全肢連情報 - 全国肢体不自由児・者父母の会連合会

VOI.571
毎月2回発行
全肢連情報
全肢連情報
2014年
6月
1日発行
□編集・発行
一般社団法人全国肢体不自由児者父母の会連合会
ZENSHIREN BULLETIN
〒171-0021
東京都豊島区西池袋4丁目3番12号
皆様からのニュースのご提供を
心からお待ちしております。
□Publisher
ZENSHIREN
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障害児・者、肢体不自由児・者のフリーフォーラムから生まれた情報・コミュニティサイト
「ワッホー」
http://www.wahho.jp
平成26年度通常総会(全国会長・事務局長会議)開かれる
去る5月17日(土)、東京都「豊島区立勤労福祉会館大会議室」において、午後1時より
平成26年度全肢連通常総会(全国会長・事務局長会議)が開かれた。また、午前中には第1
回理事会、13時30分からは、第2回理事会も開催された。
総会には47都道府県から70名(委任6県含む)の出席のもと、午後1時に開会。総会議長
に清水誠一会長が選任され就任後、定足数の報告、議事録署名人の指名が承認され議案の
審議に入った。
会議では、平成25年度事業活動・決算報告、平成26年度定期役員改選、平成26年度事
業計画・予算(案)、などの全6議題について承認・可決し午後3時00分に閉会、新年度の
スタートが切られた。
また総会終了後、午後3時20分からは、「障害児者の二次障害の防止と機能性の向上の
ための車いすとシーティングの活用」と題し、一般参加者も含め90名を超す参加者が集う
講演会が行われた。
引き続き午後5時20分より情報交換会が開催され、午後7時に散会した。
第1号
第46回全国大会(沖縄)報告・決算承認の件
第46回全国大会の報告書、決算書を基に大会報告がなされた。引き続き、沖縄県肢連新
里吉弘会長からお礼のご挨拶が述べられた。
第2号
第2号
平成25年度事業活動・収支決算・補助事業報告の件
平成25年度事業活動並びに収支決算、補助事業について報告され、収支決算報告では収
支計算書に基づき、増減のあった科目について理由が説明された。
主なところは、手数料収入が自動販売機の許認可が撤回された事などから収入減となっ
たことが報告された。
補助事業については、公益財団法人JKA補助事業、社会福祉法人全国心身障害児福祉
財団補助事業、公益財団法人韓昌祐・哲文化財団助成事業の事業報告及び収支決算がそれ
ぞれ報告された。
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続いて堀田俊雄監事より監査結果報告として平成25年度事業について活動内容、収支計
算ともに公益会計基準に基づき適正に処理されたことが報告された。引き続き、監事報告
がなされ、下記の通り監事よりの2項目が要望された。
東日本大震災義援金については、残額を有効活用するために東北ブロックに活用を一任、
被災地だけでなく東北6県で活用する旨が報告された。活用方法、結果については、理事
会に報告される旨説明された。
監
事
意
見
一般社団法人
書
全国肢体不自由児者父母の会連合会一
会
長
清
水
誠
一
殿
1.組織運営について
昨年は障害者総合支援法が施行され、6月には障害者差別解消法の成立、本年1月
には障害者権利条約が批准されるとともに4月からは障害者支援区分に改められる
など、障害保健福祉を取り巻く政策が大きく動いた一年である。
新たな枠組みでの障害者福祉施策が進む中、清水会長を始め理事各位、会運営の補
完機関としての常任委員各位の積極的な運営の成果があらわれていると感じる。
事務局機能としても肢体不自由児者の親の会として中央機関、関係諸団体に向けて
の発信力、積極的な対応とともに、新たな法人運営に向けての努力がうかがえる。
なお本年度も事業計画として示された4つの事業指針の具現化に向け、会員である
都道府県肢連の組織運営の現状と地域の現状を把握し、課題の洗い直しを進めると
ともに、各都道府県肢連・各ブロック連絡協議会の一層の協力をお願いしたい。
2.会計について
ここ数年の社会情勢、経済状況を考えると、一般会計の安定的な収入確保には厳し
い状況が続く事が予想される。また消費税増税による支出負担増についても配慮し
ていく事が必要と思われる。
このような現状の中、安定的な財源確保に向けての新たな収益事業の研究と立案、
賛助会員など支援者の拡充を図られる事を期待する。
