超 音 波 診 断 装 置 仕様書 公立大学法人和歌山県立医科大学 1.調達物品名及び構成内訳 機 器 名:超音波診断装置 一式 メーカー:東芝メディカルシステムズ(株) (構成内訳) 1.超音波診断装置本体 Artida SSH-880CV/W1 Tissue Enhancement キット USTE-880A 循環器4Dシステムキット USVC-880A メカコントロールユニット UIMV-880A Wall Motion Tracking キット USWT-880A ストレスエコーキット USSE-880A 研究用アドバンストカーディオロジーパッケージ UWCP-900R 2.プローブ 2-1 成人心臓用セクタ式電子プローブ 2-2 成人心臓用セクタ式電子プローブ 2-3 腹部用コンベックスプローブ 2-4 セクタ式電子プローブ 2-5 表在用リニア式電子プローブ 2-6 経食道用マルチプレ-ンプロ-ブ 1台 1個 1個 1個 1個 1個 1個 を含む。 PST-30BT PST-25BT PVT-375BT PST-25SX PLT-704SBT PET-512MC 1本 1本 1本 1本 1本 1本 3. 記録機器 3-1 白黒プリンタ 3-2 カラープリンタ 3-3 DVDレコーダ UP-D897 UP-D25MD BD-X201M 1台 1台 1台 4.周辺機器 4-1 ゼリーウォーマ 4-2 研究用超音波ワークステーション UZGW-007A USWS-900R 5.DICOM キット USDI-880A 6.性能、機能以外に関する要件 7.保守体制等 8.保証期間 1台 1台 1式 1.超音波診断装置本体は以下の技術仕様を提案します。 1-1 表示モードに関する要件 1-1-1 表示モードは、断層エコー(B モード)法、M モード法、パルスドプラ(PW) 法、連続波ドプラ(CW)法、カラードプラ法、組織ドプラ法、および心臓の 立体的な動態観察が行える 4D(リアルタイム 3D)エコー法を有すること。 1-1-2 B モードと M,D モードの同時表示はシングル B モード時と画像表示サイズ が変わらないまま切換え可能な左右並列表示および上下表示で B モードの大 きさを 3 段階選択できる機能を有すること。 1-1-3 B/M、B/D、CDI/M、CDI/D モードはフリーズ後に B、M、CDI、D モードのみ の表示に切換えられること。 1-1-4 リアルタイムおよびフリーズ後に画像の拡大及び移動する機能を有するこ と。 1-2 走査方式に関する要件 1-2-1 超音波ビームの送受信はフルデジタル制御されており、送信回路を 2 回路 以上装備していること。 1-2-2 セクタ電子走査およびリニア電子走査およびコンベックス電子走査が行え ること。 1-2-3 リニアプローブで広視野の画像が得られるトラペゾイドスキャンが行える こと。 1-2-4 1回の送信に対し、4 方向以上同時受信が可能な複数同時音線処理機能を 有すること。 1-3 装置の基本構成に関する要件 1-3-1 観察モニターは 19 インチ以上の液晶モニターで、モニターハンドルを有し 片手で位置設定を自在に行えること。 1-3-2 操作パネルは、高さ・前後の位置調節および左右の角度調節が行えること。 1-3-3 移動用キャスターは本体前後のペダルでそれぞれ方向のロックおよび回転 のロックが行えること。 1-3-4 暗い場所でも検査が可能なように、照光式のスイッチを有していること。 1-3-5 大型カラータッチコマンドスクリーンを有していること。 1-3-6 プローブは装置本体に 6 本以上装着でき、そのうち 3 本以上は電気的に 切り替え可能なこと。 1-3-7 患者情報等を入力する本体キーボードは、操作パネル下に収納可能である こと。 1-4 B モード断層(2D)画像表示機能に関する要件 1-4-1 B モードにおいてゲイン、ダイナミックレンジの画像調整機能を有するほ か、ホワイトノイズを効果的に低減し、なめらかで明瞭な画像を実現する画 像処理技術機能を有すること。 1-4-2 観察部位に応じてアーチファクトを低減するため、位相反転法とフィルタ 法の 2 種類の Tissue Harmonic Imaging が選択できること。 