16 家 庭 支 援 電 話 相 談 ( 子 ど も ・ 家 庭 110 番 ) 事 業 本事業は、児童問題が複雑化、多様化している中、児童や家庭からの電話での相談を 高度な専門的知識や技術を有する相談員が行うことにより、家庭及び地域における児童 の養育を支援することを目的とする。 この家庭支援電話相談室は平成2年11月1日より児童相談所(現 中央子ども相談 センター)に設置され、岐阜県全域の児童及び家庭を対象に広く活用されている。また、 県内の各相談機関とネットワーク化を計りながら実施している。 1 事業内容 電話相談は、毎日(日祝祭日、年末年始を除く)実施 開設時間は、8時45分∼21時(ただし、土曜日は8時45分∼17時) 専用電話番号 058−276−4152 2 電話相談員 0120−76−1152 3名 3 児童家庭専門員 氏 山 名 崎 現 職 専 桂 社会福祉法人樹心会副理事長 社 朗 加藤内科クリニック院長 内 加 藤 文 井 深 謙 溝 口 博 司 溝口博司法律事務所長 法 五 島 隆 實 中部学院大学助教授 臨 次 郎 井深医院院長 門 会 祉 科 精 -1- 福 神 科 律 床 心 理 4 相談の内容別状況 ・不登校、性格行動、教育、しつけに関する内容が多い。 図 16-1 相 談 の 内 容 別 状 況 5 経路別・性別相談状況 ・ 家 族 親 戚 か ら の 相 談 が 8 2 . 4 % で 圧 倒 的 に 多 い 。ま た 、女 児 に つ い て の 相 談 が 男 児 に ついての相談よりも多くなっている。 図 16-2 経 路 別 ・ 制 度 別 相 談 状 況 -2- 6 相談開始時間帯状況 ・ 相 談 の 電 話 が か か っ て く る 時 間 帯 の ピ ー ク は 9 時 台 と 1 5 時 台 に あ る 。相 談 者 に 児 童本人よりも家族親戚が多いことの結果と考えられる。 図16−3 7 相談開始時間帯ごとの1月あたり平均相談件数 相談内容と児童年齢について ・ 相 談 件 数 全 体 と し て は 、 乳 幼 児 に 関 す る 相 談 が 最 も 多 く ( 383 件 ) 、 中 で も し つ け に 関 す る 相 談 が 多 く な っ て い る ( 123 件 ) 。 ・ 小 学 4 年 生 の 不 登 校 相 談 が 多 く な っ て い る ( 284 件 ) が 、 こ れ は 継 続 相 談 者 の 影 響によるものである。 ・ 次 い で 中 学 3 年 ( 204 件 ) 、 中 学 2 年 ( 176 件 ) 、 高 校 2 年 ( 176 件 ) 、 小 学 校 6 年 ( 167 件 ) の 児 童 に 関 す る 相 談 件 数 が 順 番 に 多 く 、 い ず れ も 不 登 校 を 内 容 と す る相談が最も多くなっている。 図16−4 相談内容ごとの児童年齢の状況 -3- 8 相談内容と継続相談について ・ 継 続 し て 相 談 を し て く る 相 談 者 か ら の 電 話 が 件 数 と し て は 最 も 多 く ( 919 件 ) 、 次 い で 初 回 で 電 話 を す る 相 談 者 ( 1 回 で 終 結 す る 相 談 )の 件 数 が 多 い ( 728 件 )。 相談は長期型と短期型で大きく2つのタイプに分かれるようである。 ・ 継 続 し て の 相 談 は 不 登 校 を 内 容 と す る も の が 最 も 多 く ( 436 件 ) 、 次 い で 教 育 、 しつけの順に多くなっている。(その他を除く。) ・ 一 方 、 1 回 で 終 結 す る 相 談 は 性 格 行 動 の 相 談 が 最 も 多 く ( 149 件 ) 、 次 い で 里 親 養護、不登校の順で多くなっている。(その他を除く。) 図16−5 相談内容ごとの継続相談の状況 -4-
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