また一般社団法人の移行に伴い、より計画的な収支計画が図られる事が必要である
が、状況に応じて事業費並びに管理費の柔軟な遂行の検討を図られ、盤石な事務局
体制を維持される事を期待するものである。
平成26年5月16日
第3号
監
事
堀
田
俊
雄
監
事
阿
部
員
大
平成26年度定期役員改選の件
平成26~27年度役員改選について、各ブロックから推薦された理事候補者を内規に基
づき役員選考委員会において選考した旨報告された。
平成26~27年度理事の選任については全員異議なく承認され、理事候補者は全員その
就任を承諾した。
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また、常任委員の推薦、就任に対する質問がなされ、清水会長より常任委員は決定機関
ではなく、理事に対する諮問機関である旨が説明された。
【理事】
定員:11名
役 職
代表理事
(会 長)
業務執行理事
(副会長)
業務執行理事
(副会長)
※任期:2年(平成26年4月1日~平成28年3月31日)
ブロック名
氏 名
(都道府県肢連・役職)
北海道
清水 誠一
北海道肢体不自由児者福祉連合協会 会長
関東甲信越
石橋 吉章
神奈川県肢体不自由児者父母の会連合会 会長
近 畿
植松 潤治
滋賀県障害児者と父母の会連合会 会長
上野 密
全国肢体不自由児者父母の会連合会 事務局長
代表理事
全 国
(常務理事)
理
事
関東甲信越
木村 雄三郎 栃木県肢体不自由児者父母の会連合会 会長
理
事
中国・四国
箱上 恵吾
広島県心身障害児者父母の会連合会 会長
理
事
東 北
秋元 栄一
秋田県肢体不自由児者父母連合協会 会長
理
事
関東甲信越
高橋 勝幸
東京都肢体不自由児者父母の会連合会 会長
理
事
全 国
河井 文
全国肢体不自由児者父母の会連合会 常任委員
理
事
東海北陸
中神 達二
愛知県肢体不自由児・者父母の会連合会 会長
理
事
九 州
山元 弘道
宮崎県肢体不自由児者父母の会連合会 会長
【監事】
定員:2名
役 職
※任期:4年(平成24年4月1日~平成28年3月31日)
ブロック名
氏 名
(都道府県肢連・役職)
監
事
外部委嘱
阿部 員大
阿部税務会計事務所 所長
監
事
関東甲信越
堀田 俊雄
茨城県肢体不自由児者父母の会連合会 会長
第4号
平成26年度事業計画・収支予算・補助事業承認の件
平成26年度事業も定款に基づき4つの事業を柱として実施していくことが報告された。
平成26年度事業計画(案)及び平成26年度予算(案)、補助事業(案)、全肢連活動指
針について実施事業項目ごとに、収支予算の算出根拠を加え説明された。
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補助事業(案)の主要な事業として、公益財団法人JKAから補助金を受け入れ、指導
誌の発行、療育訓練事業、地域指導者育成セミナーの事業を実施すること。独立行政法人
福祉医療機構助成事業に申請中であることが報告された。
さわやかレクリエーション事業については決定通知を発送すること。助成金の内訳につ
いて報告がされた。
海外交流事業ではオットギ祝祭に今年度は近畿ブロックより派遣することが説明された。
さわやかレクリエーションなど助成、寄贈事業の選定について質問がなされ、清水会長、
上野事務局長よりそれぞれの選定方法の説明がなされた。
また、活動方針をもっと具体的な内容にすべきとの提言がなされ、重点要望、平成27年
度予算要望も踏まえ、大会や研修会での意見も考慮して活動に反映していく旨説明がなさ
れた。
第5号
第47回全国大会(愛知)事業計画・収支予算承認の件
第47回全国大会(愛知大会)概要、収支予算案、大会決議文案について説明がなされた。
引き続き、中神達二大会実行委員長(愛知県肢連会長)より、大会への参加が呼びかけ
られた。
参加見込みの集計結果も報告され、さらなる各県からの動員の協力が依頼された。
第6号
その他の議案の件
①全国大会、ブロック大会のあり方について報告がされた。
第6回障害児支援の在り方に関する検討会
報告
厚生労働省の第6回障害児支援の在り方に関する検討会が5月20日に開催された。
厚生労働省より、前回までので計3回実施したヒアリングで出された主な意見並びに、
関連施策の実施状況等について、障害児支援の見直しに関する検討会(平成20年開催)報
告書の構成に沿って論点整理が示された。
未定稿ではあるが、厚生労働省がまとめた「ヒアリング」の主な意見は以下の通り。
