日本における都生虫学の研究 7 ( 9 9 9 )l V線虫類 (近藤) 4 6 5 6. トキソカラ感染症 近 藤 力王至 (け は じ め に トキソカラ感染症とは,イヌ岨虫 カラ揖 ( T o x o 田 地 印n i s ),ネコ岨!h {T . 印叫をはじめ, トキソ ( T o . 反 田 町 白i l田. 1 9 0 5 ) 線虫町幼虫を摘原とする疾患を指 Lており,欧米諸国では, 一 o x o c an a S ISと総称されていることから ,i l i : . ! 芋?韓国においてもトキソカラ症といわれる 般に t 様になった. 本盆は 1 9 4 0 年代,姉醍球増多を{半フ肝腫大,肝障害をもっ幼 様本中に好酷球性向芽腕荊蛮 1 小児の肝生検を行なフと , そ町 さらに肉芽腫内に線虫町幼虫の断端が検出される症闘が鋭々と報 i l de r( 1 9 5 0 ) は網膜勝腫,芽細胞腫の自験問の摘出版躍を再度荊理学 告されていた.また, W 的に臨終 Lたところ. 4 6問 中2 6聞に不明線虫の幼虫断端を見いだした" B e a v e re ta l .( 19 5 2 ) はこれら症例と瓢慨する 3症冊に遭遇 L . 極々検討 Lたところ,いずれも幼線虫の断端{象を含む 1 1 1ちイヌ嗣虫の幼 典型的な病理憶を呈 Lていることから 。 これら共通する疾患を劫線虫の移行,1 i s c e r a ll a r v am i g r a n s (内臓幼虫移行症 虫移行による疾忠として v VLM) と称することを提 ロ f l l. t こ. その後 S m i t hand Be a v e r( 19 5 3 ), N i c h o l s( 19 5 6 ), S p r e n t( 19 5 7 ) などによって 本症 がイヌ姻虫の幼虫を晴原とする疾患であることが,幼虫町特異的な断端像,幼虫町生物学的岬世 が報告されるに Eって,多〈町研究者向註目するところとなった.その桔柴,ヒト以外の動物を 固有の宿主とする寄生曙虫の幼虫を荊原とする疾患に対 Lても,幼虫移行症と名付けられ,規定 されるままとなった.本症が提唱されるに至った荊殿、虫が, イヌ嗣虫!j J !llであったこから 守特に荊 理組組中に見られる幼虫の断端像については,現在においても荊理学的な診断を行なフにあたっ て,常にその椙拠にもなっており 。必要,且つ重要な研究結果であった。 v i s c e r a lt o x o また ,本旋には 2つのタイプがあり,内臓移行型と Lて内臓トキソカラ症 ( c a r i a s i s ),限移行型町限トキソカラ症 ( o c u l a rt o x o c a r i a s i s ) とに分けられている。本盆は診 断,治療の極めて国維な疾患で,当初,その殆どの症倒が荊理学的な方法により診断されていた 9 8 1年までに的 1 9 0 0倒にもの ためか, その報管制は少なかった。世界で報告されていた症例は . 1 ぼる ( B e a v e re t0 1 .,1 9 8 4 )0 我国に おいては.医学中央雑誌に記載されているもので。明らか にイヌ岨虫症と診断され報告されたも円は。 1 9 9 3 年 2月末日までに内臓トキソカラ症では 21 岡 , 阻トキソカラ症と Lては 55例町計 76例,ネコ嗣虫症と診断されたものは 1 8剖であった(近藤ら, 1 9 94) . こ町はカ¥免疫診断により血清学的に本症と鯵断されたも町は。辻 ( 9 9 0 )。辻ら ( 1 9 91 ) の1 989-1990年に計 1 3 6例,近藤ら (994) の 1981-目的年に計 6 7倒が報告されている圃これら 症聞のヲち,診断依頼医師により報告されているものも多しそれら症聞を除いてもかなりの数 4 6 6(近藤) に町ぽるものと思われる. (2)我が固におけるトキ ソカラ症研究の繁明 西欧陪国内トキソカラ症町研究は,おおむね臨床的に疑問を拍き,その解明からのスタートで あったが,我が固に必いては醐虫を主材料とするもので。 トキソカラ届線!Ilについては,イヌ嗣 虫の生物学的研究に曲まる.ヒト鋼虫。プタ岨虫の研究の歴史は古(,その成果については世界 的に L高い評個を畳けており,イヌ掴虫もヒト岨虫,プタ岨虫と同栂,生物学的研究内対象で あった.福岡(19 3 9 ) はすでに寄生虫に対する宿主的睦染砥抗性について,イヌ姻虫町非固有宿 5 0 ) は駆虫剤闘尭の研究のために,イヌ嗣虫幼虫の m 主であるマウスを用いた検討,棉藤(19 v i t r o 試験を行なっている.これらは,我が固に必けるイヌ 嗣虫の生物学的研究に蛤まり 1 トキ J とも 脅 える時代的報告であった. ソカラ症研究の繁明J¥l (3)イヌ 掴虫町生物学的研究 ①イヌ嗣虫の分類学的位置 イヌ剛!I.t,ネコ嗣虫などのトキソカラ属線虫の分類学的位置づけを知ることは トキソカラ症 を診断するにあたって亜要なことである.そ町ため,イヌ岨虫についての分類学的研究が進めら e a v e re fa . 1( 19 8 4 ) の示 Lた寄生虫学的な分商学的位置が踏 れ,現在,我国の研究者間では B m a g u t i( 19 6 1 ) 円分類世定を支持し,亜科 ( S u b f a m i l y ) 町位置で他 襲されている"即ち, Ya 的嗣虫類と, トキソカラとを分け, る 。 