平成25年11月号 - 徳島県遺族会

 平成二十六年七月五日開館を
目標として取り組んでいる、戦
没者の顕彰と悲惨な戦争・平和
の大切さを語り継いでいくため
の施設「徳島県戦没者記念館 ︱
あしたへ︱ 」の地鎮祭を平成
二十五年十月二十五日執り行い
ました。
記念館には、徳島県内出身戦
没者の写真、遺書、遺品等を展
示するとともに、七千柱を超え
戦争に関する施設一
覧」等を展示する予
定です。
開館時には、記念
事業として、徳島県
と沖縄県の「語り部」
による体験談発表を
る展示写真の検索ができ
予定しています。開
るパソコンシステムも導
館 後 は 毎 月、「 語 り
入 し ま す。 館 内 壁 面 に
部」による体験談発
は、世界と日本と徳島の
表を行います。また、
そ れ ぞ れ の 戦 前、 戦 中、 「 語 り 部 」 に よ る 体
戦後の歴史をまとめた
験談発表は録画保存
「年表」、各都道府県遺族
され、来館者が録画
会の協力のもとに作成し
された体験談をいつ
た、大東亜戦争の空爆被
でも視聴できるよう
災地に関する「地図」
「写
にします。
真 」 等 の 資 料 と「 平 和・
自由民主党
徳島県支部連合会への
はじめての要望
初詣
︱平和の祈りとともに ︱
徳島県護国神社
︽諸祈願︾
家 内 安 全・ 厄 祓・ 交 通
十 月 三 十 日、 県 遺 族 会 は、
安全・会社新年祈願等
自由民主党徳島県支部連合会
へ の は じ め て の 要 望 活 動 を ︽開門時間︾
元 日 は、 午 前 〇 時 か ら
行った。徳島市で行われた要
午後六時まで
望を伝える会には、遺族会か
二 日 以 降 は、 午 前 八 時
ら増矢稔自民党徳島県遺族会
三〇分から
支 部 長、 亀 代 高 男 常 任 総 務、
午後五時まで
白川潔常任総務の三名が出
席。 自 民 党 徳 島 県 連 か ら は、 ︽左義長︾︵どんど︶
一月十五日㈬午前十一
竹内資浩会長、嘉見博之幹事
時 か ら 神 事・ 午 後 三 時
長、樫本孝政務調査会長、丸
ま で。 お 正 月 の し め 飾
若祐二政務調査会長代理、八
りや古いお札などお焚
名の政務調査会正副委員長等
上致します。焼餅、しょ
が出席した。
うが湯の接待がありま
遺族会からの要望項目は次
す。
のとおり。
︵県への要望項目︶
一 知事の護国神社参拝
二 「 徳 島 県 戦 没 者 追 悼 式 」
の毎年開催
三 沖縄「徳島の塔」参拝事
業及び海外戦跡慰霊巡拝事
業への支援
︵国への要望項目︶
一 総理・閣僚の靖国参拝の
定着
二 戦没者の遺族に対する特
別弔慰金の継続と増額
三 公務扶助料等の改善
四 戦没者遺児による慰霊友
好親善事業及び遺骨帰還事
業の拡充
徳島県護国神社社務所
TEL 088-669-3090
第163号
徳 島 県 遺 族 会 会 報 (1) 平成25年11月15日
「徳島県戦没者記念館−あしたへ−」
地鎮祭執り行う
発 行 所
徳島市雑賀町
東開21番地1
徳島県遺族会
一般財団法人
TEL(088)636-3212
発行責任者
米 川 孝 宏
印 刷
グランド印刷㈱
平成25年11月15日 (2)
徳 島 県 遺 族 会 会 報 第163号
山俊雄文教厚生委員会委
員長)はじめ県議会議
員、兼西茂徳島県町村会
会長はじめ県下各市町村
長、並びに各種団体代表
といった四十一名の来賓
と、約四百五十名の遺族
が出席した。
大会では、本会に対し
功労のあった田村清朔監
事はじめ五名に「名誉大
会 長 表 彰 」、 阿 部 健 夫 理
事はじめ二十名に「会長
表 彰 」、 阿 波 市 遺 族 会 事
務局松本有美恵氏はじめ
五名に「感謝状」が授与
徳島県戦没者遺族大会が挙行される
九月二日徳島市の「あ
わぎんホール」において
徳島県戦没者遺族大会が
盛大に開催された。大会
には名誉大会長の飯泉嘉
門徳島県知事、尾辻秀久
日本遺族会会長(代理の
畔 上 和 男 専 務 理 事 )、 後
藤田正純自由民主党徳島
県 連 会 長( 当 時 )、 山 口
俊一財務副大臣(当時)、
福山守衆議院議員、三木
亨参議院議員、中西祐介
参議院議員(代理の仁木
基 裕 秘 書 )、 杉 本 直 樹 徳
