(様式5) 二国間交流事業 共同研究報告書 平成 20 年 3 月 31 日 独立行政法人日本学術振興会理事長 殿 共同研究代表者所属・部局 京都大学 (ふりがな) 職・氏 名 1. 事 業 名 相手国( ロシア )との共同研究 2. 研 究 課 題 名 さい 教授・齋 対応機関( 数理解析研究所 とう きょう 藤 恭 RFBR じ 司 ) 複素代数多様体の解析と幾何 3. 全 採 用 期 間 平成 18 年 5 月 1 日 ~ 平成 20 年 4 月 30 日 ( 2 年 ヶ月) 4. 研 究 経 費 総 額 (1)本事業により交付された研究経費総額 4,575 千円 初年度経費 2,075 千円、 2年度経費 2,500 千円、 (2)本事業による経費以外の国内研究経費総額 0 3年度経費 0 千円 千円 -1- 5.研究組織 (1)日本側参加者 (ふりがな) 氏 所 属・職 名 名 研 究 協 力 テ ー マ さいとうきょうじ 齋藤恭司 京都大学・教授 全般(対数型微分形式) 新潟大学・教授 特性類と剰余表示 北海道大学・教授 超平面配置 東京農工大学・教授 対数型微分形式と自由因子 熊本大学・教授 振動積分と周期積分 新潟大学・教授 特異点の代数解析 慶應義塾志木高等学校・教員 因子の補集合の局所係コホモロジー 大阪大学・助教 ミラー対称性とコアメーバ 東京大学・COE 研究員 コクセター配置 北海道大学・COE 研究員 ベクトル束と超平面配置 神戸大学・助教 超平面配置の補集合の位相 神戸大学・博士課程 b-関数 潔 筑波大学・准教授 D-加群と超局所解析 優 東京大学・COE 研究員 超局所解析 すわたつお 諏訪立雄 てらおひろあき 寺尾宏明 せきぐちじろう 関口次郎 たなべすすむ 田辺 晋 たじましんいち 田島慎一 かわはらゆきひと 川原行人 うえだかずし 植田一石 やじまひろゆき 八嶋洋行 あべひろゆき 阿部拓郎 よしながまさひこ 吉永正彦 なかやまひろまさ 中山洋将 たけうちきよし 竹内 まついゆたか 松井 (2)相手国側研究代表者 所属・職名・氏名 ロシア科学アカデミー制御問題研究所・上級研究員・ALEKSANDROV, Aleksandr Grigoryevich (3)相手国参加者(代表者の氏名の前に○印を付すこと) 氏 名 ○G.A. Aleksandrov 所属・職名(国名) ロシア科学アカデミー制御問題研究所 ・上級研究員(ロシア) 研 究 協 力 テ ー マ 全般(対数型微分形式) S.M. Gusein-Zade モスクワモノソフ国立大学・教授(ロシア) 特異点の位相幾何学 A.K. Tsikh クラスノヤルスク国立大学・教授(ロシア) 全 露科学技術情報研究所・上級研究員(ロシ ア) クラスノヤルスク国立大学・准教授(ロシ ア) クラスノヤルスク国立大学・助教(ロシア) 振動積分とコアメーバ クラスノヤルスク国立大学・准教授(ロシ ア) モスクワ独立大学・講師(ロシア) 代数関数の代数解析 クラスノヤルスク国立大学・研究員(ロシ ア) 特性類の剰余表示 A.N.Kuznetsov I.A. Antipova E.N. Materov T.M. Sadykov A.I. Esterov A.V. Shchuplev 複素代数幾何学 代数関数のメラン変換 トーリック幾何 ニュートンポリゴン -2- 6.研究概要(研究の目的・内容・成果等の概要を簡潔に記載してください。) 本共同研究は申請書に述べたように複素多様体とその因子の組の解析と幾何を専門とする日本及びロシアの 研究者が共通の関心のもとに研究交流を行なうことを目標としていた。 具体的内容では複素代数多様体の因子に対する対数的微分形式の理論と対数的自由因子について、特性類や その留数表示の理論、特に超平面配置に由来する因子の研究、又それらの因子の補空間のコホモロジーや位 相構造の研究、更にそれ等、因子に特異点を持つ超幾何方程式やガウス・マニン接続の研究等が日露の参加 者の共通の関心テーマとなった。 以下に述べる通り、日本及びロシアで当交流事業に基ずく研究会を都合 4 回開催した。各テーマについて、 日露双方の研究者が各々の最新の研究成果を持ち寄り研究発表を行ない、活発な研究交流が行なわれた。 今回の交流事業参加者には研究者としてのキャリアを始めたばかりの若手研究者の割合も多く、彼らに非常 に新鮮な印象を与え、又それをきっかけとして個別の研究交流も生まれた。又、シベリアのクラスノヤルス クという比較的、日本と近い場所に活発な研究活動を行う研究集団がある事が、認識され、今後の新たな交 流の手がかりになった。その個々の進展については後で述べるので、ここでは触れない。 A. 平成 18 年度 i) 複素解析多様体上の解析と幾何 研究集会 会場: モスクワ 独立大学 会期: 2006 年 8 月 14 日(月)-18 日 (金) プログラム: 別紙 1 参照。 なお、日本側参加者の関口、田辺及び田島はモスクワでの研究集会の後クラスノヤルスク大学に行き同大学 で土曜、日曜と共同セミナーを行ないクラスノヤルスク側の参加者との研究交流が図られた。 ii) 複素解析多様体上の解析と幾何 研究集会 会場: 京都大学 数理解析研究所 会期: 2006 年 12 月 11日(月)-15 日 (金) プログラム: 別紙 2 参照。 なお、この研究集会は数理解析研究所の研究集会として開催されたので日露の共同事業参加者のみならず国 内外からも多くの参加者を得て盛会であった。そこで報告された成果は現在数理解析研究所講究録として現 在出版の準備をしている。 B. 平成 19 年度 i) 複素解析多様体上の解析と幾何 研究集会 会場: クラスノヤルスク国立大学 会期: 2007 年 8 月 15 日(水) ー 20 日 (月) プログラム: 別紙 3 参照。 ii) 複素解析多様体上の解析と幾何 研究集会 会場: 東京農工大学 会期: 2007 年 11月 19 日(月) - 24 日 (土) プログラム: 別紙 4 参照。 -3-
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