1-4-3 心臓の B モード表示の送受信において、フレームレートを下げずにフォー カス段数を複数設定できる機能を有すること。 1-4-4 B モードの視野深度は最大 28cm 以上であること。 1-4-5 視野深度ごとにゲインの調整を行う STC は 8 段階を有し、深度を変更して も常に画像の表示深度を 8 分割で調整できること。 1-4-6 B モード画像の任意の部分を、フリーズ後であっても再生動画像を確認し ながら拡大・縮小・移動が行える機能を有すること。 1-4-7 ひとつのスイッチ操作で 2D 画像全体のゲインを最適化する機能を有する こと。 1-5 4D(リアルタイム 3 次元)画像表示機能に関する要件 1-5-1 マトリックスアレイプローブにより心臓の 4D 画像を描出できること。 1-5-2 4D 画像は、リアルタイムボリューム収集及び心電同期収集による表示が行 えること。 1-5-3 4D 画像の心電同期収集では 6 心拍以上の収集で画像を構築でき、以後リア ルタイムに 4D 画像の表示が行えること。 1-5-4 4D 画像収集時には、MPR 画像と組み合わせて 3 画面、4 画面、5 画面の表示 が行えること。 1-5-5 フリーズ後には 9 画面以上の MPR 表示が行え、動画で観察が可能なこと。 1-5-6 4D 画像収集時に、MPR 画像上の 2 点を指定するだけで 4D 画像の切り出しが 行える機能を有すること。 1-6 M モード表示機能に関する要件 1-6-1 M モード時にもアーチファクトを軽減する Tissue Harmonic Imaging によ る画像描出が行えること。 1-6-2 観察部位に応じてアーチファクトを低減するため位相反転法とフィルタ法 の 2 種類の Tissue Harmonic Imaging が選択できること。 1-7 パルスドプラ、連続波ドプラ血流表示機能に関する要件 1-7-1 フリーズ後にベースラインシフト、スイープ速度、角度補正の調整が行え ること。 1-8 カラードプラ血流表示に関する要件 1-8-1 カラードプラの送信フォーカスは ROI に応じて自動追従すること。 1-8-2 低流速の血流情報を表示するためパワードプラモードを有すること。 1-9 各種計測機能に関する要件 1-9-1 M モードにおいて、任意に計測ラインを変更することが可能であること。 1-9-2 M モードの左室計測で、EF、FS 等の表示が可能であること。 1-9-3 B モード利用したパラレル計測により、EF、FS 等の表示が可能である。 1-10 心機能解析ソフトに関する要件 1-10-1 B モード画像を用いて 2D スペックルトラッキング解析が行えること。 1-10-2 2D スペックルトラッキング解析において、心筋の壁厚方向、長軸方向、 円周方向のストレイン解析が行えること。 1-10-3 2D スペックルトラッキング解析において、心筋の内層・外層を分離した ストレイン解析が行えること。 1-10-4 4D 画像を用いて 3D スペックルトラッキング解析が行えること。 1-10-5 3D スペックルトラッキング解析において、心筋のストレイン(歪み)、ツ イスト(ねじれ) 、トージョン(ねじれ率)、内膜面の面積変化率の解析が行 えること。 1-10-6 スペックルトラッキング解析の演算結果は 2D 画像または MPR 画像に重畳 してカラー表示および、動画表示ができること。 1-10-7 3D スペックルトラッキング解析の結果をセグメント付極表示およびワイ ヤーフレームで表示できること。 1-10-8 スペックルトラッキング解析の結果を、心筋のセグメント毎にグラフ表示 できること。 1-11 画像の保存機能に関する要件 1-11-1 DICOM の Storage(静止画、動画)、MWM、Enhanced DICOM SR に対応して いる。 1-11-2 画像記録用に、本体内蔵の HDD を有し、CD-R または DVD 及び USB メモリ に画像が保存できる。 2 プローブに関する要件 2-1 成人心臓用セクタ式電子プローブに関する要件 2-1-1 電子セクタ走査方式であること。 2-1-2 プローブの中心周波数は 2.5MHz 付近であり 1.8MHz-4.0MHz を満たす周波 数レンジを使用できること。 