島県議会議長(代理の中
された。
大会で決議された内容
は別表のとおり。
なお、近藤年江女性部
長が「徳島県遺族会女性
部の活動」について発表
を行うとともに、特別講
演として、日本大学法学
部の百地章教授が「憲法
改正と靖国問題」につい
て講演を行った。百地教
授の講演内容は次のとお
り。
靖 国 問 題 に つ い て は、
小泉総理の靖国神社参拝
に対して、反靖国を叫ぶ
原告たちが全国で訴訟を
提起したが、八件の裁判、
いずれも原告完全敗訴で
あった。首相の靖国神社
参拝は、憲法上、全く問
題ない。
憲 法 改 正 に つ い て は、
首都直下型大地震の発生
が 危 惧 さ れ て い る の で、
新たに、緊急事態対処規
定 を 設 け る 必 要 が あ る。
また、防衛・安全保障上、
第 九 条 二 項 を 改 正 し て、
自衛隊を「軍隊(国防軍)」
と改めることは不可欠で
ある。さらに憲法改正の
規 定 が、 世 界 で 一、二 位
晃
照夫
巖
清朔
慶治
を争うほど改正条件が厳
しいので、そのハードル
を下げる必要がある。現
在の憲法はGHQによっ
て押し付けられたもので
あり、改正により日本人
自身の手に取り戻すべき
である。
名誉大会長表彰
徳島市
井上
小松島市 吉田
美馬市
藤川
海部郡
田村
板野郡
池内
会長表彰
徳島市
鳴門市
阿南市
吉野川市
阿波市
三好市
勝浦郡
決 議︵案︶
椋本 正子
高原 治子
尾崎 正義
濵 和子
山田 健次
矢田 幸子
廣瀬 雅教
三木富美代
浦島 櫻子
大谷一之進
村山智江子
近藤 吉正
澤口 俊夫
東條 博
名西郡
那賀郡
海部郡
板野郡
三好郡
会長感謝状
阿南市
阿波市
美馬市
勝浦郡
板野郡
阿部 健夫
花川 正司
近藤 孝市
榮 冨子
白川 潔
宮成 廣幸
片山 順二
松本有美恵
三宅 久美
上村 博已
塩津美惠子
本日ここに平成二十五年度徳島県戦没者遺族大会を開催して、総力をあげて次
の各項の実現を期する。
記
平成二十五年度徳島県戦没者遺族大会
一、世界の恒久平和を目指し、戦争の悲惨さを戦後世代に語り継ぐこと。
一、総理・閣僚等の靖国神社参拝の定着を図ること。
一、国の戦没者追悼施設新設構想を阻止すること。
一、戦没者遺族に対する処遇は、国家補償の理念に基づき改善すること。
一、戦没者等の遺族に対する特別弔慰金を継続し、増額すること。
一、戦没者遺児による慰霊友好親善事業及び遺骨収集事業等を拡充すること。
一、全国戦没者追悼式への国費参列者の増員及び対象範囲を拡大すること。
一、戦没者の孫・曾孫世代の会として「青年部」をつくり、組織の強化を図ること。
一、戦後政治を総括し、真の保守政治の回帰に努めること。
一、徳島県戦没者記念館 ︱あしたへ ︱の来年七月開館を成功させること。
以 上 決 議 す る 。
平成二十五年九月二日
(3) 平成25年11月15日
徳 島 県 遺 族 会 会 報 徳島市住吉4丁目7-27
088-623-3507
上浦喜代志
徳島市佐古三番町13-3
088-652-2966
鳴
門
市
上田 哲夫
鳴門市撫養町斎田字浜端西93
088-686-2208
小 松 島 市
尾崎 義明
小松島市中郷町加藤34
08853-2-2383
阿
南
市
松原 良明
阿南市畭町亀崎74-6
0884-22-3172
阿
南
市
池添 哲哉
阿南市見能林町中村6-2
0884-22-5133
吉 野 川 市
近藤 年江
吉野川市鴨島町西麻植字江川8-4
0883-24-1470
吉 野 川 市
後藤田重喜
吉野川市川島町桑村2514
0883-25-2392
阿
波
市
吉川 精二
阿波市市場町尾開字八坂264-2
0883-36-2538
美
美
三
三
馬
馬
好
好
市
郡
市
郡
小笠 功
美馬市美馬町字城47番地
0883-63-4905
木下 豊幸
三好市山城町下名1623
0883-84-2328
三
好
市
福田 敬二
三好市池田町州津中津1668
0883-72-0722
勝
浦
郡
東 功
勝浦郡上勝町大字旭字東浦9番地
08854-6-0483
名
西
郡
近藤 忠夫
名西郡石井町高川原字高川原2098-2
088-674-3451
名
名
西
東
郡
郡