Y amaguti (961)はさらに To x o c a r i n a e } として新 L(独立させてい トキソカラ亜科 { T o x o c a r aと 。 N e o a s c a r i sとの 2つ円属をもヲけていることに ,イヌ嗣虫,ネ コ掴虫およびトキソカラ属線虫,",その形 ついて,多〈円研究者はそれを支持 L 態的特置からも独立させたトキソカラ亜科, トキソカラ属 ( T o x o 印,.)内に位置されているこ 9 7 4 小島ら。 1 9 9 3 吉図 , 1 9 9 6 1 . とを認めている棉に思われる(横川ら, 1 ②イヌ醐虫幼虫の形態 主的形態学的研究 l 丸感染荊理学 イヌ嗣 i 動物分頼学上町位置を知るうえでも絶対的に必要な むのであった。しか L 長い研究の歴史的中にあって !近年,殆どその報告は且当たらない.幼 a v e re ia l .( 9 5 2 ) によって提唱されるやー臨床的にも住白される輔になり 虫移行症が Be 特 に幼虫による同定は確定診断を得るためにも,荊宜都町荊理学的検索と共に必要であった. p r e n t( 19 5 7 ) による各期 摘車線本中に見られる虫体的櫨特典性を知るための研究は,既に S 毎の幼虫形躍はもとより Ni c h o l s( 19 5 6 ) による 2捌幼虫町断端f 象的特融が示され,現在でも &,形態に関する研究は見当たらない. 嗣理学的診断円相拠 tなっているが,その i 我が固においても同障であったが, Kondoe ta l .( 19 8 7 ) はイヌ剛虫幼虫 ( T c n L ) の俳椴 e x c r e t o r y s e c r e t o r ys u b s t a n c e:ES;TcnLES)抗原町局在を見るために τ 免疫電子 代謝物 ( 顕微観学的方法を用い幻J!1l.町断端像を示 L,ES抗原 町局荏部位が主と 1 Lて排雄細胞にあること 1 9 9 2 ) は,遺過型,および走査型電子顕微韓による幼虫の断端像 を明らかに Lた.さらに小西 ( (近藤) 4 6 7 について鮮掴な観祭を行なった.幼虫断靖{象に;;いては ,神経環部分から副都よワに強い m l t o c h o n d r i a的集躍像がみられエネルギ一代謝に関わることを示費した. 一方 , N i c h o l s( 19 5 6 ) が排推管として配鰻 Lた部分 1 ;,排世細胞内町小嚢胞が給状に分布する中心剖であるがーその中 世廿と 心部は小倉胞が欠けており,細胞質部分のみが観察され,俳 j 結集は Lては且ら札なか勺 f : : . . この Ni c h o l s( 1 9 5 6 )が光顕レベルによる観県であったため。示 L押なかったも町で,世相 柵遣の観策から新しい知見を加えた. I '闘痢宿主休内移行,必よび移行状況 ③イヌ嗣虫の J 1 t-,他的トキソカラ属線虫と遭った生活史を持っている, イヌ銅虫は同属の鋼虫町中でも, L イヌ梱虫は経胎盤感染を主ルートと L,幼犬を終宿主とするが、揖乳時的札村による停島ル も知られている .成犬においては ト 成虫の寄生は殆ど且られず,臨肉.他臓器内に幼虫町寄生が pa r a t e n i ch o s t ) と成っていることを示している. 臨められていることなどから.持噛宿主 ( -}j,我が固にお いては石井(19 5 9 , ) Noda ( 19 61 ), O s hima ( 19 61 ) , O k o s h i and U s u i ] 9 7 0 ) などによって,イヌ掴虫幼虫の非固有H t l主(マウス)体内における移行桂 ( ] 9 6 8 ),近藤 ( s hima ( 19 61 ) 路について追跡虫股が行なわれ,内外共にこ同開園が明らかにされた.特に. O は器瞳的男~l会::l!厳を行なうにあたって,不確実な虫卵投与(数)が行なわれてきたことを指摘し, 統計学的な基盤向上に立つ虫卵投与法を示 Lた. ] 9 7 6 ) はネコ咽虫. 岡本 ( ] 9 8 6 ) はタヌキ咽虫(7: このような晴究が基本となり,蝿凶 ( l a n l t k z J 幼虫のマウス体内的移行桂路を明らかに L イヌ岨虫幼虫町移行経路との遣いを示 Lた. また。マウス司直缶的 s t r a i n差(小泉, 1 9 8 6 ) ,ヒヨコに対する感挽央政(升上. 1 9 8 7 :高倉, 1 9 9 3 ) が行なわれ,s t r ai n,疑機動物聞による移行状況町置が明らかにされた. ⑥イヌ嗣虫幼虫丹生理的位置 イヌ姻虫卵は格聾開始後,幼虫包蔵卵となるのに必要な日置は。僻究者によって一定ではない ] 9 7 0 ) などは, 0 ,5-1%ホルマリ ン水 中 , 3 0'Cで虫卵を t 奇襲すると, が, Noda (961),近藤 ( 3日目には殆 ど円 "'卵が幼虫を内蔵すると報告 早いものでは 6A目には幼虫包蔵卵が形成され, 1 Lた.ニれら円虫卵が感染能力を持つ植になるには,的 308以上何回数が必聾であった. i l r o . あるいは間山'"における生理学的性賞 今 ま で.