東大路通の現状と課題について(ファイル名:tsukurukai-1-05 - 京都市

東大路通の現状と課題について
1
・
東大路の区間別の断面構成の状況
東 大 路 通 の断 面 構 成 は,東 山 三 条 ~馬 町 間 (標 準 幅 員 ;16.5m程 度 )と,馬 町 ~東 山 七 条 (標 準 幅 員 ;14.0m程 度 ),東 山 七 条 ~東 福 寺 間 (標 準 幅 員 ; 22.0m程 度 )に分 けられる。
■ 東山三条~馬町間;標準幅員 16.5m程度
■ 馬町~東山七条間;標準幅員 14.0m程度
・標準的な道路幅員は 16.5m 程度で,車線は4車線
■ 東山七条~東福寺間;標準幅員 22.0m程度
・道路幅員は 14~15m程度
・標準的な道路幅員は 22.0m 程度で,車線は 4 車線 (=2 車線×2)
・車道幅員は,1車線あたり 2.5m程度
・車道幅員は,1車線あたり 3.25m程度
・車道幅員は,1車線あたり 2.75m程度
・歩道幅員は,1.25m程度
・路肩は,1.0m程度
・歩道幅員は,2.25m程度
・路上施設(横断防止柵)の 0.5mを考慮すると,有効幅員
・歩道幅員は,3.1m~3.2m程度
(2車線×2)
・路上施設(横断防止柵)の 0.5mを考慮すると,有効幅員
は 0.75m程度
・路上施設(横断防止柵)の 0.5mを考慮すると,有効幅員は 2.6
は 1.75m程度
m~2.7m程度
東 山 三 条 ~馬 町 間 における断 面 構 成
馬 町 ~東 山 七 条 間 における断 面 構 成
東 山 七 条 ~東 福 寺 間 における標 準 的 な断 面 構 成
〔馬町交差点付近〕
〔東山区役所付近〕
〔今熊野商店街付近〕
○ 交通量
(H17 道路交通センサス)
・ 自動車
27,225~27,675 台/日
・ 自転車
995~1,061 台/12h
・ 歩行者
2,738~3,034 人/12h
○ 交通量
(H17 道路交通センサス)
・ 自動車
29,350 台/日
・ 自転車
699 台/12h
・ 歩行者
1,050 人/12h
○ 交通量
(H17 道路交通センサス)
・ 自動車
25,993 台/日
・ 自転車
709 台/12h
・ 歩行者
1,334 人/12h
馬町~東山七条
東山三条~馬町
東山七条~東福寺
三条通
東大路通
四条通
小中一貫校 (開睛館)
設置場所
川端通
1
九条通
七条通
河原町通
五条通
鴨川
ア
東 大 路 通 に求 められる姿 (位 置 付 け,地 元からの要 望 )
【「歩 くまち・京 都 」総 合 交 通 戦 略での位 置 付 け】
【地 元 要 望】
■ 「歩 いて楽 しいまち」を実 現 する道 路 空 間 の再 構 築
■ 区 民 ,観 光 客 が快 適 に利 用 できる東 大 路
・
・
平成 14 年 度から平成 21 年度 まで継続して,東山区市政協力委員連絡協議会におい
楽しいまち」を実現するうえで,歩行空間の充実を大 きな柱としている。
て,全 学 区 の要 望 として「 区 民 ,観 光 客 が快 適 に利 用 できる東 大 路 通 の整 備 」が強 く
・
平成 15 年 度に実施された,観光客へのヒアリング結果によると,東山 地区の今後のまち
づくりに対 する望 ましい方 向 として,歩 行 者 優 先 のまちづくりが約 52%を占 めており,
東大路通においても,歩 行者優先の道路空間 形成が強く求 められている (図 1 参照)。
図 1 観光 客 への今 後のまちづくりの望ましい方 向 に対するヒアリング結果
わからない,
19.2%
自動車優先の
まちづくり,
2.6%
歩行者優先の
まちづくり,
52.2%
公共交通 (鉄
道・路線バス)
優先のまちづ
くり, 26.0%
観光客サンプル;645
資 料)都 心地 域の交 通対 策 検討調 査 業 務;平 成 16 年 3 月
■ 安 心 ・安 全 で快 適 な歩 行 者 空 間 の創 出