阿部 健夫
名西郡神山町阿野五反地279-1
088-678-0489
那
賀
郡
亀代 高男
那賀郡那賀町小仁宇大坪102
08846-2-1603
海
部
郡
田村 清朔
海部郡海場町浅川字イナ43-2
08847-3-1008
板
野
郡
近藤 隆弘
板野郡板野町吹田字町西63
088-672-0670
戦没者遺族相談員制度について
芝 正裕
市
市
女性部千羽鶴奉納
市
島
門
孫・ひ孫の組織化へ
島
徳
鳴
ご 遺 族 か ら の 相 談 に 応 じ て、 助 言 等 を 行 っ て く れ る「 戦 没 者 遺 族
相 談 員 」 は 表 の 十 九 名 の 皆 様 で す。 十 月 一 日 か ら 二 年 間 の 任 期 で ご
徳
県 遺 族 会 女 性 部( 近 藤 年 江 部
長 ) は、 昨 年 度 か ら 千 羽 鶴 奉 納
088-662-1771
「 孫・ ひ 孫 の 組 織 化 」 に つ い て は、
中央の「新生遺族会のあり方を考える
徳島市論田町本浦下19-12
遺 族 の 相 談 業 務 に あ た る こ と に な り ま し た。 各 担 当 地 区 の 戦 没 者 遺
米川 孝宏
の 取 組 を 行 っ て い る。 昨 年 度 は、
市
特別委員会」で、各県五十名から百名
島
族 相 談 員 に、 特 別 弔 慰 金 や 公 務 扶 助 料 に 関 す る こ と な ど お 気 軽 に ご
徳
十一月二日の例大祭に本県護国神
電話番号
程度の組織化、名称は「青年部」と組
住 所
相談ください。
氏 名
社、十一月十四日に沖縄「徳島の
担当地区
塔」及び沖縄県護国神社、今年度
は六月二十三日「沖縄の日」に沖
縄県護国神社、八月十四日に全国
戦 没 者 追 悼 式 参 列 団 が 靖 国 神 社、
九月十三日に高知県護国神社、十
月二十七日には岡山県護国神社に
── 戦 没 者 遺 族 相 談 員 名 簿 ──
(厚生労働大臣委託) 〔委託期間 平成25年10月1日〜 27年9月30日〕
織 決 定 さ れ て い る。 本 県 に お い て も、
こ れ ま で、 戦 没 者 記 念 館 ︱ あ し た へ
︱ の 写 真 募 集 に あ わ せ て、 孫・ ひ 孫
の実態調査を実施してきた。このほど、
孫一,七百二十一名、ひ孫三,〇四二
名等の集計がまとまった。今後、この
なかから、各地区二名以上の推薦をあ
奉納を行った。今後も継続的に取
組を行っていく。
1 ご旅行期間 2014年1月19日㈰~
1月22日㈬の4日間
2 ご旅行代金 お1人様当たり173,000円
(15名様以上の場合)
上記ご旅行代金は 2013 年8月7日
現在有効の航空運賃を基準として
おります。
3 添 乗 員 添乗員は1名同行します。
4 ご旅行代金のお支払い
ご旅行のお申込時に、お申込金と
してお1人様当り 20,000 円お支払
いいただき、残金はご出発日の 14
日前までにお支払いいただきます。
■お申し込み・お問い合せ 企画
徳島県遺族会 TEL 088-636-3212
げてもらい、年内に「青年部」の会員
既にお配りいたしておりますフィリピン慰霊巡
拝のパンフレットについて、多くの会員様より日
数の短縮及び旅行代金の軽減をしてはどうかとい
うご意見をいただきましたので、再度フィリピン
巡拝4日間の旅を企画いたしました。
一人でも多くのご遺族様また広く一般の方にも
ご参加いただきたく、再度パンフレットを作成い
たしましたのでご案内いたします。
名簿を作成、三月の理事会、評議員会
フィリピン慰霊巡拝4日間の旅
において組織決定を行う予定である。
新企画
第163号
遺族会の動き
︵十月︶
日~ 日 日本遺族会全国事務局長・
職員研修会(金沢市)
日 相談員研修会(県庁)
日 徳 島 県 戦 没 者 記 念 館 地 鎮 祭( 護
国神社)/徳島県戦没者記念館
企画委員会(護国神社)
日 ~ 日 中 国・ 四 国 ブ ロ ッ ク 有 志
の会(岡山県)
25
平成二十五年度
平成二十五年九月~十一月行事実施
︵九月︶
2日 平成 年度徳島県戦没者遺族大
会(あわぎんホール4階大会議室)
9日 徳島県戦没者記念館企画委員会
(護国神社)