わが国におけるイヌ掴虫幼虫町四 v ta . l( 1 9 9 3 ) は特定化合物による幼虫破裂現象から ,幼 が検討された岨告はなかった.. Akaoe 虫培聾の経過目置と , その感受性との関係を 1年間にわたり甚期観務を行なった .l'吾輩聞拍後チ トラールにおいては 1 0 週目,デカン酎+タ yニン離では 2 0 週目頃までは不安定である i J ' , それ以 後 高い串畳性と共に商い確率で破裂現象が持続 Lて且られ, 10-20 週日以降は生理的にも安定 していることを示 Lた. は強い抗原性を持つが,!f;並初期的感提血清 一方, ,古書班中に排出されるイヌ掴虫幼虫の ES は1 0 0KD以上円分画に反応 L,慢性化した血消は 3 5KO以上円分画に巨応することを示し, 1'~聾 蛙過 1 '・ に排出さ I tる ESは 抗原性向上では殆ど藍らなかったことを述べている ( S u g a n eand 9 8 3 a 赤尾ら, 1 9 8 3 ) . Oshima, 1 4 6 8(近藤) (4) イヌ岨虫幼虫の抗原性と非固有宿主の免疫応筈 近藤(19 7 0 ) は生後 3週目的子犬にイヌ岨虫幼虫包蔵卵を経口役与すると,幼虫は 1 4日目に消 0 過目の子犬では 2 8白後に初めて幼虫が消化管内に観察されることが臨 化官に移行するが,生後 1 められ,移行がかなり週れることを示 Lた.また,肝臓に捕担されている幼虫は尭宵しておらず, 体内各商肉内に移行した幼虫と形態的にはほぼ一致していた.いわゆる子犬の年齢抵抗性による も町と推祭され,成犬が持撒荷主と成るため町特長と脅えよう. 7 6 ),S u g a n ea n dO s h i m a( 19 8 3 このような宿主測の免疫機購に関わる現象のほか近藤ら(19 1 9 8 5 ) は,まず,マウスにイヌ岨虫幼虫包蔵卵を感作投与しー定町時間を経た後, a ).赤 尾 ( h a l l e n g e投与すると,マウス体内を移行1 倹出きれる幼虫町紘散が,感作から c h a l 同虫卵を c h a l l e n g e までの間隔が 1;且から 7 l e n g eまでの期間が長くなるにつれて揖少する .感作から c 過と週教が拡がるにしたがって設に肝臓で繍提される幼虫散は;[次増加 L .体内地鼠器への移 行が抑さえられるもの司,更に期聞が長くなると肝臓に冊提される幼虫置は少なくなる.このよ うに,固有宿主では年働抵抗性,非田有街王においては移行抑制が見られるもの町,強いI.f,晶抵 抗性は見られなかったが,免疫応答と Lて町反応がみられる. イヌ掴虫幼虫の抗原性については.!ii々諭輔されていたにも関わらず,長い間十分な結自白は出 ていなかった。 た d eS a v i g n y( 9 7 5 ) がイヌ咽虫幼虫町長期稽聾に成功 L . 経聾液中に排出され E Sが強い抗原性を有することを報じたことから.執固においては S u g a n ea n dO s h i m a ( 19 8 3 b J,赤尾ら ( 1 9 8 3 ) などは,時を同じ( Lてイヌ嗣虫幼虫 ESの抗原性について. SDS P 分画. I m m u n o b l o t法による免疫生化学的検討を行ない, 40-30K D,>1 0 0 K D I こ強い抗原 AGE a n d を確箆?それら分画 b a n dは描結合住町蛋白であることも明かとなった. 性を有する分画 b 方 K o i z u m ie ta l .( 19 8 3 )は E Sを抗原とする免疫電気泳動を行ない,検出 b a n dは PAS 締役て二 Ou c h t e r l o n yでは成虫,幼虫抽出物よりも世倍も町強い抗脇佳を有することを示した. (5) トキソカラ症白臨床 q内臓トキソカラ猛 今まで,拍どの住例が内臓移行型的イヌ嗣虫旋左して報告されていた.笑験的なイヌ岨虫幼虫 移行状況が知られたことから.人体内においても同時なことが推察されている.この憾なことか ら,荊監部位向生検が行なわれ.臨床的にふ荊理学的検索によっても ,次々と症聞が報告され るに至った. 明多を伴う肝腫脹町小児に対 L D it h i a z a n i n ei o d i d e を投 我が固においては,尭熱,好酸球 t 与し,好酷球散の減少を包めたが。強度的責血で死亡した問(伏見ら. 1 9 6 3 )が報告されたのが, 1 9 旧 年 2月末日までに北九州における集団尭生倒(木船ら. 1 9 8 3 )を 1 例が報告されている 1 m : 肱 1 9 9 4 ) . また 画像診断例で幼虫寄生を示す例が報告さ 含めると 3 最初J と思われる .そ町後. t れているが荊理像か句は好酸球性肉芽腫は見られるも町内,虫体を見いだ Lていない(島村, {近藤) 4 6 9 1 9 9 1 1 . 一方では, ネコ咽虫幼虫を荊原とするトキソカラ症について Shimokawae ta . l( l9 8 2 ) ! i,Ouchterlony,免疫電気株勘法を用い,血清学的に診断し報告したのが最初であろう. 1 1 1欠,揖熱),全身時息!夜、噛明.噛 且 槽 尭 作 栄 聾 障 害,肺炎棚 いずれも ,尭熱(弛張, 1 像 ( X線 { 剖 , 肝 勝 腫 大,肝服胞性腫勉,時として庄湖町結節 紅斑,通事麻疹, 四肢の筋肉捕 繍釧槽尭作,巣立症がみられる.我が固においては 人体症倒について荊理学的に検討された報告 は少ないが,県験的トキソカラ症マウス,カニクイザルの肝臓内町荊理像が示されている.感染 初期に必いては幼虫を捕担,取り巻くように好酷球的浸潤が見られ 1 時聞の桂過にしたがって肝 細胞の壊死藍性,異物巨細胞の出現,結合融円単生,さらにそ円周辺を好世銀浸潤が取り巻<, 9 6 4:近藤, 1 9 8 9 ) . 