▽詳細は、厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000almx.html#shingi175271
障害児支援の在り方に関する主な意見等(未定稿)
1.障害児支援を進めるに当たっての基本的な視点
(1) 障害児支援の基本的理念・グランドデザイン
〇 障害児を「障害のある子ども」「何らかの障害を理由として特別な配慮と支援を必要と
する子ども」と捉え、一人ひとりの個性と能力に応じた配慮を行うべき。
〇 子ども・子育て支援法の基本理念を基本とすべき。子どもの最善の利益の保障、ノーマ
ライゼーション等の視点等を明示すべき。
〇 教育も含む専門機関との連携・調整により、ライフステージに応じた一貫した切れ目の
無い支援を行うべき。
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〇 自己肯定感への支援を含め、一般的な子育て支援よりも丁寧な、また、早い段階での親
支援・家族支援が必要。また、短期入所等の整備、障害児のきょうだいの支援等も行う
べき。
〇 すべての都道府県・市町村において自立支援協議会に子ども部会を設置して、支援体制
の充実等に向けて連携を図るべき。
○ 子どもの発達変化の的確な把握や世帯全体のアセスメント等ができて家族支援等も含め
て適切に対応できる専門職の養成等を進めるべき。そのためには、地域における事例検
討が行えるような仕組みや、入所施設・人材の活用等も重要。
(2)子育て支援施策との関係での障害児支援の位置づけ
〇 障害児支援に当たっては、子ども・子育て支援制度から排除されることが無いよう十分
な連携を図った上で、重層的・継続的な支援を行うべき。これは、「敷居の低い」支援
を進める意味からも重要である。
○ 乳幼児健診の精度向上、医師等による両親の感情への配慮等が求められる。
○ 早期からの支援を進めるためにも、保護者のペースにあわせた丁寧な支援や子育てに対
するフォローアップが必要。「障害児支援」の名称や利用者負担の在り方等について再
検討すべき。
〇 社会的養護の現場における障害のある児童への対応についても、障害児入所施設との連
携も含め一元的な施策とするための検討を行うべき。
(3)教育施策との関係での障害児支援の位置づけ
〇 卒業後の支援、及び、放課後や長期休暇の支援という観点から、特別支援学校等と市町
村の障害福祉担当課等との連携を進めるべき。
○ 特別支援学校等では、障害種別、障害特性に配慮した教育体制を確保すべき。
また、看護師の適正配置等の支援体制の充実が必要。
○ 教育現場と障害者就業・生活支援センターや企業、労働関係機関等との連携を進めるべき。
〇 教育とも連携したライフステージを通じた一貫した支援のために情報の共有化等を進め
るべき。
2.論点(支援類型別)
(1)児童発達支援センターの役割
① センターの地域支援機能に係る基本的考え方
〇 児童発達支援センターが、入所施設や行政機関と個々の事業所のコーディネート等を担
い、地域支援を行う拠点としての役割を担うべき。
〇 対象年齢の拡大によるネットワークの構築等を進めるべき。
○ 医療型児童発達センターには、重症心身障害児支援において医療的な知識・判断や助言
等を行う力量が求められる。「重症児者コーディネーター」の配置等も検討すべき。
② 保育所等訪問支援事業、障害児相談支援事業等の位置づけ
〇 保育所等訪問支援と障害児相談支援は、基幹的地域支援機能として児童発達支援センタ
ーの必須事業とすべき。その上で、「巡回支援専門員」の派遣も併せて実施することが
望ましい。さらに、追加的な地域支援の事業創設等も検討すべき。
○ 障害児相談支援については、必須としないとしても、できる限りワンストップで支援が
できる体制とすべき。
○ 母子保健、児童相談所等との連携を進めるべき。
③ 指定基準や関連通知等においてどのように位置づけるか(人員、設備等)
〇 看護師、言語聴覚士、心理担当職員、理学療法士・作業療法士等の配置・拡充を進める
べき。
○ 保育士の養成カリキュラムの拡充、児童指導員の任用資格見直し等も必要。
○ 療育に関する指針を策定すべき。
(2)その他障害児通所支援の在り方
① 現在の事業体系の検証
〇 児童発達支援について、併行通園のための体制整備等を進めるべき。
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〇 医療型児童発達センターについては、医療的ケアを要する子どもの受入に見合う人員配