日 ~ 日 中 国・ 四 国 ブ ロ ッ ク 会 議
(高知市)
日 ~ 日 英 霊 に こ た え る 会 中 国・
四国ブロック会議 (香川県琴平町)
神恩感謝祭(護国神社)
日
13
三好遺族連合会
平成二十五年九月十九日、那賀郡那賀町鷲敷地区
の岡本キヨノさんが百歳を迎えられました。県遺族
会の増矢会長に代わりお祝い状と、記念品をお届け
しました。
岡本さんは長年農業に励まれ、二年前までは庭の
草抜きも手伝っていましたが、現在はデイサービス
を利用しながら、家族の支えと、暖かい介護によっ
て元気に生活をされています。当日は、ご家族とお
祝いに駆けつけた娘さん、お孫さんに囲まれてとて
も幸せそうでした。益々のご健康、ご多幸を心から
お祈り申し上げます。
那賀町遺族会会長 亀代 高男
平成二十五年八月二十二日、名西郡神山町上分の森本房子様の百歳誕生
日を迎えられ県遺族会からの祝い状と記念品を上分地区会長の大西敏雄会
長と共にお贈りして参りました。この地区は神山町
でも一番奥に面して神通の滝に近い場所です。房子
様は現在、徳島市国府町の娘様の所で生活しており
大変元気で掃除するのが日課だそうです。兄妹も大
勢いましたが皆居なくなり、苦労の多かった自分が
現存なのが不思議だとのことです。
当日は、家族二十名程度集まって楽しくお祝いをし
ておられました。ありがとうございましたとお礼を申
されました。今後共、元気に過ごされます様御祈念い
たします。
名西郡遺族連合会会長 阿部 健夫
26
11
日~ 日 沖縄「徳島の塔」参拝
日~ 日 日本遺族会女性部研修会
(KKRホテル東京)
女性部等研修会(護国神社)
︵十一月︶
平成二十五年十一月~
平成二十六年一月行事予定
2日 徳島県護国神社例大祭
6日 正・副会長会(護国神社)
運営委員会(護国神社)
︵十一月︶
28
日
日 日 本 遺 族 会 事 務 局 長 会 議( 旧 九
段会館)
全 国 戦 没 者 遺 族 大 会( 自 由 民 主
会館8階ホール)
︵十二月︶
19 15
戦没者慰霊祭・遺族大会
のご冥福をお祈り申
し上げ、厳粛の内に
法要は終了いたしま
した。
続いて、三好遺族
連合会遺族大会を執
り行ない、国旗並び
に三好遺族連合会旗
掲揚のもと国歌斉
唱・戦没英霊に対し
黙祷が捧げられ、会
長挨拶の後、遺族会
活動に多大なる貢献
を頂いた方に表彰
状・感謝状が贈呈さ
れ、来賓のご祝辞を
頂いた後、遺族会決
議文を朗読・確認し
盛会裏に大会を終了
致しました。
三好 市 池 田 町 箸 蔵 地 区 遺 族 会の石 井 サワヱさんが、平 成二十 五 年 七 月
二十八日に満百歳に成りました。おめでとうございます。
当日、徳島県並びに三好市及び徳島県遺族会、三好遺族連合会よりお祝い
状と記念品が贈られ、また箸蔵地区遺族会から祝百寿のトロフィーが贈られ
ました。色艶もよく、お話もしっかりしてお
り、ハツラツとして、とてもお元気で百歳と
は思えぬご様子でした。
何時までもお元気で過ごされますよう心
からご祈念申し上げます。
三好遺族連合会会長 福田 敬二
12
日
平成二十五年︵一月︶
9日 正・副会長会(護国神社)
日~ 日 海外慰霊巡拝( フィリピン)
下旬 日本遺族会常務理事会
22
支部だより
平成二十五年十月
二 十 二 日( 火 )、 三 好 市
池田総合体育館に於い
て、三好遺族連合会(三
好市遺族会・三好郡遺族
会)は三好市、東みよし
町により挙行頂いている
戦 没 者 追 悼 式 と は 別 に、
毎年秋に三好仏教会及び
詠 歌 会 の ご 協 力 に よ り、
戦没者慰霊祭を行ってお
ります。
今年は、三百二十名参
加のもと、厳かに法要が
とり行われました。
ご詠歌奉詠のもと
三十名の僧侶の読
経 の 中、 仏 教 会 会
長の回向の文に続
き、 主 催 の 三 好 遺
族連合会長の祭文
並 び に 焼 香、 ご 来
賓慰霊の言葉並び
に 焼 香、 続 い て 遺
族その他一般の
方々の焼香があり、
戦没ご英霊の永久
25
28
10
25 17
27
18 13
30
18
19
19
心よりお慶び申し上げます
祝百歳
平成25年11月15日 (4)
徳 島 県 遺 族 会 会 報 第163号