・
東山地区においては,平成 16 年度から,地元住民,交通 事業者及び関係機関等との
連 携 ・協 働 による東 山 交 通 対 策 研 究 会 を立 ちあげ,秋 の観 光 ピーク時 に観 光 地 交 通
対策を実施 しているが,平成 20 年 3 月に開催された同研究 会において,地元委員から,
「安心・安全で快適な歩行者空間の創出」が求 められている。
■ 東 大 路 通 の車 道 幅 員 の見 直 しを含 めた歩 道 拡 幅 と電 線 地 中 化 事 業 の推 進
・
平成 21 年 2 月 4 日に,「東山区交通安全対 策協議会」から,京都市 長に対して「東大
路 通 の車 道 幅 員 の見 直 しを含 めた歩 道 拡 幅と電 線 地 中 化 事 業 の推 進 」に係 る要 望 書
が提出された。
・
「歩 いて楽しい東大 路 」歩行 空 間 創出 事 業が,「歩くまち・京都 」総 合 交通 戦 略のシンボ
ルプロジェクトに位置付けられている。
求められている。
・
「 歩 く ま ち ・ 京 都 」 総 合 交 通 戦 略 に お いて , 「 歩 行 者 」 と 「 公 共 交 通 」 優 先 の 「 歩 い て
「歩いて楽しい東大路 」歩行空間創出事業の推 進について,平成 20 年 9 月に内海貴夫
市会議員,平成 22 年 2 月に中野洋一市会議員が,市会本会議において質問されてい
る。
2
イ
今 年 度 の予 定
ウ
第1回 歩いて楽しい東大路をつくる会 (仮称)
7月
・ 「歩くまち・京都」の実現について
・ 東大路通の現状における課題と対応案について
・ 東大路通の道路空間再配分に伴 う前提条件について
8月
9月
「歩 いて楽 しい東 大 路」創 出 計 画 の策 定
交通・道路管理者会議
【1回/月程 度開催】
現 況 測 量 ,予 備 設 計
・ 東大路通の現状と課題
・ 道路空間再配分の考え方
・ 歩道拡幅に伴う影響の検証と対策
・ 東大路通及び周 辺道路への交通影響
・ の分析と対応方策
・ 荷捌き対策
・ 路線バス定時制の確保
自 動 車 交 通 の総 量 抑 制 や
市 民 のクルマ依 存 型 のライ
フスタイルの転 換 など「歩 い
て楽 しい東 大 路 通 」の歩 行
空 間 創 出 に向 けた課 題 の
整 理 と関 係 機 関 との協 議 ・
合意
第2回 歩いて楽しい東大路をつくる会 (仮称 )
連携
10月
11月
第3回 歩いて楽しい東大路をつくる会 (仮称 )
整 備 の流 れ
「東大路通の自動車抑制と歩道拡 幅」
推進プロジ ェクト (仮称)
都市計画決定
事業認可
12月
詳細設計
1月
第1回 「歩いて 楽しい東大路」歩行空間創出推進会議 (仮称)
工事実施
2月
パブリックコメント
3月
「歩いて楽しい東大路」創出計画の策定
「歩 いて楽 しい東 大 路 」創 出 計 画 の概 要 (案 )
○ ハード面
・ 整備後の標準横断面 図
・ 概略平面図
・ 3 次元コンピュータグラフィック (バーチャルリアリティ) の作成
○ ソフト面
・ 「既存公共交通」の取 組
・ 「まちづくり」の取 組
・ 「ライフスタイル」の取組
3
2
東大路通の課題と「歩いて楽しい東大路」創出に向けた基本方針
道路環境における課題(東山三条~東福寺)
基本方針
■ 歩道の幅員・段差などのバリアが存在
・東山三条~東福寺において,歩道と車道との段差や横断・縦断勾配の急な箇所がある。
・東山三条~東山七条は歩道幅員が狭く,高齢者・身体に障害がある方等が安心・安全に
通行することが難しい環境になっている。
東山三条~東山七条
○「環境」,「景観」,「地域コミュ
■ 東大路通は都心部の幹線道路で交通量が多い
ニティ」,「観光振興」等の視点から
・東大路通は,都心部の幹線道路であり,交通量が多い(28,000 台/24h)。また,沿道に有名な名所・旧跡,文化
施設が存在することから観光バスの利用も多い。