置の重点化等が必要。また、福祉型と人員配置基準等を統一し、診療所機能を分離する
ことも考慮すべき。
○ 児童発達支援事業所等において重症心身障害児を受け入れる際の医療的ケア等について
も評価すべき。
〇 放課後等デイサービスについては、「児童館的対応」と「学童保育」を同時に提供する
サービスと位置づけた上で、訓練的要素を取り入れも含めた質の向上を図るべき。また、
放課後児童クラブとの役割分担の明確化や不登校状態にある子ども等の受入拡大を図る
方向で検討すべき。
〇 放課後等デイサービスでは、様々な障害種別(例:視覚障害、重度心身障害)に対応で
きることが重要であり、医療的ケアへの対応も含めたさらなる整備を進めるべき。
② 新たな政策課題の検討
〇 保育所等訪問支援の訪問先を家庭や医療機関に拡大すべき。さらに、各事業の機能の均
一化等を図るために他の児童発達支援センター・事業所への訪問も認めるべき。
〇 質の高い職員の配置等のための保育所等訪問支援の報酬の見直し、医療機関や障害児保
育の実績を積んだ保育所等への実施主体の多様化を図るべき。
○ 児童発達支援における家族カウンセリングや、通所支援を利用できない場合の訪問型の
療育支援について検討すべき。
○ 障害児支援の第三者評価の義務化について検討すべき。
(3)障害児入所支援の在り方
① 現在の事業体系の検証
○ 障害児入所施設の役割・機能を整理し、地域における障害児と家族を支援する拠点施設
として位置づけた上で、普通の暮らしに配慮する生活環境とすべき。個別的な支援が可
能となるように小舎制なども検討すべき。
〇 サービスの質の向上等のために職員の養成、配置基準や報酬の引き上げ、施設設備の改
善等を行うべき。
○ 18歳以上の障害者の施設利用に関する猶予措置を設定すべき。重症心身障害児者につ
いては引き続き児者一貫した支援体制とすべき。
○ 滞納・未納の問題があるため、利用料徴収について、児童養護施設と同じ扱いとすべき。
② 新たな政策課題の検討
○ 入所施設を中心とし、児童発達支援センター等と協働した地域支援体制の整備や、医療
等とも連携したネットワーク構築等を進めるべき。
○ 社会的養護との連携強化や、市町村の関与の強化を進めるべき。
(4)障害児相談支援の在り方
○ 障害児支援利用計画の作成は、漠然としたイメージに基づく支援から、本人の願いや思
いをベースに根拠と客観性に基づく支援への大きな転換を意味する。
〇 障害児相談支援では、家族に寄り添うことができる専門家の存在が重要。その上で、基
幹相談、委託相談、計画相談の関係を整理した上で、一般的な子育てに係る相談支援と
も連携を進めるべき。
○ 重症心身障害児や発達障害児への配慮も重要。
〇 計画の作成等に大人の場合よりも時間を要することから、その業務負担を踏まえて報酬
の評価を引き上げるべき。
〇 「障害児相談支援」の名称変更や一般財源による療育相談等との関係整理等についても
検討すべき。
3.論点(トピック別)
(1)発達障害児の支援の在り方
○ 自閉症については、適切な「家族支援」は、二次障害を発現させぬようにするという意
味で極めて重要。
○ 発達障害者支援センターを中心とした重層的な支援体制を構築すべき。また、子ども・
子育て新制度の居宅訪問型保育や利用者支援事業等との連携が重要。
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〇 早期発見・早期支援、発達障害診断前の手厚い支援、人生全体を通じて抱える問題の不
安軽減等が重要。教育との連携(支援ファイル等)を進めるべき。
○ 発達障害児については、医療と連携し、
「気付き」を早期発見して支援に結びつけるべき。
〇 発達障害者が一般医療を受ける際の通常病院との連携強化が必要。また、医療機関にお
いて地域の保育士、保健師等への研修を行うべき。
〇 強度行動障害への対応に当たっては、支援者のスキルアップ、高いスキルをもった施設
等での研修の実施、医療と障害福祉、教育分野が連携するしくみ(マネジメント)等が
重要。
(2)重症心身障害児の支援の在り方
〇 医療的支援を組み込んだ連携体制と情報提供を含む相談体制、多職種連携によるケアマ
ネジメントの構築、在宅医療ネットワークの普及等により、子どもの成長に沿って切れ
目の無い、地域で安心して暮らせる体制づくりを進めるべき。「重症児者コーディネー
ター」の配置等も検討すべき。
○ 重症心身障害児者の地域移行については、本人の意思を確認できる者に対して行うべき。