臨床検議所見では いわゆる好酷球性向芽胞形成が観察されている(国到し 1 白血球数, 好醍球増多, A/ G比の低下, CRP ; 車内上昇,肝蝿能値の異常がみられ,執が園内症 2,9 0 0,蛙酷球では 80%と著明な地加を示している(近藤, 1 9 8 9, 聞では白血球散の最高値が 5 1 9 94) • ②阻トキソカラ疲 非闘有宿主体内を移行するトキソカラ属線虫町幼虫は,実験的にはイヌ嗣虫幼虫が脳 移行するの に対 c ,ネコ岨虫, タヌキ掴虫の幼虫は殆ど検出きれない 版内に (Oshima,1 9 6 1 近藤 1 1 9 7 0:融図 1 9 7 6:岡本, 1 9 8 6 ) . 執が国における服トキソカラ症の症倒と Lては,吉岡 ( 1 9 6 6 ) が網膜勝闇と診断された摘出眼球円荊理標本中にイヌ岨虫同断面像を見いだ Lたのが,本邦にお 9 9 3年 2月末日までに 5 5 例が ける第一例で,暗定訟断例としては唯一円報告例である.その後, 1 9 9 4 ) . 報告されている(近藤, 1 それら症例について主訴をみると,多くは視カ障害を訴え,その殆どが視力低下であった. かつて ,幼児町症倒では描眼症と 曾われる症状が母貌によって気づかれ1 眼科医を訪れるケ ス が 多 <,網膜謄腫.網膜芽細胞瞳が疑われ,片限性であることが特置であった.近年,高年飴層 において,阻科的疾患により医師を枯れ,尭見されるケ ースも多い.臨床的には視力障害 硝子 体巽常(埠i 萄) ,網膜荊査が毘められる.網膜摘藍と Lては肉ヲ男性,あるいは塊状隆起が多し それも乳頭部.賀斑部およびその付近に殆どが認められている.そのほか, j j Ol t i斑が網膜周辺部 9 94) . にも見られ, 多くはいわゆるブドウ臨炎を疑わせる摘査であった(近藤ら, 1 綾世円自験例および関係症例を持つ内浦ら ( 1 9 9 0 )、多聞 1 1 9 9 1 1,白j(' ( 1 9 9 1 1 安藤ら ( 1 9 9 2 ) などは Wi l k i n s o nand We l i c h (971),あるいは S h i e l d s( 19 8 4 ) のトキソカラ症による限荊 1 9 9 7 ) 査の分割に従い。後健部門肉芽陣。次いでブドウ臨炎が多いことを報告 Lている.古田ら ( は眼トキソカラ註が疑われ,診断が依頼された 3 5 6倒的うち 1 血消学的診断法(イヌ掴虫幼虫 E S 抗原で 4組,幼虫包蔵卵薄切J 片抗原で l植の方法)で締性であった 3 5症倒について Shi el d s ( 19 8 4 ) の分類に従って岨摘藍を検耐した.その結果,周辺部網脈絡膜炎が52%と最も !P< 後 l.を示す盆倒が 3 5 例中 2 8倒に見られていることを報 部網脈絡臨炎がそれにつi". ブドウ膜炎の所 J 告した. 4 7 0 (近藤) ③臨床検査所見 本従における臨床倹査成績の記品は,白血球数,好酷理教が主で, その高値が特極的であった. 近年, 内蔵トキソカラ症についてはガ J マ グロプリン値, CRP 他 , GOT ,GPT ,LDH j 直的補 加 、 A;G比円低下などが報告されるようになった.現在まで同報告例から,内臓トキソカラ症 2,9 0 0,好酸時世 80%を示 l, A;G比の最低値は では最高白血球数 5 o . 7 であ った.これに 対し 限トキソカラ症では,殆ど著明な臨床検査所見は見られない(近藤τ1989:近藤 ι1994). 一方では, トキソカラ症の診断に免瞳 血清学的方法が用いられる栂になり,その研究,診断 結果が報告されている.しかし,作製された抗原。および方法が研究者により一定ではなし必 ず Lも一致 Lた結来が押られているわけではない.近藤ら(19 9 4 ) はイヌ掴虫幼虫 ES 抗原に uchte r !ony ,カウンター電気泳動法, EL lSA,免疫転写佳,イヌ掴虫幼虫包蔵卵町薄切切 よる O 片を抗原とする後光抗体法的 5植恕町方法を行ない,そ町 4岨以上町方法に E応陽性であれば, 血消学的に本症であると l,さらに阻トキソカラ疲においては冊子体液がより有効な検体となり 持ることを示腔した. @トキソカラ症の拍療 mitha n d Beaver(953) が Di e t h y l c a r h a m a z i n e投与 トキソカラ症の治療については。 S により血液像円改普,症状が軽融 Lことを示して以来,一般には本疲の治療剤の 担されている.英験的には、少なくとも っと Lて盤整 3ク ル投薬により組踊中,あるいは脳内向幼虫をかな 9 7 0 ).同棚に。 Thi a b e n d a z o l e,Mebendazol e っ減少させることが出来ると報じている(近藤, 1 も組組中町幼虫をかなり描少させうることが認められているも町内,臨床的には特剤薬的な劫果 は期待できなかった. 9 5 ) はスリランカ,ネパ 木内(19 ルなど,東南アジア陪地娘で採集された 6 1 5極的生業,お , / ) ! 包括性的有無を検討 Lたところ,幾つかの強い よび香辛料町抽出エキスについて,世イヌ掴虫 Y 活性を持つものが見いだされた.その中には長蛸アルキルアミド額も含まれ,虫体的融裂現象を 。 示すも町,さらにはそれら有効成分の柵遣も決定され,有効薬剤開発的基を示 Lた 方,眼科 簡械においてはステロイド刑守 1[虫剤,硝子体手術,光凝固法などが併用され,症荻町軽崎,抗 9 9 4 ) . 