2-1-3 Tissue Harmonic Imaging に対応していること。 2-2 成人心臓用セクタ式電子プローブに関する要件 2-2-1 電子セクタ走査方式であること。 2-2-2 プローブの中心周波数は 3.0MHz 付近であり 2.0MHz-4.8MHz を満たす周波 数レンジを使用できること。 2-2-3 Tissue Harmonic Imaging に対応していること。 2-3 腹部用コンベックスプローブに関する要件 2-3-1 電子コンベックス走査方式であること。 2-3-2 プローブの中心周波数は 3.5MHz 付近であり 2.0MHz-6.0MHz を満たす周波 数レンジを使用できること。 2-3-3 Tissue Harmonic Imaging に対応していること。 2-4 心臓用 4D マトリックスアレイ探触子に関する要件 2-4-1 心臓用 4D マトリックスアレイ探触子は 2.0MHz-3.0MHz を含む周波数レンジ を使用できること。 2-4-2 心臓用 4D マトリックスアレイプローブの高さは、12cm 以下であること。 2-5 表在用リニア電子スキャンプローブに関する要件 2-5-1 電子リニア走査方式であること。 2-5-2 プローブの中心周波数は 7.0MHz 付近であり 5.0MHz-11.0MHz を満たす周波 数レンジを使用できること。 2-5-3 Tissue Harmonic Imaging に対応していること。 2-6 経食道用マルチプレ-ンプロ-ブに関する要件 2-6-1 マルチプレーンプローブであること。 2-6-2 プローブの中心周波数は 5.0MHz 付近であり 3.0MHz-6.5MHz を満たす周波 数レンジを使用できること。 2-6-3 2-6-4 2-6-5 3 導入部径が 11.0mm 以下であること。 Tissue Harmonic Imaging に対応していること。 送受信周波数は 10 周波以上切換えが可能なこと。 記録装置に関する要件 3-1 白黒ビデオプリンタに関する要件 3-1-1 プリント画素数は、970×490 ドット以上であること。 3-1-2 デジタルプリンタであること。 3-1-3 256 階調以上の画像をプリントする機能を有すること。 3-2 カラービデオプリンタに関する要件 3-2-1 プリント画素数は、720×468 ドット以上であること。 3-2-2 デジタルプリンタであること。 3-2-3 昇華型熱転写フルカラープリント方式であること。 3-3 DVD レコーダに関する要件 3-3-1 画像記録用 DVD レコーダを有し、本体操作パネルにて録画コントロールが 行えること。 4 周辺機器に関する要件 4-1 ゼリーウォーマが超音波診断装置本体に内蔵していること。 4-2 研究用超音波ワークステーションによる画像閲覧可能なこと 4-3 研究用超音波ワークステーションにて2D および3D スペックルトラッキング 解析が可能なこと。 5 DICOM キットに関する要件 5-1 DICOM の Storage(静止画、動画)、MWM、Enhanced DICOM SR に対応しているこ と。 6 性能、機能以外に関する要件 6-1 搬入、据付、配線及び調整 6-1-1 機器の搬入、据付、配線及び調整については、ご施設の診療業務に支障を きたさないよう、ご施設の職員と協議の上その指示による作業を実施するこ と。 6-1-2 設置工事は、納期・工事期間のスケジュールをご施設の職員と事前に打ち 合わせをし、そのスケジュールに従い完了すること。 6-1-3 指定納入場所への設置に関する据付、配線、調整等の作業は契約金額内で 施工すること。 7 保守体制等 7-1 保守体制 7-1-1 通常の使用で発生した故障の修理及び定期的保守点検を実施できる体制で あること。 7-1-2 障害時対応として、修理部品が用意されていること。 7-1-3 サービスエンジニア体制が整っていること。 8 保証期間 8-1 納入検査確認後 1 年間は、通常の使用により故障した場合は無償修理対応可能 なこと。
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