学齢期の児童の放課後における対応も含め、医療的ケアに対応できる新たな施設体系に
ついても検討が必要。
○ 医療的ケアやリハビリテーション、訪問看護等を拡充するために、報酬の見直しや制度
的な対応の検討を行うべき。NICUからの退院児を支援するための取組等についても
検討すべき。
○ 地域の実情に応じた方策の検討が必要である。
○ 療養通所介護(介護保険)の事業所における重症心身障害児の受け入れ体制の充実に向
けた具体的な検討が必要。モデル事業の成果を具体化すべき。
(3)障害児の障害福祉サービス利用の在り方 その他
〇 障害児の移動支援のために、現行の「重度訪問介護」の対象年齢を拡大して障害児でも
利用できるようにすべき。
○ 障害児入所施設からの退所やNICUからの退院に当たって地域移行支援・定着支援が
利用できるようにすべき。
〇 居宅介護従業者等の養成に当たっては障害児に対する理解や知識等の研修を検討すべき。
第4期障害福祉計画 (平成27~29年度) に係る国の基本指針の告示
第3期障害福祉計画に係る基本指針においては、根拠法が異なることから、児童福祉法
に基づく障害児支援(児童発達支援センター、障害児入所支援等)への言及は限られていた。
今後、子育て支援全体に関して子ども・子育て支援法に基づく都道府県・市町村の計画
が作成され、その中で障害児支援について言及されること等も踏まえ、第4期計画に係る
指針においては障害児支援についても言及し、各都道府県・市町村における対応について
定めることなった。
基本指針の考え方等については、5月15日付けで告示された。
▽詳細は、厚生労働省「第6回障害児支援の在り方に関する検討会」資料2参照
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000almx.html#shingi175271
医療・介護総合推進法案が、衆議院で可決される
介護と医療サービスの提供体制を段階的に改革する「医療・介護総合推進法案」が、5
月15日の衆議院本会議で、自民、公明両党の賛成多数により可決され、審議は21日から
参議院に移った。
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介護人材の処遇改善は与野党が一致して新法案を提出し、20日の衆議院本会議で可決さ
れた。
提出された新法案は、16日に自民党が用意した「介護・障害福祉従事者の処遇改善に関
する法案」を厚労委員長提案とすることに野党が賛同。3月に提出されていた法案は撤回
された。
新法案は、平成27年4月1日までに、介護・障害福祉従事者の賃金をはじめとする処遇
の改善に資するための施策の在り方について、その財源の確保も含め検討を加えるという
内容。国費のみを財源とする前法案と異なり、介護報酬、障害報酬を引き上げる努力目標
を掲げた格好だ。
障害福祉サービス等報酬改定の検討へ
厚生労働省は5月16日、障害福祉サービス等報酬の平成27年度改訂に向け、検討チー
ムを立ち上げて議論する方針を社会保障審議会障害者部会に報告した。
厚生労働省からは政務官ほか障害保健福祉部の幹部が出席し、アドバイザーとして有識
者らに参加してもらう方針。
検討会は公開の場で行い、先ずは6月から12月にかけて関係者からのヒアリングをして
議論する。来年1月ごろ報酬改定の概要を障害者部会に報告した後、告示を経て4月に施行
する流れ。
16日の部会では、障害児支援の在り方に関する検討会で3回実施した関係団体からのヒ
アリング状況も報告された。
この検討会は①報酬改定、②障害者総合支援法の見直し、③子ども・子育て支援 新制
度における障害児支援、の議論に活かして欲しいとの背景があり 、「障害児を障害のある
子ども、特別な配慮と支援を必要とする子どもと捉えるべき」と言った意見が出ている。
このほか会合では、第4期障害福祉計画にかかる国の基本指針が告示されたことが報告
された。これを基に自治体は計画を策定することになる。
従来と違うのは、少なくとも年に1回は成果目標に関する実績を把握して分析、評価す
る「PDCAサイクル」が導入された点。
平成29年度までの目標として、①平成25年度末時点の施設入所者数の12%以上を地域
生活へ移行、②施設入所者数を平成25年度末時点から4%以上削減など、が盛り込まれて
いる。
福祉施設など誘導
医療施設、福祉施設、商業施設などを街の拠点に集めた「コンパクトシティー」を推進
する改正都市再生特別措置法など関連法が5月14日の参議院本会議で可決、成立した。
