 と 創 造 の 時 代 へ と、質的な量五換
(山口勇
が図られようとしている。
弘が愛川町の泊物を調査し始めた動機は、ふるさとで
ある愛 )
1
1町 の 自 然 が Eんーな姿をしているのか、豊かな緑
とは何を指し、その中身はどんなものなのか、その実態
[編集追記]妥川町の組物は、
)
シダ 憧 物 5
6
. 後子個物 1
0
、単子葉縞物 1
7
7、 雄 弁 花 組 物 3
4
6、 合 弁 花 筒 物 1
9
0
.合
計7
7
9である。
1
1
6
-
最近見た帰化他物
n
e
p
h
eli
u
mの 帰 化 種 に つ い て は 、 湘 南 プ
ハハコグサ贋 G
1
. ツポミオオノぜコ(1
9
8
4
.門a
Y.
2
3,OIS)
文E
園町高麗 1
;
:国 訟 の 相 撲 貨 物 駅 が あ る 。 何 か 変 わ っ た
ロ ックの 標 本 は 十 分 盤 理 で き て い な か っ た の で 、 県 ↑ 揮 の
再滋 1
9
7
8:帰化事直物チ子コグサモ
声高僧先生に文献(小山 1
帰 化 値 物 が あ る の で は と 前、
から目をつけていたのだが、
患近、隊員の方と知り合う子ャンスがあり、
5月 2
3日に
ドキとその仲間
植物分類地理1,101
.2
9
.N
o
.1
5)を送フ
1
1
1内 を 案 内 し て い た だ い た 。 隊 草 剤 を し ば し ば 使 う と の
て頂童、倹討してみた。その結果、現在までの収集慣本
ことで、草の生えた所自体が少なかフたが、資材置 I
島の
にはチ子コグサモドキ、タチチチコグサ、ウスベニチチ
周 辺 の 草 む ら で 数 株 の ツ ボ ミオ オ パ コ を 貝 出 し た 。 他 に
コグサの三種が含まれていることがわかり、
は 夕 子 オ ラ ン ダ ゲ ン ゲ が 目 立 ち 、 イ ヌ カ キ ネ ガ ラ シ、ヤ
t
金自の路傍で採集したのはウスベニにあたるものだフ
l
:
パ本オオムギも記録した。
た
。
2. コ シ ミ ノ ナ ズ ナ (
1
9
8
4.
H
a
y
.2
8,H卜I)
6月 1
0日に
これらの区別点を簡単に紹介しておくと、チチコグサ
平塚市吉沢で、台地上の畑の中の温を歩いていたとこ
モ ドキは各種の図鑑にあるように、総琶の 下部が b
/1状に
ろ、牧草を作っている畑のすみに本種を見出した。この
ふく れ
、 外片が密な綿毛でおおわれている。棄は茎の上
日i
士 、 ほ か に 土 産 の 座 徳 川 の 土 手 で 、 ヒ レアザ ミも 採 集
部 ま で サ ジ形で灰鼠色、 両 面 に 白 毛 が 生 え る が 、 下 面 は
した。どちらも日本に帰化したのは古いらしいが、あま
よ り 密 に 生 え る た め 上 面 よ り 白 っ ぽ く 見 え る 。 タ チ子チ
り見かけない他物で、湘南では初記録だった。
mの 線 状 鍛 針 形 で
コグ サ は 茎 の 中 部 以 上 の 棄 が 巾 2'"v 5m
3 ウス ベニツメク サ (
1
9
8
4
.J
u
o.1
.N
I
N
)
両面に白毛が生え、両面の色の差がほとんどない。総芭
n色で、
l
ま下部がふくれず、外片にまばらに白モが生える。湖南
二宮町打越の准肥を入れた畑で探察した。花 i
ま
こ翼のあるものはないとい
茎や棄に腺毛が目立ち、種子 i
H
1、 C
H
2、 S
州、 H
I
3、 0
1、 F
U
3の僚本がある。
には C
フた特徴からウスベニツメクサと考えた。しかし、膜状
ウス ベ ニ チ 子 コ グ サ は 、 全 体 の よ う す は 子 子 コ グ サ モ ド
の托葉は自量生している所と合生している所がある。雄し
キによ く似ているが、
べ は少なく 5本 で あ る な ど 、 ワ シ オ ツ メ ク サ に 近 い 点 も
で上面の深録色と下面の白色との対照がはっきりしてい
あるので、詳しく倹討する必要があるだろう。
る。総萄はタチチチコグサに似ていて、外片はほぼ無毛、
4. 夕 子 子 チ コ グ サ (
1
9
8
4.M
a
y
.11
.H
I3
) とウスベニ 子
員宿 色
内片の先錨はつぼみの時は紅色を帯び、果時には j
子コグサ (
1
9
8
4
.J
u
o
.1
0,H
I
-I
)
に 染 ま る 。 こ の 種 は 図 鑑ー
には出ていないが、かなり多い
3
震の貨が厚〈、上面の毛がまばら
調査のかなり進んだ平慢でも、歩いていない所を回る
U
1、 F
U
2.E
N、 C
H
2、 H
I
l、 H
A
T
5
ら しく、湘南では F
と 、 新 し い 種 類 が 見 つ か る こ と が 少 な く な い 。 5月 1
1日
の標本がある。エダウチチチコグサ i
立、:lt
隆館の帰{ヒ f
直
には明石町の広い通ザで;分離帯になっているグリー ン
物 図 鑑 に 図 示 さ れ て い る が 、 総 芭 片 の 先 錨 に V 字型のJll.