体価の低下が認められている(近藤ら。 1 (s)トキソカラ症感染の背量 ①トキソカラ属線虫虫卵の白熱界への散布状況 本症は自棋界に散布されたトキソカラ属融虫の虫卵帆偶黙ヒトに摂取され,幼虫が寄生する ことにより尭従する.当然 イヌ。ネコなどの糞置は路上幼小児向遊ひ'唱となる砂場海外 ではコウモリ町第艇が*物などに付新,散布されることが知句れ.研究者向注目するところであ る.公園,幼推幽 保有国など町砂場内砂に含まれる虫卵{乱世生物と共に生駒田境汚挫円ーっ と Lて7 多くの閤査報告がある. 7 0 ) が京都市内町路上で採集したイヌ糞匝の 7 . 7%に虫卵を検出, 覗が固においては、近藤(19 (近藤) 4 71 ニュ オルリンズにおける成級と,ほほ近い輸出率であったことを報告して以来,路上町イヌ策 匝,あるいは砂場内砂中町虫卵町散布状況について守多〈円疫学的報告が見られる(近藤ら 1 9 9 3) 0 Uga e la l .( 19 8 9 ) は,従来的地和硫昔 宜泡水浮遊法的浮遊手投に改良を 1 m. t,神戸 市内における 227 ケ所内公園砂場町砂を倹ヨをしたところ句 42% の砂場から!k~~が検出された .そ の検出率は市周辺部より市中心部内方に高(.検出血卵の殆どは形態的にネコ岨虫卵に近いこと を報告している. 高経(19 9 4 ) は金沢市内町 4 6ケ所の公園砂場内砂を閤ぺ l そ町 13%に虫卵を検出 Lた.検出虫 卵の計測値に 1 J u. t,簡易体楠値を求めたところ。ネコ醐虫卵に近いことを示した。ま t 虫卵の 汚染度を示すには,動物町感染提験成績 ι 幼児町乎に付治する砂町量から.人体内に世入する 虫卵散を算出 L. 公園砂場町 !U~ 検出準よりも,砂中に含まれる虫卵町量を提示する方カペより 的確であると述べている. ②血消疫学的アプローチ 本車を診断するよで,地域住民のトキソカラ属輯虫に対する抗体保有状況を知ることは,重要 なポイントともなることから,欧米関国では多くの開宣成摘が報告されるよフにな った.拍め O u c h t e r l o n yによる調査であ ったが,現在では主として EL lSAによる開査報告が多い. atsumuraandEndo ( 19 8 2, 1 9 8 3 ) が山口県内内子供 8 3名,成人 5 3 0名町抗体 我が国では , M lSA により調べたところ, いずれも 3.6, 3.7%町保有率で 保有状況を, TcnLES 抗原. EL あった. 一方では,近藤句(19 9 4 ) は EL lSAによる抗体間企にあたって,サンプルの OD他分 布が,強い L'i"型分布を示しており,陥佐限界を知ることが困難であったことから,対監査換を 試み正規分布 Lていることを確かめた.そ町結 果,陽性限界 孟平均値 +3 線準冊韮円値から抗 体圃を設定した . ,1 6 8名について,抗体保有状況を調べたところ, その結集を基に,石川県内(7地域)町住民 1 陽性寧は L71%であった o a:に、園内(1日目 府県 の臨性娘抗体価保有者がいることを報告 L た.ー方句 3 0地域)の住民 3 ,7 3 7名では 0-6.1% 熱手青地娘 13 ヶ国 (26調査地 l~:) 町住民,延 べ1 ,3 6 2名について血清抗体を調べたところ, 0-26.7%と調査量地点によりかなり円蓋が見られた. 閉じ熱帯地域とはいえ いわゆる砂棋の棉な乾燥地域では陪位域的抗体舗を示 Lたものはなく 直射目先にさらきれる時聞が少なし高温多滋である盆地や,山岳地帯内住民では商い平均抗体 9 9 3 ) . 価を示 L. 散布虫卵の成育に出わっていることが明かとなった(近藤ら。 1 (7)終わるにあたって トキソカラ感染症の拍どが,内外ともにイヌ銅!k症の症聞が主で,研究対象となる病原虫も圧 倒的にイヌ酬虫が中心であ った.本攻において は,出来るだけ多〈円臨床聞を取り 上げてみた かったが となって 本経に関わる悲礎的術究成*をも合わせ示したこともあって。いずれも不本宜なもの Lま勺た。 今後,あらゆる而で先端的な研究の結卦"病原虫の祖霊が示され,迅速な雌定診断がなされ, 4 7 2 (近藤) その症例も多〈報告されるものと思われる.しかしながら,治療に関しては特劫的方法が見られ ない現在,早急に駆虫剤の聞尭,治療法的確立が望まれる.分子生物学的分野的研究の進展に L たがって, トキソカラ属線虫内生物学的特性から.治療法についてもさらに多くの研究が報告さ れることが期待される. 文 献 1 ) 赤尾信明(19 8 5 ) 犬姻虫幼虫俳惟 分泌物抗原に対するマウスの免疫応答一再感染マウスの肝臓 4,2 9 3 3 0 0 で且られる幼虫姉促現象と液性免疫応答の関連性について一帯生息昆 3 .,Goto,Y .,Kondo,K .andTsuda,Y .( 19 9 3 ) :C h a n g i n gc h e m o s u s c e p t i b i l i t yi nt h e 2 ) Akao,N o x o c a r aωn i sbyl o n gtermi n c u b a t ω n .J H e l m i n t h o , . 