施行は公布日から3ヶ月以内。政府は人口減、高齢化が進む地方都市では公共施設が分
散したままでは維持が困難になるとみて、中心部への集約を誘導する。
改正法は、市町村が立地適正化計画を策定し、医療施設や福祉施設などを集める 。「都
市機能誘導区域 」、同区域周辺に一定規模以上の住宅を集める「居住誘導区域」を設定で
きると規定した。区域内に対象施設を整備する場合は、容積率緩和や税財政支援等の対象
とする。
都市機能の一極集中による弊害も懸念されるため、衆参それぞれの付帯決議は政府に対
し 、「医療施設、福祉施設等の利用者の利便を考慮するよう地方公共団体に助言を行うこ
と」などを求めた。
国土交通省は、コンパクトシティーの例として富山市、宮崎市、長野県飯田市、山口県
山陽小野田市などを挙げている。
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認定こども園
目標未達成
文部科学省と厚生労働省は5月7日、平成26年度4月1日現在の認定こども園の認定件数
が全国で1359件(前年度比260件増)だったと公表した。
公立は252件、私立は1107件。都道府県別では兵庫が118件と最多で、東京が103
件、茨城が99件だった。
政府は平成25年3月末までに2000か所以上設置する目標を立てていたが、1年を超過
しても達成できなかった。
会長交替のお知らせ
長野県肢体不自由児者父母の会連合会では、下記の通り平成26年5月25日付けで会長
の交替が行われました。
前会長
田本
美智子
氏
→
新会長
浅井
茂
氏
6月 の 行 事 予 定
03日
厚生労働省 第7回障害児支援の在り方検討会
06日
日弁連 人権擁護大会報告にかかるヒアリング
08日~09日 全国重身を守る会創立50周年記念大会
11日
日本の福祉を考える会第7回総会・勉強会
12日~13日 全国知的障害関係施設長等会議
13日
おもちゃ図書館全国連絡会 平成26年度ボランティアの集い
14日
和歌山市父母の会結成50周年記念式典・祝賀会
14日~15日 九州ブロック連絡協議会 定例総会
16日
おもちゃ図書館財団 結成30周年記念座談会
24日
おもちゃ図書館財団 第1回評議員会
おもちゃ図書館財団 第5回30周年実行委員会
おもちゃ図書館財団 第5回記念誌編纂委員会
18日
「療育ハンドブック」40集発行
28日
「いずみ」№141発行
厚生労働省
戸山サンライズ
グランドプリンスホテル新高輪
自由民主党本部
東京国際フォーラム
東京ビックサイト
ホテルグランビア和歌山
佐世保グリーンホテル
東京會舘
東京會舘
東京會舘
東京會舘
~事務局からのお知らせ~
全肢連事務局より各都道府県肢連に対して、平成26年度事業に関する下記の書類
提出を依頼しています。
ご確認のうえ、締め切り期日までに必ずご提出下さい。
ご協力よろしくお願いします。
1.平成26年度 全肢連「総会」後の聞き取り調査について
・全肢連ホームページ(各都道府県活動方針)について
・平成26年度「事務局調査」「事業実施計画」について
平成26年6月20日
必着
2.緊急調査 障害福祉サービス等の利用計画について
全肢連情報「VOL.569 2014年5 月1日発行」掲載の、緊急調査にご協力を
お願いします。
県肢連の代表意見ではなく、会長や会員などの私見でもかまいません。一人でも
多くのご意見をお待ちしています。
~事務局からの報告~
東洋経済日報 2014年5月23日 に記事掲載
「日韓の障害者交流促進を~肢体不自由児者と家族が関係結び30年超」として、
昨年開催した、「ハンドアーチェリーフェスティバル」「ハンドアーチェリー教室」
「ハンドアーチェリー国際親善交流競技会派遣」事業などについて掲載されました。
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災害備蓄食おかゆ「ライスるん」
しらす&野菜味終売のお知らせ
◆皆様にご好評いただいております災害備蓄食おかゆ「ライスる
ん」に関しまして、製造元よりしらす&野菜味が諸事情につき終
売の連絡がございました。ご迷惑おかけしますが、ご了解の程よ
ろしくお願い申し上げます。他の風味については引き続き発売中
です。
・白米+ホタテ貝
カルシウム入り
・五目がゆ
・野菜&きのこ
・ミキサー粥 は
好評販売中です。
お問い合わせは
全肢連事業部 TEL 03-3971-3666 FAX 03-3982-2913
E-mail [email protected]