材料試験研究センター 土木建設材料の各種性能を評価します (1)力学的特性・性能の評価 ① 機 械 式 万 能 試 験 機 (50kN) 概 要:断 面 修 復 材 や 防 水 層 な ど の 各 材 料 に つ い て ,引 張 ,付 着 ,せ ん 断 ,伸 び 試 験 な ど の力学的性能を精度よく評価 性 能 : 最 大 50k N~ 最 小 0.05k N で 変 位 & 荷 重 を コ ン ピ ュ ー タ で 制 御 可 能 ② 油 圧 式 耐 圧 試 験 機 お よ び 万 能 試 験 機 (300kN,2000kN) 概要:主にコンクリートおよび鋼材の所定材料における品質管理試験を行い, 要求水準を満たしているかどうかを評価 性 能 : 油 圧 式 耐 圧 試 験 機 : 1000kN,2000kN,万 能 試 験 機 : 300kN,2000kN 機械式万能試験機 油圧式耐圧試験機 (2)耐久性の評価 ①連続結露試験機 概要:塗装鋼板試験体を結露させ、腐食の促進により 錆 の 発 生 ,塗 膜 の ふ く れ お よ び は が れ の 発 生 状 態 を 調査し、塗料の耐湿潤性を評価 性 能 : 試 験 機 内 温 度 50±1℃ ,相 対 湿 度 98% 以 上 空 気 流 量 湿 潤 箱 内 容 積 の 約 3 倍 /時 回 転 環 の 速 さ 毎 分 1/3 回 転 ②複合サイクル腐食試験機 概要:海洋環境や凍結防止剤などの塩害環境を再現し 連続結露試験機 材料の耐塩害性などを評価 塩水噴霧と乾燥などを組み合わせることにより, より短時間で材料の耐久性を評価 性能:湿潤モード 室 温 ~ 55℃ 湿 度 95% ~ 100% RH に 固 定 塩 水 噴 霧 モ ー ド 室 温 ~ 55℃ 塩 水 噴 霧 量 80cm 2 当 た り 0.5~ 3.0mℓ /h 乾燥モード 室 温 ~ 60℃ 複合サイクル腐食試験機 ③自動電位差滴定試験機 概 要 : JIS A 1154 に 準 拠 し コ ン ク リ ー ト 中 に 含まれる塩分濃度により遮塩性を評価 性 能 :0.001%以 上 の 濃 度 に つ い て 自 動 検 出 可 能 ④ひび割れ追従性試験機 概要:主に防水層のひび割れ追従性を評価 性 能 : 水 平 変 位 10mm,周 波 数 10Hz で 稼 働 可 能 室 温 18~ 30℃ で 制 御 ⑤防水性試験装置 自動電位差滴定試験機 概要:主に防水層の防水性を評価 性 能 :最 大 0.7MPa で 加 圧 可 能 ひび割れ追従性試験機 防 水 性 試 験 装 置 (3 台 ) (3)耐候性の評価:環境負荷試験機 概 要 : 目 的 に 応 じ た 温 度 ,相 対 湿 度 ,負 荷 時 間 , 繰返し回数を設定することにより 環境負荷による材料の劣化・変状の発生等 の耐候性を評価 性 能 : 温 度 -40℃ ~ 150℃ ,湿 度 20~ 98%RH 温 度 上 昇 時 間 ‐ 40℃ → 100℃ (45 分 以 内 ) 環境負荷試験機 温 度 下 降 時 間 20℃ → ‐ 40℃ (50 分 以 内 ) 上記条件下で任意に設定し自動制御可能 ( 4 ) 疲 労 寿 命 の 評 価 : 疲 労 試 験 機 (100kN,200kN,4000kN) 概要:繰り返し定点載荷試験により鋼部材やコンク リ ー ト 部 材 ,継 手 な ど の 疲 労 強 度 を 評 価 性 能 : ① 小 型 : 最 大 荷 重 100kN,ス ト ロ ー ク ±100mm ② 中 型 : 最 大 荷 重 200kN,ス ト ロ ー ク ±125mm ③ 大 型 : 最 大 荷 重 4000kN,ス ト ロ ー ク ±75mm 社団法人 日本建設機械化協会 施工技術総合研究所 疲 労 試 験 機 (100kN) 〒417-0801 静岡県富士市大渕3154 TEL.0545-35-0212 FAX.0545-35-3719 http://www.cmi.or.jp 大型構造疲労研究センター 鋼・コンクリート・複合材の構造疲労特性を調査します (1)大型構造物の構造特性および疲労特性の評価 100kN、200kN、4,000kN の疲労試験機によって、各種構 造物の構造特性や疲労特性を把握する試験が可能です。