ベルトを歩いてみたところ、タチ子チコグサとインチン
斑があるという。
ナズナという収複があった。
(浜口哲一)
文献紹介
1
. 重久井媛山及び三 I
置の情物. 1
9
8
3年 1
1月 〈東 京 薬
2. 神 奈 川 自 然 資 料
N
o
.
5
. 1
9
8
4年 3月 ( 県 立 情 物 館 .
備 浜 市 中 区 南 仲 通 り 5-6
0
)
科大学組物研究部,八王子市据之内 1
432-1)
総 説 (1
0
P)、目録 (
2
7
P ) 、 索 引 (1
5
P )、 図版 (8P)
1
1
7
-
値物関係として、内国蔵吉・小清水康夫:神奈川県西
部 に お け る カ ン ア オ イ 照 の 分 類 と 分 布 (9P) 、 高 橋 秀
男
丹 沢 の ア オ ベン ケ イ (1P)、 大 森 雄 i
台
三減半島
で 再 発 見 さ れ た タ シ ロ ラ ン (3P ) 、 大 場 達 之 : ミヤマ
、 新帰(ヒ 1
直物ア
カ ン ス ゲ と ゴ ン ゲ ン ス ゲ の 雑 種 (1P )
こ産 す (3P
メ リカトゲミギク(新称)神奈川│県宮ケ瀬 l
) 、 生 出 智 哉 ー箱 恨 の 欝 類 目 録 (7P)
3. 相 模 原 市 他 物 調 査 報 告 書
植物調査会,相模原市中央
1
9
8
4年 3月 (相 模 原 市
2-11-1
5
相模原市教育委
海 藻 (2t
P)、
調 査 徹 妻 とf
直 生 (2
5
P) 、 帰 化 1
直物 (5P ) 、 フ ロ ラ
(
15
P ) 、 特 定 値 物 分 布 図 (7P) 、 図 版 (3P)
4 神奈川│の組物ときのこ. 1
9
8
4年 7月 (暁 印 書 館 .
lー 13-2)
ユ ケ 値 物 (4
2
P )、
t
世 衣 頬 (9P) 、 キ ノ コ (
5
0
P)
5
. !直物と自然. 8月号、 1
9
8
4年 8月 ( ニ ュ ー ・サイ
エンス社,東京都千代田区神田錦町
3-21)
箱 恨 の 植 物 特 集 とし て 、 松 浦 正 郎 .箱 恨 の 1
直物一一研
究 の あ し ど り と 担I
観 (5P) 、 田 代 道 弥 : 箱 銀 地 方 の 固
有 理 群 (6P) 、 井 上 香 也 子 ・ 箱 恨 仙 石 原 湿 原 (5P)
、
高矯
勉
箱 恨 町 立 箱 恨 湿 生 花 園 に つ い て (5P)
6. 神 奈 川 県 文 化 財 調 査 報 告 書
員会内)
東京都文京区小石川
植物 (
3
8P) 、 羊 歯 泊 物 (4
0
P)
第4
日集、
1
9
8日年 3月
3
)
(県 教 育 委 員 会 文 化 財 保 護 課 , 横 浜 市 中 区 B本 大 通 3
宮脇
a~. .佐 々 木 寧 . 神 奈 川 県 内 に 生 育 す る カ タ ク リ
5
P ・付表 1) 、 宮 沢 敏 雄 : 大 E
里高麗
の 群 落 学 的 考 察 (2
山 の 自 然 林 の 現 況 調 査 (2
4P)
カラ ー 図 版 (t
6
P )、神奈川県の十量生 (4P ) 、 種 子
(諏訪富夫)
かな がわの稀産・貴重徳物
(2)
iョ、そラそナ~
Lithospermum er
ythrorhizon
山地や丘陵地のススキ草原にはえる多年草.夏から秋
に か け て 、径 1 c m ほ ど の 白 い 花 を 、 業 え き ご とに 一 花
ず つ 咲 き 続 け で は 伸 ぴ る . 細 長 い 棋 は 古 代 か ら 重要 な 紫
綬 染 め の 素 材 で あ っ た . と の 花 を 今 年 の秋の重 点地 区 調
査 の 折 に MIA-lで 発 見 し た . 神 奈 川 県 に お け る 今 ま
で知られた分布地点は次の 図の 通りである。(高橋)
1 8号は横浜、 川 崎 プ ロ ックです。
1
18
-