・観光客の通行が多いが,十分な幅員がない。
・沿道に東山区役所,病院等,区民の来訪が多い施設がある
・小中一貫校(開睛館)の開校が平成 23 年 4 月に予定されており,多くの児童・生徒の通学が見込まれる (開校後,
東大路通を通行 (横断) する児童・生徒数が,168 人から 214 人に増える (平成 21 年度の児童・生徒数から算出))。
空間再編を行う。
・歩行者が安全で快適に通行できる道路
とするため,歩行空間の拡大と交通
■ 歩行者,自転車,自動車の安全な通行環境が整っていない
・車道 (1 車線あたり 2.75m程度)・歩道 (2.25m程度) の幅員は,現在の道路構造令の
基準を満たしていない。
・自転車は原則車道を走行しなければならないが,車道が狭いため,歩道での走行が見ら
れる。
・車道・歩道とも事故危険性が高い。
(総事故件数 56 件,自転車 4 件,歩行者 10 件,二輪車 16 件)
東山三条~東福寺
東山三条~東山七条
道路幅員に係る課題(東山三条~東山七条)
安全性の向上及び自動車交通の抑制を
行う。
・歩道の拡幅については,歩行者の安全
に配慮した歩道幅員を確保する。
・公共交通の適切な運行を確保する。
■ 主要な移動手段の公共交通は路線バスにもかかわらず,良好なバス待ち
環境が不十分である。
東山七条~東福寺
・主要な移動手段である路線バスは運行本数が多く (約 1,000 台/日),バス停にバスが
一時的に集中することがある。
・歩道幅員が狭く,一部バス停(知恩院前)を除き,バス乗降客の滞留が歩行者の通行に
支障をきたしている。
・ゆとりある車道や歩道空間において,
路側への自転車駐輪や歩道上への商品
■ 沿道アクセスのための右折レーンがない
陳列等の道路の不適切な利用を改め
東山七条~東福寺
・東大路は沿道アクセスに必要な道路であるが,主要交差点部分を除き,右折レーンが確
保できず,右折待ち車両が直進車両を阻害し,交通渋滞の発生要因になっている。
不適切な道路利用に係る課題
■ 路上駐車・荷捌き車両が円滑な交通に支障を及ぼしている (東山三条~東山七条)
・路肩幅員が狭く路上駐車・荷捌き車両が直進車両を阻害し,交通渋滞の要因になっている。
■ 歩道上へのはみ出し陳列により,歩行空間の通行環境が
低下 (東山七条~東福寺)
・歩道幅員が 3.0m程度確保されており,幅員による問題はないが,
歩道上への商品のはみ出し陳列や車道部への自転車の駐輪等に
より,安心・安全な通行に影響を与えている。
4
る。
■ 歩 道 の幅 員 ・段 差 などのバリアが存 在 している
図 4 バリアフリー重 点 整備 地区
東 山 区 は,京 都 市 の行 政 区 の中 で最 も高 齢 化 率の高 い行 政 区で,男 性より女性の方 が
65 歳以上の割合が高い (図 2,図 3 参照)。また,平成 19 年の「京 阪五条・七条バリアフリ
ー移動円滑化基本 構想」(図 4 参照) の策定にあたり,連絡会 議の委員 から,歩道幅員が
狭く,車いす (図 5 参照 ) が通れない箇所があり,また,すりつけ・横 断勾配も急であることか
ら,高齢者・身体障害者 等が安心・安全に通 行することが難しいと指摘 されている。
図 2 区 別 高齢 化 率の推移
30%
25%
20%
15%
10%
5%
西京 区
全市
南区
伏見 区
山科 区
中京 区
右京 区
下京 区
左京 区
北区
東山 区
上京 区
0%
(注) 各年10月1日現在,左列:昭和55年,右列:平成17年
(資料) 国勢調査
図 3 東山 区 の男女別 年 齢別人 口の推 移
女 (S55) 12.7
女 (H17) 6.3
総数:24,360人
29.9
63.8
男 (S55) 18.0
総数:35,158人
17.2
70.0
総数:26,919人
14.0
68.0
図 5 電 動 車いすが 360 度 回転できる最 低 寸法
120cm
総数:17,736人