16 7,1 4 5 -1 5 0 s e c o n ds t a g el a r v a eo fT 1 9 8 3 ) 犬姻虫幼虫第 2期幼虫 ES抗原の抗際分析 3 ) 赤尾僧明近藤カ王室岡本敬育村裕之 ( 2,5 4 1 5 4 8 と感染経過中にみられる宿主の抗原箆織の変化唱者予生虫誌 3 4 ) 安 藤 安 務 村 本 安 秀 鈴 木 参 郎 助 神 園 純 一 宗 司 西 英 国 辺 将 信 辻 守 康 ( 19 9 2 ) 周辺性ぷ どう膜炎 1 5 例の検討阪紀。 4 3, 1 01 l-1 0 1 7 .c . , J ung ,R 巳 a n dCupp,E . W. ( 19 8 4 ) :C l i n i c a lP a r a s i t o l o g y .9 t he d i t i o n, 5 ) s e a v e r,P LeaandF e b i g e r,P h i l a d e l p h i a,2 2 8 2 3 0 6 ) B e a v e r,P .CλSnyder,C .H . .Car r e r a,G .M E 淀 川 , j .H .a n dLaf f e r t y,j . W. ( 1田 2 ) :C h r o n i c e田 i n o p h i l i ad u et ov i s c e r a ll a r v am i g r a n s .P e d i a t r i c s,9 ,7 1 9 7 ) d eS a v i g n y,D .H .( 19 7 5 ):i nv i t r om a i n t e n a n c eo fT o x o c a r a田 ηβlarvaeands i m p l emethod o x o c a r 官 E Sa n t i g e nf o ru s ei ns e r o d i a g n o s t i ct e s tf o rv i s c e r a ll a r v a f o rt h ep r o d u c t i o no fT m i g r a n s .J .P a r a s i t o , . l6 1,7 8 17 8 2 1 9 3 9 ) 脱骸仔虫を以て行なえる犬姻虫重複感染試験慶応医学 1 9,9 6 19 7 4 8 ) 福岡俊一 ( 9 ) 伏見純 西 村 盆 村 上 圭 司 ( 19 6 3 ) :D i t h i a z a n i n eぬd i d eの奏劫した人体イヌカイチュウ症と 2,3 0 33 0 4 思われる l例について寄生虫誌, 1 5 0 ):1 子犬に及はす路極薬剤の影響 第 4緑町隊内仔虫に及ぼす姦物の影響に関する 1 0 ) 他線高率(19 研 究 日系理肱 4 6,2 6 2 2 6 3 1 1 ) 針上洋子(19 8 7 ) 幼虫修行猛に関する研究待機宿主内犬鋼虫幼虫の感染能と感染ラ γ ト血清抗体 5 ,1 4 1 7-1 4 2 9 の機移広大医誌。 3 1 9 5 9 ) :L a r v am i g r a n sに関する研究 ( 2 ) 犬および豚姻虫のマウス体内移行幼虫の行 1 2 ) 石井俊雄 ( " 感染能との関連について 寄生虫露。 8 ,1 0 6 1 1 4 勘と形態の比較ならびにこれら幼虫の i 1 9 9 0 ) 福岡県下における y ャモ生食による好酸~京地多捷集団発 1 3 ) 木 船 悌 嗣 赤 羽 啓 栄 辻 守康 ( 生例について得生虫昆 3 3( s u p凶 ) , 6 9 9 5 ) 天然由来線虫活性物質に闘する研究 Nat .Med.,4 9 .3 臼 3 7 2 1 ') 木内文之(19 1 9 咽) 犬姻!ll幼虫移行症の実験的研究ーマウスの系統および週齢による体内移行様式 1 5 ) 小銭 勤 1 5,2 1 32 2 1 の足とそれに対する免疫能の聞与一. 十全医誌 9 1 6 ) Koizumi,T .,Hayakawa,J .andKondo,K .( 19 8 3 ) :T . 似 侃 U 沼 田m s : unmunogemc羽 u r c e s0 1 T o x o c a r ac a t z i si ni n f e c t e dr a t s .J p n .1 .Para割 t o , . l3 2 .5 2 3 5 2 6 1 9 9 3 ) :NEW寄生!l.u向学前山北東京。 2 73 0 1 7 ) 小島碇明繍 ( 7 0 ) 移行性幼線虫症円実験的研究 京府匡大賞、 7 9 .3 2 5 6 1 8 ) 近藤カ王至(19 i( 19 8 9 ) 今日の日本の寄生虫症 その特徴と対策犬姻虫幼虫移行症 経新医学, 4 4 1 9 ) 近藤カ王 a 7 7 4 7 8 0 9 4 ) トキソカラ症ー イ ヌ 姻 虫 縦 一 小 児 科 3 5, 2 0 ) 近 藤 カ 王 宝 坊 尾 信 明 大山車昭 岡沢孝雄(19 1 4 7-1 5 8 2 1 1 近藤カ王至崎凶霊祭治 栗 本 治 織 間 消 ( 19 7 6 ) 笑般的移行性幼線虫症の研究 ( 2 ) 犬鋼虫幼 可 (近旗) 4 7 3 虫の侵入に対するマウスの低続性について 寄生虫肱 2 5 .3 7 1 3 7 6 2 2 ) K ondo.K Akao,N . .Ko n i曲i. Y . .Y曲 hiπura,H .andH i r . 俊弘 H .( 19 87 ) : Immuno e l e c 山 O f i 1C 時 m i c r o s c o p i co b s e刊 a t i o nofe x c r e t o r yc e l lo fT o x dC a r o四 ηi sl a r v a .) p n .) .P a r a s i t o , . 