試 験体の大きさや試験目的に応じた試験が行えます。 ①4,000kN 疲労試験機 概要:最大荷重 4,000kN の大型疲労試験機では、大型構造 物や極厚(最大 100mm)鋼材および溶接継手などの疲労 試験が可能です。 項目 形式 仕様 油圧サーボコントロール方式 静的最大荷重 ±6,000kN 動的最大荷重 4,000kN(範囲) ストローク 繰返し速度 150mm 0~500回/分 (振幅5mmで200回/分) 板材:板厚100mm×幅300mm 試験体の最大寸法 チャック間距離:3,010mm 曲げ試験:幅2.5m×長さ20m ②200kN 疲労試験機 4,000kN 大型疲労試験機 概要:ロープやコンクリート柱などの長尺試験体の曲げ試 験が可能です。取外し可能な可搬タイプですので様々な ニーズにお応えします。 項目 形式 仕様 油圧サーボコントロール方式 静的最大荷重 ±250kN 動的最大荷重 ±200kN ストローク 250mm 繰返し速度 0~660回/分 (振幅5mmで300回/分) 試験体の最大寸法 曲げ試験:幅1m×長さ10m 200kN 疲労試験機 ③100kN 疲労試験機 概要:取外し可能な可搬タイプです。容量は小さいですが、 高速運転が可能です。 項目 形式 仕様 油圧サーボコントロール方式 静的最大荷重 ±125kN 動的最大荷重 ±100kN ストローク 200mm 繰返し速度 0~1800回/分 (振幅1mmで600回/分) 試験体の最大寸法 幅2m×長さ4m 100kN 疲労試験機 (2)移動輪荷重載荷による耐久性の評価 実際の大型トラックの走行を模擬した移動輪荷重疲労試験を行います。実物大試験体の載荷が可能 で、鋼床版や舗装などの輪荷重の繰り返しに対する耐久性を評価します。 仕様の異なる2台の試験機があり、目的・用途に応じて使い分けることができます。 ①屋外輪荷重疲労試験機(1号機) 概要:総重量 28 トンの載荷台車を繰返し往復させ る移動載荷を行います、ゴムタイヤを 2 軸 4 輪 に装着させることで、大型トラック後軸の走行 を模擬します。 項目 形式 載荷台車重量 仕様 電動ウインチ駆動方式 28トン(軸重14トン×2軸) 移動距離 無段階可変式(最大20m) 移動速度 毎分5往復(移動距離3m時) タイヤサイズ 295/80R22.5 屋外輪荷重疲労試験機(1号機) 試験体の最大寸法 幅10m×長さ20m ②屋外輪荷重疲労試験機(2号機) 概要:最大総重量 14 トンの載荷台車を繰り返し往 復させる移動載荷を行います。ゴムタイヤ 2 軸 2 輪を装着し、大型トラック後輪の走行を模擬 します。 項目 形式 載荷台車重量 仕様 電動ウインチ駆動方式 最大14トン(輪重7トン×2輪) 移動距離 無段階可変式(最大10m) 移動速度 毎分7往復(移動距離3m時) タイヤサイズ 11R22.5 16PR 屋外輪荷重疲労試験機(2号機) 試験体の最大寸法 幅8m×長さ15m (3)トラック載荷試験場 概要:実際の大型トラックを載荷することで、鋼 床版など生じる実応力挙動を直接的に把握す ることができます。 項目 車型 積載量 軸重 仕様 7トン積み大型2軸トラック 8トン 前軸4トン、後軸10トン トラック載荷試験ヤード 試験体の最大寸法 幅4m×長さ8m 社団法人 日本建設機械化協会 施工技術総合研究所 〒417-0801 静岡県富士市大渕3154 TEL.0545-35-0212 FAX.0545-35-3719 http://www.cmi.or.jp
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