男 (H17) 8.8 66.7 24.5
総数 (S55)
総数 (H17) 7.4
0
15.8
69.2
15.0
65.0
20,000
0歳-14歳
27.6
総数:62,077人
総数:42,096人
40,000
60,000
15歳-64歳
65歳-
70cm
(注) 各年10月1日現在,グラフ中の数値の単位は%
(資料) 国勢調査
5
180cm
■ 東 大 路 通 は都 心 部 の幹線 道 路 で交 通 量 が多 い
○ 自 動 車 交 通 量 (図 6,図 7 参 照 )
○ 歩 行 者 交 通 量 (図 8 参 照 )
・
・
・
平 日は,一 部 の時 間 帯 (12 時 台 ) を除 き,約 1,600 台 ~1,700 台 の交 通 量 があり,
東山 三条 ~東 山五 条間 の歩 行者 交 通量は,平 日,休日とも,東山 五条 ~東福 寺 間より
通勤・通学,商用など幅 広い目的で使われていると考えられる。
相 当 多 く,名 所 ,旧 跡 等 が比 較 的 密 に所 在 していることや繁 華 街 に近接 しているため,
休日は,10 時~15 時 に約 1,600 台の交通量があり,買い物,観 光などの目的 に使われ
観光客や買い物客などの影響によるものと考えられる。
ていると考えられる。ただ,平 均 旅行 速 度が平 日と比 較 して遅 く (平 日 23.1km/h,休 日
19.1km/h),限られた時間帯に大量の車が集中しているためと考えられる。
図 8 歩 行者交 通量
(人/12時間)
図 6 自動 車交 通量 (左:12 時間 交通 量,右 :時 間帯 別交 通量 )
(台/12時間)
平日
休日
2,000
20,000
15,000
19,586
1,000
5,000
17,993
0
東
三
条
-祇
園
祇
園
-東
山
19,169
五
東
条
山
五
条
-東
山
16,011
七
条
東
山
七
-東
条
16,602
福
寺
500
休日
2,000
3,534
1,334
1,050
2,572
1,000
0 58
16 1 7 24 6
,63 1,6
3 1,6 1,6 1,6
1
0 51
7
3
1 ,5 1 , 4
1 ,4
39
,
9
3
27 1
24
1,
1,
21,115
18,700
平日
休日
3,034
3,000 2,738
1 6 61
7
2 ,72 ,72 1,7 66 6 3 09 2 6 4 ,684 ,73 29
0 ,6 ,6
,
6, 2 1 1
6
1
7
1
6
1
,
5
1
1,
1 1 1 1,
1,500
10,000 19,910
山
(台/時間)
平日
4,000
1,289
908
0
5
82
東
山
三
条
-祇
園
祇
園
-東
山
五
条
東
山
五
-東
条
山
七
条
東
山
七
条
-東
福
寺
(資料) 平成17年道路交通センサス
0
7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
注) 4区間平均
(時台)
○ 自 転 車 交 通 量 (図 9 参 照 )
(資料) 平成17年道路交 通センサス
・
東 山 三 条 ~東 山 五 条 間 の自 転 車 交 通 量 も歩 行 者 交 通 量 と同 様 に,平 日 ,休 日 とも,
東山五条~東福寺間よりやや多い。
図 7 東大 路通の旅行 速 度
北 行き
南 行き
平均
測定 時 間
平日
21.5km/h
24.6km/h
23.1km/h
7 時~9 時
休日
15.8km/h
22.4km/h
19.1km/h
10 時~12 時
図 9 自 転車交 通量
(台/12時間)
平日
2,000
(資料 ) 平成 21 年 9 月 実態 調査
1,061
休日
995
1,000
709
1,121
884
699
697
609
0
東
山
三
条
-祇
園
祇
園
-東
山
五
条
東
山
五
-東
条
山