13 6 . 1 8 71 8 9 2 3 ) 近藤カ王 3 i' i i 年 忠 信 明 大 山 車 昭 岡 沢 孝 雄 前 細 管 あ け み 細 血宏(1凹3 ) 環境と寄生虫 ト キソカラ症の感染の背景から 予紡医学 3 5 .3 5 -4 5 2 4 ) 小商事彦(19 9 2 ) イヌ姻虫幼虫の電子顕微鏡的研究繊断面の趨徴形態についてー+金臣会昆 1 01 .9 9 4-1 0 0 5 6 4 ) 犬釧虫幼虫感染時における総織病変の検附 ( La r v am i g r a n sの 研 究 訪 問 2 5 ) 悶lI!附郎(19 国匝且 2 0 .5 4 6 5 6 9 .( 1 9 8 2 ) :EnzymeL inked immuno be 叫 a s s a yf o rt o x o c a r i a s i , s 2 6 ) Matsumura,K .andEndo,R i t sa p p l i c a t i o nt ot h es e r ao fc h i l d 陀札Zbl. Bac t .H y g .,. 1A b t .O r i g .,A 2 5 3 .4 0 24 0 6 19 田): S eroepidemi o l o 創 価 Is t u d yo nt o x o c a r a li nf e c t i o ni n 2 7 ) Matsumura. K . and En do,R.( manbyenzymel i n k e dimmuno 回 r b e n ta 凶a y .J . Hy g .C m b . .9 唱 。 6 1日 2 8 ) N i c h o l s,R .L ( 19 5 6 ) :Thee t i o l o g yo fv i s c e r a ll a r v am i g r a n s . 1 日a g n o s t i cmorphologyo f st a g eT o x dC a r al a r v a e .J .P a r a s i t o l 4 2,3 柑3 9 2 i n f e c t i v e蛤 cond.( I 同1 ) :S t u d i田 ont h ed e v e l o p m e n to fc g g so ft h ed o g sa s c a r i d,7 i ωnωr o国 間 2 9 ) Noda. R ( W e r n e r .1 7 8 2) ,w i t h山. 0 " , " , 刊a t i o non i t si n f e c t i o ni nm i c e .B u l l .U n i v .0田 ka,8 . , 1 1, 6 57 5 . 3 0 ) 織闘 清(19 7 6 ) 移行性幼線虫症の研究特に舗網虫と犬鋼'"について 京府医大肱 8 5.5 1 75 3 2 ) 陶 本 敏 ( 19 師): T o X l . 回 r ot a m 出 Y amaguti,1 9 4 1実 磁 的 幼 虫 修 行 盆 め 研 究 都 生 息 邑 3 5. 31 3 5 5・3 6 4 . i M. ( 19 6 8 ) :E x p e r i m e n t a 1s t u d i e son T o 泌 町a 問 l e o n j n QVl . Experimen 3 2 ) O k o s h i,S .andUsu 凶 i n f e c t i o no fmice,c h i c k e n sandearthwormsw i t hT o x a s c a r i s/ e o n i n a ,7 i 似: o c a r o四 n i sand T o x Q C a r oc a J i .) p n .J . VeLS c i . , 3 0 .1 5 1 1 6 6 . s hima,T .( 19 61 ) :S t a n d ar iz a t i o no ft e c h n i Q U e sf o ri n f e c t i n gm印 刷 h T o x . 四 r oc a l l i sand 3 3 ) O .Parasito , . l4 7, 1 5 1-1 砧 o b s c r v a t i onso nt h enormalm i g r a t i o nr o u t e so fl h el a r v a e .J 3 4 ) S h i e l d 陥J. A .( 19 8 4 ) :Oc u l a rt o x o c a r i a s i s .S u r v .Ophthlmo . l2 8.3 6 1 3 8 1 尚 村 陽 二 平 闘 泰 彦 ・ 工 藤 二 郎 高 僑 初 弘 近 藤 浩 子 問 中 災 石 偏 大 海 1田0 ) 内 臓i l J! l l 移 3 5 ) 行症結節の画像診断肝凪 3 1 ( s ) .1 5 8. 1 ,. Nakashima,T .,Akagi,K . andOmae,T .( 1 9 8 2 ) :V i s c e r a ll a r v am i g r a n s 3 6 ) Shimokawa,1 o x o c a r ac aJ i .F ukuokaA c t a Med"7 3 .6 4 6 9 . b yT . and B e a v e r,P .C .