トヨタ bB 1 . 5Z Qバージョン(2WD) (スーパーECT= 170万1000円)

トヨタ bB 1 . 5Z
トヨタ b
5Z Qバージョン
Qバージョン(2WD)
(2WD)
(スーパーECT = 170万1000
170万1000円
円)
どこか 1950 年代の古き良き時代のアメリカ車の雰囲気が漂うデザイン。
★軽快な市街地走行とすこぶる良好な燃費性能は特筆もの
★音と光りで乗員を楽しく演出するインテリアは人気の的!
2000年に誕生した初代bBがフル
モデルチェンジした。少し角張ったデザ
モデルチェンジした。
少し角張ったデザ
インが個性的なコンパクトカーとして発
売以来好調に売れている。
新型bBの開発テーマは「クルマ型
新型bBの開発テーマは
「クルマ型
ミュージック プレーヤー」だという。
ミュージック プレーヤー」
だという。
キーワードは「音
キーワードは
「音・
・光り
光り・
・マッタリ」であ
全長は3785mmと意外に長い。 全高は1635mm。
る。主なターゲットは20歳代の若者と
る。主なターゲットは20歳代の若者と
いうだけに実際の走りはどうなのか試乗
個性的で存在感のあるフロントマスク。
旧型に比べて好き嫌いの別れる点。
センターメーターなど機能的でシンプルに
まとめたインパネ回りは好印象。
車を駆り出して外房まで出掛けてみた。
数値から見る限りは高回転型というイ
乗り込む前に外観デザインがとても個性
的で存在感がある。
最近の国産車の中でも
メージを持つが、決してそんなことはな
メージを持つが、決してそんなことはな
い。
逆にそこまで回転を上げて走る場面は
際立ってインパクトがある。
吊り目のヘッ
なかった。
ドライトや角張ったフロントビュー、
リア
素晴らしいと感じたのはブレーキ性能。
ビューも切り立ったデザインを主張して、
若者にアピールしている感じだ。
少しだけ効き始めが早いという感覚はあっ
たが、慣れてくると安心感が出てくる。速
全体的にどこか1950年代のアメリカ
度を多少上げて走っていても
「ブレーキの
車を彷佛させるクラシカルな印象を受け
効きが早い」
という感覚をドライバーに与
る。
市街地を走っていても周囲から目立っ
た存在と感じられる。
えてくれるため、
精神的に余裕を持ってブ
レーキを踏める。
この感覚が試乗車だけの
運転席に座ってみると、
頭上空間に余裕
個体差でないことを信じたい。
がある点が気に入った。
室内全体を見渡し
残念に感じたのはコーナリング時のロー
ても決してコンパクトカーという印象はな
い。
シートの座り心地やホールド感も悪く
ル(横揺れ
横揺れ)
)である。
全高は1635mmだ
からこのクラスとしては特に車高が高いと
ない。
いうことはない。だが、ロールが少しだけ
走り始めてまず感じたのは低速トルクが
大きく、
しかもその感覚が早く訪れる感じ
太いため発進加速に関しては軽快でスムー
スということ。
試乗車の搭載エンジンは
がしたのだ。もちろん外房の山坂道をス
がしたのだ。もちろん外房の山坂道をス
ポーティに走ったわけではなく、
ごく普通
1500ccDOHCで最高出力109馬
の市街地でそれを感じたからだ。
20歳代
の若者が運転するクルマとしてはもう少し
力を6000回転で発揮する。
リアシートは6
リアシートは
6 対 4 の分割可倒式
で使い勝手に優れている。
搭載エンジンは1500ccの直列
4 気筒DOHCで最高出力109馬力
標準装着タイヤは 185/55R15
185/55R15。
。
アルミホイールは 6JJ を履く。
キッチリとした足回りが欲しいところだ。
回り部分を除けば楽しい気分にしてくれ
足回りではもうひとつ提案がある。サス
る個性的なコンパクトカーとして高く評
ペンションが硬いわけでもないのに路面か
価できる。燃費に関してもすこぶる良好
価できる。
燃費に関してもすこぶる良好
らの突き上げ感が残る点。軟らかい足回り
なら理解できるが、ロールが若干大きく発
だ。試乗した走行距離367kmに対し
だ。試乗した走行距離367kmに対し
てリッター当たり14.7kmという数
てリッター当たり14.
7kmという数
生するのに、乗り心地の点では突き上げ感
値を叩き出した。
が残るのは足周りのセッティングの煮詰め
参考までに買い取りセンターで有名な
が甘いのではと思ってしまう。ハンドリン
グにはキビキビ感があるのに統一感がな
ガリバーによる調査では、新型bBの3
ガリバーによる調査では、新型bBの3
年後のリセールバリューは96万円から
い。とてもアンバランスな印象を受けたの
115万円だという。
は筆者だけだろうか。
新型bBの特徴であるマッタリモード機
構付きフロントシートはなかなか快適だ。
ライバル車と比較して
長時間運転で疲れた時にリラックスでき
る。しかも難しい操作は不要だから慣れれ
ば女性ドライバーにも好評となるような気
がする。ただし、一度腰を浮かせてしまう
試乗したbB1.5Z・Qバージョンの
価格は170万1000円(
価格は170万1000円
( 車両本体価
格)。エンジン排気量と価格を重視してラ
とすぐに元に戻ってしまうのが惜しい。で
イバル車を探すと、日産のティーダ15
イバル車を探すと、
日産のティーダ15
きれば「ホールドスイッチ」があるともっ
00Gが172万2000円。ホンダ・
00Gが172万2000円。ホンダ
・
フィット1500Wが155万4000
と良いかもしれない。
ただし、注意したいのは走行中には絶対
円。マツダのデミオ1500スポルトが
円。
マツダのデミオ1500スポルトが
に操作をしないこと。同時にマッタリモー
175万円。
ド機構のシート位置では運転をしないこ
価格で魅力のフィットはフルモデルチェ
ンジが近いため新鮮味がない。
デミオもモ
と。これだけは守って欲しい。危険な姿勢
での運転は事故を誘発するからだ。
デル末期だからオススメできない。残る
デル末期だからオススメできない。
残る
驚いたのは夜間走行している時に何気な
ティーダが一番のライバルとなるが、
トラ
くラジオのスイッチを入れると、スピー
くラジオのスイッチを入れると、
スピー
ンスミッションがCVTとなる点がネッ
ク。ATに固執しなければ問題はない。
ク。
ATに固執しなければ問題はない。
カーの縁取り部分が青く円形に点滅する
点。こんなところに
点。
こんなところに「音と光り」
「音と光り」の演出が
の演出が
うなのは昨年10月にデビューしたトヨ
いるとは。
タのラクティスだ。
1500G・
1500G
・Lパッケージの価格は1
20歳代の
デートカー
ジスペースも広く、 フラット。
63万8000円。CVTながら110
63万8000円。
CVTながら110
として人気
馬力を持つ。
が高いとい
いつも感じることだが、トヨタ車のラ
いつも感じることだが、トヨタ車のラ
イバルは必ずトヨタの中にあるというこ
うのも理解
できる。と
できる。
と
バックドアは上下に開閉。 ラゲッ
だが、良く調べてみると最も競合しそ
だが、
良く調べてみると最も競合しそ
発揮されて
にかく、足
にかく、
足
とである。後はデザインを好きになれる
とである。
後はデザインを好きになれる
かどうかだろう。最終判断は読者に委ね
かどうかだろう。
最終判断は読者に委ね
るしかない。