七
条
東
山
(資料) 平成17年道路交通センサス
6
七
条
-東
福
寺
■ 歩 行 者 ,自 転 車 ,自 動 車 の安 全 な通 行 環 境 が整 っていない
■ 事 故 が多 く,車 道 ・歩 道 ともに,交 通 安 全 面 の問 題 を抱 える
東 大 路 通 周 辺 には,清 水 寺 をはじめ,八 坂 神 社 ,高 台 寺 ,平 安 神 宮 等 ,名 所 ・旧 跡 ,
・
平成 21 年中に東 大路通で発生した交 通 事 故 件 数は 56 件 であり (図 13 参照),人口
文 化 施 設 等 が多 数 所 在 しており,年 間 を通 して来 訪 客 が多 いが,歩 道 が狭 いため,歩 道
100 人あたりの事故発生件数は京都市の中で南区に次いで 2 番目に高い (図 14 参
から車道に人があふれる危険な状況がみられる (図 10 参照)。また,バス停付近に滞留する
照)。
バス乗降客により,歩行 者の通行に支障を及ぼしている。
東大 路 通の区間 別 の事故件 数 を比較 すると,三条 ~七 条 間が北大 路~三条 間 に比べ
・
て道路延長 1km あたりの事故件数が多 い (図 14 参照)。
なお,京都市 内に訪 れる観 光客のうち,約 7 割の方が公共交通 を利用している (図 11
東大路通を走 行する自 転車交通量は増加 している (図 15 参照)。
・
参照)。
図 11 京 都 市 内 の観 光 客 の利 用 交 通 機 関 別 数
平安神宮
(11位)
0
総数:38,081
32.0%
12.0%
総数:50,210
平成20年
29.0%
61.5%
9.5%
坂本龍馬の墓
豊国神社
三十三間堂
10
歩行者
28
16
二輪車
自動車
図 15 東 大路通 自 転 車・歩 行者 交通 量の推 移
○ 100人あたりの事故件数 [件/100人]
1.5
1
0.5
0
図 12 東山五 条 交 差点の混雑状 況
大谷本廟
妙法院
智積院
行政区の中で人口当たりの
事故件数が2番目に多い
0.98
0.65
南区
子安塔
京都国立博物館
9
4
自転車
京都市
清水寺 (1位)
(資料) 京都市観光調査年報
左京区
法観寺 霊山歴史館
(八坂の塔)
4
図 14 東大路 通 の事故 件数 (H20)
上京区
金比羅絵馬館
18
公共交通の利用
率が増えている
右京区
高台寺 (7位)
建仁寺
30
(資料) 京都府警
(平成20年) 自転車は対歩行者事故1件を含む,二輪車は対歩行者事故1件 を含む
(平成21年) 自動車は対自転車事故,対二輪車事故,各1件含む
乗用車
北区
円山公園
八坂神社 (6位)
バス
西京区
祇園会館
鉄道
中京区
知恩院
(17位)
伏見区
祇園
山科区
京都市美術館 (18位)
下京区
京都市
動物園
56.0%
<事故件数>
平成20年: 平成21年:
<事故当事者種別内訳>
平成20年: 平成21年:
(件)
70
59 56
60
50
40
30
20
9
7
10
0
0
0
総 人身事故 死亡事故 高 齢者事故
単位:千人
40,000
20,000
岡崎公園
昭和55年
図 13 東 大 路通 (三条通 ~七 条通) 交 通 事故 発 生件 数 (H20,H21)
東山区
図 10 東 大路 周辺 観光 地
○ 区間 別事故件数 [件]
30
20
10
0
注 ) 順 位 は,京 都 市 観 光 調 査 年 報
(平 成 20 年 京 都 市 産 業 観 光 局 )による市 内 訪 問 順 位
15
北大路-三条
区間
延長 [km]
事故件数 [件]
25
隣接道路と比
較して事故件
数が多い
三条-七条
北大路-三条
3.8
三条-七条
2.4
58
道路 延長1kmあたり
15
(注) 東山区全体の事故件数:399件
(資料) 京都市文化市民局地域づくり推進課
7
59
25
H11
H17
増 減率
歩 行者[人]
2,539
3,034
19.5%
自 転車[台]