( 19 5 3 ) : Pe r s i s t a n c eandd i s t r i b u l i o nofT O X i Jc a r aω"" 3 7 ) Smith,M. H .D 2 .4 9 14 9 7 l a r v a ei nt h et i s s u e so fc h i l d r e nandm i c c .P e d i a t r i c s,1 持) S p r e n t,J . F.A .( 19 5 7 ) :O b s e r v a t i o no nt h ed e v e l o pr T l Cn to fT o x . 田 a r oc o l l i s( Werner,1 7 8 2) g s .P a r a s i t o l o g y, 札 1 制 1 9 3 i nt h edo .a n d 白 hima,T .( 19 8 3 a ) : Puri f i c a ti OI l a nd c h a r a c t e r i z a t i o l lo fT o x o c a r o回 1 1 1 5 3 9 ) Sugane, K 巴 I mmunology 回" 1 1 31 2 0 l a r v a .andOsh i m a .T . (四回 b) :T日 p p i n go fl a r g enumbero fl a r v a ci nt h el i v e ro f 4 0) S唱 a田 K T o x , : a r ac o m si n f e c t e dm i c e .J . He l m i n t h ol .5 7 ,95-99 91 ) ぷどヲ膜炎に必ける筑犬嘱虫統体と飢犬鏑虫症の診断眼紀 4 2 .1 0 3 6-1 0 4 2 4 1 ) 多1u 玲(19 4 2 ) 商慣あけみ (994) トキソカラ症の感築に対する作景としての生物..境汚染 金沢大十全医会昆 1 0 3,9 3 19 3 7 < 3) 高 食 品E ( 19 9 3) 食品を感染様とするトキソカラ盆に附する疫学的情究ーイヌ姻虫の待機府主主 0 2 .8 2 88 3 5 してのニワトリとウンについてー金沢大+全医会堂、 1 9 9 0 ):1 9 8 8年度の都生虫血清反応成績臨床部生虫 t t .1 .2 42 6 4 4 ) 比守成 ( , 田 可 “ M 4 7 4 (近藤} 4 5 ) 注守康岩永饗井上洋子 ( 1 9 91 ):1 9 凶0 年度のJOt,背反応成績とその治療についての考務臨 床帯主主虫食、 2 .1 5 -1 6 4 6 ) 内 浦 恵 子 藤 沢 久 英 子 縁 w , 雌 友 大 久 保 磯 山 本 節 近 藤 力 王 歪 ( 19 9 0 ) 免疫血清学的方 2 ,535ー剖 1 法で診断した犬鋼虫疲 眼科。 3 ) Uga,5 .,Malsumura,T .,A o k i .N . andKataoka,N .( 19 8 9 ) :P r e v a l e n c eo fT o x 釘 "a/"(l s p e c z白 47 e g ; 匹 i nt h e臼 n d p i t so fp u b l i cp ar k si n HyogoP r e f e c t u r e ,J a p a n .J p n .) .P a r a s i t o l 3 8,2 8 0 2 8 4 4 8 ) 臼井正彦(19 91 ) イヌ回虫症 r o x o c a r i a s i s .眼 科 3 3, 1 4 1 1 1 4 1 9 . .( 19 5 0 ) : Nematode e n d o p h t h a l m i t i s .T r a n s . Am. A c a d . Ophthalmo . 1O t o l a r 4 9 ) W i l d e r,H.C y n g o , . 15 5,1 9 5 01 9 5 1 .P .andW e l i c h,R .B .( 19 7 1 ) :I n t r a o c u l a rt o x o c a r a .Am.) .Ophthalmo , . l7 1 5 0 ) W i l k i n s o n,C 9 2 19 3 0 . 0960:SyslemaHe l m i n t h um. Vo . 11 I l .1 口 氏e r s c i e n c cPub1 is h e r s,New York 5 1 ) Yamaguti,S 7 4 ) 人体格生虫学徒要杏林符院,東京 1 6 6 1 7 1 5 2 ) 繍 川 定 森 下 業 績 川 家 雄 ( 19 ベ 53) 吉日!雅災浅井宏志自足総長瀬,~文中村裕之荻野景続翁尾f言明関沢学維近藤力王 圭(19 9 7 ) 眼トキソカラ症の3 臼孟例 臨 似,5 1, 1 4 5 5-1 4 5 9 F雄(19 9 6 ) 図 説 人 体 得 生 虫 学 第 5阪 市 山 盆 東 京 8 1 5 4 ) 育図書 1 9 6 6 ) 網膜路簡と誤診 した犬綱虫 ( La r v am i g r a n s )による似内炎 臨 娘 2 0,1 4 9 5 5 ) 吉岡久容 ( 1 5 4
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