783
995
27.1%
自 動車[台] 22,359 19,586 -12.4%
(注) 四 条通~五条通
(資料 ) 平成 17 年道 路交通センサス
・
■ 主 要 な移 動 手 段 の公 共 交 通 は路 線 バスにもかかわらず,良 好 なバス待 ち環 境 が不 十 分 である
・
東大路通は多くの路 線バスが運行し,公 共交 通の運行頻度の高 い道路 の一つである。
・
東山三条 ~東山七 条 における路線 バスの運行 状況は,東山 三 条~祇 園の運行 本数が
東大路通の通行車両 のうち,バスの割 合は約 5%で,中心市街地の平均値 (2.3~2.4%)
に比べて高い割合となっている。
・
祇園~東山七条のバス交通量は,平日休日とも路線バス以外のバスの割合が高い。
最も多い。
・
平日 と休 日 を比 べると,祇 園~東山 七 条 (207 系 統 ) を除 き,全 体 的に平 日の運 行 数
図 17 車 種別 交 通 量の内訳
の方が多く,通 勤・通学 ,買い物等に配慮した運行状況となっている。
■ 平日
図 16 東 大路通 におけるバスの運行 本 数 (平 成 21 年 8 月 1 日現 在 )
東大路通
(三条~四条)
4.5%
7.2%
東大路 通の運行 区 間別バス運行 本 数
12→
東山三条
12↑ 46 100
31
201 202 203 206
知恩院 前
東 大 路通 の運行 区間
(括 弧 内 の数 字 は市 バスの系 統 番 号 )
東 山三条 祇 園
(12,31,46,201,203)
東 山三条 東 山 七 条
(100,202,206,京 都 バス)
祇 園 五 条 坂 (馬 町 含む)
(80,京 阪バス)
祇 園 東 山 七条
(207)
平日
休日
623
499
489
420
170
113
116
156
16.6
%
東大 路通
(四条~五条)
4.4% 7.4%
東大路通
(五条~七条)
18.1
%
72.8
%
80↑ 100
京 都 バス
東山安井
東 山 三条
祇園
五条坂
祇園
五 条坂
東 山七 条
平日
1,112
(89.4%)
775
(65.0%)
605
(69.1%)
合計:25,993台 /日
東大路通
(三条~四条)
4.2%
3.0%
6.6%
東大 路通
(四条~五条)
3.4%
3.0 %
6.1%
東大路通
(五条~七条)
3.4%
3.7%
7.2%
86.1
%
休日
919
(87.9%)
689
(77.4%)
576
(77.0%)
87.5
%
合計:24,650台 /日
合計:33,141台 /日
京都市中心市街地
平均
2.3%
3.2%
6.7%
87.8
%
85.7
%
合計:26,262台/日
合計:21,935台 /日
合計:26,351台 /日
(凡 例) ■=乗用 車 (タクシーを含む),■=小 型 貨 物車,■=バス,■=普 通貨 物車
(注 ) 京都市 中 心市 街地 =上 京区,中 京区 ,下 京区,東山 区
(資 料 ) 平 成 17 年 道 路交通センサス
(単 位 ) 台/日
(注 ) 括 弧 内 はバス全 体 の交 通 量 に対 す る
路 線バスの割 合
清水道
73.3
%
合計:27,225台/日
各区間 のバス断面交 通 量
区間
69.3
%
合計:27,675台 /日
祇園
京 阪 バス
7.2%
17.2
%
■ 休日
単位:台 /日
202 206 207
2.4%
3.4% 9.2%
15.4
%
71.7
%
京都市中心市街地
平均
■ 自 動 車 保 有 率 が減 少 している
・
(資料 )京 都 市交 通局,京都バス,京 阪バス HP
東山区の区民 1 人あたりの自動車保有率 が 20.9% (保有台数:約 7,900 台) と京都市の
中で最も低い (図 18 参照)。
80
五条坂
京 阪 バス
馬町
図 18 行 政区別 自動 車 保 有率
京 阪 バス
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
100
202 206 207
206 207
東山七条
■・■・■=乗用車,■・■・■=商用車
50.3%
20.9%
22.3%
24.2%
27.3%
28.0%
28.2%
29.6%
30.3%
31.4%
31.7%
(20.6%) (22.2%) (24.0%) (26.6%) (27.5%) (27.0%) (28.6%) (29.6%) (29.8%) (30.0%)
30.1%
(42.8%)
東山区 上京区 中京区 北区 左京区 右京区 下京区 西京区 山科区 伏見区 南区
(注) 平成22年3月31日現在,括弧内は乗用車保有率,上段は商用車 と乗用車の合計保有率
(資料) 近畿運輸局京都支局「自動車保有台数調」
202 207 208
8
(28.7%)
全市
■ 路 上 駐 車 ・荷 捌 き車 両 が円 滑 な交 通 に支 障 を及 ぼしている
○ 時 間 帯 別 荷 捌 き・路 上 駐 車 台 数 (図 19 参 照 )
○ 区 間 別 荷 捌 き・路 上 駐 車 台 数 (図 21 参 照 )
・
・
・
東山三条~東山七条間 における荷捌き・路上駐 車台数の総計は 582 台/12 時間 (乗
北行きと南行 きで駐車 車両が集中している区 間は異なっている。
用車類;249 台/12 時間,貨物車類;333 台/12 時間) である。
・
北行き
東山安井~清水道間,馬町~東山七条間,知 恩院~祇園間が多い。
車種別では,貨物車類 の荷捌き・路上駐車台数は 9 時台を中心に午 前中が多く,乗用
・
南行き
東 山 三 条 ~知 恩 院 間 ,東 山 安 井~清 水 道 間 ,清 水 道 ~東 山 五 条 間 が
車類の荷捌 き・路上駐 車台数は 1 日を通して変動は小さい。
多い。
・
上記 区 間には,コンビニエンスストアや飲 食 店等 の商業 施 設があり,一 時 的に路 上 に車
が停車しているためであると考えられる。
※ 荷 捌 き・路 上 駐 車 台 数 :平 成 21 年 9 月 実 態 調 査 時 に路 上 に停 車 していた車 両 の台 数
図 19 時 間帯 別 荷 捌き・路上駐 車台 数
(台/時)
100
■=乗用車類,■=貨 物車類
81
67
80
49
60
40
20
0
62 65
59
26 27
46 37 36
42
49 51
39
24
25 29
18
29
22
12
5
15
22 22 21 25 29 17 20 27 21 17 17
11
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18
(時台)
(注) 荷捌き・路上駐車の開始時刻で集計
(注) 乗用車類:乗用車,タクシー,バス
(注) 貨物車類:小型貨物車,普通貨物車
(資料) 平成21年9月実態調査
図 21 区 間 別荷 捌き・路上 駐車 台数
■=乗用車類,■=貨物車 類
(台 /12h)
800
700
582
600
500
333
400
300
200
249
100
0
■=乗用車類,■=貨物車類
北行 車線
32 17 15
57
50
7
16 10 6
85
42
(資料) 平成21年9月実態調査
150
100
43
東山安井-清水道
29
31 18 13
清水道-東山五条
0
(注) 荷捌き・路上駐車の開始時刻で集計
(注) 乗用車類:乗用車,タクシー,バス
(注) 貨物車類:小型貨物車,普通貨物車
(資料) 平成21年9月実態調査
図 20 荷捌き・路 上駐 車調 査対象 区 間 位置 図
N
9
92
南行車線
8 15 23
3 16 19
49
50
知恩院-祇園
47
45
祇園-東山安井
21 15 6
72 23
三条-知恩院
14
東山五条-馬町
64 10
馬町-東山七条
51 6
0
64
35
54
40
50
100
150